自己紹介

 どうも。はじめまして。heresyです。どうもheresyです、って口に出して言いたくないですね(一度言ったことがありますが発した瞬間発狂しそうになりました)。
 なぜかいきなり自己紹介をさせて戴きます。都内在住の男です。よく中野にいます。音楽を聴くのが好きです。音楽鑑賞だけが趣味じゃない! と願っていますがどうも音楽を聴くこと以外アガルことがないのは事実です。逆に言うとヤバイ音楽を耳にブチ込むととんでもなくアガります。よく道端で身体をクネクネさせながらラップします。あらかじめ決められたフリースタイルを唄います。特に好きな音楽はハードコアです。ハードコアは全般的に好きなのですが、ニューヨークとニュースクールはちょっと苦手デス。頭韻ついでにニルバーナとニ―ルヤングも苦手です。聴いたことないですけど。あと好きな女の子はmini系と加納瑞穂です。矛盾してないです。
 コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量は23GBです。ハードディスクの容量は30GBです。残りは物凄く長いハードコアに関する論文です。テキストファイルで7GBあります。急にコンピュータの話をしてスミマセン。自己紹介ついでにこういうことも言おうかな、と。じゃあついでに告白すると友人のセックスをそいつの友人3人と一緒に覗いたことがあります。サイテーだ!
 ちなみに今聞いている曲つーかアルバムはAFRICAN HEAD CHARGE"Vision Of A Pshchedelic Africa"を通しで3回目です。え、尋ねてないって? まぁそう言わず、こういうことを書くのってブログっぽいから。さてこれの何が良いのかうまく説明できませんが、限りない魅力に溢れている気がします。俺がこのテの音楽を聴いていなかっただけかも知れませんが、なかなか凄い音だと思います。思う気がする様な感じっぽいです。以前新宿でA.H.Cさんを観た時、彼はJAHを連呼していました。でも実際の俺の生活からすれば「JAHではなくBAR」なのです。都市生活者の心の闇を代弁するリリシストことこんな俺ですがよろしく。

 最後に買った、なんて断らなくてもいいんですけど最後に買った CDは何だろうかとふと考えたら、新宿の路上で黒い格好の人にカラまれてFRAMTID "under the ashes+8 track ep CD"を売り付けられました。ウソです。ライヴでウンコマンさんから購入しました。その後ウンコを投げ付けられました。あぁNAT大阪。

 あとよく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲はなんだろうな、っていきなり、または、なんつー文脈にそぐわない接続詞を使ってスミマセン。何かさせられている感がありますね。で、5曲かぁ、うーーーん、難しいなぁ……。自分で提案しておいて悩んでしまいます。すぐに思いつく5曲は、THA BLUE HERB「Annui」(M-3)「Annui Dub」(M-4)、John Coltrane「But Not For Me」、BREAKfAST「raning rage」(2nd7'のヴァージョンだけ)、CONFUSE「FIGHT AGAINST THE PLUTOCRATS」です。どの曲も聴くと即失禁しますのでトイレか嫌いな奴の家で聴くようにしています。失禁ユー!("Sick On You"の発音で)

 バトンを渡す 5 名、ん? バトン? なんすかそれ? そんなもんへし折ってやれよ。以上飽くまで自己紹介。

ハードコア

 音楽好きの一見紳士淑女がそのツラの皮を堂々と剥ぎ俺様アタイの思いの丈を大声で主張できるオナニー幇助オポチュニティーことMusical Batonがついに場末の工場勤務、窓のない部屋で灰色の咳を吐く俺のところにもやってきた。
 俺が毎日毎日ベルトコンベアの前でひたすらゴム人形に着色している間に、全世界のブロガーたちは責任感と義理という大義のもと厭そうな顔を浮かべつつしかし口元はゆるみっぱなしでご存知の素敵な曲を素晴らしい解説を交えつつ紹介、そして友達にバトンをまわす、なんつー愚にもつかん遊びに呆けてやがったと思うと気が狂いそうだ。ポケットのハードコアが今にも爆発しそうだ。
 しかも、バトンを渡すのは友達に限らずちょっと気になるけど話しかけづらかったあの人にも、CCCDの論争で疎遠になっちゃったあの人にも、クラスの気になるあの娘、話しかけたことないけど実は彼女のブログは知ってるんだ、本名じゃなくてハンドルネームのあの子にも、ちょっと触ってみてよただのバトンだからさ、ねぇ、触ってよ、ねぇ、な人にも、ってな具合だと想像するとハードコアを投げ付けてやりたくなる。
 そんな精液まみれのバトンを受け取った俺が感じているのはネズミ講の巨大合同集会のような雰囲気だ。万雷の拍手が聞こえる。鼓膜のすぐそばで誰かが話しかける。さぁ君も書きなさい、書いて我々とひとつになろう。

