お久しぶりです

博士論文を書いている間、1つも更新できずにすみませんでした。春休みに入ってからたくさん本を読む時間が出来てうれしいです。

春休みに入ってから読んだ本

ある「超特Q」障害者の記録―村田実遺稿集

ある「超特Q」障害者の記録―村田実遺稿集

全障連に近い立場の運動家で東京青い芝の会から出たようである。最初は久留米園におり、介護拒否問題とも関係する。就学にも取り組む。

街に生きる―ある脳性マヒ者の半生 (1980年)

街に生きる―ある脳性マヒ者の半生 (1980年)

同じく、就学闘争の第一人者。もう少し、生い立ちに対する記述があれば私としては良かった。

私も学校へ行きたい―教育を奪われた障害者の叫び (1978年)

私も学校へ行きたい―教育を奪われた障害者の叫び (1978年)

同じく、府中療育センターから出て、就学闘争に取り組む。収録されている荒木義昭氏の文章もおもしろかった。

いわずと知れた全障連の中心人物。かっちとした理論は「青い芝」と少し違う。佐山裁判闘争と荒木に影響を受けたという点は見逃せない。

障害者解放運動の現在―自立と共生の新たな世界

障害者解放運動の現在―自立と共生の新たな世界

全障連シンパの学者が書いた本。大久保製壜闘争のことが詳しく載っているところを読み直す。

我ながら全障連週間となった。いつか障害関係の手記を全部網羅したい。

近況

調子いいです。

調子の悪いときには後輩をかまいたくなります。精神的な依存。今は資料読みも資料探しもとても集中できている気がします。

私的障害者運動史 (1979年) (たいまつ新書)

私的障害者運動史 (1979年) (たいまつ新書)

博論のために再読しました。この本は元資料以外としてはセンター闘争についての唯一の詳細な本。これはもっと評価されるべきだと思います。

1970年には横田さん、横塚さんとなるけれども、『しののめ』に始まって、障害連の人たちの活動はとても大切だと思っています。結局、DPIとかも最初の頃の議長は宮尾さんであったりするし。1974年の国民春闘で障害者側が裏切られたというのは有名だけれど、それでも労働者とやっていこうという派があったこと自体大切であり、その後、またまた歴史の表舞台に顔を出す、みたいな感じでしょうか。

ちなみに、月刊社会党と月刊自治研には彼らの文章がいくつか残っていて言及したいと思っています。

あと、資料は東京青い芝のかなり新しい目のもの。

明後日神奈川へ資料取りに行きます。

お久しぶりです

長い間更新できなくてすみません。

この間、京都の障害者運動のリーダーを記念する会において配布する年表づくりを依頼されて、それを引き受けて忙しくしていました。それも何とか終わりました。そして、とても勉強になりました。次の研究テーマが見つかったように思います。毎日乗っている市営地下鉄にどうやってエレベーターがついたのか。そういった現象面だけでなく、戦略もいわゆる解放運動との違いは重要なはず。と思ってます。

あとは、博論。とにかく、うまくまとめることを是とします。

講義の方は夏休みに検討した教授法の本たちからアイデアをもらってうまくやっています。やっぱり切り札はゲストスピーカーです。このブログを見てくれている数少ない人もよかったら是非来て下さい。

コメントカードを毎週赤ペンでコメントして、返却しています。とっても大変だけど、学生の態度は激変しました。もちろん席を決めた効果もあるだろうけど。

ビラとかばかり読んでますが・・・・・

本としては、

ポスト障害者自立支援法の福祉政策―生活の自立とケアの自律を求めて―

ポスト障害者自立支援法の福祉政策―生活の自立とケアの自律を求めて―

ころび草―脳性麻痺者のある共同生活の生成と崩壊 (1975年)

ころび草―脳性麻痺者のある共同生活の生成と崩壊 (1975年)

障害者殺しの思想 (1980年) (障害者と人権叢書〈1〉)

障害者殺しの思想 (1980年) (障害者と人権叢書〈1〉)

いずれも『ノーマライゼーション』という雑誌の特集記事を書く予定をしていて再読。特に前者は何度読み返してもよい。

荒井裕樹さんが横田は無常と書いているけど。本当にそうだなあ。留保なき生存について書いている野崎さん博論にもつながるけど、徹底的に妥協しない彼の文章は時に悲壮ですらあるように感じるね。

最近

さぼってしまっていた。

本は博論関係のマニアックな資料ばっかり。

でも、講義の出だしは好調で、座席指定にいろいろな意見があることもふまえた上で導入してよかったと思っている。

少なくとも自由席であっても講師が一方的に話す講義よりは生徒も楽しめる講義は可能じゃないかな。

頑張ります。

最近

通信教育の採点をしている。

島田本はすぐ読了。ちょっと自分も反省する。

①注意の時に「あなた」メッセージはよくないらしい。

②私語が全くないのがよいとは限らない。

③大学の教授法の本も読もうと思う。

④後期から座席を指定したいが聞いてもらえるかどうか。

                      

最近の本

最近は『車いす民集会』という団体の資料を集めて読んでいます。

あと本としては、

福祉哲学―人権・生活世界・非暴力の統合思想

福祉哲学―人権・生活世界・非暴力の統合思想

読了。

それから悩まされている私語について

私語への教育指導―大学授業の生態誌〈2〉 (高等教育シリーズ)

私語への教育指導―大学授業の生態誌〈2〉 (高等教育シリーズ)

50ページくらい。でもいまのところ私語はどの大学、どの講義、どの学年でも起こることしか分からず。これからか。