今日のモザイク

あの6000人を抱いたゴットフィンガー加藤鷹ですら引退する昨今、
同じ加藤でありながら、誰一人そしてフィンガー1本触れられないまま無事34歳になってしまった。
オーマイゴッドフィンガー加藤。

これはいよいよ、処女のまま死ぬ可能性が濃厚になってきたかもしれない。
私の秘蔵ノート「初エッチの時、言いたいセリフ集」全2冊が日の目を見ないまま、幕を閉じるかもしれない。


そんな私がクリスマスイブに何していたかって、まあほぼ漫画を読んでたわけですが、
たまに、そういえば最近の情勢どうかな?なんつって、アダルトなサイトをね、多少嗜みもしました。

でね、こっちとしては、もう何だったら携帯とかで観てるわけですよ。
荒い画像を必死に観てるわけです。

でね、なんつーかね、もうモザイクって何なの?ってことですよ。

なんつーか、このサイトを観てるみんなは、多分全員、局部が見たいわけですよ、正直。
そこがね、どうなっちゃってんのよハテサテってとこがね、見たいんですよ。

でもね、局部よりでっかいモザイクで覆われてるわけですよ。

それはね、仕方ないと思う。
そういうルールになってるんでしょう。


だけどさー、局部に、局部よりでっかいモザイクかけておきながら、そこに5分くらいズームインしてんのがね、全く意味わかんないわけです。

画面全部モザイクなわけです。

すごくね盛り上がってるの、今、多分。
なのに、この盛り上がり、ずっとモザイクのターンですよ。
声に合わせて、多少揺れたりもするわけです、モザイクが。

なんつーか、だったら全体像が見たい。全体の動きを把握したい。

もーね、女体がどうとか、殿方の巨塔がどうとか以前に、モザイクしか見えない。
何にモザイクがかかってるかすらわからないくらいの、モザイクのドアップ。

私たちは、その後ろにはきっとアレがあるんだ!って信じて観てるわけですが、

大丈夫?騙されてない?
そのモザイク解いたら、徳光さんの満面の笑顔ってことない?

あわよくば「びちょ濡れじゃん」とか言われてるんですけどね、それ、生き別れた親子の再開に感動して泣いてる徳さんってことない?


と、思ってからはもう、モザイク出るたび、その後ろの徳さんを想像しながら見てたんですけど。


すぐに飽きたので別の作品を見てみたら今度は、びっくりするほどモザイクが小さい。和夫の入る余地なし。

おいモザイク、ちょっと大丈夫か?!なんか、痩せた?ちゃんと食べてる?
っていうかその細身で役目果たせんの?ってくらいのモザイク。儚げなモザイク。

でも、まあ、イチローのバットは細いけど、全部の球を芯に当てるからあれだけヒットを飛ばせるってテレビで言ってたし、多分、このモザイクだって、こう見えてさぞかし芯に当てていくんだろうなと。素晴らしいディフェンスを披露してくれるんだろうなと、期待してたんですけど、


もーね、人手不足!


なんつーかな、女性がね、完全に後転に続く後転、そして開脚後転、みたいな技をね披露してたんですけど、
なんつーかな、モザイクがんばれ!視野を広くもって!と言いたい。

もうね、確かにココゾってとこは必死にモザイクが付いて行ってた。すごい、あの動きに付いて行ってだけすごいよ。

すごいけど、そのココゾってとこの、ちょっと後ろにね遅ればせながら、まあちょっと手間はかかるけど決して忘れてはならないメンバーがいることをね計算に入れてて欲しかった。

もーね、ココゾの後ろのアイツがね、完全にフリーダムなんですよ。誰にもマークされてないわけで、生まれたままの姿をね晒してるわけです。
いやいや、そこの守備を怠ったら、えらいことになるよ、と。結構、足で稼ぐ選手だよ。インテルでいうところの長友だよ。

で、長友が丸見えでフィールドを駆けまわってたわけです。
自由にさせたら厄介な選手だよって口酸っぱく言ったんですが。
まあ、今回は得点に絡む様子もなく、安心しました。


で、まあ、結局のところ、最後になんの修正もかかってないやつがあったんですけど、なんつーか、海外のモノだったんですけど、
もーね、志村の白鳥かっつー。
むしろ、ちょっと懐かしいよ、なんか。



そんな感じで、喝を入れてね、また漫画に戻ったんですけど、

モザイクって入れる仕事をしてる人が勿論いるわけで、すごい大変みたいで、
激しい出し入れとか、とんでもない仕事量になるって聞いたことがあって、

どんなモザイクも職人のおじさんが一生懸命1コマ1コマ必死に消してると思うと、感慨深いなあ。


アダルトなビデオって、なんか、男優がいて、女優がいて、観る人がいて、そして消してるおじさんがいる。

ってことをね、まさかのクリスマスイブに考えてて、今、ふいにね文章にしたりしててね、気づいたらクリスマスになってたんですけど。

こんなクリスマスにも、きっと職人がモザイクかけてくれるはず!

下半身が32年フリーz・・・わあああああああ!!!!!

3月3日に、ついに女性向けTENGAこと「iroha」が発売されました。
私はそれをブログに4回に渡り書き、最終的には実家のスキャナー使って絵までね、ドヤ顔で付けて、有終の美をね、飾りました。

やりきったよ。
苦節30うん年。初めて立派なエログが書けたと思った。


で、その瞬間irohaの存在をちょっと忘れたよね。
まず実家から帰る時にね、すっかりirohaの点呼を怠った。
全員、ちゃんとバスに乗ったか確認しないで帰路についた。

結果、実家に、iroha1個置いてきてたわけです。
今の今まで、それに気がつかなかった。


そして、一週間ぶりくらいに実家に帰ったら、
リビングでテレビ観ながら、お母さんが肩にiroha当ててたわけ。


もー衝撃的。
エアバックの2,3個膨らんだんじゃないってくらい衝撃。

一瞬にして、喉がカラッカラになった。

咳払いしつつ「ただいまー・・」なんて言って、
お母さんの横におそるおそる座ったよね。

もう下手なことは全然言えないわけ。
場所は違えど、お母さんが今まさに横でirohaを使っちゃってんの。
信じられない。思いっきりブーンつってんの。

「肩こってんの・・?」

なるべく・・なるべく・・平静を保って聞いたよね。

「そうなのよ、こないだねー」つって、肩こりにまつわる物語を30分くらいくらって、

その話の途中で、お母さんはirohaの電源を切って、
もうほんと、使いこなしてるのが怖いんだけど、華麗に切って、
irohaを机に置いて話を続けてるんだけど、

もう私にはirohaしか見えない・・・!

