双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

余計なことばかり

|雑記|


余る程の考える余裕が在ると、結局は余計なことばかりを考えてしまい、
悪循環に陥って底辺の堂々巡りとなり、本来するべきであろう筈の
有益な方面の考え事にはならない。と云うことが多い。
全く、人間とはつくづく出来の悪い生き物である。

一昨日から店の前の路上にて、大々的に電線の改修工事が行われて居る。
車の行き来が片側通行に規制され、丁度店の駐車場の入り口の所が
微妙に停車位置と被ってしまい、そうすると店への出入りに支障が出るので、
少しずらして貰えるよう頼んだところ、快く了承してくれたのだけれど、
そんなときに限って、すとんと阿呆みたいに閑古鳥な塩梅な訳で、
この店、随分暇なんだな。こんなに暇でやっていけんのかな。
などと、すぐそこの警備の若い人は思って居るに相違なかろう。
否、そういうときも在りますが、案外そうでもないんですよ。
と云いたいのは山々なれど、わざわざ云うことではないし、
第一、そんな風に思われて居るのだろな、と私が考えるだけで
(もし仮にそんな風に思って居たとしても) 実際に云われた訳ではないので、
そもそもがあれこれと考える必要の無い、世迷言なのであった。

みたいな事柄ばかりを、あれこれと一日中ぐるぐる考えては、
「キーッ!」と地団駄を踏むなどするのは、精神衛生に甚だ宜しくないと思う。
暇と云うのは、人間に人間の出来の悪さを改めて痛感させるものである。

都合の良い話

|日々|


今年のKAFUN事情がどのような塩梅かが、今ひとつ分からずに居る。
確か始まりは早かったし、シーズン前半はそれなりだった気がすれど、
途中で失速と云うか、三月半ば頃に中休みのよな状態となって、
むむむ。もしやこのまま終息に向かうのでは…などと甘い期待も抱きつつ、
否々、そんな訳無いでしょう。後になってどかーんと来ますよ。
と、案の定。一週間程経ったら再び派手に動き出したのであったが、
しかしながら、それも何やら長続きしないよな気配を感じさせて、
週が明けたところで、またしても勢いを失って居るよに見える。
どうした、KAFUN。

また来るなら来る、もう来ないなら来ないで、はっきりしてくれ。
二月の末に貰って来た小青竜湯が、もうじきに無くなりそうなんだ。
丁度無くなる頃に終わってくれたら、中途半端に市販薬を買わずに済むんだ。

もしかしたら。
KAFUNの奴めは通常運転で、いつもと変わらず暴れて居て、
ただ単に、私の方のホルモンバランスか何かが変わったとかで、
それでこんな感じの曖昧な展開になって居るのだろか…。
とか何とか。己の都合の良い風に考えては真相を遠のけ、
一口サイズの歌舞伎揚げを齧りながら、ぬるい茶を飲む。

溜息 (時々鼻水)

|日々|


朝から曇天。後、昼を待たずに雨となる。冬に戻ったよな肌寒さ。
折角の土曜日だと云うのに、人も車もまったく静かなもので、
ずっかり待ちぼうけをくらったよな格好のまま、午後が過ぎ、
ぼんやりの中で雨が止んだ。夕前に、いきなりかーっと晴れる。

溜息に思う。何と云うのかな。極端なんだよな、色んな事柄が。
季節にしろ、天気にしろ、人の動向にしろ。
嗚呼、年々顕著となる一方の極端さについていけない自分が居る。
ついていくべきなのか?ついていかねばならぬのか?

結局、そのまま夜となってしまい、すっぽかされた土曜が終わる。
そう云や、ここいらの桜はいつ頃咲くのだろか。
辺りを見回しても、いまいち春と云う感じがしないなぁ。
兎に角、KAFUNよ早く終われ、とそればかり願う三月である。

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