ポケモン竜王戦2024 最終32位 メモ

記事として思い出を残しておきたかったのでメモ。

https://yinyangpoke.hatenablog.com/entry/2024/01/23/000645

上記の構築を使用し最終32位だった。本戦権利は8位までしか得られない。

1ロムでしか参加出来ない制限や、一人で環境考察を続けるにはある程度限界があるので、このような特殊ルールは複数人で考察することでかなり有利になると感じた。

特に45戦という対戦回数制限がマッチングや運の噛み合いとして非常に大きい要素なため、複数人での使用は完成度の高い構築を予選で殺さないことにも繋がる。

対戦回数の限られた大会は久しぶりに手に汗握る対戦をさせてくれた。この感覚を忘れていたし、この集中力でランクマッチにも取り組みたいと思った。

S11最終98位 2113 匿名ハバタクカミ

構築のコンセプトは「初手のアドバンテージ」。初手で出し負けないポケモンを探し続け、襷ウーラオスカイリュー等を試したがどうしてもケア出来ない裏目が残ってしまった。そこで「何をしてくるか分からないハバタクカミ」であれば相手視点で甘えた行動が出来ないことに気が付き、その1ターンでアドバンテージを勝ち取り逃げ切ることを意識した。「個性の無い並び」で再戦での一点読みも出来るだけケア。

偶然ではあるが、前回記事に引き続き今回も相手の初手ウーラオスをカモる並びとなった。ウーラオスの水流連打は「確定急所なためダメージが伸びず追加効果もない」のでもしかしたら今の環境で一番カモりやすいのかもしれない。

 

・レンタル

youtu.be

・構築経緯

出来るだけ択を生まずに運負けしにくいポケモンとして最初は気合の襷を持ったウーラオスを初手に出すことから考えた。このポケモンはパオジアンに氷柱落としを撃たれにくく、ハバタクカミが電磁波を撃ってきたとしても麻痺さえしなければ数的有利から展開を進めやすい。

しかし考えることは多くの人が同じで、初手でウーラオスミラーが起きた場合はインファイトの同速負けゲーになってしまったり、それを避けるために交代をしても拘りアイテム蜻蛉返りからのハバタクカミ展開の餌食になってしまうこと、そもそも初手ガチグマを無視したパンチグローブ型に負けてしまう等の無視出来ない裏目が多く没となる。

他にも色々試したが省略すると最終的に「初手HB電磁波ハバタクカミがブーストエナジーバレしていなければ強い」とういうことに気が付いた。

 

・個別解説

採用順に解説し、努力値調整意図については優先度が高い順に記載する。

146(124)-x-107(252)-155-155-189(132+)@ゴツゴツメット

みずテラスタル

ムーンフォース 祟り目 電磁波 挑発

HB

A200ウーラオスの水流連打99%耐え

出来るだけ高く

S

最速トドロクツキ抜き

準速パオジアン抜きの188にしていたら素早さ種族値を知らない初手鉢巻きトドロクツキに非テラス叩き落とすを撃たれまくったため上げた

C

大体の耐久振りウーラオスゴツゴツメット3回+ムーンフォースで倒す

(拘りスカーフ+みずテラスタル想定)

 

匿名性の鬼。相手に展開をさせず、自分の展開だけを通す。

こちらのガチグマが誘うカイリューやウーラオス、オーガポンに対してかなり有利を取れる型。アイテムが見えないハバタクカミに対して交代という選択が非常に脆く、ある程度以上の対面性能があるポケモンには交代をさせないため電磁波が通る。電磁波を無効にする地面枠ではハバタクカミの拘り眼鏡を受けられない。

特にサイクル構築は初手の拘りスカーフウーラオスのみずテラス水流連打でアイテム不明のハバタクカミを倒す動きがテンプレ化しており、その動きにこちらもテラスタルを合わせることで一方的に数的有利を取れる。ジャポの実ではダメージが足りずこの動きに対応出来ないためゴツゴツメットを採用した。

チオンジェン+ドヒドイデのような並びはドヒドイデしかハバタクカミ受けがいないことも多く、挑発+ゴツゴツメットドヒドイデを削りムーンフォースを撃つことで相手に1匹を切らせることも出来る。これもゴツゴツメットにしか出来ない。

 

ハバタクカミの裏にはウーラオスやオーガポン、カイリューのようなステルスロックが刺さってしまうポケモンを置くことが多いがその点も高速からの挑発でケアが出来ている。特にコノヨザルに対しては挑発→電磁波でテラスを使わせながら裏の圏内に入れ、命懸け無効が偉い。

 

初手に耐久振りのハバタクカミを出して電磁波を撃つ動きに関してはかなり否定的な考えであったが、一番選出されやすいウーラオスには電磁波を絡めずに対面処理が出来ること、ブーストエナジーと違い交代をしても損をしにくいこと、相手視点で拘りアイテムや気合の襷を切れないこと等を考えると使用感はかなり良かった。

183(220)-165(76+)-124(156)-x-117(4)-137(52)@お面

ツタこんぼう ウッドホーン 電光石火 剣の舞

HB

A200ウーラオスのグローブ水流連打+アクアジェット耐え

A200テラスタル水流連打耐え

S

準速サーフゴー抜き

A

余り 効率の良い11n

 

高い対面性能を持っていながら崩し枠にもなれること、相手のハバタクカミのブーストエナジーが見えていれば耐性を活かして後投げが出来ることを高く評価して採用した。

ハバタクカミとオーガポンはどちらもテラスタルに依存しない型であるが、どちらもテラスタルをすることでケア出来る範囲が大幅に広がるため並びとしての相性がかなり良い。

素早さを少し遅く設定しているためミラーに弱いようにも思えるが、こちらのハバタクカミが相手のオーガポンに麻痺を入れやすいため遅いことを不便に感じたことはなかった。

調整は振り直すのが面倒だったためくろもち君が使っていたものを流用した。いや、パクった。

175-200(252+)-121(4)-x-80-149(252)@気合の襷

インファイト 水流連打 アイススピナー アクアジェット

フェアリーテラスタル

AS

振り切り

ミラー意識のS244振りも試したがパーティーの性質上2匹目以降に展開することが多く、削れた状態で相手のウーラオスと対面すると一方的に不利になりやすかった

 

特筆すべきことも無いがオーガポンと並びの相性が良い襷枠であり、ハバタクカミの甘えるにも耐性がある。

氷技はカイリューの羽休め連打等にリスクを与えられる冷凍パンチが好みではあるが、インファイト+冷凍パンチではHBカイリューに対して非常に怪しい乱数なためダメージ意識でアイススピナーを採用。

 

ラスタルは後発カイリューのスケイルショット展開を咎められるようにフェアリーを採用した。途中までゴーストで使っていたが後発のノーマルカイリューはそもそもキツくないこと、スケイルショット型に対しても運が悪くない限りは負けないがテラスタルが余った時に安定択を取れるフェアリーが良いと判断した。

オーガポンとウーラオスは通常カイリューに強いとは言えないため、ウーラオスのアイススピナーでテラスタルを強要するかオーガポンで事前に剣の舞を積んでごり押せるように準備をしたい。