おまえー!つって。
なんで、おまえ、そこにいんだ!と。
何、普通の顔してブーンじゃねぇよ、と。
事故ってるからー。
もうおまえがお母さんに使われてるとか、事故で処理されるレベルの案件だからー。


YUKIDARUMAでした。
私ったら、何でおまえを平気で実家に忘れたんだろうね。

それにしても、実家のリビングの机の上に、セルフプレジャーグッズがぁぁ・・・。
夢なら覚めてぇぇ・・・。


もう、怖すぎて、irohaに触れられないまま、上の空でお母さんと日常会話をしてると、
2階から、お父さんが降りてきたわけ。


「あれ?はいね帰ってたのか?」つって。

お、お父さん・・・と、私とお母さんとirohaが剥き身でリビングに勢揃いしてる。

で、もうね、自然にね、驚くほど自然にね、お父さんがiroha持って、

「これ、はいねのじゃないの?」つって。

も・・持ったー!!!お父さん持った−!!!

クララが立ったくらいの衝撃で思ったんですけど。
心の中で噴火するくらい思ったんですけど。
もう平静をね、保つしかないわけです。
そんなお父さんを見ちゃった限り、死んでも全力でバレるわけにはいかないのです。

お母さんも「これ、はいねが置いてったんじゃないかって思って」ってirohaと私を見比べてくるわけ。


この時点で、親がirohaを知らないってことは重々わかってて、
そうそう私のー。つってね、鞄に入れちゃえば良かったんだけど、

もうね、なんつったらいいか、irohaの存在が怖すぎて、アンタッチャブルすぎて、

「え、私のじゃない」

つっちゃったのねー。

もう、irohaを「私の」っていうリスクが凄すぎて。
守りに入っちゃったわけ。

今、思えばさー、ここで果敢に攻めておけば良かった−。
攻撃が最大の防御だっつーこと忘れてた−。

したら、お母さんがすっごい得意げに
「これ、便利なのよー」
つってね、使い方を説明してきたわけ。
irohaの。

「ここのボタン長押しするとねー」なんつって。

で、「ちょっと肩に当ててみなさい」とか言われてね、
家族でirohaを、肩とかに当てあってね。


シュール。
心臓がね、いっそもげるかと思ったんですけど。
夢じゃない?って5回くらい思ったんですけど。
そんな夢のようなひとときを過ごすうちに、あまりにirohaが家族に馴染んでるもんだから、ちょっと慣れてきて、

私としては、二人が寝静まったあとにでも、そっと回収すればいいかと。安易に。


いやー、まさかその日に限って、弟まで実家に帰ってくるとはねー。


まさかの全員集合ですよ。
irohaに関しては、いったん、弟が置いてったんじゃないかってことで、
決着がついてたわけですが。

そこに真打ち、弟登場ですよ。

で、まあ、4人で世間話をしてるわけですけど「最近どうだ」とか「ちょっと忙しい」とか。
その、ほんの目の前にirohaがあるわけです。

弟に関しては、敏感な年なので、知ってる可能性すらある。やばい。

もう必死にアベノミクスの話とかしたよね。
全員の気を反らせたくて。
安部もよくあそこでミクスしたなー、つって。
無い引き出しをこれでもかってくらい引き出して、
田原総一郎ばりに、みんなの意見を聞いた。

(今のうちに、iroha逃げてーーー!)つって。

つーか、私のこの付け焼き刃の田原にうんざりして、みんなリビングを去らないかなあと思って。
厳しい角度から、どんどん切り込んでいったよね。ミクスの?ミクさない?つって。

なのに、みんなすげー意見持ってる。そんないっぱいどこに持ってたの、つーくらい。
で、全然去らない。
熱い思いをぶつけてくる。
隙あらば朝まで語ろうとしてくる。

お父さんなんて「子どもたちとこんな熱い話ができる日が来るとは!」なんつって、
ちょっとお酒とか持ってきはじめた。

そのお酒、コップ、コップと並んで、iroha置いてあるのー。たすけてー。だいぶ目についてるー。

もう完全におかしい。
女性らしくを、新しく、とか言ってる場合じゃない。
新しすぎる。

せめてもうちょっと、どけたい。
みんなの目につかないとこへ。
GLAY以上に、ここではないどこかへと。

で、ここで私はお酒ってアイテムに注目しまして。

お父さんのコップにお酒をつぐ一連の流れを利用して、
irohaをそっとすみの方に移動させた。

そぉっと。

その「そぉっと」の動きがさー、ここぞとばかりにコントのドロボウみたいな演技が出ちゃったみたいで。

私が「そぉっと」ってやってる時、全員iroha見てたのね。
もー凝視ね。凝視。


「なにそれ」つって、まず弟が言ったわけ。
あ、弟、iroha知らないんだ。と、ホッとしたのもつかの間。

「え、あんたのじゃないの?」ってことになったわけ。

誰のでもない。
っていう、急におそろしい展開になったわけ。

父「え?」 母「え?」 弟「え?」 私「え?」

みたいな変な感じになって。

「あ、私のだわ」って言いたかったけど、
散々さっきirohaの使い方を、お母さんから伝授されて、「へー、すごーい」つって大きめにリアクションしちゃった分、今更もう何も言えないわけです。

で、そんな中、弟が手にとって。
ついに、弟の手にirohaが・・・!