 Fxxkkkk the SYSTEM!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 黒幕の奥でニヤついている見えない敵は俺たちを操ってシステムの一部に組みこもうとしやがる。奴らとその思想に中指を立てろ!! 見えないことは無いことじゃない。想像しろ。もがけ。放棄したとき、欲と無気力にまったく支配されたとき、世界は燃えて死ぬ。だから俺は何事も恐れずひたすら考える、じっと学ぶ。動物の痛みを想像し、行ったことのない国の政情を考え、見えない経済を憂う。このバトンは言わば体制側の思想の産物だ。だから俺は全世界の「良識」を敵に回してもこんなくだらないバトンは回さないぜ。クソったれが!! 大脳を着火された気分だ。俺の血は沸点を越えて、いまにも口からハードコアが飛び出しそうだ。ウオオオオオオ。もう我慢できん。俺はバトンをへし折りネズミを踏み潰し喉を引き裂きこう叫ぶんだ。
「ハードコア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

We are オシャレ

 まずはじめにこの写真を見て欲しい。ゴールド・フィンガーならぬイル・フィンガーの持ち主wakさんがユニオン渋谷店入店から五分で掘り当てたブツ。



 常に現役でハードコアを聴き続けている見習うべき兄貴ことwakさんと渋谷でオシャレに遊ぶ。昼過ぎ、恵比寿のHip-Hop原液をそのまま呑ませる店ことwenodで落ち合い、さっそくCDを一枚ブッコ抜く氏に余計な不安を抱きつつ、お気に入りの珈琲屋ヴェルデへ行きチリン。ビターでベターなコヒー。wenodとセットでドウゾ。氏も気に入ってくれたみたいで安心を得る。
 店内で危険なブツのトレード。この時貰ったCDがヤバイことヤバイこと。とんでもなく危険。たぶん体裁とか考えずヤバイ曲をひたすらコンパイルしたと思われる強烈な一枚。一曲目からクソヘビー。全曲通して聴くとヤバすぎて気が狂うほど物凄い濃度。少なくとも知恵熱が出て卒倒しかけることは間違いない。今年のベストディスク決定。
 で、その後オシャレオシャレと連呼しつつ渋谷まで歩いて、ユニオンへ。勿論我々の興味の中心であるジャズフロアに直行。地下への階段をオシャレに降りる。しかし入ってもフリージャズにしか興味をしめさない非オシャレ的男らしさ。これはフリージャズしか見ないという一見オシャレじゃない行動がかえってオシャレっぽいメタオシャレ的だという逆説。
 五階にアガリ、はじめに書いた大事件。氏は既に所有されているということで俺に。アガリまくる。
 その後WARZAWAとダンスミュージックなんちゃらとパルコの地下の本屋とタワレコに立ち寄り、日が暮れた。失礼にもバイトに行くため辞去する。
 楽しい一日だった。

ヨーロッパのスリージーな歩き方

 アローアロー。ご無沙汰しておりましたスミマセン。書きます。
 ちょっとヨーロッパを三週間ほど旅行しておりました。ヨーロッパと申しましてもイタリアの四都市(ローマ、フィレンチェ、ヴェネチア、ミラノ)と、フランスはパリ、ベルギー(ブリュッセルブルージュ)、アムステルダム(オランダ, Holland, Netherland)だけなのですが(謙虚に見せかけてさらっと自慢)。
 しっかしヨーロッパなんて言うと、こんなネット大海の極東、暗くさびれた場末の当日記さえ悉くチェケされているほどのハードコア地獄道(Road To Ruin)を逆に歩く諸兄の皆様におかれましては、その響きだけでブックオフでハードコアのCDを引き当てたときくらいの興奮は必至であろうと想像します。なんせ80年代のイタリアだけでも大変なことになっておりましたし、それに現在、先日わが国を襲来したSeein'redが番をはるオランダ産ハードコアも相当ヤバイことになっています故(以前Vitamin Xも来てましたよね。HAVOC recから出てた7'、ブチギレウルトラスラッシュで物凄くカッコイイですよね!)、その鼻息が聞こえてきそうな興奮も仕方ありませんが、いっこうに溜まらないALLMANのポイントカードを見てとりあえず冷静になってください(あれって本当にいっぱいになるんですか?)。でもまぁ、不用意で現在のユーロハードコア事情を調べることをせずに出発したもんですから(内心、例えば自分が日本の東京に遊びに来た外人だったとしたとき、恐らく西新宿のあそこら辺のような場所を嗅ぎ当てることができるだろう、という物凄い楽観を持っておりましたのでこれはつまり不用意というか油断ですね。)、はっきり言って何の収穫もありませんでした。でもポルノの方のハードコアはゲットできました。