175(68)-202(236)-140(196)-x-121(4)-101(4)@拘り鉢巻き

逆鱗 アイアンヘッド 炎のパンチ 神速

ノーマルテラス

HB

A204カイリューのノーマルテラス+1しんそくをマルチスケイル込みで2耐え

【SVシングルシーズン8】壁レジエレキ入りマルチ展開【最終18位】 - 真昼の星

 

対面性能の高い強力な先制技持ちで、初手に出しても2匹目以降に出しても強い。たまに当たるハッサムをメタルコートに戻してあげるための炎のパンチ採用。

こちらのハバタクカミが相手のステルスロックを拒否出来るため裏に置き、マルチスケイルを盾にした強引な後出しから高火力を押し付けることも出来る。

初手に出した場合は弱点保険をケアした交代や電磁波を撃たれることが多く、拘り鉢巻きの火力で咎めそのまま試合を終わらせることも多かった。

HA振りではなく物理方面に寄せているのは相手のカイリューに対して投げる展開を多く想定しているため。特殊に対しての耐久は元々足りているので非常に使い勝手が良い。

自然と崩し枠になれることもポイント。

191(228)-x-116(4)-180(84+)-129(140)-111(52)@拘り眼鏡

ゴールドラッシュ シャドーボール 10万ボルト トリック

でんきテラスタル

HD

C205イーユイの等倍拘り眼鏡火炎放射を耐える

S

ミラーや中速を意識

C

余り

ラスタル+10万ボルトでドヒドイデを余裕を持って倒す

 

上記の対面駒4匹ではほぼ間違いなくドヒドイデが絡む受けサイクルに勝てないため電気テラス+拘り眼鏡で採用。拘り眼鏡や10万ボルトが見えるとドヒドイデが居座ってくれずに択になってしまう可能性があるので「サーフゴーの一手目がテラス10万ボルト」になることを意識する。

受け構築に対しての崩しだけを意識するならイーユイを採用した方が良いように思えるが、選出画面での圧力が高過ぎるが故に選出じゃんけんをしているだけになることも多く、それなら崩しの力を落としたとしても相手が想定しやすい動きをしてくれるサーフゴーの方が勝率を稼ぎやすいと判断した。パーティーに鋼がいないとこちらのカイリューの耐久型を切られてしまう懸念もあった。

 

220(252)-x-189(252+)-155-86(4)-72@食べ残し

ハイパーボイス 瞑想 欠伸 月の光

どくテラスタル

HB

クレセリアを越える圧倒的耐久

 

主に相手のカイリューへの切り返しや毒を絡めた低速サイクルへの崩しとして採用。

ここまで物理耐久に振ることでカイリューへの切り返し性能は素晴らしく、欠伸や瞑想を絡めることで起点にすることさえ出来た。

似たような役割のポケモンとしてカバルドンを採用していたこともあったが、自らが詰め筋になれない点や「ノーマルタイプがいる」という圧力で相手のハバタクカミがこちらの削れたハバタクカミにゴースト技や電磁波撃ってこないケースが多かったため、圧力としてもガチグマが優れていると判断した。

 

・選出

パターンが多過ぎるので柔軟に。

対面構築ミラーは

ハバタクカミ オーガポン ウーラオス カイリューから4匹が多い

 

・雑感

最終日付近に初手置きポケモンをウーラオスからハバタクカミに変更したため細かいところで改善出来そうな箇所が見受けられるが、コンセプトを通すという意味ではある程度は形になった。

ハバタクカミの情報がかなり大切な並びなので出来るだけ「個性の無い並び」にすることで再戦での型バレ読みを避ける努力をした。気が付いている人はいたかもしれないが露骨な読み行動はされなかったのでこの試みも成功だったと思う。

今月はかなり久しぶりに2ロム体制で上を目指したが、「負けてももう1ロムある」という慢心であまり集中して対戦出来なかったのでこの点はかなり反省。

S8最終52位 2113 HBオオニューラ始動展開

構築のコンセプトは「一方的な上振れ」。詳しくは後述するが「ウーラオスの水流連打には運負けしない」ということに気がつき、「相手に水流連打を気持ち良く選択させながらそれをカモる」ことを最重視した。レギュレーションDはウーラオスが最強のルールであり採用していない構築の方が珍しいので環境とコンセプトが上手く合っていたと感じる。副産物としてパオジアンを呼びやすい構築にも仕上がり、こちらもカモにすることが出来るため勝率に繋がった。

このコンセプトを実現するためのポケモンとしてオボンの実を持ったオオニューラを選択。ウーラオスの水流連打を誘えるとともに、こちらはフェイタルクロー+インファイトで処理が出来るため再現性の高い上振れを狙える。

レンタル

youtu.be

 

・構築経緯

環境初期にうわっきー君(@Porygon__X)が使っていた、気合の襷オオニューラ+テツノツツミ+カイリューの展開が作業的でありながら非常に強力であると感じたので自分なりにアレンジした。特に環境に増えてきた「オオニューラに有利ということになっているサーフゴー」をカモることを意識している。

オオニューラは無対策の相手には圧倒的な強さを誇る一方で、対策の厚い相手に対しては何も出来ないという状況が発生しやすい。しかし裏を返せば相手が取る行動が分かりやすいため軸に据える価値があると感じた。

気合の襷では連続技や先制技への耐性が乏しかったので次にHB振り拘りスカーフのすりかえからの展開を考えた。こちらもある程度は強くシーズン中盤で2桁を維持することは出来たが、少し後の時期に増えてきた硬いサーフゴー入りに対しての安定行動が少なく、使っていて気持ち良くなかったため諦めた。

隠密マントの流行等により一時期はオオニューラから離れていたが、冒頭で説明したように耐久振りのオボンの実であればウーラオスやパオジアンをカモりながら裏のサーフゴーを含めた並びまで処理が出来ることに気が付き採用した。かなり自信があったので最終日以外ではランクマッチで使わずに動きがバレないよう気を付けた。

 

・個別解説

採用順に解説し、努力値調整意図については優先度が高い順に記載する。

187(252)-182(124+)-95(116)-x-102(12)-141(4)@オボンの実 軽業

ゴーストテラスタル

インファイト フェイタルクロー シャドークロー 毒菱

HB

A189パオジアンの氷柱落とし+氷の礫をオボン込み確定耐え
A200パンチグローブウーラオスの水流連打+アクアジェットを約99%耐え

HD

C205拘り眼鏡ハバタクカミのムーンフォース≒C176拘り眼鏡テツノツツミのハイドロポンプを約88%耐え

前者は振り切りが少なく、後者は命中率考慮で少し乱数を甘えた

C187ハバタクカミのムーンフォースを約99%でオボン込み2耐え

A

技の追加効果は非考慮。

175-121連撃ウーラオスをフェイタルクロー+インファイトで約95%で倒す

155-101パオジアンをフェイタルクロー×2で倒す

155-101パオジアンのゴーストテラスをフェイタルクロー+シャドークローで約20%で倒す

終盤はあまりされなくなったが猫騙しケアのテラスタルやゴーストタイプ引きにも追加効果を考えると一貫してフェイタルクローを押しやすい

175-116サーフゴーをシャドークロー×2で約90%で倒す

サーフゴーに対してシャドークロー+後述のテツノツツミのハイドロポンプが183ダメージ~

=オオニューラに出てきたサーフゴーに対して明確な処理ルートがあり、展開の順番をシャドークローや被ダメージから確認出来る

S

余り。一時期は軽業込みでブーストエナジーの発動したテツノツツミ抜きにしていたが、相手目線では抜かれていて出してもらえないため全く活きず、他に回した方が有意義と判断した。