したら弟が何か気づいた顔で「え、これって・・」つったの。

後日確認したところ、「これって手触りチョー気持ちくない?」の意だったらしいんですけど、
気づかれたー!!!って私は思ったよね。
姉のプレジャーがバレたー!!つって。

で、もうね、シィィィイィィーつって。弟に。
言わないで−!つって。

合図をね、送ったわけ。
その合図をね、何も分かってなかった弟は、独自の観点で読み取って、
姉ちゃんからの親へのサプライズプレゼントのシィーだと思ったみたいで。

オーケーオーケー任せろみたいな顔で、
「ほらさー、父さんたち、昨日あれじゃん」って急に言いだしたわけ。

私は私で、弟に意味が通じてると思ったので、話を変えてくれたんだと思って。
iroha回収作戦を手伝ってくれるかと思って、「うんうん、あれあれ」つってね。

したら、「結婚記念日」って弟が言い出して。

これまたびっくりすることに、このタイミングで前日両親が結婚記念日だったわけ。

で「姉ちゃんからのプレゼント」つって、あげちゃったわけ。ぽんって。
親に。
irohaを、ええ、はい。

どこの日本に、irohaを親にあげる娘がいますかっつーの。


「え、そうなの?」って、お母さんに聞かれて、
「あ、え、うん、ああ、まあ・・え」みたいな感じで、
なんかちょっと感動的な感じになってるけど、もー、ほんと全部おかしいから。
どんどんおかしくなってく。

でも、もう、いったんね、いったんあげちゃおう。って思った。
とりあえず、今、丸く収めたい。

で、収まりつつあったのね。

したらお父さんがいきなり「一個しかないの?」って、嘘みたいなこと言いだしたわけ。
嘘みたいに。

もーこれには、何かわかんないけど、いっそ怒りすらわいて、
「ないよ!」
って声を荒げたわけ。

したら、一瞬全員シーンとなって、見かねた弟が奇跡の一言を言い出したわけ。
「じゃあ、父さんの分は俺が買うよ」って。

意味分からん!!

父さんの分なんてね!!
irohaに父さんの分なんて、この世で1個もないわ!!

って、強く強く思ったんですけど、
奇跡の弟が一点の曇りもない目で「どこで買ったの」って聞いてくるわけ。

「いや・・いいよ・・私、買うよ」
「え、俺、買ってくるよ」
「いや、いいよ」
「え、なんで」
「いいってば」
「なんでなんで」
「もー買ってあるし!」

ってなったよね。おのずと。
最悪の結果が導き出されたよね。
で、うちに置いてあったもう一体の「HINAZAKURA」をね、翌日渡すことになりました。

あの、「先でつまむ」で有名なHINAZAKURAをね、まさか父に贈る日が来るなんて。
HINAZAKURAもね、びっくりしたと思う。


これでもう、やりきったと。
私はもう疲れた、と。
フランダースの犬だったら、ここでパトラッシュと横たわる感じで。
とりあえず、一週間くらいしたら、実家に忍び込んで回収しようと、目を閉じたわけです。



したら、もー今日ですよ。
お母さんから電話があって。

「あれ職場に持ってったんだけど。欲しいっていう人がいて、
 どこで売ってんのって聞かれたんだけどー」
つってーーーーーー!!!

irohaどこ飛び出してんのーーーー!!!

もうね、irohaの冒険が、全然終わらないわけ。
電話口の私は、とてもついていけないわけです。
「忘れた」「知らない」って言葉しか出てこないわけですよ。

したら、向こうも意地になったのか「調べる」って言いだして、
私ももう限界で言ったよね。
「参りました」って。


で、夜、お母さんと待ち合わせて、ご飯食べに行って、
irohaの持つ真の力について白状したよね。

もーお母さんがみるみる真っ赤になっちゃって、
私も負けないくらい真っ赤になったんですけど、

つーかお母さんが真っ赤っかのまま、職場でどんなにirohaがツボに効くかって力説してきた話を聞いて、
途中から二人で涙がでるくらい笑いが止まらなくなってしまって、

つーか、お母さんが、「実は今日も持ってったからー」つって、
カバンとこからirohaのぞかしてくっから、
そのたび、椅子から落ちそうなくらい笑った。


なんつーか、irohaが言うところの「寝る前にパックをするように。お風呂でトリートメントするように。」にはほど遠く、
女の性ってまだまだお茶の間に駆けだしたばかりだなって思ったけど、

私は確かに見たよ。
irohaがリビングのど真ん中に置かれてて、自然に家族が団らんしてるっつー未来図を。




■下半身フリーザ・シリーズ
下半身が32年フリーザなんですけど、「iroha」発売されたので、ザーボンさんドドリアさん行きますよ!
下半身が32年フリーザなんですけど、「iroha」の全貌見てたらナメック星が爆発しそう。
下半身が32年フリーザなんですけど、女性向けTENGAが出るって聞いたので最終形態になれそう。
下半身が30年フリーザなんですけど、おもちゃ見てたらスカウターが壊れた。

下半身が32年フリーザなんですけど、「iroha」発売されたので、ザーボンさんドドリアさん行きますよ!

しまってこー!
おー!


なんつって守ってきた私の下半身が、もう、しまりっぱなし。

こんなにしまっちゃうと思わなかった。
軽い気持ちで掛け声とか、かけるんじゃなかった。

開幕だ開幕だつってんのに、32年、サムライJAPANから、ちっとも一打が出ないわけです。

ほんと「WBC!(私のベッドシーン知りませんかー?)」「WBC!(私のベッドシーン知りませんかー?)」
つってね、声高に叫んできたわけですが。


いやね、もうね、この際ホームランとか贅沢は言わない。
バントでいい。
転がしてこ。
ほんと、バットさえ構えてくれたら、あとはこっちで何とかするから!


