近況

11/7(土)にネパールから無事帰国しまして、11/8(日)に引越し先の部屋決め、そして一昨日へ引っ越し、という感じでドタバタしておりました。旧居からでも物理的には全然通勤圏内なんですが、仕事が仕事なだけに「そりゃ遠いね、近くに引っ越したらいいよ〜」とボスに言われたため、都心の港区某所へやってまいりました。

ネパール旅行ですが、アイランドピークには無事に登頂できました。6000mの世界は酸素が薄すぎてマジ辛かったですが、これまでの人生のかなり上位に入る素晴らしい思い出になったと思います。カトマンズでの数日間の怠惰ライフも良い体験でした。Facebookにはリア充自慢するべく色々書いてたんですが、こっちをおろそかにしていましたw なので、これから写真を中心にUpdateしていけたらと思ってます。

ヒマラヤ登山をすると脳細胞が破壊されるという話を聞いたことがあるのですが、もしや自分もやられたかもしれません。明らかに頭の回転が悪い。これで次の仕事に臨んで大丈夫なんだろうか?というぐらいにボケた感じがします。「解雇理由:高山病で脳細胞を破壊されてしまい、バリューを出せていない」 やだなぁ・・・ 真面目に言うとニート期間が長すぎて、議論らしい議論をあまりできていないためだと思われる。

海外旅行や引っ越しでブログ離れでしたが、こうして落ち着くといろいろ書きたくなる! また書こう。

カトマンズ滞在日

Day2です。

今日はカトマンズでもろもろ買い出しです。人々の活気と排気ガスのあふれるツーリスト街のタメル地区を徘徊しながら、SIMカード、高山病予防薬、登山地図、化繊ジャケット、行動食を調達。

ちなみに、SIMは200円で買えて、500円チャージで400MBぐらい通信できます。SIMロック解除済みなら手持ちのスマホが使えるので、超絶便利です。モノの値段とかササッと調べてから交渉すれば、ボラれ防止になりますw

明日は、いよいよ登山起点のルクラへのフライトです。少し霧が出ただけで欠航になっちゃうそうで、とにかく飛ぶことを祈るばかり! 無事に到着できれば、15日間のトレッキングの始まりです。

今日のランチは、もちろんダルバート。観光地価格でも250円。


晩ご飯はカジャセットとビール。サービス料かかっても1000円に満たず。

ヒマラヤへ出発

今日から3週間、ヒマラヤ探訪です!

全旅程22日間、そのうち登山は15日間。もともとアイランドピークだけチャレンジする予定でしたが、日程をちょいと工夫して、先にカラパタールに登りに行く日程を組みました。最大到達高度はアイランドピークの6160mです。

行程 最大標高
18 東京(クアラルンプール経由)カトマンズ 1400
19 カトマンズにて登山準備 1400
20 カトマンズ(空路)ルクラ→パクディン 2600
21 →ナムチェ 3400
22 高度順応日 3800
23 →ダンボチェ 3900
24 →ペリチェ 4300
25 高度順応日 4700
26 →ロブチェ 5000
27 →カラパタール→ロブチェ 5500
28 →ディンボチェ→チュクン 4700
29 →ベースキャンプ 5100
30 登頂前トレーニン 5600
31 アイランドピーク登頂 6200
1 →パンボチェ(or予備日)
2 →ナムチェ
3 →ルクラ
4 ルクラ(空路)カトマンズ
5 カトマンズ観光(orフライト予備日)
6 カトマンズ観光(orフライト予備日)
7 カトマンズ観光→昼過ぎに出発
8 帰国→夜は100円じゃない回転寿司の予定

高度順応日はちゃんと入れているものの、なにせ富士山以上の標高に行くのは初めてのこと。あとはルクラのフライトもボトルネックになる恐れもあり、なんだかんだでこの旅程通りには進まないでしょう。特に復路は、4日間連続欠航になると日本行きのフライトに接続できなくなり、FIX航空券なので最悪片道チケット再購入です。逆に3日間までなら耐えられる設計ですが、理想的には1週間ぐらい予備日が欲しいところ。リスクを受け入れる選択をしました。

今回、アイランドピークのための3日間だけ事前にカトマンズの登山ツアー会社に山岳ガイドのアレンジを頼みました。登山許可証など手続き類の約$400を含めて、トータル$1000なり。平地のネパール人じゃなくて山岳育ちのシェルパ族の人がガイドをやってくれるみたいで心強いです。手続きを自分でやって現地で流しのガイドをつかまえられれば$700-800ぐらいで済むかもですが、さすがに6000mピークに登るのに流しのガイドを雇うのはハイリスクということでヒヨりました。それ以外の行程は、道案内を兼ねてくれそうなポーターさんを現地で1人雇います。