 

かなり自信のある配分。フェイタルクローの追加効果がなくとも数値が足りていることが本当に偉く、役割遂行の上振れとして運勝ちがついてくる、

ほとんどの構築で採用されている「ウーラオス パオジアン ハバタクカミ」を起点にしながら対面で勝つことも出来る。

隠密マントが採用されていない構築ではフェイタルクローに運負けしないように処理を急がなければならず、結果として読みやすい素直な試合展開になりやすい。

ウーラオスやハバタクカミがこちらに運勝ちするには1度の試行回数で急所に当てなければいけないが、こちらはフェイタルクローによって耐久振りのラインすらズラすことが出来る上に、上振れの後攻催眠を引いた場合は確定で毒菱展開にまで繋げられる。あまりにも不平等である。

パオジアンに対して誰もが頭を抱える「氷柱落としで怯んで何も出来ない」という問題を軽業のオオニューラなら素早さ関係を逆転することで誤魔化せる。氷柱落としは命中不安技なため運ゲを仕掛けているのはこちら側とまで言えるかもしれない。

オオニューラは優秀な複合タイプによってテラスタル択になりにくい点も評価が高い。たまにウーラオスが毒テラスタルを使ってきたが無効に出来る状態異常は毒だけであることや、そもそも裏のテツノツツミやカイリューには全く強くないテラスタルの使い方なため問題がない。

A種族値が130もある格闘タイプなため投げられる鋼は実質サーフゴーやアーマーガアに絞られる。

終盤環境で増えていた風船サーフゴーを触る展開も多く後述のカイリューが活かしやすかった。

かなり重要な知識として「どく」と「もうどく」では3ターン目まで合計ダメージが同じなため基本的に毒菱は一度しか撒かない。

193(212)-204(252)-116(4)-x-121(4)-105(36)@食べ残し

ノーマルテラス

神速 地震 竜の舞 羽休め

HB

A204+1ノーマルテラスカイリューの神速をマルチスケイル込みで2耐え出来るライン

A

不特定多数の相手を削り切るために特化

155-101パオジアンを毒ダメージ1回と+1ノーマルテラス神速で倒す

131-103ハバタクカミを毒ダメージ1回と+1地震で約81%で倒す

A204拘り鉢巻き地震耐えまで落とせるので耐えられることは少ない

S

+2状態でテツノツツミ抜き

ミラー意識で少し多めに

 

オオニューラからの毒菱展開を最も活かせるポケモンとして採用した。

特筆すべきことは特にない普通の型であるが、毒ダメージの絡んだダメージ計算式は頭に叩き込んでおく必要がある。

この手のカイリューはテラスタルを使わされた後に出てくる気合の襷持ちウーラオスが厳しくなりがちだがその問題も毒菱によってクリア。雑にテラスタルを切ると毒で気合の襷を潰すターンにインファイトで倒されるのでタイミングには注意が必要。

竜舞カイリューの天敵である甘える持ちのハバタクカミでさえも毒状態にすれば突破出来る。

タイプ相性も含めてとにかくオオニューラと相性が良い。

131-x-134-176(252)-81(4)-206(252+)@ブーストエナジー

ゴーストテラスタル

ハイドロポンプ フリーズドライ アンコール 身代わり

C

131-155ハバタクカミを毒ダメージ4回+ハイドロポンプで倒す。

155-85パオジアンを毒ダメージ1回+ハイドロポンプで約69%で倒す。

175-81等倍ウーラオスを毒ダメージ2回+ハイドロポンプで倒す。

これらを満たすために毒菱は1回であることが重要。

S

ミラーやハバタクカミ意識で最速

HD

テツノツツミミラーでステルスロック込みのフリーズドライ被弾後の生存率が約68%から約82%になるため端数振り。

 

相手の展開を止めながらこちらも展開出来るポケモンとして採用。オオニューラは竜舞カイリューに強い打点がないため追加効果を引けない場合は起点にされかねないが、ブーストエナジー持ちでゴーストテラスタルのテツノツツミを採用することで展開負けを防げる。

今までに過去の記事でも紹介したように様々な「ハイドロポンプを撃たないアプローチ」に取り組んできたが今回が一番上手くいったように感じる。ダメージ計算ではハイドロポンプ絡みを多く載せたがこれはあくまでも保険。実際はアンコールで切ってカイリューに繋ぐ展開も多いためハイドロポンプは上振れ要素となる。アンコールの存在によって直線的な展開でありながらかなり選択の幅が広い。

軽業を発動したオオニューラを止めるために相手は先制技を撃つことが多く、ゴーストテラスタル込みの耐性やアンコールは並びとしての相性が良い。

212(228)-132-158(44+)-x-122(236)-67@フィラの実

地震 ステルスロック 欠伸 吹き飛ばし

HB

A200パンチグローブウーラオスの水流連打を素で約95%耐え(木の実を食べない乱数がある)

A200拘り鉢巻きウーラオスの水流連打をフィラの実込みで約97%耐え

HD

C205拘り眼鏡ハバタクカミのテラスタルムーンフォースを約94%耐え

C176テツノツツミのハイドロポンプを確定耐え

余り

 

オオニューラでは展開負けしてしまう壁やバトンを誤魔化す枠として採用。同じ吹き飛ばし持ちのディンルーや呪いミミッキュも試してみたが、相手目線で舐めた選出が出来ないカバルドンに落ち着いた。

カイリューに後出しからマルチスケイルを削る動きも勿論優秀だが、選出画面にいるだけで相手の選出が予想しやすいのも評価が高い。カバルドンの圧力によって初手に呼びやすいポケモンは基本的にオオニューラが有利を取れるので、パオジアンや拘り眼鏡のハバタクカミまで含めると8割近くはオオニューラの有利対面から試合を始められていたように感じる。

毒菱だけでは崩し切れないサイクルや特にキョジオーン相手は後述のウーラオスやサーフゴーと合わせて崩していく。

フィラの実でも対ウーラオス性能は保てていたので問題はなかった。

175-200(252+)-121(4)-x-80-149(252)@黒い眼鏡

悪テラス

暗黒強打 不意打ち 剣の舞 身代わり

A

大体の耐久振りHBカイリューステルスロック+テラス暗黒強打で倒す。

あらゆるポケモンを破壊

S

拘り眼鏡サーフゴーに対して安心して技を撃ちたいので最悪でも同速になる準速。

遅いミラーを抜ける(目安)

 

ここまでで状態異常が効かないキョジオーン入りが特に厳しかったので身代わり持ちで採用。キョジオーンがボディプレスを持っていない場合はフェアリーテラスであろうが暗黒強打で貫通出来る。特性の不可視の拳によって守るを貫通出来るため、守る+身代わりのキョジオーンにも誤魔化されない。

キョジオーンとよく組んでいる耐久振りカイリューとハバタクカミを倒すために黒い眼鏡を持たせた。+2テラス不意打ちは半減のハバタクカミでさえ余裕のワンパンなので止めることは非常に困難。