そんくらいの心意気でやってきたわけですが、
見逃されて32年。
そんなに見逃すことってあるー?つってね。


はっきり言って、私の下半身あたりのあの子なんかはさ、
完全にへそ曲げてますからね。

20歳すぎたら、おまえが主役だって言われてきたわけですから。
スポットライトが、もうすごいことになるって。
みんな夢中だって。
仕事が鬼のように舞い込んできて、事務所の電話が鳴りやまないつって。


フタを開けたら、まさかの黒子ですよ。


使用頻度で言ったら、もう常勤である必要すらない。
パートのおばちゃんでもいい。
私の股間が2、3日田舎に帰ったところで、何ら支障はないわけです。


そう思い始めた、32歳、春。

全国の眠れる獅子に朗報です。

あの(ハウルの動く城より動いたと言われる)TENGAから、女性向けブランド「iroha」が、
満を持して、ええ、まさにマンを持して、発売となったのです。



もうね、アマゾンにね、急いでお願いしました。
アマゾン具合じゃ、こっちも負けないぞっつって。

で、まあ、結構ね お高かったわけですがね、
そこはもう今までね、何にもしてあげられなかったから、
ほんと私からの嫁入り道具だと思ってね、
自分の下半身にね、贈ったわけです。



そして、なんていうか、三種の神器っつーかな。ここに集合したよね。
(若干、ミドリがまさかの品薄で、今、一足遅れでこっちに多分向かってます)

私も結構生きてきたからね、使い方とかね、だいたいの予想はついるわけですが、
一応ね、一応確認ってことでね、
サイトの方で、使い方についての動画みたいなの、じっくり見たよね。
3回くらい、見たよね。


なんつーの、春っぽい爽やかな動画が流れてたわけで。
ジュウシマツのかわりに、小指にirohaのせて窓辺で語る感じの絵が流れてたわけですが。

軽く押しつけて楽しむ、みたいなことも書かれてたわけですが。


もうね、軽くとかないから。
軽くで、どうにかなるような場所じゃないから。
言わば樹海ですよ。
それを抜けて富士の山頂にアタックするような気持ちですよ。

と思って、まあ、厳重な装備で、
何だったら1年ぶりぐらいにシーツを変えて、挑んだよね。

正直、野ざらしだったあの子が電化製品の恩恵に授かることなんて、
全くなかったわけで、
なんていうか、緊張だけで電源入れずして、iroha(YUKIDARUMA)を持つ手も、
おのずと震えるわけです。

若干の敬礼もしたかな。

で、まあ、恐る恐る総本山に近づけたわけです。



「龍の巣だ!!!」つってね。

32年鳴かず飛ばずですからね、そりゃ何らかの巣も張るわけです。
なんだったら軽くトグロも巻くよね。

でも、なんつーかirohaはそんなことくらいで動じないわけで、
「父さんの言った通りだ・・向こうは逆に風が吹いてる!
 ラピュタはこの中だ!!」
つってね。

そりゃ私も止めたよ。危険だって。
「馬鹿な!入った途端にバラバラにされちまうよ!」って。

でも
「行こうおばさん!父さんは帰ってきたよ」
つーので、

もう、私も覚悟を決めて、エイ!つってね。

見せてあげよう、irohaのいかづちを!つって。


で、しばらくシータァァァァパズゥゥゥゥシータァァァァパズゥゥゥゥつって、

志半ばで、バルス!ってなりました。

バルスっつーか、なんかうちのラピュタが案外どっしり構えてて、不動明神すぎて、
ラピュタ本体より手の方がね、若干いかづちを浴びてたみたいなとこもあったけど、

ぬーべーか私かっつーくらい左手の血行が良くなったけど。


それでもなんとか初舞台を終えて、
静かに電源をオフにした時、
一瞬、能面みたいな顔になったと思うけど、

その後、ガッツポーズ。

なんだろう、この湧きあがる勝利投手になったような気持ち。
まさに完封試合をしたようなこの気持ち。
同時に、ちょっと現役を引退したようなこの気持ち。

私は、よく投げ切った。
今年の沢村賞は私かもしれない。


そうして、ひとつ大人になった私のフリーザを覗き見てみると、
「大サービスでご覧にいれましょう。
 私の最後の姿を・・・私の真の姿を・・・!」
みたいな顔してたけど、

もう、ほんと、全然変わってないです。はい。
いつもの顔です。はい。

下半身が32年フリーザなんですけど、「iroha」の全貌見てたらナメック星が爆発しそう。


まあ、覚えてる範囲で言えば、修学旅行かな。
私にとってのお泊り騒動って言ったら。

かれこれ1時間くらい森みたいなとこを歩かされて、
そこの地域で一番長いって言われる滑り台を滑ってみることになって。
それが小学生だった私からすると、もうね、ちょっとしたジェットコースターくらい長くてね、
絶対バレないし、誰にも見えないと思って、1時間我慢した震える膀胱を思う存分に解き放したんだけど、

まあ、滑り台ですからね。
オシッコと並走して滑り降りて来たよね。
クラスメートたちの前に。

修学旅行の楽しげなシャッターチャンスを狙って、滑り台の途中で構えてたカメラマンもビックリですよね。
カラッカラの晴れにね、一人だけねスプラッシュマウンテンみたいな子がいんの。
水しぶき上げてね、滑降してくんの。
そこは思わずシャッターを切られたよね。

それがまあ、私にとってのお泊り騒動っていえば、お泊り騒動かな。
騒動の部分が強めだけど。
で、私もカメラマンに思いっきり現場をすっぱ抜かれてまして、
廊下に修学旅行の写真が貼りだされた時は、ほんと、地獄を見ましたから。



そんな私も32歳。
32年、お泊り無し。直帰の名を欲しいままにしてきた。

でも正直、32歳のレッテルに負けそう。
32歳の看板、重すぎる。

峯岸みなみ(20)がさ「みんなごめんね〜」なんつって坊主にしてる横で、
私(32)なんてね、よく見てみたら軽く禿げてきてるわけ。1泊もせずに。
つむじだ、つむじだ、って言い聞かせてきた分け目が、ミステリーサークルみたくなってんの。
ナスカの地上絵でも描こうかっつー勢いなの。


もう散々、女の子が坊主にするなんてショッキングだとか、いたたまれないとか言われてますけどね、
ショッキングとかいたたまれなさでいったら、禿げの比じゃないから。

ほんとあの映像を「見るに堪えない」とか言う人に、禿げはどう見えてんの?
禿げは、恋愛してなくても禿げる時は禿げるんだよ?

「いやいやいや、自然に禿げてるのと、若い女の子が自分で髪を坊主にするのとは全然違うから。」
とか言う人も居そうだけど、それはもう禿げてないサイドの意見だと思うのね。

だって禿げてる人は急に禿げたわけじゃないから。
まさか・・・まさか・・何で自分が・・って思いながら数年の長い期間をかけて、
仲間たちに見守られながら、ゆっくりと(しかし着実に)禿げていくわけだから。
二枚目だろうとシリアス派だろうとクールだろうと、問答無用でハゲキャラになっていくわけだから。

それに比べてAKBのあの子がちょっと坊主にしたくらい何だって話ですよ。

髪はね、切っても伸びるって最大の利点がありますから。
1〜2年後ぐらいにドキュメンタリーか何かで、研究生になったあの子の髪が少しずつ伸びて、ショート、ボブ、セミロングを経て、最終的にはロングヘアーになった彼女がAKBに舞い戻るまでのサクセスストーリー絶対やるでしょ?
一方、禿げにとってのサクセスなんつったら育毛剤でしかないわけですよ!


