買っちゃった


8年間世話になった相棒に別れを告げて、先日こいつがうちに来てくれました。
減税とか補助金とかに踊らされたのもないとは言いませんが、久しぶりに「乗りたいッ!」と思ってしまいまして。
雪が降る前にしっかり慣らしをしつつ、楽しもうかな。

懐石とか手を出すことになるとは思わなかった

先月末、師匠と先輩弟子の皆さんを招いて席開きをしました。
といっても、ソフト・ハード両面で正式の茶事なんかは到底無理なので、略式のお茶会、それもあくまで稽古の延長ということでさせていただきました。
 
それでも、点心としての松花堂弁当、汁椀、煮物椀に加えて、強肴・焼き物・香の物の預け鉢や酒などを準備して、なるべく茶事に近い形をと心がけましたが。
 
 料理の方は客の好みを考えて献立を決めることから始まって、前日までに出汁取りや材料の下ごしらえ等々、中々大変でした。
 
献立はおおざっぱに以下の通り
松花堂弁当
 物相飯 湯葉細造り 数の子と青豆の和え物 豆腐と蓬麩の田楽 春菊と人参の白和え
・汁椀
 梅麩 蕨 熨斗大根
・煮物椀
 かぶら蒸し
・預け鉢
 焼物:鮭の甘酢漬け柚味噌かけ
 炊き合わせ:筍 凍み豆腐 菜の花
 香の物:沢庵、小茄子、おくら
 
和え物・香の物以外は全部自作。企画当初はどこかに頼もうと思っていたんですが、そういうのって気持ちも込められないし、何よりあんまり美味しかった試しがない。せっかくの機会だしいっちょ頑張ってみるかという事で挑戦してみる事にしました。
他の方々みたいに良いお道具でもてなすなんてのは不可能なんで、せめて料理くらいは、というのもありましたし。
 
これまでに何度か客として茶事に呼んでもらう事はあって、ある程度予想はしてたのですが、亭主役というのはその想像以上に大変で、前日なんかほとんど寝られませんでした。
しかしその甲斐あってか、何とかお客さんには喜んでいただけたみたいで一安心でした。
もちろん、不手際や失敗は沢山ありましたけどねー。
 

今度(機会があればですが)は、もっと上手くやりたいと思っています。