J116節 ジュビロ磐田 VS FC東京

今年のジュビロにはなんだか良いイメージ、特に若い選手が、トップ下以下中盤に揃っている感が強く、ヤマハスタジアムに向かう。
やはり見やすい。

なんで専用スタジアムでもキンチョウスタジアムは見にくいんだろ。

ジュビロサポーターの応援場所がゴール裏からバックスタンドに変わってる。
まあヤマハのゴール裏は天井が低くて一体感なさそうだったから。ちょっと寂しい気も。

試合の感想はジュビロの間合いの詰めの素晴らしさ。
前田と山崎、ルーカスとアーリアの違い。
野投入の遅さ。
ジュビロダブルボランチの驚き。
ジュビロ金沢投入でサイド宮崎生き返る。

ジュビロのタブルボランチ、小林は見たことあって、若手っぽくないなーと思わせる落ち着き。しっかりディフェンスラインへの指示と、ゴール前へのとびこみも出来る。
驚いたのは相方の藤田さん。ガタイが大きいけど、良く走る。まずこの二人、真ん中でボールを受けるのをこわがらない。かつ藤田さん、ドリブルでバイタル手前まで持ち込める。で、相手への当たりも強い。

前からいたんやろか。凄く良い選手だと思う。し、小林と藤田のバランスがとにかくよかった。というか、FC東京ボランチってほぼ目に入らなかった。梶山がいないだけでこんなに、預け場所がないんかと。
米本なんてこんな目立たない選手じゃない気がするけど。まあパスする方も問題なんやろけど。

試合開始からほぼ東京がポゼッションした隙をついて、ジュビロは右サイドから際どいクロスを上げてマークが落ち着かない隙を突いた感じ。その後もジュビロ右からばかり崩される東京。椋原と田邊ね関係性が出来てないような。
駒野はタイミング見て上がる。で仕掛けて帰るからあまり空いたスペースをカウンターされにくい。
椋原は上がりっ放しすぎて、捕まえやすいのかな。

東京はポジションチェンジしないし、今日は特に足元ばかりで受ける印象。で後半ルーカスにやっとボールが入っても、一人はフォローしても、後は見てるだけですぐ囲まれてる。

今日のサブなら、河野しかいないのは明らか。交代は後半30分過ぎてから。遅いというか。
今日のプレーから見て、田邊、米本、高橋は乗れてないのは見ればわかる。
なんで二点目入る前にチェンジできんかな。
で、河野にボールが集まらない。サイドにこだわり過ぎ。サイドに居ろ、なんだろうが、河野らしさを見せたのはラスト五分だけ。
シュートのシーンは素晴らしいかった。振り切らずにタイミングズラしたゴール。三点目の前ならねえ。

ルーカスが抑えられたらほぼ終わりなんは明らかで。まあ梶山いたら分散するんだろうが、わかってても抑えられないチームも多いけど、今日の菅沼とチョビョングクの寄せの早さと集中の持続は素晴らしかった。
けどそれ以上に走らない東京だった。

対して、前田のポストプレー文句なし。
で、山崎は凄かった。河野が入るまで、唯一仕掛けのできる山崎。前田に並んだり、追い越したり、サイド張ったり捉えどこらない。で、空いたスペースを山本、小林が使えている。これで松浦、山田が揃ったらどんなサッカーするのか見てみたい。
とにかくファーストディフェンスでも確実に相手を切るし、奪うことも。

で、ジュビロの左は目立たんなと見てたら、金沢投入で山本くん悪くないのにと見てたら、金沢サイドバックで宮崎が前に上がったこと気付く前に宮崎が絶妙トラップからゴール揺らす。前に見た時良いキックするとは思ってたけど、素晴らしい。セレッソ丸橋的交代できる監督もさすが。

FC東京は何度か抉って崩すクロスまで行っていたので、途中までは追いつけば逆転しそうだったのに。
途中から無理にマークの付いているトップへの縦パスが多くて、崩す前に囲まれる。
と、クロスの精度も東京とジュビロでは違いすぎた。

FC東京は羽生、石川辺りがベンチに戻らないと苦しそう。ジュビロはまた見たいと思わされた。

J2第7節 ファジアーノ岡山VS松本山雅


とても興味深い試合だった。
関心は松本がどこまでやれるチームなのか。

ラスト十五分。見応えあったなあ。なかなか後半交代してもペース取れないなかで、少し岡山の動きが落ちてくる。
交代で入った木島が単独突破できる状態に。
サイドから崩せるように感じられる。
そこで、大橋を投入して、弦巻と2リベロ的に。センターバックの飯田は攻撃時はトップに上がる。
単純に塩沢と飯田に当てても植田に跳ね返されるって読みかな。
パワープレイはしない。
大橋と弦巻が穴を探すが中々見つからない。