写真は全部ミラノです。一番上のレコード屋の入り口近くの路上で泥酔していたパンクス四人組に、ハードコア置いてるレコード屋ないっすかね?、って話しかけたら、近くにUnglobal Recordsってのがあるよと親切にも教えてくれて、場所は身振り手振りでここの通りをつーっと行ってあそこの角をどうのこうのしたら着くよって言ってましたがよく解らなかったので行きませんでした。唯一のハードコア体験でした。

つづり間違ってるかも

heresy2005-03-11

TOMORROW "Giappone"(VA/HISTERIA 2および2nd ALBUMにはいってる) でディズニーシーを皮肉る歌詞(Noi Cosa Noi Cosa ,DISNEY SEA/ わたしのお家はディズニーシー)があったけど、あれはイタリアのヴェネチアを想定して、足元にもおよばない日本のテーマパークを小馬鹿にしていると推定。

「自分達が大切だと思っていることに対して沈黙することが、敗北である」

heresy2005-01-30

ってことで、ここ最近クソヤバイライブが二つあったので書きます。テンションがアガってるので乱文ですが。
一、ギターウルフ鶯谷東京キネマ倶楽部「エメラルド伝説」先週
初見。いちいち何があったかは説明しないけど、ロックにとどまらずあらゆるグッドミュージックを愛する人はみんな彼等のライブを一度は観るべきだと思った。特に「ロックとは何か」等の問いを考えている方やモテ系ロックバンドの跋扈にお嘆きの方は必ず観てください。

何年間もスタイルが変わっていないという話を某氏に教えてもらって軽くゲラゲラだったのと深く感心した。
イベントに関して。エメラルド王と蛭子とギターウルフを繋ぐのはみんな「不良」だってこと。単純でラディカルだったり、反権威的だったり、時を逆に歩いていたり。

ニ、ENDZWECK,SPIKE SHOES@初台WALL「I SWEAR TO SKY」今日
企画自体が素晴らしくてどのバンドも容姿を含め魅力的だったけれどその中でもこのニバンドは特別ヤバかった。久々に観たENDZWECKはツボをおさえた演奏で、ビックリを通り越して感動させられた。おれのツボってのは楽曲自体もそうなんだけど、ボーカル以外の三人の弦楽器隊が個々に無駄だと言わざるをえないストレンジな動きをしていること。特にベースの人の仕草が繊細な半狂乱者って感じで最高にカッコイイ。
で、今回のSPIKE SHOESはこの先ずっと忘れることができないであろう衝撃的なライブで、きっと何年後かに若者を掴まえては自慢してまわると思う。理性じゃ抑えが効かないほど興奮している奴らでフロアが埋め尽されているなんて、こんな素晴らしいライブはそうないんじゃないか?! もう滅っ茶苦茶。オーディエンスの肉声が完璧に耳で聴き取れるシンガロング、フィンガーポインティングの雨、宙に人が舞っているのが基本、モッシュも軽いウインドミルも立ちくらみも混然一体の「お祭り」騒ぎ。絶頂時に、ステージの方へつんのめった何人もの客が演奏してるステージの上にドバーーっとなだれ込んで折り重なってぶっ倒れるという普通じゃないことがおきて、それを見たボーカル(見た目はゴリゴリのジャマイカンスタイル)が面白がって自らもその横に寝転びだす様はもう笑うしかなかった(この珍妙かつハードコアな光景を表現するなら「できそこないの混沌組み体操」といったところ)。といった普通の生活じゃ絶対体験し得ない何か得体の知れない儀式さえ想起させる異空間。思考さえ日常から切り離してくれるまさに浮世離れした素敵すぎるライブだった。今日観なかった人はとりあえず後悔してください、なんて憎たらしいことまで言いたくなるぜ。

DOLLをやっと購入。
メキシコ特集と同じくらい興味深かったのがネパールのハードコアバンドRAI KO RISのインタビュー。アジア圏のハードコアバンドって辟易するようなバンドもいるけど、やっぱチェックする価値があると思う。

RAI KO RISのインタビューの最後で触れられていた日本人の友人の日記。クソカッコイイ。