弾丸の行方

はい、そんなわけで、装填はこれでおしまい。ここまで付き合ってくれた君には、ほんとにもう感謝の気持ちと下心でいっぱいだよ。

気がついたらずいぶん長いことやっていて、まあ更新は止まっちゃったけど、サイトがある限りはそのうちまた、ふいに更新されることもあるのかも。就職して、結婚して、出産して。この子が大きくなったら、2人で新しい日記を読むこともあったりするのかな、なんて考えてたのなら甘い! けして君の思い通りにならないのが、人生と俺さ。

どんな気分だい? 俺は悲しい! 君ともっとなかよくしたかった。だけどそろそろ、お別れの時間みたいなんだ。僕は君の前から姿を消すけど、もし偶然どこかで再び出会うことがあったら、あの話の続きをしよう。そのときに恥ずかしくないように、安くないサンダルを履いといてくれよな。それでは、またいつか。

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人生の大半をおっさんとして過ごす

人生の大半はおっさんとして過ごさねばならないことに気づいた。なんてことだ。それ、先に言っといて欲しかった。いやー、なんかやられたわー。

男の場合、生まれてから6年間が幼児として、小学生の6年間が子供、中学からハタチまでの8年間が少年、そっから30までの10年間が青年、その後は60……いや65までがおっさんかな。それより上はじいさん。おっさんでいる期間はおよそ35年。他を圧倒的にしのぐシェア。おっさん時代は、ただただ長い。

まあ、さすがに最近は、薄々感づいてた。俺けっこう前からおっさんやってるけど、これから先もだいぶおっさんのままっぽいぞって。正直おっさんとしては、あらかたやりつくした感があるし、おっさん臭さも相当極めたと思うんだけど、まだ卒業させてもらえない。編集部の意向なのか最終回を迎えられない。こんなモチベーションでおっさんを続けても、充分におっさん力を発揮することなんてできないよ。

しかもそんなおっさんをやっと終えたら、次はじいさんて。いや、じいさんは悪くないよ。じいさんにはじいさんの良さがあるし、ほんと各方面でご活躍されているって聞いてます。けどこのつらいおっさん時代を駆け抜けたご褒美として、じいさんは弱い。だからごくまれに、0.3%くらいの確率で、おっさんの後に美少女になるルートがあってほしいと願うんだ。

もはや老後なのか

スプラトゥーンをやってみたけど、やっぱり俺には無理だった。3D酔いして頭が痛くなる。やれば絶対に楽しいのはわかってるのにこんなのってないよ。3Dが駄目ってことは、近頃の面白そうなゲームなんてだいたい駄目ってことになるよね、ああん!?

なんだか世界に拒絶されたような気分だよ。未来の人から見たら、俺は地球の環境の変化に適応できなかった旧人類ってことになっちゃうんじゃないの? じゃあ旧人類は旧人類らしく、滅亡するまでのほんのちょっとの間、おとなしく本でも読んで暮らそうかと思ったんだけど、本を読むのもすぐ疲れちゃって続かないのよ。

テレビはうるさくてかなわない。スポーツはまったく向いてない。覚醒剤はコネがない。ギターはピックが見つからない。もう、こうなったら、花鳥風月でも愛でる他ない。

昼飯の問題

しかし40過ぎてこんなことで悩むとは。本当にしょうもない悩みで恥ずかしいのだけど、えっと、私の気持ち、聞いてください。

先輩と昼飯に行きたくない。

いやー、そもそも一緒に飯食ってんだから、そんなに嫌いってわけではないんだよ。だけど毎日毎日顔を突き合わせてると、飽きてきて、うんざりしてきちゃって、どんどん嫌なとこが見えてくるんだよな。

それでもこれは社会人としての修業なんだと自分に言い聞かせて続けてきた。先輩が繰り返す同じ話に相づちを打ったり、クラシックなジョークに愛想笑いをすることが、自分の魂を次のステージへ上げることに繋がると信じてやってきた。だけどもやっぱり、もう限界なんだ。

これ以上続けても良いものは何も生まれないってのがわかる。ケミストリー起きない。方向性が違ってきちゃってる。こんな状態で昼飯を食べ続けるのは飲食店の人たちにも失礼だし、なによりファンのみんなを騙すことになる。

我慢なんてしないほうがいい。ありのままの私を受け止めてほしい。それでも嫌われたくはないので、適当な理由を並べて先輩に説明して一緒に昼飯に行くコンビを解消した。なんだ、簡単に済んだじゃないか。こんなことならもっと早く言えばよかった。

これからはソロとして、いままで以上に表現の幅を広げていきたい。具体的には、出たくない飲み会の誘いを断りたい。

JKとパンスト

制服姿の女子高生がベージュパンストと靴下を重ね穿きしてるのを見て、僕は少なからずショックを受けたのです。ナチュストと言うとマニアっぽさが増す気がしたので、ベージュパンストと言い換えている。

女子高生は若くて勢いがあって怖いものなんてなくて、学校じゃ教えてくれない刹那的な刺激を求めていて、真冬でもミニスカートで生脚で、粉吹いて白い膝を出して歩いてるものだったからね、むかしは。あとそれから好奇心旺盛でちょっぴりエッチな設定でよろしくお願いします。

いまじゃそんな野性種の数も減り、養殖され洗練された女子高生が増えてきているということなのだろうか。かつて少女たちに嫌われたベージュパンストが見直された背景には理由があるはず。プリクラや画像加工アプリでぼかした補整に慣れた少女たちがベージュパンストに手を出すようになったという説はどうだろう。これいちばん最初に言ったのは僕ということで覚えといてね。たぶんもうすぐみんな言い出すから。

むかしの女子高生の、どんなに寒くても生脚を出すその無謀なふるまいに矜持を感じ、僕らは熱狂したものだった。だからといっていまの女子高生に文句をつける気はまったくない。生脚とパンストのどちらにもそれぞれの良さがあって、簡単に優劣をつけることはできない。互いにライバルとして切磋琢磨して、共に発展していくことが望まれる。