かく言う私もまだね、かろうじて、つむじ。つむじをちょっと こじらせたくらい。
毎日クシですげぇ叩いてっから。熱いビートをこれでもかって刻んでるから。大丈夫。

したらさ、なんつーの?
1週間くらいで、分け目だった感じがね、天下分け目みたくなってきたのね。
すっごく分かれてきた。
集合ー!って叫んだよね。

で、まあ、クシで叩いたらダメみたいです。マッサージくらいがイイみたいです。


で、マッサージと言えば、あれですよ、
このたび、あの(巨神兵をも作ったんじゃないかと言われる)「TENGA」からできた
女性向けブランド「iroha」の全貌が明らかになったみたいじゃないですか!


その謳い文句がこれです。



『女性らしくを、新しく』



なにそれ、風の谷で風が止まったとき大婆さまがそんな感じのこと言ってなかった?
「その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし、あと、女性らしくを、新しく」つって。
さすが大婆さま、言うこと違うねぇ〜って思ったもんね。



で、やっぱり感銘を受けたんですけど。

なんと言っても、フォルムが丸い。
和菓子みたい。

なんとなく、私でも仲良くなれそう。

ナウシカがキツネリスのテトを手なずけたように、
「ほら 怖くない。怖くない。ねっ?おびえていただけなんだよね」
って、私も肩にirohaを乗せて旅する日が来るかも。


もうこうなったら、AKBにも配ろ!
irohaは何と3種類あるみたいだから、みんなで肩に乗せて「ヘビーローテーション」歌お。

そうして、ちょっと禿げながら、みんなで生理があがるまで操を守りぬいたあかつきには、
立派な「閉経B」になるよ!


そんなわけで、3月3日ひな祭りに、満を持して「iroha」発売。
私のしけったぼんぼりにも明りがつくかも!

下半身が32年フリーザなんですけど、女性向けTENGAが出るって聞いたので最終形態になれそう。

32歳っつー、軽い熟女になりつつあるわけですが、
股間が全然社会に出てこない。
義務教育が終わらない。

かと思えば、最近は小学生でも、なんていうか、男女の戯れっていうか、そういうの、あるらしくって。
やれ、ポルノを規制しろだの、少女漫画の過激な表現がどうのってね、言われてますけどね。

擦り切れるほど見たっつーの!
血ぃ吐くほど読んだっつーの!
小学生の頃から、20年以上。

二次元から三次元、文章から映像にいたるまで、
数々の股間たちが私の横をすり抜けて、リングに躍り出ていくとこを見てきた。

ほら、私なんて小学生から早々に嗜んできたわけだから、
きっと早めにお声がかかるだろうと思ってね、
いつレニー・ハートにあの巻き舌でコールされてもいいように、
ほんとアキレス腱とかね、超伸ばしてたわけ。
手首とかね、すげぇ振ってたわけ。

まさかのアップで32年。アキレス腱もだいぶ伸びた。
考えたくないけど、アップで、女の一番いい時期を終えた気すらする。


で、私も うすうす感じたわけ。

このペースでいくと、現世では…ねぇな、と。

でも、32年のアップで身体は暖まりきってるわけ。
もうね、そのエネルギーたるや、この平和な誰も攻め込んでこない中野のワンルームで、1人、闘ってもいないのにサイヤ人化してるわけ。無駄に。起きたら、こうなってた、みたいな感じで。
そういう問題が生じてくるわけです。


んで、まあ、この世界にはさ、ひと声かければ、もうねドラえもんも真っ青の色んな道具が出てくるわけじゃないですか。

それ使えばいいじゃないなんてね、心ない言葉もかけられるわけ。

でもねー、なんつーかなー。
ぱっと見で、全然仲良くなれそうもないわけ。人見知りするわけ。

だってもー、それ鬼が島で鬼が持ってたやつじゃない?とか、
エイリアンの口の中のちっちゃい口から、そんなの出てたわー、みたいなのとか、
総じて、大体がガラが悪い。中高荒れてた?みたいな。
盗んだバイクとかが似合いそう。


あと、まあ、なんつーか、それさー、使い方としては、
「おじゃましまーす」っていうタイプでしょ?
中山秀征ばりにウチくるやつでしょ?

こちらね32年、誰も訪ねてこなかった未開の土地です。
秀ちゃんを招き入れるスペースがね、多分ないわけ。
倉庫番でいえば100面かなってくらいスペースがない。

で、多分、壇密の入口が飲み屋の暖簾だとすると、
うちの秘蔵ッコの入り口なんか岩戸と化してるわけ。
開ける時、ゴゴゴゴゴゴッて音してもおかしくない。

そんなとこね、入れれてマシュマロ2個が限界ですよ。
それを、金剛力士先輩が確かそんなの持ってたような?みたいなやつを、おもむろに差し込むってね、
聖剣伝説だったらユグドラシル枯れるっつーの。


ほんとね、おもちゃとか軽々しく言って欲しくない。
こんなん切腹の一種ですよ。
多分、入れた時、ジーパンの殉職みたくなる。


結局、大人のおもちゃって言うのは、そういうものだと思う。
いつも死と隣合わせ。
私が軽々しく手を染められるようなもんじゃない。


そう思って、今まで静かにゴンドアの谷で暮らしてきたわけですが、
このたび、あの(ラピュタびとが作ったんじゃないかと言われる)「TENGA」から、
女性向けブランド「iroha」ができるっつーじゃないですか!


それの謳い文句がこれです。


『寝る前にパックをするように。
 お風呂でトリートメントをするように。』


なにそれ、ゴンドアの谷の詩にあったんじゃない?
「土に根を下ろし風と共に生きよう」のあとあたりにシータが言ってなかった?