まずは明日、カトマンズで旅の最終準備を整えます。マジで物価が安くて品揃え豊富らしいので、街歩きも楽しみつつ。SIMカードと登山地図とダイアモックス(高山病予防薬)は絶対入手しなくては。

そして、気が早いが、冬に始まる次の仕事も楽しみで、やり残したことがあるどころかやり残したことしか無いので、絶対にちゃんと帰ってきます。アイランドピークで滑落死とかならまだしも(←こら)高山病で殺られるのだけは避けよう。ちゃんとパルスオキシメーターで酸素濃度測って、70を切ったら上がらない、60を切ったら即下降。


最後に、今回新しく買ったモノを簡単にご紹介。Amazonで購入したものは、今回はちゃんと日程通りに届きましたw

大容量バッテリー。登山中は電源の調達が限られます。カメラやスマホの充電に使います。慣らしで1回充放電しただけなので性能は分かりませんが、とりあえず不良品でないことを検証できたのでよしとする。あと、LEDライト内蔵なので登山に向いてるかもしれませんねw


Bluetoothのキーボード。登山中ではスマホしか情報端末がないので、入力の辛さを軽減するために持っていく。こちらは早めに購入してしばらく使っていたが、打鍵感もしっかりあって結構好き。キーピッチも狭いですが、狭さの割には打ちやすいです。小型キーボードで問題になりやすいキー配置も、同じく狭さの割にはナチュラルな感触で問題なし。値段もお手頃です。


あとは定番のこちらw


現地持参で読もうと思っている本たち。あっ、でもこれらは新規調達じゃなくて積読本です。重いテーマの本は読む機会をどうしても逸してしまう。

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

マネーロンダリング (幻冬舎文庫)

悪魔に仕える牧師

悪魔に仕える牧師

ツァラトゥストラ〈上〉 (光文社古典新訳文庫)

ツァラトゥストラ〈上〉 (光文社古典新訳文庫)

ツァラトゥストラ〈下〉 (光文社古典新訳文庫)

ツァラトゥストラ〈下〉 (光文社古典新訳文庫)


いやー、それにしても、こんな形でヒマラヤに行けることになるなんて、夢にも思わなかったなぁ。。。実感が沸かないとはこのことです。

では、行ってまいります!

富士山 高所順応トレーニング

18日から3週間、ヒマラヤ探訪でネパールへ行きます。現地でガイドを雇う魂胆など行き当たりばったり計画ですが、目標としてはアイランドピーク(6160m)です。

それに備え、高所順応トレーニングと酸素交換能力検査をやるべく、富士山に登ってきました。(10/10-11)

3回目の富士山、やっぱりこの山はどうしても退屈で好きになれない。。。というわけで山行記的な内容は割愛しますw

さて、今回は血中酸素濃度を測るパルスオキシメーター持参で臨みまして、山頂安静時で、SPO2:90%、心拍:70という問題ない数値。以下のサイトによれば、富士山登頂者の中では+1σレベルの優秀さらしいです。笑
http://www016.upp.so-net.ne.jp/JSMM2006/JSMM/spo2_at_altitude.htm

とはいえ、SPO2は平地だと誰でも99%が普通で、90%は本来だと危険状態。あと、心拍は自分の場合は平地で55の人なので、いかに富士山の山頂の空気が薄くて、人間の体に負担をかけるかが分かります。普通に平坦地を歩き回るだけで息が苦しい。ちなみに、心拍55は少ない部類でして、心電図検査で徐脈判定で再検査食らったことも。。。

症状としては、猛烈な眠気と軽微な頭痛に見舞われ、「あちゃー、プチ高山病だな」と思うも、眠気は、そもそも最近睡眠不足だったし、山頂で爆睡したら治ったので高山病ではなさそう、頭痛は、逆に下山してもまったく症状変わらずで、どうやら日焼け由来だとと推定。というわけで、高山には比較的強いのではないか?という風に勘違いかもしれないけど安心材料が増えたと思って、18日の出発に備えられそう。

