『安らかな死/1809年-1813年』バイロン詩集

吉田新一 訳

三笠書房

●安らかな死はだれもが望むこと。

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自分の世界は閉じられているのかもしれない
だれかと行動して普段みていないことを発見する
たぶん他人と関われば関わるほど広がってゆくのだろう
(広がっていく・10/12/11・hiroc8)

『セストスからアドビスまで泳いだ後で/1809年-1813年』バイロン詩集

吉田新一 訳

三笠書房

●人間はいつだって愚かにも馬鹿にもなれるものだ。

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君に連絡できないくらい忙しくて
でも大丈夫さ
やっている仕事は好きで
君とはこうして通信しているだろ
(空から・10/12/09・hiroc8)

『別離(わかれ)/1809年-1813年』バイロン詩集

吉田新一 訳

三笠書房

●わかれの傷はいえることはあるまい。きみがこんな風に思っている間は特に。

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さみしい気持ちは君と共有することでうすらいでいくのかもしれぬ
孤独とは絶対に消せない自分にくっついている
透明な一部

切り離すことは到底できない
生まれて死んでいく時には必ずあらわになるのだから
(こどく・10/12/08・hiroc8)

『アテネの乙女よ きみ別るる前に/1809年-1813年』バイロン詩集

吉田新一 訳

三笠書房

●われはきみを愛す。

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ことばをうまくつなぎ合わせたらきみのつくった言葉になるか
(おなじ月夜を見ていた・10/12/07・hiroc8)

『魔法はとけ 恍惚は去った―アテネにて/1809年-1813年』バイロン詩集

吉田新一 訳

三笠書房

●賢者が生きたように生きたい。ほんとうを生きたい。

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傷つくのが怖くてずっと隠れていたのに
君はいとも簡単に僕を見つけるんだな
(はじめよう・10/12/06・hiroc8)