会社がガンダム・アムロが取締役
この例えは、木俣由美『Virtial会社法』に用いられているが、
単なる事例による説明の域を超えていない(つまり取締役Aの代わりにアムロといっているのみ)。
しかし、丹念にガンダム(オリジン)を分析すると、
アムロがガンダムに搭乗する経緯は、
設立中の会社の理論にリンクするところが多い。
例えば、当初無権限者のアムロがガムダムを操縦するのだが、設立手続の途上では(より正確に言うと会社の設立登記完了時までは)、会社には法人格が与えられず、したがって、会社のそのものも存在していない。
結局、設立中の会社は、段階的に成長し最終的に法人格を取得するが、そのプロセスがガンダムが大地に立ち、アムロがパイロットとして承認されるまでのプロセスと酷似している。
そこで、
アムロがガンダムに搭乗する経緯を、設立中の会社の理論を念頭に置きながら説明することにこころみているのだが、これはライフワークになるかもしれない。