夜景も良かったですが、やっぱりおでんが美味しかったです。花よりダンゴ。



ところで、今回はコッフェルを新調。スノーピークのトレック1400です。

スノーピーク(snow peak) トレック 1400 SCS-009

スノーピーク(snow peak) トレック 1400 SCS-009

チタン製の広くて低いタイプから、アルミ製の縦長タイプに変えました。熱伝導が良いのでおでんみたいな鍋料理に向いてます。縦長のほうがコンロの上での安定感も勝るような気がしています。ただ、熱伝導が良いせいで、口をつけてスープを飲むことが難しいという難点もありますw 900とのセットタイプも有りますが、あまり割引感もなかったし、1個で大抵事足りるので単品で。
ちなみに、リンクを貼っておきながらアレですが、Amazonで注文したところ配送予定日の表示より数日オーバーしてしまい山行日に間に合わなかったため、急遽近くの登山用品店で同じものを調達しています。。。Amazonさんへは延着扱いで返品手続きを取りました。Amazonさん、ごめんね。


さらに蛇足ですが、パルスオキシメーターというのはこういうやつです。こちらも貼っておきながらアレですが、自分はオークションで3000円のやつを手に入れましたw 特に性能差は無い・・・はずです。

朝日新聞問題に対する国外からの見方

Gotcha - The press in Japan

「捕まえたぞ!」と題する、The Economist誌の記事。 ※英語で読むのが面白いですが、Google翻訳でも意味は通じます。

朝日新聞誤報問題について書いている。任天堂慰安婦・吉田証言の3件の記事についての捏造など、事実に関する内容を本誌らしい皮肉もまじえつつ書いている部分が7割ほどを占めているが、注目に値するのは、本誌独自の見解を述べている、最後の2パラグラフ。

朝日新聞の過去に対して一定の評価をしていることが興味深い。日本のマスメディアの奇妙さを皮肉ると同時に、記者クラブのみに頼った報道の偏りとその危険性を示唆しようとしているのではないか。朝日叩きのほとぼりが一日も早く冷めて、建設的批判が交わされる日が来ることを願いたい。

Still, the Asahi has been bolder than other papers. Over the years it has reported on more big political scandals than other papers have. It has not slavishly adhered to the system of kisha, or reporters’, clubs. In these, media organisations themselves help restrict the access of other (unapproved) journalists to ministries and other official bodies. When the annals of the life of Emperor Hirohito were released this month, the imperial household allowed access to the document only to its own kisha club, despite the story’s international appeal. Neither the Asahi’s comfort-women stories nor its Fukushima coverage drew upon the kisha clubs.

しかし、朝日新聞は他紙に比べると骨太な新聞だったといえる。長年に渡り、朝日新聞は大きな政治スキャンダルを他紙よりも数多く報道してきた。記者クラブに卑屈に固執するようなこともなかった。メディア各社は、記者クラブを利用して、クラブに所属しない記者らを省庁やその他公的機関などへの取材から締め出していた。昭和天皇実録が今月発表されたが、国際的な関心の高さにもかかわらず、その内容は記者クラブのみに開示された。朝日新聞による慰安婦報道も福島報道は、そのいずれも、記者クラブとは別個に書かれたものである。

The Asahi Shimbun may now grow more timid. As it is, the scandals suggest the behaviour of a typical Japanese corporate or government hierarchy concerned with its own preservation. A chief reason for the Asahi failing for so long to admit that its comfort-women stories were false was that journalists involved in the original reporting had risen through the ranks and wielded power. Reporters are not so unlike functionaries after all.

朝日新聞は今後臆病になっていくだろう。実際のところ、今回のスキャンダルは、保身を考える典型的な日本企業・日本政府のヒエラルキー文化を示している。朝日新聞がこれほど長らく慰安婦誤報を認められなかった最大の理由は、当時の記者たちがすでに昇進し、権力を得ていたからである。結局のところ、記者も役人とそれほど違わなかったということだ。

※翻訳は練習も兼ねており我流なのでご了承ください。誤訳指摘、歓迎致します。


蛇足だが、自分はダントツで日経派。字が大きい総合紙は情報量が少なくてボられてるみたいな気分になるのでどうも好きになれない。(どうせ日経でも9割の記事は見出ししか見ないくせに)


今回の記事はこちらのIssueに載っています。

The Economist [UK] September 19, 2014 (単号)

The Economist [UK] September 19, 2014 (単号)

転職報告

2011年3月に大学を卒業した後、3年5ヶ月にわたってソ二ーでデジカメ設計エンジニアとして勤務してまいりましたが、先日8月末日を以って退職しまして、今年の冬から某外資系コンサルファームへ転職することになりました。で、現在ニート生活中ですw
まずは簡単に報告までに。