でも木島兄弟が揃った後、数分だけトップからバイタルの中で五人の松本選手が出入りしてポジションチェンジするシーンがあった。あれは二分くらいかもしれないけど。
岡山も足が止まりかけていたからあり得る話だけど、
前のイメージではこんな動きはまずなかった。
連動しても三人がやっとで。
最初から木島兄弟がスタメンでいいような気がするけど、しっかり為を作るゲームがしたいのかな、反町ッスは。ただ今日の塩沢では、ちょっと次は期待できないかな。ほとんどポストプレイできず。

しかし面白いくらいに、松本は前半二十分くらいでチェイスがゆるくなって岡山に主導権渡してたけど、そこまでと、後半の何回かは自分達の時間帯を作れていたのは、また見たいと思わされた。
ボランチが固定できれば、だいぶ落ち着くんだろうけど、バランスのいい人が
いないのかな。20番の彼は呼ばれないんだろうか。
弦巻、大橋で90分ボランチはまあ無理なのは当たりの弱さ的にわかったし。
大橋が一回だけ縦にキレイなフィードを塩沢に入れてファールを取ったシーンは素晴らしかった。あれが試合を通して何回も出来る練習をしてほしい。あれは出来そうで出来ないチームがほとんど。
あとはサイドで左右どちらかは少しでも一人で仕掛けられる人がほしいけど、まあいたら出てるんだろうけど。
残念なのは、最後の五分で強引に押し切る力が松本になかったこと。ほとんどの試合では負けてる方が最後押し込むものだけど、そこでどの時間帯で繋ぐのを辞めるとか、見えない感じがした。


久しぶりに反町ッスの腕組みを生観戦。言葉のある監督だから気になっていたけど、新潟、湘南でそこまで気にしてたわけでもなく。
とにかくサイドバックが縦に放り込みするだけのサッカーから変化させていることは素人目にもわかる。
岡山も松本も降格を見据えて戦うわけだから、J2は緊張感出て来ていいかもしれない。

この試合で一人だけJ1クオリティな岡山の川又さん。ポストプレイから、裏取りから、シュートから見事、だけど、新潟でスタメンも張ったわけで当然なんかな。あのゴールで、去年まで岡山のFWになかった、ディフェンスを外して、自分でスペース作ってフリーになる動き。
松本は川又にはマンマークだよ、でもそこまで出来るもんでもないか。
岡山も相変わらずど真ん中でボールを持てる選手がいなくて苦労してるか。
妹尾が溜めて、サイドから上げまくれば川又が何とかしてくれそう。
しかしチアゴと川又の揃い踏みとかめちゃくちゃ見たいなと。
ただ今の感じだと、上位相手には守れない感じはする。3バックにこだわる理由がないようにも思うが。

J1 第1節 サンフレッチェ広島 VS 浦和レッズ



しんどいなあと思いつつ、やっぱり新旧広島対決は見逃せないし、

広島がどういうフォーメーションでやるか興味があって広島へ。

感想としては広島はいつも通りにできて、レッズはほぼ機能せずに

終わったような。

ただレッズとしてはマイボールを最終ラインが繋いでいくという

やり方をある程度はできていたから、あとは柏木以前のコンビネーションの問題か。

森保は結構クレバーな感じ。

広島はとにかく去年までより、本職のセンターバックかつ動けるバックが3人揃った印象。

    西川

 森脇 千葉 水本

  青山 森崎和

ミキッチ    山岸

   高萩 石原

    佐藤


とにかく、最終ラインが後半にボロボロに崩されるという去年までの感じが全然なかった。あまり無謀な上がりをしないのでスタミナも持つという感じかな。

1対1に強い3人が並ぶとこんなに違うのかという印象。
特にセンターの千葉は良かったなあ。ほぼミスないし、強いグラウンダーも蹴れるので広島の前線の動き出しサッカーにも合っているし、シンプルなのがいい。

あと2ラインディフェンスもやめて、引きすぎないことで、レッズのシャドウがドリブルに入られると怖い手前のスペースで相手を押しとどめていた。

ミキッチと山岸のサイドがコンディションいいうちは、前目からのDFで機能しそう。

攻撃もダイレクトプレーでどんどん崩す形とミキッチのドリブルが機能していたので、意外にこの日みたいに調子いいと1−0で勝っていくというスタイルになっていくのかも。まあムジリみたいな選手がいないから強引に得点は取れそうにない。まあ今年も高萩の縦パスの意識次第か。

縦さえ出れば石原も相当やれそうな雰囲気はあった。

広島で良かったのは山岸か。去年後半悪すぎたので、かなり良く見えて、縦に突破しかけてアーリーも入れてたし、コーナーも取れてたし、中への切り込みもあった。逆にこれがなかった去年使われ続けたのが謎。

レッズはまだまだぎこちないが、これだけの選手集めて、特に最終ラインに代表3人並べてこれか・・・という感じもする。阿部ちゃんはもっとライン高めのスタイルの方が似合うような。全体がポジショニングに気を使いすぎて、ボールを進める以前にポジション優先で試合をすすめているように見えた。

