今いる研究室のボスが

朝日賞を受賞した.(生物時計への功績で受賞した人です.もし手元に1/1の朝日新聞があるならば,顔写真付きで掲載されています.白髪の一見マッドサイエンティストに見える方です.)賞があろうがなかろうが,ボス(とボスの共同研究者)による研究は歴史に残るものだと思うが,それでもおめでたいことだ.過去の研究業績はともかく,普段は志向性が違うので,研究の面では意見を戦わせることの方が圧倒的に多いのだが,僕が反省することも当然ながら多々あって,今の姿をみるだけですごいと思える研究者の一人だ.この事に関してはつくづくついてるなあと感じる.
他の受賞者があまりに有名な人たち(村上春樹はさておき,科学分野でもロボットの川人さんと,GFPの下村さんはアンテナ張ってる研究者なら普通に知っている人だと思われます.)の中で,誰が推薦したのか正直謎?なのだが生物時計の認知度が高まるのなれば,分野にとってもおめでたいことだ.
そうそう,二月か三月にまた祝賀会兼同窓会的パーティーがあるらしい.ここを見ている関係者は参考のこと.規模は前回と同程度に小さくやるらしい.*1

*1:ここの佐々真一さんの日記を見ると,昨年の蔵本さんは帝国ホテルでやったみたい.うひゃあ東工大の樺島先生まで出ている事を考えるとこれは相当大規模なパーティーだったに違いない,うちもせっかくだし大きくやった方がいいのでは...

年末年始の予定の告知

  • 12/30夜-1/3午前 静岡
  • 1/3午後-1/5 東京(1/4午前中はすずかけで15分の研究発表)

ここを見ている何人かとはお会いするかもしれませんね.すずかけ近傍にお住まいの方は発表を聞きにきてくれると嬉しいです.

生物物理学会参加メモ

ちょっとメモっておこうと思い唐突に復活いたします*1

  • 実は一番印象的だったのは学会の話ではなくとある飲み屋で聞いた沖縄民謡だったりする.沖縄民謡は何故こんなに暗く,から元気な感じなのか,から議論は始まり,研究者もから元気な気分で毎日を送ることが重要なのではないだろうか,実は背後に闇を持っていないと良い研究はできないのではないだろうかと語り合う.じっと演奏を聴いていたO君の目が潤んでいるのを見て,自分の胸も熱くなってしまった.
  • S研の人たちと色々しゃべれたのが良かった.物理な人たちと話をすると気持ちがいい.
  • 生物物理に知り合いがあまりいない*2せいで,毎晩毎晩新しい人と酒を飲むことに.
  • ポスター会場は向かって左手がマジメなタンパクの構造とか実験が主.右手がやばげな計算機系,理論系の人たち.自分は左手に分類されていた事がくやしい.
  • 説明より現象の発見が面白いよね,という話をとある人とする.そのことは理論系,実験系という区別に関係なく成り立つ事実だと思う.何か新しいことをひらめく,見つけるというのは難しいけれど避けていたんじゃ何のために研究者やっているかわからなくなるよねー*3

*1:なにか余計な勘繰りをしている人もいるみたいですが元気に暮らしておりますので,心配なさらぬよう

*2:というかどの学会にもあまりいないかも

*3:関連する話題として,K先生のコラム,とAさんのコラムが面白い