余談ではあるが、よくポケモンの話をする友人のくろもち君が「8世代の鉢巻き暗黒強打と9世代の黒い眼鏡テラス暗黒強打は指数が同じなんですよ」と喜んでいた。この型のアイデアは彼からパクった。

191(228)-x-159(236+)-153-111-110(44)@隠密マント

祟り目 気合玉 電磁波 自己再生

HB

A172パオジアンの氷柱落とし+噛み砕くを約90%耐え(目安)

S

ミラーや速いカイリュー意識

麻痺した最速の+1カイリュー抜き

余り

 

キョジオーン入りに対してはカバルドンとウーラオスで崩していく方向性は決まったが、一度キョジオーンにテンポを取られてしまうとウーラオスが着地出来るタイミングがないことが課題であった。隠密マントを持たせたサーフゴーであれば塩漬けを半減に抑えながら回復技を持てるため立ち回りに余裕があり、尚且つ電磁波のサポートによって高速ポケモンに対してもウーラオスが上を取りやすい。

本筋とは逸れるが、個人の考えとして「隠密マントの悪巧みサーフゴーで上手いキョジオーン入りは崩せない」と考えているため、隠密マントでありながらサポートに寄せている。型としての汎用性が高いのでキョジオーン入り以外にもサイクル構築相手に選出がしやすく、氷柱落としや噛み砕くによって事故が起きない点も良かった。

 

・選出

対面構築

オオニューラ+テツノツツミ+カイリュー

サイクル構築

ウーラオスカイリューの通るビジョンが見えやすい方+2匹

同時選出で役割集中をすることもある

壁やバトンの展開構築

カバルドン+2匹

その他多くは柔軟に。直線的なように見えて選択肢が多いので意外とプレイングが出る。

 

・雑感

環境の種族値が大きく上がったS8で相手に対応し続けることは無理だと考えたので押し付けることだけを考えていた。

S8の期間で8割以上はオオニューラのことを考えていたので誰よりも開拓した自信があり、それが結果に繋がって良かった。

中盤環境ではオオニューラが大流行しそれに対してのメタが蔓延したことによって諦めることも考えていたが、大多数のオオニューラ使いが「対策を乗り越えられない」と諦めてくれたおかげで月末環境ではオオニューラの通りがかなり良いと感じた。

スカバイ環境はパオジアンを筆頭としたポケモンの影響で「運が絡むくそ環境」と揶揄されることも多いが、今回のウーラオスを誘ってカモるプランのように工夫の仕方で運負けを最大限回避出来ることが分かったのは大きな収穫であった。

 

・神

オオニューラ展開が行き詰まって困っていた時の葉桜杯で前日に最強の構築を貸してくれたくろもち君(@curoGMmt)。

彼のおかげで葉桜杯を優勝出来たし、ここで折れなかったおかげで気分を前向きに考察を続けられた。

S7 テツノツツミとの記録

レギュレーションC最終シーズンS7の結果としては最終日の100~500位台をウロウロ、たまに下振れて溶けてを繰り返す失敗だった。全体を通して下振れていたとは思うが、ハイドロポンプを採用して何を言っているんだということも含めて是非最後まで読んでほしい。

この記事では自分の反省も含めて採用理由から順に説明していく。

 

テツノツツミの考察を始めた理由は主に2つ。1つ目は環境最強のパオジアンに上を取れ、タイプや補助技を含めて先制技に耐性があること。2つ目は素早さ上昇のブーストエナジーにより立ち回りの選択がしやすいこと。簡単に言えば不意のスカーフに怯えない。

これらを採用理由とし、テツノツツミに足りていない能力の穴埋めを考えた。

パオジアンより速いということに関してだが、上を取っていても1発で倒すには火力アップのアイテムがいることに加え、パオジアンは襷の採用率が高く突撃チョッキ個体も無視出来ない。つまり何かしらの削りが必須であると考えた。

これに対する回答は2つ。1つ目はクイックターンで裏に交代して次の対面時にハイドロポンプで縛る(襷パオジアンへの安定処理)。2つ目はテツノツツミを2枚目以降に出すことで、初手でパオジアンを削ったりステルスロック展開などを絡ませる。このそれぞれに対してのアプローチを考えたので1つずつ紹介していく。

 

まずは1つ目のアプローチ、クイックターンからの展開である。テツノツツミを初手に出したいので気合の襷+クイックターンはほぼ確定。初手にパオジアンを誘うためにロトムを採用しないとかキノガッサはいた方が良いとかはあるが今回その辺りは省略。

テツノツツミが初手のパオジアンに撃たれる技としては噛み砕くや不意打ち、聖なる剣やテラバースト草や電気が主である。これらに耐性を持ちながらパオジアンに切り返せるポケモンは非常に少なく、テツノツツミが不意打ちで削られてしまうことを考えると素早さ上昇の積み技や先制技を持っていることが望ましかった。ここで考えたのがフェアリーテラスのカイリューハッサムだ。しかし前者は2ターン目にテラスを強いられ、怯みや火力不足などを考慮するとパオジアンの裏にいるカイリューやサーフゴーを倒せないと断念。現実的な候補としてはハッサムが残った。

ハッサムは耐久振り+オボンの実でパオジアンの等倍珠テラバーストを2回耐える上に、削れたパオジアンをタイプ一致抜群技で貫通出来るため噛み合いが良かった。ハッサムに投げられるサーフゴーを起点に崩しを行えるように拘りスカーフ持ちのゴーストテラスイーユイを採用してパオジアン+カイリューサーフゴーに対する基本選出とした。

パオジアンは水ロトムと組んでいることが多く、拘りスカーフ持ちのボルトチェンジも流行の兆しを見せていたため初手要員のテツノツツミをテラバースト持ちの地面テラスにした。こうすることで初手のツツミロトム対面は圧倒的に有利になり、3vs2から始められることも珍しくなかった。

 

テツノツツミ@気合の襷 CS じめん

ハイドロポンプ フリーズドライ テラバースト地面 身代わり

ハッサム@オボンの実 HBベース ほのお

バレットパンチ とんぼ返り 泥棒 インファイト

イーユイ@拘りスカーフ CS ゴースト

オーバーヒート 噴煙 悪の波動 煉獄 

 

ここまでは命中安定で固められてかなり順調に思われたが実際に対戦をしてみると想像とかなり乖離があった。瞬間火力が低いポケモン達で固めているため、特にテツノツツミがハイドロポンプを撃たされる展開が非常に多い。火力のある並びであれば安定打点のフリーズドライで裏に繋ぐことも出来るが、相手が1匹切った後のノーマルテラスカイリューの起点にならないようにするためでさえハイドロポンプを連打しなければいけない。初手のテツノツツミからパオジアンに対して引く動きは、要素を満たす高数値ポケモンがいないため安定しないという判断で没にした。

 

