【模型】

1/20マクラーレンMP4-30Japan GP


MP4-30のバリエーション3種目。
フジミのように無意味なバリエーション展開じゃなく、初期型、中期型、後期型という必然性があるので買って後悔することなし。むしろ作って並べることで1年の進化(試行錯誤?)がよく分かる、「立体資料」としての価値があるキットです。
大きな変更点であるノーズはもちろんのこと、リアカウルのフィンといった細かなところまで丁寧にリサーチ、再現されています。変な突起のついたノーズの裏面がこんな形状になっているとは・・・、模型を手にして初めて理解できる構造です。
相変わらずのエンジンレス仕様ですが、フォルムを楽しむにはこれで充分(そもそも弱っちいホンダエンジンなんて作りたくもないし)。製作の敷居も低くなりますしね(笑)。
ジョニー・ウォーカーのロゴがオミットされているのはちょっと残念ですが、今のご時世、仕方ないんでしょうなあ。

【模型】

HG 1/144「ザクI (デニム/スレンダー機


OVAGUNDAM THE ORIGIN」に登場するザクIパイロットはあのデニムとスレンダー。なんかTVアニメ1話のふたりとは全然イメージ違うし、搭乗機もこちらの方が強そう(笑)。
ORIGIN版ザクはシャア専用も含め関節部やフレームなど共通部品が多いので(まあ実際にMSが存在してもそうなるんだろうけど)、旧ザクながら頭部が小さくマッチョなスタイリングになりました。これだったらショルダーアタックも充分に効果ありそうです。
スレンダー機とデニム機では肩パーツが異なるのですが、無理をすれば差し替えで2タイプ再現も可能。MS用マシンガン、MS用対艦ライフルASR-78、ヒート・ホーク、MS用バズーカA2型と武装も豊富に付いてくるし、組みやすいし、パチ組みのみで見栄えも良いし、しかもよく動く。アニメのイメージから離れてもオーケー!という人にとっては最高の旧ザクでしょうね。
キットとしての出来は僕も100点満点だと思うけど、旧ザクがこんなにかっこいいはずないじゃん!と手放しには褒めたくないひねくれ者。

【模型】

1/220「ノイシュバンシュタイン城」


言わずもがな、某米国有名アニメ会社にパクられたドイツの古城。
古いキットですが、さすが城郭模型の雄、童友社!今でも定番商品として生産が続けられているので入手も容易、とてもありがたいことです。
完成するとかなりの大きさになりますが、そのまま組んだだけではただのハリボテのおもちゃ。しかし「素材」と割り切って、ディテールを追加したり、塗装に時間をかければ大化けしそうなキットです。
城郭模型の良いところはキットだけでそのままジオラマにできること。ジオラマ製作の練習にもピッタリな1点です。国内の城のように考証に気を使う必要もないし、自由な発想で作れるところも魅力的!
バンクシーバージョンで作ってみようかしらん(笑)

【模型】

バンダイ「Xウイング・スターファイタ


手のひらサイズのXウイング。
スター・デストロイヤーと同様に超絶の金型技術で、かなり細かくモールドが入れられています。
ただこちらはパチ組みだとちょっとツライ。一応、色分け用のシールも付属していますが、さすがにシールだと厚みがありすぎてチグハグになってしまう印象。
ということは塗装??このサイズの模型を塗り分けていくのは至難の技で、お手軽キットではあるのですが、模型としての難易度は少々高めになっています。
キャノピーもクリアパーツではありませんが、さすがにそこまでは気になりませんね。
細かなところはあまり気にせず雰囲気重視でパッと作っちゃった方が良いキットかな。
値段的にレッド中隊の5機を揃えるのも良さそうです。
ちなみにスケール表記はないものの実質1/144らしく、ミレニアム・ファルコンと並べられるのもうれしいところ。

【模型】

バンダイ スター・デストロイヤー


メカコレクションのSW版、「ビークルモデル」の第一弾。
全長10cm程度の手のひら模型ですが、かなり意欲的な1点。実質ワンコイン商品なのに手抜きは一切なし!わざと小さな模型にして、そこにどこまでSWメカのごちゃごちゃディテールが盛り込めるかを追求し、バンダイの技術力を世に知らしめようという強い意志が感じられます。
単にハイディテールということだけなく、10cmという大きさを考えたプラの厚みも計算し尽くされていて、目に見える部分はスケール感を損なうことない「薄さ」が表現されている点もすごいなあと思います。
パーツ数はわずかで、ゲート処理まで含めても組みあげるのは30分あれば充分。白一色の機体を見ていれば、ウェザリングしたくなるのも当然。で30分くらい筆塗りを楽しむ。すると、とんでもない完成品があらわれるという。「ええい!バンダイのキットは化け物か!」です(笑)

【模型】

バンダイ 1/12「カイロ・レン」


見所はなんと言ってもそのローブとマントの素材。射出成形でこんな見事な質感の衣装が表現できるなんて、バンダイ凄すぎ!
そのままパチ組みするだけで、完成品フィギュアに全く引けを取らない完成度。知らない人が見たら「プラモデル」と言っても信じないでしょうね。
この技術をフィードバックして「ダース・ベイダーver.2」が欲しいけど、たぶん、必ず出ると思う(笑)
問題はカイロ・レンの劇中での活躍。役者、演出を含めてあまり好きにはなれなかった。続編で印象が変わることを期待しつつ。

【本】

『エフワン モデルライブラリ2』


月刊「モデルグラフィックス」に掲載されたF1作例を1冊にまとめたもの。今回は第2号で、サブタイは「”赤き皇帝”ミハエル・シューマッハとそれを継ぐ者たち編」となっています。
再編集版の割には4200円と高価だけど、過去記事を漁るのは面倒くさいし、こうして1冊にまとまっていると製作の際の「辞書」がわりにも使えるので、まあ良しとしましょう。