*
・もちろん高野文子案件である。昨年の不忍一箱の
レインボーブックスで購入。本の存在は知っていたが、
新刊で買うのもどうかなと思っていました。
感性は立体でも素晴らしい。表紙の折り返しに書いてある
アイコンイラストもいいわあ。だれか、これを
Tシャツにしてくれないだろうか。
・TBSドラマ「不適切にもほどがある!」を
観ています。1986年と2024年をタイムスリップ
すると昭和と令和の違いを見せてくれる。
・1986年はまだまだゆるい時代で、スケバンが
たばこを吸っていたりする。もちろん2024年で
はそんなシーンをドラマで流せないからうしろ姿
の向うに煙だけが……チラッと見せたり。1986年を
知っているだけにその辺が懐かしくて。
ディスコの食べ放題サラダバー
なんて、すっかり忘れていて大笑いしてしまった。
ディスコといえば、サラダバーでした。さすが
クドカンです。
*
読了!
・熱血ポンちゃんは、ちょっと落ち込んだときの
リポDのようなものです。
私たちが中学、高校の頃は、その時間を「技術家庭」
と呼んだ。
・熱血ポンちゃんは、「技術家庭」なんてすっかり
忘れていたことを思い出させてくれる。「不適切にも
ほどがある!」と同じ効果あり。
東京に行ったら、散歩好きなJ・J氏、その辺の路地を歩いて
いるかも解からないよ?
・これはちょっとびっくりしたんだけど、わたしも
熱血ポンちゃんと同じように考えていて、神保町の古本屋街
をJ・J氏に会えないかななんて思って歩いてました。ちなみに
J・J氏とは植草甚一。
ふん、私なんか、今だに主題歌も歌えちゃうんだからねっ……
のですが、わたしもこのころ水木しげるドラマや1960年代の
アニメソングはほとんど歌えます。
私、言葉の小姑になっている。
・熱血ポンちゃんは文章の言葉の重箱の隅をつっつく。
これはさすがだと思う。
荻窪駅前の天亀のスタンドで蕎麦を啜っている場合
ではないのである。
・天亀の蕎麦スタンドが懐かしい。よく食べに行って
いたのにすっかり記憶がなくなっていました。
*
・このように熱血ポンちゃんはわたしのあたまのなかを
かき回せてくれるのである。
*
・なんか熱血ポンちゃんシリーズをたくさん読んでいる
と思っていたが、まだまだ読んでいないのがたくさん
あります。
嵐ヶ熱血ポンちゃん!
誰がために熱血ポンちゃんは行く!
熱血ポンちゃんから騒ぎ
熱血ポンちゃんが来りて笛を吹く
熱血ポンちゃんは二度ベルを鳴らす
再び熱血ポンちゃんが行く!
路傍の熱血ポンちゃん!
日はまた熱血ポンちゃん!
アンコ椿は熱血ポンちゃん
熱血ポンちゃん膝栗毛
時計じかけの熱血ポンちゃん
熱血ポンちゃんが行く2
・まだこれだけ読むものがある。ただ、出版社が
文庫もでているものとでていないものがある
ようで探しづらいかも。
熱血ポンちゃんが行く!
ご新規熱血ポンちゃんが行く!
・読書日記を見るとこの三冊は読んだことに
なっているのですが、もれがありそうです。
読んでいると思うが、今回改めて読みはじめたら
はまりそうだ。
一気読みした。といっても最終の第6巻を読めなかった
のは残念だが。昨年は「兎が走る」も読んだな。
「エイントチャウ」が一番好きなんだが、なかなか
見つからない。
*
・『人間交差点』に描かれているようなドラマが、
最近の漫画でも扱われているのだろうかと思った。
終戦直後の貧困から抜け出して豊かになったの
だが、こころの奥にしまい込んでいた傷がふつふつ
と浮かび上がってきたとか。そういうものが古い
んだろうが、なんかこのごろそういうものにまた
触れたくなっている。
・『人間交差点』は、最後のほうはオカルトチックに
なっていくのが気にはなるが、新たなマイブームの
予感がします。
・『忘れられない日本人』小野和子
『パン屋のパンセ』杉崎恒夫
*
・仙台「ボタン」のオンラインストアで購入した
本が届いた。
・めったにネットで本を買わないのだが、
届くとうれしいもんだ。小野和子は
前の著作がすごく良くて待望の新刊です。
『パン屋のパンセ』はじつは3冊目。
前の2冊は一箱で売ってしまったのだが、
手元にないとどうも落ち着かなくて3冊目を
購入しました。なにをやっているのか
わかりませんが(^^)
・最近、対談本をよく読んでいます。インタビューや
往復書簡なども含めてですが。読みやすいから
なのでしょうか。
・最初に読んだ対談本は覚えています。
高校生だったから、野坂昭如ってひでえやつ
だなあと思ってしまった。野坂のサービスで
あったのに当時は間に受けてしまった。
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・武蔵境のおへそ書房で見つけて購入しました。
穂村弘は追っかけているつもりでしたが、この本の
存在は知らなかった。こういう本と出会えるのが
古本屋の楽しみです。
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・それこそ愛だとか友情なんてまっとうなテーマに
して二人ではなしを進めていく。知識も経験も
話術も豊富だから、まっとうなテーマなんだが
すこしずらしたりして結論をつけることなく
だらだらと。やたらと文末に(笑)が多く
ついていることからしても楽しくはなしを
している。読んでいてもこちらにそれが
伝わってくる、そんな本でした。