で、感銘を受けたわけですが、
3月3日まで、どんなんが出てくるかは、分からないんですけど、
なんとなく、仲良くなれそう。
「焦らなくていいよ。俺、いつまでだって待つよ」
とか言ってくれそう。


もうね、私これでも、人類のことは32年待った。
ここまで来たら初めては「iroha」でもいい。
私のラブストーリーが、3月にはじまるかもしれない。
食パンくわえながら曲がり角でぶつかる転校生は、irohaかもしれない。

二本差し!

海賊王にオレはなる!
なんつってたあの子のお船には、超仲間が増えてましてね。
見る限り、全然ワンピースじゃないんですよ。

かたや、
王なんて・・そんな・・ねえ?やっぱ平等が一番ですし・・
をモットーとしてきた私のお船にね、
全然、人いねぇの。

超ワンピース。
ここ32年くらいワンピース。

食べて寝てを繰り返すことによって磨きあげた体は、
なんの実も食べた覚えがないのに、自動的にゴムゴムになってるわけですよ。

で、下半身は白ひげ。


そんな船っつーか、お舟では、もうね、「オレはなる!」とか以前に、
おのずと、王にもなってくるわけです。
他に候補者がいないので。
押し上げで。

んで、まあ、漕いでるわけですが、大海原に。


せめて、せめて、2ピースになりたい!
2ピースにオレはなる!つって、漕いでたわけですが。


そしたら、なになに 小耳に挟んだんですけど、
この世には、ワンピースもいれば、2ピースもいて、あら不思議「3ピー(ス)」っつー方までいるらしいじゃないですか。

3人で。
なさると。

文殊の知恵とかで済まされる管轄、超えてますからね。

3人てね、どう考えてもおかしいわけですよ。
経験がないからって見くびってもらっちゃ困る。
男女の営みっていうのはね、どう考えても定員2名なわけ。

100歩譲ってね、男女合わせて4人とかでもいい。
とにもかくにも、偶数なわけですよ。

それが3人て。
思いっきり奇数出ちゃったよ。
3っつーか、2余り1ですよ。私に言わせれば。

それは、もうね、おかしいわけです。
常識的に考えて、1人ベンチになるわけです。
待ち時間が発生してくるわけです。

男女の営みにおいて、シーツと言う名のフィールドで二人が仲睦まじくやってる横でよ?
1人アップしてるわけでしょ?
すぐに動けるように!なんつって、腿上げとかしてるわけでしょ?




・・・・してませんでした。

つーか、余裕で二人を相手にしてる女性が、この世界にはいた。
二本差しー、つってた。

もう乗車率がスゴイわけです、そこだけ。
200%のわけです。

満員御礼もいいところ。
立ち見が出るっつーくらいの勢いで。

なんなら、手や口も使って、みたいな、
もうギター弾きながらハーモニカ吹くみたいなことになってて、

二本差しどころか、計3本4本と、
もう黒ひげ危機一髪だったら、そろそろ黒ひげが飛び出すぞっつーくらい、
えらいことになってるわけです。

私はね、もうね、こぶしを突き上げて、コラ―っつってね、
黒ひげの代わりに飛び出しましたよ。どっかへ。腿上げしながら。


えっと、二本差しですっけ?
大抵は一本のところを二本同時いけるんですっけ?

どこを使う、とかね。
ここに秘密の裏道が、とかね。
やり方は、どうでもいい!

もうね、一本も差さってない子がね、いるわけです、この日本に。
その子は、なんなら32年、0本差しなわけ。
ムサシ(無差し)になっちゃってるわけ。この平成の世で。

でね、そのムサシがね、必死に2ピースを求めて、舟こいでるわけですよ。
死ぬ前に一本でも偶然 ささればいいかな。
なんだったら矢文でもいい。
ダーツでもいい。
来い!
何か、来い!って。


それをね、やれ3ピー(ス)だ!二本差しだ!ってね、
完全に海賊。完全に海賊王。
祖父の代から海賊王だったんじゃない?って。

もうね、巌流島の決闘とか、私も思わず申し込むっつーの。


そんなわけでね、今回は二本差しは駄目だってことが、
よくわかってもらえたかと思います。


ちなみに本物の武蔵は、二刀流みたいです。

こっちのムサシは、見ての通り、まるごし なわけですが、
今日も元気です。

加藤大震災

首都直下型地震が4年以内で70パーセント!

来るよ!きっと来る!

なんて叫ばれてる今日この頃。
私の下半身の活断層と言ったらもうっ・・・・!

全然裂けない。
プレートに傷一つない。

でっかいのが来る来る言われながら
31年、首都に君臨してるわけですが、
マグニチュードゼロ。
マジにチューすらゼロ。

プライベートが縦にも横にも揺れねえの。
海洋プレートも大陸プレートもピクリともしない。

いざ非常事態宣言!って時のために買った世界のオカモトが、
引き出しの中で、泣いてた。

ああ、今日も家内安全。
31才、ボーボーのサンクチュアリ
まさに手つかずの森。


そんな可愛い私のサンクチュアリを、風呂場で、
ギターかき鳴らすみたいにして洗ってたら、

もう稲葉かなってくらいに愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない
つって激しく洗ってたら、
ふと、真に美しい女性は、あそこの毛すら整えてるらしいよ
っていう数ヶ月前のananの特集を思い出しまして、

軽い気持ちで、カミソリに手を染めたわけです。
我が家の宝刀三枚刃に。

ああ、脇の処理すら怠ってた私が、
けっして足を踏み入れたりしてはいけない場所だったんでしょうね。

正直、半年使わず風呂場に放置してた三枚刃の刃がね、
こころなしかうっすら、焦げ茶色だったっつーか、

あれ80のおばあちゃんが確か、こんな歯してたなあっつーか、

今となってはいい思い出なんですが。


まあ、絡まりましたよね。
絡まるっていうか、埋もれましたよね。
私のサンクチュに。

確か、もののけ姫でサンがタタリ神になったオッコトヌシ様に、
取り込まれちゃった時が、まさにこんな感じだった。

タタリ神になんかなっちゃだめーーーって、そりゃ私も言ったんですが。

私のもののけ姫にはアシタカなんていなかったわけで。
もののけしかいなかったわけで。

15分くらいかな。
ワインのグラスをクルクル回すくらいの手つきで、
カミソリを右に左に引っ張ってみたんですが、
まさに迷宮入り。


とりあえず、落ち着けと。
落ち着いてお風呂に入ったよね。
家宝は寝て待てとばかりに、その日はそのまま寝たよね。

朝、起きて、下半身に違和感ですよ。
昨日、いたしたんじゃないかってくらいの異物感。
「感」っていうか、もう「異物」の方がね全然取れてないわけです。
むしろちょっと馴染んできてすらいる。
カミソリの加藤と呼ばれる日も近い。