2つ目のアプローチは2枚目以降でテツノツツミを展開すること。初手に出すとまず引く動きから始めないといけないため対面的な動きの方が安定すると考えた。

まず初手要員としてマスカーニャを選択。S6でイーユイハバカミと並べたラインにテツノツツミを加えることで対応範囲が増すと考えた。マスカーニャは初手のパオジアンに削り+αの働きをしてほしいため特性の深緑でローキックを採用。これによって相手視点では2ターン目にマスカーニャの不意打ちで縛られている上に、裏にいるかもしれないテツノツツミのアンコールに怯えて交代を誘発しやすい。現に全てのパオジアンが交代をしてきたのでマスカーニャでトリックフラワーや叩き落とすを撃っていた。仮に先制技を押されてもテツノツツミで再度交代択を作れるので割り切った。余談ではあるがローキック持ちのゴーストマスカーニャは叩き落とす+ローキック+ローキックでノーマルカイリューを特性が深緑でも処理が出来る。カイリューが飛行であれば叩き落とす+フリーズドライで倒せるためカイリューへの処理ルートもしっかりある。

マスカーニャが大きく削りを入れてからテツノツツミを展開すればフリーズドライでも倒せる相手が多いこと、裏から出てくる本来は撃ち負けてしまうハバタクカミにも抗える鋼のテラバーストを採用することで命中や火力の面は解決出来たように思われた。並びとして最後の自由枠も選択肢が大きく、この点も評価が高い。

 

マスカーニャ@気合の襷 意地っ張りAS ゴースト

トリックフラワー 叩き落とす ローキック 不意打ち

テツノツツミ@ブーストエナジー 臆病CS はがね

ハイドロポンプ フリーズドライ テラバースト 身代わり

 

上記の構成にすることで終盤に増えていたキョジオーンやチオンジェン絡みにも強く非常に強力であるように思えた。が、ここでもやはりカイリューとサーフゴーの壁が立ちはだかった。裏から出てくるこれらを倒すには最低でもハイドロポンプを1度は当てないといけない。勿論裏との並びでハイドロポンプを2回以上撃つことがないように組んではいた。しかし、なぜかレートは上がらなかった。

 

ここでようやく気が付いた。ランクマッチは勝った時と負けた時で貰えるレートが同じわけではない。勝って5くらいしか貰えないこともあれば30失うこともある。そう、ハイドロポンプは平等ではないのだ。ハイドロポンプには重みがある。

もし仮に負けたらレートを30失う試合でたった1回のハイドロポンプを外しまったら、貰えるレートが15の試合でさえハイドロポンプを2回当てて2勝しないといけない。テツノツツミを基本選出に組み込んだのだから。

 

一連の流れに気が付いたのはほぼ最終日になってからだった。自分としてはランクマッチではなく大会のような、1戦の重みが同じ前提で考えていたことが最大の失敗だったと考える。明らかに構築作成段階でランクマッチへの理解が足りていなかった。

素直にパオジアンを使っていればという後悔が無いと言えば嘘になるが、間違った思考を続けた期間が一か月で良かったとも思う。心のどこかでパオジアンの絶対零度の強さを認めながらも納得は出来ないという気持ちがあったのかもしれない。

S6最終93位 2076 マスカイーユイ

以下の構築を使用してS6最終93位だった。

コンセプトは「立ち回りの一貫」。詳しくは後述するが、1つの対面を例に挙げてもテラス択や追加効果等で全てに対応することは不可能だと考えたので、ある程度の確率は割り切って確率的に強いと考えた行動を一貫させた。一方通行に思われがちな対面構築でもタイプで無理やりサイクルを回せるようにしたため立ち回りの選択肢が広い。

高速高火力でありながらメイン技の追加効果が優秀なイーユイとハバタクカミを軸として採用することで「普通に対戦しているだけなのに運で余裕勝ち」という展開も多く生まれた。

最終日が平日だったので深夜の3時くらいに最終2桁ラインには残れたと判断して撤退。

レンタルやマスカーニャの動かし方等

youtu.be

youtu.be

・構築経緯

「立ち回りの一貫」について

少し長くなってしまうが本構築に置いて最重要事項であるため深堀りする。レギュレーションC環境に置いて一番大切なことは「相手の初手パオジアンとディンルーをどうするか」であると考えた。この2匹は数値の高さから初手に投げられることが多く、甘えたポケモンを初手に出すと一気に試合の流れを持っていかれる可能性がある。

結論から言うと、各種テラスタルやアイテムの全てに対応することは不可能であると考えたが、その中で一番割り切れる要素を見つけることが出来た。それは「氷柱落としによる怯み」である。今まで最優先で拒絶していた要素ではあったが、氷柱落としの命中率や怯みを引く確率、そもそも氷柱落としを採用していない個体まで考えると妥協をするならここなのではないかと考えて方針を固めた。鋼テラスタルのイダイナキバやディンルーを使って怯まされてテラスを確認後に交代されることも、飛行テラスタルカイリューが怯まされて対面負けをすることも、本質的には同じことであると捉えた。

この要素を妥協した時に一番初手ポケモンとして安定するのはマスカーニャであった。マスカーニャであればディンルーに強いのは勿論、パオジアンを深緑発動後のトリックフラワーで倒すことが出来て、拘り鉢巻き持ちは素早さが遅いことや拘りスカーフ蜻蛉返りからのロトム引きを嫌って氷の礫を撃ってくることも多い。怯みさえ割り切ってしまえばかなりの範囲を対応出来るため、相手依存のテラス択や交代をするよりも何倍も安定するように思えた。

この動きでは2ターン目に気合いの襷パオジアンの先制技でマスカーニャが縛られているため、次のターンの引き先として拘りスカーフイーユイを採用した。この2匹が本構築の始点であり、対面構築ミラーで立ち回りを一貫させる土台となる。

対面構築の弱点として初手ポケモンが撃ち負けて2vs3からスタートすると展開を捲ることが難しいが、イーユイをゴーストテラス、ハバタクカミをノーマルテラスにすることで撃たれやすい技に対して1ターンを生み出し、相手視点ではケアしにくい勝ち筋を残した。

 

・個別解説

採用順に解説し、努力値調整意図については優先度が高い順に記載する。

 

151-178(252+)-93(20)-x-90-173(236)@気合いの襷

岩テラスタル

トリックフラワー 叩き落とす 不意打ち テラバースト

A

深緑発動トリックフラワーで155-101パオジアンを確定1発

トリックフラワー+深緑トリックフラワーで155-91マスカーニャを約90%で倒す

叩き落とす+イーユイの噴煙がB112D106セグレイブに205~242

叩き落とす+岩テラバーストがマルチスケイルB115カイリューに182~219

S

最速パーモット、準速トドロクツキ抜き

ミラーをトリックフラワーで殴り合った際に抜かれて深緑を発動させるため

 

構築の始点であり要。気合いの襷と深緑の範囲により環境に居るほとんどのポケモンと撃ち合える。前述したようにパオジアンに対して撃ちあえる貴重なポケモンであり、拘りスカーフをケアして氷の礫を撃たれることや、命中不安を嫌ってかテラバーストを撃ってくるプレイヤーもいたため、机上論で考えていた以上の対面勝率を叩き出せていたと感じる。

元々この枠はキノガッサを採用し、草テラスの強要やサーフゴーの選出を誘導し後述のイーユイを通しやすくするプランを取っていたのだが、ゴーストテラス択や不快交換に悩まされて安定しないと考えマスカーニャに変更した。叩き落とすで相手の突撃チョッキを落として裏の特殊ポケモンを活かせることも噛み合いが良い。

