孤独について


人付き合いがうまくできない。億劫、って感じだ。
そのくせ一人でいることに不安と不満を感じる。
友達が欲しいのに、付き合ってると疲れてくる。
電話を切るとモヤモヤしてたまらない。
手紙を読むのが恐い。そして返事を出せない。
メールもうまく書けない。
どう書いたら(話したら)相手を不快にさせないか?わからない。
チャットも嫌いだ。いつも不愉快になって無言で落ちてしまう。
ちくしょう。もっと自信が欲しい。
もっと自然に人に優しくなりたい。
失った友達のことを考える。
いつか失うであろう友達のことを考える。
返事を出せないでいる方、ごめんなさい。近いうちに絶対出します。
 

******

 
人はみな、孤独で自由なものなのだ。きっと。

↑あなたはいくつあてはまりますか?
という生活習慣病のテストではなくて、大学の卒論第一回発表で提出したレジュメの内容。掃除してたらでてきた。
我ながら度胸がある。よく卒業できたと思う。その時適当にネットで見つけて来たものだけど、この人いまどうしてるのかな。

ヒビ

スピーカーから異音と思ったら
じわじわとセミが鳴いていた。
夏だなあと思った
 
***
 
朝家をでると
ジョワジョワとセミの声がした。
夏だなあと思ったら
車の中でヒゲを剃ってる人がいた。
夏なんだなあ。

きみとぼく

愛は 与えるものでも
   与えられるものでも
ましてや奪うものでもなく
   ただ
   与えられていたもの
僕らのすごす 時間軸からはずれてあるから
   それは
みえないし
ふれることはない
   けれど
   ただ
   与えられていたと
なにかのときに 気づくから
 そのときに、愛は発生する

ヒビ#97

寝静まった夜の街を歩いて帰る。
バス停の明かりの下にひとりずつおじさんがうつむいて居たり、横になって居たり。
僕のヘッドフォンから流れる音楽に合わせておじさんが拍子をとる。
ワン、ツー
ワン、ツー

おじさんがひとりふたり。