でも、なんて言うか、一晩寝かしたせいか、
ちょっとほどけてきてる感じもあるわけです。
崖から落ちる寸前のアクション俳優みたくなってきてるわけです。

もう、股間ノンスタイルの井上みたいになってもいい。(空前のアシンメトリー
私はハサミでエイっ!て毛を切ってやりました。
ざまあみろ!とばかりに。豪快に。



で、・・・・なぜかハサミも錆びてたのね。



家財道具がね、だいたい錆びてるから困るー。
廃屋かっつーの。
なんて、笑いながらね、全然作り笑いなんですけど、
2個ね、ぶら下がってる様をね、とくと見ました。
笑えない。
ちょっと重くすらある。

刃物という刃物がね、股間に負けてるわけです。
ガンジーくらい争いを避けてきた私の股間が、まさかの二勝してる。


そんな、私も、仕事とかある。
もうそろそろ行かなきゃマズイ。

なのに、この状況。
パンツに二つも凶器を隠し持って仕事になんて行けないわけです。
峰不二子でも、こんなところに凶器を隠し持ってたことないわけです。

試しに、試しに一回だけ・・!
って思ってパンツ穿いてみたんですけど、
もうね、かさばるとかじゃなかった。
パンツの右と左からカミソリとハサミが、思いっきり出てたから。
シザーハンズでも、こんな場面なかった。


で、宴もたけなわ。
まさに出勤の時間。

もう、迷ってられない。
躊躇はできない。

私は右のハサミと左のカミソリを持って、大きく息を吸い込んで、
そして、引き抜いた。

ああ、私が今ドラゴンボールに出てたら、
多分、今これをもちまして、サイヤ人化してると思う。

叫んだよね。咆哮っていうかな。

伝説の勇者にしか抜けない伝説の聖剣を抜く感じで。
31才の独身女性が。
しかも二本。
いくら勇者でも二本抜きとか、見たことある?

地鳴りみたいな音がして、抜けました。
・・・直下型って・・・これのこと・・・?

立ったまま死んだかと思った。
なんか、どさくさに紛れて一人くらい産んだんじゃないか!ってくらいの激痛。

ダムでも決壊したかのように、ダーって涙が出た。
痛すぎて、動けない。
仁王立ちのまま、必死に出遅れたラマーズ法で、痛みをやりすごす。


どうにか終わった・・・・。


痛みをやりすごしながら、私のサンクチュアリをおそるおそる見たら、
おいはぎにあったみたいになってた。
羅生門の老婆みたいな顔してた。

私の眠れる活断層・・・、ちょっと動いたんじゃない?
プレートに・・・ヒビくらい付けちゃったんじゃない?

ただ、もう、ほんと、下人の行方は私も知らないのだけど。

下半身が30年フリーザなんですけど、おもちゃを見てたらスカウタ―が壊れた。

一生懸命、就職活動してるんですが、
いまだ、股間ニート

股間が「なんか仕事ないー?」つってる。

30年間、就職難。

上半身はかろうじて看護師って職業についてみたんだけど、
下半身がね部屋から全然出てこない。

私の股間にもラプンツェルいた。
こっちのラプンツェルはね、割と平屋にいるんですけど、まさかの孤立。
今年こそ、私の股間の冒険活劇もディズニーに手掛けてほしい。

前に小説のベッドシーンで「ビロードのような膜を」みたいなこと書かれてたけど、
私のビロードのね保存状態がね、気になるわけです。
エイヒレみたくなっちゃってないかなって危惧してるわけです。


もうね、正直30歳。いい大人です。なんだったら原子炉の格納容器の絵だって書ける。
頼れるものは、もう自分しかいない。

人間ってのはさ、道具をつかって火をおこすとともにレボリューションをおこしてきた。

人間の進化といえば、道具なわけです。
ならば、ここで私もね、道具の恩恵に授かってみてはどうか、と。
道具を使って、このくすぶった下半身に火をかかげてみようか、と。

民衆を導く自由の女神」(ウジェーヌ・ドラクロワ)くらいの勢いでね、
旗を掲げてアダルトグッズサイトにアクセスしたんですけど。


フランス革命、ここで起きてた。超 起きてた。


その中でも、私をくぎ付けにしたイチオシ商品がコレ!



完全になる殿方用なんですが。
もうね、一言で言うなら、至れり尽くせり。

そんな、内部構造がこちら。



ラピュタ人が作ったのかと思った。


もうね、これを見て、本気で男になりたくなった。
パズーでもいい、ムスカでもいい。
そっちチームの仕事のクオリティーがね、天空に浮かんでいいレベル。


んで、かたや 女子チームですよ。

私たちの親愛なるメンバーを紹介するぜ。
えいっ!



…う…うん…。
あれかな?
軽く地球を侵略しにきたかな?

全部合わさって、ガンダムとかになるんじゃない?
前に、火星とかにいたよね?



もー、やだ・・・。
こんな不平等ってない。


ハードルが、もうえらいことになってるわけ。
女子の方のハードルが。

これはさ、ジャンルとして「慰め」とかじゃないよね。
確実に「挑戦」とか「超人技」とかの部類だよね。
なんなら大みそかに戦うレベルのやつだよね。
「出てこいやー」って高田さんに呼ばれて出てくるやつだよね。


もうね、全く挑む気にならないわけですよ。

極太とか、なんならカチカチとかね、
どこ目指してんだ、と。
工具か、と。

もー危ない。

銀行強盗がそれ持ってきたら、金庫開けちゃうよ、私。

なんなら、江戸時代とか、それで切腹した人 何人かいるんじゃない?