マスカーニャは草+悪の範囲である程度完結しており、こちらのディンルーを初手で崩しに来るイーユイや、後投げされやすいカイリューを破壊する岩テラバーストを採用した。岩タイプであればカイリューがマスカーニャに撃ってくる神速や飛行テラバーストを半減出来るため、マスカーニャステルスロックや砂ダメージで削れた後でも勝ち筋を残せる点が強力であった。(おろしぽんずさん案)

何度か初手でミラーをすることがあり、お互いの打点がトリックフラワーしかない場合の撃ち合いで下から深緑発動+トリックフラワーで対面勝ち出来るように素早さを下げたが、その後1度もマッチングしなかったので机上の空論の可能性はある。

131(4)-76-100-205(252+)-140-152(252)@拘りスカーフ

ゴーストテラスタル

オーバーヒート 悪の波動 噴煙 バークアウト

C

バークアウトが131-81テツノツツミに105~124

身代わり後に貫通して倒せるため、マスカーニャの不意打ちがアンコール択にならない(詳しくは後述)

S

ミラーが多すぎるため準速

上から悪の波動を撃てる優位性を高く評価

 

パルデア最強のスイーパー。マスカーニャと攻めの相性が良いだけでなく、中途半端な攻撃に対してはタイプ受けサイクルが出来る点も評価が高い。具体的には初手のマスカーニャでパオジアンを襷まで削った際、次のターンにイーユイに交代をすることで氷の礫や不意打ちを透かしながら次のターンに上から行動することが出来る。

炎技が噴煙なのは主に襷パオジアンへの対面勝率を意識している。チョッキディンルーが投げられることも多く、そのタイミングで火傷を引ければ試合を終わらせられる程のパワーがある。

バークアウトは単体では使わないが並びとして非常に強力である。具体的には対面構築相手にマスカーニャ+イーユイ+ハバタクカミと選出し、マスカーニャが相手の初手を倒し2匹目にブーストエナジー持ちのテツノツツミが来ることが多いのだが、その際にマスカーニャで殴るかハバタクカミに交代するかの択になることが多かった。しかしイーユイにバークアウトを採用することで不意打ちを身代わりで透かされてもイーユイのテラスタル+バークアウトで簡単にケアが出来る。不意打ちが通った場合はハバタクカミのムーンフォース圏内でテラスタルを温存出来るため、立ち回りとして上振れを狙うことが出来た。

テラスタイプは炎が半減で強力な先制技を持つカイリューへの対策としてゴーストタイプ。「絶対に動ける1ターン」の価値は同系統のポケモンの中でもかなり高いと感じた。

このポケモンも命中安定技で遂行が出来る上に追加効果が強力なため快適なポケモン対戦を行えた。

131(4)-54-101(204)175(156)-156(4)-190(140+)@ブーストエナジー

ムーンフォース シャドーボール 甘える 痛み分け

ノーマルテラスタル

C

ムーンフォースで131-155ハバタクカミを約76%で2発

S

準速テツノツツミ+2

最速以外のミラーに負けないライン

HB

余り

A204カイリューの拘り鉢巻き地震を約81%耐え

 

かなり自信のある配分。

ブーストエナジー持ちのハバタクカミはミラーが課題で、当初は最速のBC振り分けのようなものを使っていたのだが、耐久に割かないといけない関係上火力が低く「ミラーで上を取っているのに勝てない」が多発してしまった。それに加え最速個体の数やその撃ち合いに勝たなければいけない展開は少ないと判断してBCベースの個体に絶対に勝てるようにした。

テツノツツミと撃ち合うことも多く相手が最速であった場合はこちらの努力値+性格補正が完全に無駄になってしまうことが気になったため、準速の耐久振りテツノツツミを抜けるラインまで素早さを抑えることで「活きる努力値振り」をした。先月の上位記事のブーストエナジー持ちハバタクカミの素早さラインは速くても185付近であったため耐久振りには抜かれないと判断し、実際に抜かれることはなかった。

素早さの努力値を節約したことによって火力に回す余裕が生まれムーンフォース2発でハバタクカミを倒せるようになった。76%でしか倒せないと見ると微妙に思えるかもしれないが、実際はマスカーニャの不意打ちで削っていたり、上から行動することでムーンフォースのCダウンを押し付ける等の要素が含まれるためかなり信頼出来る値である。

余った努力値を物理耐久に回すことで流行っていた鉢巻きカイリューへの後出しもしやすく、イーユイが不利対面を取った際の引き先になることも出来た。特に後発の突撃チョッキディンルーはイーユイを使う上で大きな課題であるが、ハバタクカミに交代するタイミングでは絶対にヘビーボンバーを撃たれないので甘えるや痛み分けから切り返すことが出来た。イーユイとハバタクカミは同じ特殊ポケモンでありながら相手視点では全く対処が違うポケモンなため対応を後手に回らせることが出来たと感じる。

テラスタイプはミミッキュに対してワンチャンを作れるノーマルタイプ。元々のゴーストタイプと合わせた先制技耐性と、ヘビーボンバーを含む鋼技への耐性が偉い。

ここまでの3匹では相手のキノガッサが重いように見えるがこちらがディンルーを採用している関係で気合いの襷持ちキノガッサは初手に来るため、マッハパンチを受けたマスカーニャの深緑発動トリックフラワーで2発圏内に押し込んだ次のターンにマッハパンチ読みでハバタクカミに交代をすると残数を減らさずに処理が出来る。

拘りスカーフイーユイと並びを作った時に最強のハバタクカミは間違いなくこの型だった。

157(252)-63-174(252+)-125-128(4)-106@ゴツゴツメット

鋼テラスタル

ハイドロポンプ ボルトチェンジ 放電 イカサマ

HB

あまりにも低数値なため振り切り

 

イーユイを動かす関係で浮いているゴツゴツメットが欲しかったため採用した。ほんのりディンルーにも強い。

主にハッサムやイルカマンがいる構築に対してイーユイ+ハバタクカミと出すと無力であるため選出する。見た目上はパオジアンやカイリューにも強い。

技構成はヘイラッシャ等に対して交代せずに居座れる技として放電、鋼テラスタルと合わせた対ドラゴン耐性を評価してイカサマとした。補助技を採用しなかったのは命中不安が気になったことに加え、この構築では相手に状態異常を入れた後に繋ぐ駒が少なく、ボルトチェンジからイーユイを出した方が強いと判断したためである。

低数値故に1ターンのミスが即負けに繋がりやすく、特に火力のあるハバタクカミを合わせられると一気に負けかねないので、イカサマの枠はテラバーストでも良いのかもしれない。

これは完全に後付けなのだがマスカーニャ+ロトムと並んでいることで相手視点はマスカーニャが拘りスカーフに見えるのか、パオジアン等が氷の礫で処理を急いできたり、そもそも初手のパオジアン率が低かったりで意図していないところでの活躍はあったのかもしれない。同系統の構築を一緒に使っていたおろしぽんずさんと擦り合わせを行っていた際に、ロトムを採用していないあちらの構築は明らかにパオジアンの怯みに苦しめられていたようであった。

257(212)-130-151(44)-x-100-106(252)+@食べ残し

砂地獄 カタストロフィ 挑発 身代わり

毒テラスタル

S

最速

受けループの全てのポケモンを抜く

遅いチオンジェンもハメる

HB

16n+1かつA120ヘイラッシャのウェーブタックルを身代わりが約94%で耐える

 