ペトロビッチの場合、もっと攻撃時は自由なポジションチェンジがあってもいいような気がする。あとは練習不足か相変わらず、レッズはツータッチプレーが多いのでなかなか相手マークを外せない。

田中達也はシャドウにしてポポは先発させるべきだろう。

あとボランチも山田が出れるなら、鈴木より山田の方がいいような。
このシステムの肝はボランチだから、柏木の動きについていけてないカバーが遅い、上がりの遅い鈴木では微妙に感じた。

いや阿部ちゃんがボランチしたほうがいいのか。。。

あとシャドウに梅崎置いて切れこまつつ、原口をアウトサイドでもいいような。ミキッチに当たる原口という感じも。

ちょっとレッズは慣れるまで厳しそうだけど、まあ去年までの何の考えもなさそうなサッカーよりはいいかも。

広島は層が薄すぎるのが残念。ユースもいいけど、J2から粋のいい勝負できる選手引っ張れればいいけど、余りにも交替でのアクセントがなさ過ぎる。

J1 第29節 セレッソ大阪VSヴァンフォーレ甲府


セレッソがやばそう感じがする。このままだと最終節辺りで抜かれかねない。

倉田が戻れば多少マシにはなるけど…、小松と杉本がダブルで使えない感じだと…。実際今日ダブルで前半から交替させられてたのも納得。まったくポストプレーになってない。

播戸と比較すると、播戸は相手から離れてから受けるようスペースに動いている。

マルチネスが帰ってきて中盤は落ち着くから、後はシャドウのピースだけど、大竹も期待までに至らない。大竹は一人くらいは抜いて数的優位作らないと、あまり意味がない。

酒本をシャドウに上げる手もあるけどクルピもそこまではやらんかなあ。だけどディフェンスのバランスを考えても高橋を右サイドバックに戻して、酒本前目はアリな気もするが。

それから上本は戻したほうがいい。上本がいればマルチネスで詰まったボールをやり直しで展開し直せる。


    ジンヒョン
高橋 茂庭  上本 丸橋
  マルチネス山口
 酒本 倉田 ロペス
   播戸

これで前線はなんとかチャンスメイクできそうな。

甲府は今のテンションを継続できれば。ただ単にセレッソが弱すぎるだけかもしれないので油断ならないけど、まあ素晴らしい試合だった。

パウリーニョとハーフナーと片桐だけで3人で崩せる強み。

甲府は片桐がスタメンになれたところがヒットだし素晴らしい補強というかよく見つけてきたよね。

パウリーニョのスピードはここ最近の外人でも抜けてる。
あと当たり前だけど、点を取っても守りには入らないところも良かった。ただ市川はほとんど上がらずにバランスをとる。

甲府はかなり戦い方が整備できてる感じ。未だ見えない浦和大宮新潟よりはいいんじゃないか。

ただしっかり守れて個の力で点が取れるチームに対してどうなのかというところと、ラストまでハーフナーとパウリーニョが毎試合出れるかが残留へのポイントか。正直今日のメンバーから一人欠けても辛いような。それくらいコントロールされたゲームだった

天皇杯2回戦 ガイナーレ鳥取VSロアッソ熊本


鳥取バードスタジアム。芝の状態が素晴らしい。
緑代で千円はOK。

しかし良い雰囲気だけど観客がなあ、少ないのは駐車場が少ないからのような。
回りが田んぼばかりだからしょうがないけども。

鳥取はある程度勝ててるのがよくわかる。バランスがいいし、よく走る。
サイドで詰まったらサイドチェンジの意識もしっかりしてるし。
熊本の方が変なミスが多い。
エジミウソンさん(どっかで見たな。神戸かな。)だけしか、うまく行かなくなったら目先を変えようって意識がないのと、そのエジミウソンの意図をもう少しチーム全体で感じないことには、どうなんだろ…。

前半は鳥取にはハメドがいて、長沢にはそれほどボールが入らず、といった感じ。


後半、熊本高木監督、背の高いツートップに移行。これと、エジミウソンが上がったかなり押し込んだ。ただこぼれ玉をふかしたり、ミートしなかったり、キーパーのファインセーブも。
で熊本パワープレーを諦めて長沢を交代させたが、結局ますます崩せなくなる前半に逆戻り。まあ丁寧に繋ぎたいのかもしれんけど、素人から見ても明らかに鳥取は高さに対応できなくなりつつあったんだけど…。
で高さのないトップで二点目とられてからパワープレー再びというよくわからん
展開。鳥取には楽な展開にしてしまった。

あと熊本の交代で入った高い選手が、妙にテクニックで抜こうとしてすぐボールロストしてたのが何ともうーんな感じ。あの時間帯はしっかりキープして自分たちの時間にすべきだと思ったけど、微妙な感じだった。

今日の試合はお互い思惑が見えたり楽しかったけど、例えつまらない試合でもこのスタジアムなら損しないだろうなあと思いつつ、もしもレッズがここに乗り込んできたら満員になるのかなあと変な期待をしてしまう。