これはさ、正気の沙汰じゃない。

私のラプンツェルをどんだけ過大評価してくれてんのか知んないけど、
作りがね、割とねダイナミック。

もうさー、
その分岐点いる?分かれ道、必要だった?
左に行った奴、迷子になっちゃってない?

30年間、ずっと見守らせてきてもらった者として言わせてもらえば、
そこは完全に1本道。


あとね、君ら全員ね、もう、超かさばってっから。

男性サイドの方とか、もうさ、完全にオシャレ。
玄関とかに置いてあっても、洗面台に置いてあっても、
むしろ好感が持てる。さわやか。

かたや、女子サイド。

絶対、玄関とかに置けない。
すごい存在感。
大阪万博で似てるやつ見た。
パビリオンって呼ばれたことない?


という感じで、ハラハラしながらね、
平屋のラプンツェルとアダルトサイトを冒険活劇したんですけど、

やっぱあれだね、おうちが一番だよね!

安全第一でいこうってね、確認しました。

アルプスの処女ハイネ


『立ったー!立ったー!操(みさお)が立ったー!』(ハイネ30歳)


もう、牧場にね、戦慄が走るよね。
口笛よりも、おまえがなぜ?!つってね。

もーね、こっちが聞きたいつって。
まさかの30つって。
ただ、もう、予想以上にアルプスがすごくて。
私の準備は万端だったんだけど、私の下半身のアルプスの方が予想以上にすごくて。
野口さんがいたら、多分、ここ登ってくるんじゃないかなってくらい険しくて。

そんな私の山の神様がねー、ここ30年吹雪っぱなしなわけです。
冒険家たちの登頂をね、ちっとも許さないわけです。
積雪とかねー、今年あたり すごいことになっちゃってるわけです。
山の神様がくれた水とかね、今年の春あたり私からも出るんじゃないかな。


一方、クララなんてね、
ホント、ちょっと立ち上がったと思ったら、速攻彼氏とかできましてね。
んで、一週間ぐらいで、すぐ寝たりするわけ。あいつ立ったばっかなのに。
クララ、わりと意気地あったよね。


まあ、そんなわけで、私の操がね、棒立ちなわけです。
「なんも、今日、することないわー」みたいな感じになってるのね。
大都会で一人暮らししてる独身ナースの操が。

「てめぇ今ガン飛ばしただろがボケェ!」「てめぇこそ何ガン飛ばしんじゃボケェ!」
くらいのねイメージトレーニングを、毎日ね操と私でやってるわけですが、
ぜんっぜん目あわない。
私のアルプスにペーター全然来ない。
ペーター!つって30年叫んでるわけ、こっちも。
むしろ口笛超えたなってくらい、叫んでるわけ。

なんならもう、ぶっちゃけ、おじいさんでもいい。
おじいさんでもいいから、誰かこの山にいないのか、と。
30にもなれば、大人っぽい方の「おしえて おじいさん」くらい言う準備はある。
で、大人っぽい方の「山の神様がくれた水」とかね、ガンガン出す自信がある。


そんなわけでね、
今日もね満を持した三十路の媚態を、槍ヶ岳あたりからお送りしているわけですが、
もうね、これをご覧の男性の皆さん、どんどん挑戦してもらって。
そこに山があるから、とかの軽い気持ちで全然オッケー。
めくるめく等高線を描いちゃお!
今なら、もれなくヤギが付いてくるよ!

20→30のハイライト

えっと、消えた年金とか言ってね、一緒に私の初体験も消えてませんかね?

20代になったらみんな受け取れるよ☆って少女コミックに書いてあったんですけど。

20代になって、もう9年も経ってしまった。
20代のグラウンドを思いっきり駆け抜けてきた。
私、長友かな?って思うくらい、しつこくボールを追っかけてきた。
「パス!」「パス!」って超アピールしてきた。口酸っぱく言ってきた。

もうね、全然こねぇのパス。
私の下半身あたりのスペースとかね、ガラッガラなの。
なんならキーパーもね、「ちょっとそこまで」つってお出かけに出ちゃってる。

なのに、ほんと、チーズはどこに消えたー?
私の初体験、見かけた方いらっしゃいませんかー?
多分、こっちの方に走っていくのが見えたんですけどー、あさっての方向へー。
そろそろ、お腹を減らしてると思うんです。
道に迷って、心細い思いをしてると思うんです。
もうね、靴とかボロボロになってるかもしれないし、
ちょっとしたヒゲだって生えてるかもしれない。

でも、いいの。
ヒゲなら私もふいに生える系だし。

もうね、隙あらば生える。
思わぬところから、どんどん発毛してくるわけです。
むしってもむしっても右眉と左眉の間に、変なかけ橋がどんどん架かろうとしてくるわけです。

それもそのはず、あと ひと月弱で何の因果か30歳なわけです。
まさかの自己記録更新です。夢の30台。
ここまで来れたのは、育ててくれた両親と支えてくれたマンガのおかげです。

24歳にして、このエロマンティックというエログを立ち上げ、日々エロと向き合ってきたわけです。
30とか言ったらね、もうほぼ杉本彩になりかけてんじゃないかと思いながら、
日々切磋琢磨して、成長してきたわけです。この5、6年。


「あんなんが入っちゃうくらいなら、ポシェットいらないっつーの。
ちょっとそこまで、って時は財布そん中入れてお買い物行っちゃうっつーの。
カンガルーの子供、育てちゃうっつーの。」 加藤はいね(24)

「いやね、苦節25年、抱かれたのは赤ちゃんの頃だけっつー私にとって、潮ふくもんなんて言ったら、鯨ですよ、間違いなく。」 加藤はいね(25)

「い、今、「タンポン」とか言った奴、誰だ―――――っ!
全く、物騒な世の中になってきました。」 加藤はいね(26)

「27歳になりましたー!もうね、堂々たる処女。」 加藤はいね(27)

「1990年、小学校の運動会の棒倒しで、一度だけ男子に押し倒されました。(棒ごと)
 あれがラストチャンスでした。」 加藤はいね(28)

「私がいままで、29年もの間、セックスに関わらず平和に暮らしてこれたのは奇跡としか言えない。」加藤はいね(なう)



全然なってなかった。
微動だにしてなかった。
私の人生でまさか初夜までが、こんなに険しく長い道のりになるとは。