最強のサイクル破壊兵器。上記の4匹で対面構築ミラーで必要な要素は満たしていると考えていたため、絶対に崩せない低速サイクルへの勝率を安定させるために採用した。

受けループのような構築に対しても初手に出してテラスタルをしてしまえば毒が効かずに次のサイクルから毒びしも回収出来る。低火力ポケモンがディンルーの身代わりを割ることは困難であり、チオンジェンやモロバレルギガドレインに対しても毒テラスタルで対応することが出来た。カタストロフィに対しても身代わり連打で自分のHPを下げてしまえば問題がない。

元々の耐久が高過ぎる上に与えるダメージは定数ダメージがメインなため努力値が余り、試験的にめろーるさんから話を聞いていた最速で採用してみることで遅いチオンジェンやアーマーガアの上から挑発を撃てかなり快適に崩しを行えた。速い身代わりはドドゲザンのハザミギロチンにも屈しない。

今の環境は「パーティーにディンルーがいる」ということも重要な要素であり、ディンルーに負けないための選出を強要することで軸のマスカーニャが更に活きていたように感じる。

このポケモンのおかげで受けループには1度も負けず、記憶が正しければキョジオーン入りにも負けなかった。1発目の砂地獄の命中が気になるところではあるが「そもそも外しても相手が出来ることは何もない」ということも多く想定していたよりも気にならなかった上に、低速サイクル構築相手には85%の一撃必殺技のような感覚で使うことが出来た。

191(196)-202(236+)-115-x-120-110(76)@厚底ブーツ

ノーマルテラスタル

神速 地震 アンコール 羽休め

S

耐久カイリューミラーで上を取れるくらい

電磁波持ちサーフゴー意識

その他余り

 

ディンルー程の崩しが必要ではなく、相手にカイリューがいる時に崩し兼クッションになれる枠として採用した。ヘイラッシャ+ジバコイルのような相手に対してロトムを選出すると、ロトムジバコイルと対面した時に苦しくなってしまうため地割れが無効なポケモンが望ましく、対面的なキョジオーン入りに対しても誤魔化しながら選出の汎用性を損なわない。

低速サイクルに対してはディンルーと合わせて無類の強さを誇り、毒ディンルーの耐性とカイリューの地割れ無効でワンチャンすら許さなかった。この構築は鋼と毒タイプが不在で受けポケモン+拘り眼鏡ハバタクカミや毒びし展開が重くなりやすいのだが、ディンルーを毒にすることでこの問題をクリアできた。

ディンルーと同じで「カイリューを採用することに意味がある」と思っているため、綺麗な補完として入ってきたこの2匹にとても強さを感じる。

 

・選出

対面構築ミラー

マスカーニャ+イーユイ+ハバタクカミorロトム

イーユイやロトムを初手に出すこともあるし、カイリューを出すこともある。

サイクル構築

イーユイ+カイリュー+1

崩しにディンルーが必要か見極める。大体の構築はイーユイの火力で沈んでいく。

受けループ

ディンルー+カイリュー+1

ディンルーの初手毒テラスを徹底すれば負けない。

チオンジェン入りも似たような動きで勝てるがこちらは裏次第。ガブリアスやテツノドクガがいる構築にはディンルーは出さずに殴って崩す。

 

・雑感

S5では最終日付近の地割れディンルーの増加により思ったように勝てずかなり苦しい思いをしたため、今回は地割れの隙を生まないほどの高火力で殴って崩せるように意識して組むことが出来た。

最終週まで鋼テラスタルディンルーのヘビーボンバーや、襷パオジアンのカタストロフィ+草テラバースト等を試していたがどうも命中を含めて納得出来ず、命中が安定で高速アタッカーのイーユイに目を付けた。後者のパオジアンは上位で結果を残していたようで「感覚的に強そうなポケモン」は毎シーズン見つけることは出来ているため、あと一歩頑張りたいなといった気持ち。

結果を残せなかった次の月は平日を言い訳に2桁保存で逃げがちなのでそろそろメンタルも成長させたいところではある。

S5 グッドスタッフ 葉桜オフベスト32 レート2000↑

この構築のベースを4/15開催の葉桜オフで使用し、更に調整したものをポケモンSVシーズン5にて使用した。最終日に1900スタートのロムで2000↑付近まではサクサク超えられたが、そこから3時間程下振れが続いたため萎えて終了。冷静に振り返れば地割れの拒絶が出来ていなかったり反省点も多いため当然の結果。



・コンセプト

サイクルも出来る対面構築

 

・構築経緯

準伝解禁の環境が始まってすぐにパオジアンの火力や一貫性、安定行動に付随する運勝ち要素に注目し、間違いなく環境トップになると考えた。その上で「パオジアンに勝てるパオジアンを使えば勝てる」とも考えたため、まず汎用性を落とさないパオジアンの型の開拓からスタート。気合の襷を持ったフェアリーテラスまではすぐに決まり葉桜オフで使用。

当時の構築は対面的な動きに寄せ過ぎていたため、最終的なコンセプトとしてサイクル要素も掲げた。

 

・個別解説

採用順に解説し、努力値調整意図については優先度が高い順に記載する。

155-189(252)-109(68)-x-85-179(188)@気合の襷

フェアリーテラスタル

氷柱落とし 嚙み砕く テラバースト 氷の礫

S

フェアリーテラスタルによりミラーで重要ではないため最速テツノドクガ抜き

副産物として初手ミラーの耐久振り個体の判別が可能なことがある

A

火力意識で振り切り 

氷の礫+後述のハバタクカミのムーンフォースで131-81テツノツツミを87.1%で倒す

HB

余り

131ディンルーの地震を約90%で2耐え

 

フェアリーテラスタルのパオジアンが絶対に強いと信じて環境初期から使い続けた。

テツノカイナのような格闘タイプに対して相手目線ではテラスタルを切ることに価値が薄いターンに大きな削りを入れられることも評価が高い。

ラスタルに依存せずとも戦えるため性能を疑うことはなかった。

甘えるを持ったハバタクカミやミラーに対して能動的に攻撃をしたいため氷の礫を採用。展開が予想しやすい点も良い。

131(4)-54-103(220)-175(156)-156(4)-188(124)@ブーストエナジー

炎テラスタル

ムーンフォース マジカルフレイム 痛み分け 甘える

HB

204カイリューの鉢巻き地震耐え

C

氷の礫+ムーンフォースで131-81テツノツツミに対して乱数の効率が良いライン

S

余り

HBSをギリギリまで切り詰めることにより最速以外のミラーで負けないように

 

型としてはよくいる甘える持ちのハバタクカミであるが、ミラーで素早さに自信があるだけで立ち回りの幅が大きく広がるためかなり重要視した。

痛み分けを軸として戦う関係上Cの高さは重要ではないためテツノツツミに対して最低限の仕事を出来るラインまで下げた。アンコールを考えるとパオジアンが氷の礫を選択するかは怪しいがこのラインだけは欲しかった。

結果として最速瞑想以外には素早さで負けず、ブーストエナジー持ちの速い個体はパオジアンの氷の礫で判別出来ることも多いため非常に立ち回りやすかった。

191(244)-58-111(204)-155-125-140(60)@厚底ブーツ

炎の舞 鬼火 蝶の舞 朝の陽ざし

水テラスタル

S

準速セグレイブ抜き

ミラーは138が多いと予想して負けないように

HB

余り

ミラーで積み合ったを意識してHPを高く

(6積み展開は速い方が有利なため)

 

鬼火と合わせて環境に多いパオジアンや各種カイリュー、サーフゴーやハバタクカミ等のように物理特殊を問わず広範囲を起点にして積んでいける。

構築全体としてステルスロックを誘いやすいが、パオジアンを初手に出して裏に厚底ブーツウルガモスを置くことで相手がステルスロックを撒いた場合は実質そのターンが無駄になる。

相手に積まれてからの展開を切り返せる耐久は無いのでハバタクカミの甘えるやマジカルフレイムから展開することも多い。

水テラスタルはパオジアンやイルカマン、そしてテツノドクガやミラーで炎技を撃ち合う展開を意識している。フェアリーではテツノドクガを起点に出来ない。

詳しくは後述するがウルガモスは汎用性が高い代わりに耐久ポケモンへの遂行速度が遅い。そのため最終日付近に爆増した突撃チョッキ持ちのディンルーに地割れを連打されることも多く、実力が絡まない大きな負け筋を採用率が高いポケモンに対して残してしまったのは構築の欠陥であった。

167(4)-204(252)-115-101-120-132(252)@鋭い嘴

飛行テラスタル

テラバースト じしん アクアジェット アンコール

S

甘えたミラーで負けないように振り切り

A

ディンルーやヘイラッシャ意識で振り切り

 

パオジアンはフェアリーテラバーストでコノヨザルと撃ち合えるとは言えHB個体や気合の襷を考慮すると積極的に行うべき選択ではない。

そのためコノヨザルを含むステルスロック展開に強く、汎用性も高いアンコール持ちのアタッカー型カイリューに注目した。

先制技は神速が採用されることが多いがアクアジェットにすることでコノヨザルの行動を大きく制限出来る。ステルスロックから入ってくる気合の襷持ちに対してマルチスケイルが残るのは大きな利点だ。

採用当初は初手置きばかりしていたが後発から出しても強いことに気が付きプレイングの幅が大きく広がった。相手の補助技に対して投げてアンコールをすることで耐久型を連想させ、次のターンの交代にテラバーストを合わせる動きも強い。

231(4)-131(4)-187(196)-x-122(172)-82(132)@たべのこし

水テラスタル

地震 岩石封じ 挑発 ステルスロック

S

S-1状態の実数値123まで抜き

以下余り振り分け

最大効率にせずとも必要な耐久値は確保しているため、テツノカイナのドレインパンチやチオンジェンのギガドレイン意識でHPには厚く振っていない

HB

204カイリューの鉢巻き飛行テラバースト2耐え

同上のアイテム無しテラバースト3耐え

HD

205ハバタクカミの眼鏡ムーンフォース耐えをテラス時2耐え

 

ここまでの3匹ではセグレイブが明らかに重いためステルスロック展開も殴り合いも出来る水テラスのディンルーを採用した。水テラスであれば初手のセグレイブと殴り合うことも可能で、後発に置かれてもステルスロックで削りを入れられる。

ディンルーを使う上で一番障壁になるのは初手に出されるカイリューだと考えたので安定行動で対処出来るようにした。主に取られる行動としては①各種アイテムのテラバースト+アンコール②ほのおのうず+アンコールだと考えたので、①であれば岩石封じから相手を削りながらステルスロック展開、②であれば岩石封じからの挑発で一方的に倒せるようにした。

オボンの実がなくとも欲しい耐久ラインは確保出来たので場持ちが良い食べ残しを持たせた。厚底ブーツウルガモスと合わせてステルスロックを実質無力化しながらサイクル戦を行える。

カタストロフィを採用していない弊害として相手のディンルーへの遂行が遅いため気を付ける必要がある。オボンの実と突撃チョッキ型のどちらに対してもウルガモスの鬼火と合わせたサイクルで倒し切れるプランであったが、先述したように地割れディンルー爆増のあおりを受けて勝率を稼げない原因となってしまった。

175(100)-58-116(4)-178(196)-114(20)-140(188)@拘り眼鏡

悪テラスタル

ゴールドラッシュ シャドーボール サイコショック トリック

S

準速セグレイブ抜き

ミラー意識

HD

187ハバタクカミのシャドーボール耐え

C

余り

突撃チョッキ持ちの207セグレイブまでステルスロック+ゴールドラッシュで倒せる

 

素早さラインを高めることでセグレイブ+ヘイラッシャに対してステルスロック+眼鏡サーフゴーが刺さることに気が付き採用。ニンフィアが絡むような低速サイクルへの崩しも行える。

相手のサーフゴーや火力の無いハバタクカミに対して後出しから崩せる点も評価が高く、貴重な宿り木の種の一貫を切る枠でもある。

ラスタルが悪タイプなのはパオジアンやハバタクカミの弱点技に対して耐えるためのHPハードルを下げるため。

命中安定で固められる上に選出画面にいるだけで圧力を与えられるので採用することに意味があるポケモンだと再認識した。

 

・選出

・対面構築ミラー

パオジアン+ハバタクカミ+ウルガモス

ミミッキュ入りに対してはパオジアン残しが重要になる展開も多い。出来るだけ残数を減らさない。

ステルスロック展開(主にコノヨザル)

カイリュー+ウルガモス+1

初手カイリュー+ウルガモスで展開を無力化した時に倒せない相手に合わせてラストを選ぶ。

・低~中速サイクル

ディンルー+サーフゴー(カイリュー)

ハバタクカミ以外ならなんでも出せるしなんならハバタクカミも出せる。ディンルーの挑発が結構大事。特にキョジオーン。

 

全体的に柔軟に出せる。ウルガモスの鬼火でディンルーをめちゃくちゃ硬くする展開もある。

 

・雑感

S5は最初から自分の中では真面目に取り組んだつもりではあったが、シーズン中盤までに構築の軸がまとまってしまった悪影響で終盤まであまりこの構築を回さなかったのが仇となり、終盤の地割れディンルーの大幅な増加に気が付けなかった。ヘイラッシャの地割れは勿論ケアして組んだが、ディンルーに地割れの枠は無いと高を括ってしまったのが最大の反省点。

特に他に強い選択肢があるにも関わらず地割れを即決してくるようプレイヤーはレートが高くないことが多いため、自分のレートが2000より上でそのようなプレイヤーに無条件で負けてしまう高い確率が残っている構築は勝ち切れなくて当然である。

S4 最高2156最終97位 トドロクツキスタンダード

ポケモンSVシーズン4にて以下の並びを使用し最終97位だった。いつも通り構築が無かったので、最終日に前期の構築で強いと感じたもののなぜか流行っていなかった構築をパクって少しいじった。

【s3最終13位】雰囲気サイクルパ - 戦記

 

 

少し配分をいじったりはしたがほぼパクリなのと、ルールも変わって需要も無いと思うので今回は簡易更新。

 

SV環境が始まった最初こそ日々レートに打ち込めていたが、最近は最終日に1ロム特攻&強そうな構築を拾ってきて最終2桁に乗せてしまうという悪い成功体験が続いてしまっているので、どこかで気を引き締めなければいつか痛い目を見ると感じる。