三日坊主にするつもりじゃなかった

 し、今もするつもりはない・・・。
 正直反省している・・・。
 サイドバーは更新しているのにな・・・。


 いろいろ書こうと思っては消してを週一くらいでしてたのですが、結局mixi日記の方に毎日の日記は尽力してしまって、なんだか何も書けずじまいの今日この頃でした。本当反省、いや猛省。


 mixi日記では私するり、ここ1ヶ月くらい、久々に名前を「するり」から「るり仔」に代えて、いつもより女子力3割増の仔羊ぶった日記を書いてたりします。きもちわるいことしてるよねー(何を今更!)
 もともとお香焚いたりとか、スイーツ食べに行ったりとかは良い匂いするし、美味しいしで好きなので、あとステレオラブはやっぱりオシャレだなあと思ったりするので、女子に誤解される日記をたまに書きがちだった(らしい)わたくしですが。
 せっかくだし、日々の日常に「キャラ」をつけられそうな所に「キャラ」をつけて楽しんでるわけです。


 アホっぽいなと思いつつ、でも、こうして敢えて「キャラ」を加えることで、ちょっと好かったこともあって。安易に愚痴ったりする暗い日記を書かなくなったなー、と思うのです。
 「死ね」とかそういうこと書いちゃいけないな・・・!みたいなセンサーが発動するようになった。と、同時に、日常生活でムシャクシャしてたのもちょっとずつ気にならなくなりはじめて、前よりちょっとずつメソメソ後ろ向きじゃなくなった。気がする。前向き女の子の「キャラ」に順応してる結果なのか、ただジメジメした言葉を言わないことによる効能なのか。わからないけどさ。


 その分我慢してる部分もあるのだろうけど、この年にして「キャラ」を作ってみるのって、たまには案外大事なのかもな、と妙に思い始めたりしてるのでした。この年にして。つい先月、生まれてから干支が二回りしたこの年にして。
 おかげでそろそろHNを「るり仔」から「するり」に戻したいんだけどふんぎりがつかない参ったなーという愚痴を書くところがなかったので久々の日記でこんなんで悪いけどここに書いたった!ひさしぶり!ごめん!

ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫)

ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫)

 ガラスの仮面は文庫版おとな買いしたけどマヤがテレビ出だしたあたりで止まってます・・・。泥団子をうめぇうめぇと食べてさせられる所までは見た。

27

 27時間テレビの最後2時間を見てて、ああ、やっぱりテレビ好きだな、面白いなあ、と思ったった。


 見た人どのくらいいるでしょか。「明石家さんまの車をビートたけしがブロック塀にぶつけてゴタゴタにする」という、バラエティがハッチャけてた16,7年前でもあーやこーや言われた、伝説のネタのセルフパロディ
 あんなカースト制度の下の人が見るような番組見ちゃいけません!と厳しい親に育てられて見られなかった方々に一応説明しておくと。
 「車をめちゃくちゃにする」というコンセプトはそのままに、まずカラフルな色に塗られたナイナイ岡村明石家さんまの車が登場→そのうえにさらにペンキを乱暴に塗りたくるビートたけしを見てタレント達がかけつける→ペンキをぶちまけたり車暴走させたりたけし大暴走→つられて他の芸人もペンキかけあって大暴走→今田兄さんが軽く轢かれる。
 と、まず延々とそれだけで30分くらい。


 これだけ書くと、本当に往年のノリ。PTA怒ってしかりなのだけれど、なんとなくPTAも納得してしまうような形になってたのがすごかった。だってあれ見方によってはアートだもの。北野武もネタとして「これジャンクアートだよ」って言ってたけれど、まんざらでもない。
 車のアートも一応きれいだし、白いスタジオでカラフルな色のペンキをぶちまけあう絵面もキレイ。車の走ったタイヤ跡すらカラフルで愛おしい。
 ペンキを利用して、北野武とフジテレビが、現代バラエティでベッタベタに形骸化してしまったドタバタ感を色の軌跡でカラフルにリパッケージして、改めてその躍動力と自由さをペンキを交えることによって絵にしました。みたいなご託を並べてYouTubeにでもアップしたら、一部の外国人(と誰でもピカソが大好きな人たち)がすごい食いつくんじゃなかろうか。


 うーん。いや。久々に密度の濃いものをテレビで見た。
 グダグダだったけどキレイだった。
 今田の兄さんすらキレイだった。


 YouTubeさんにもアップされるとは思うのだけれど、すぐ消されると思うので、イメージ映像としてここではKanYe WestさんのGood Lifeをお楽しみください。

今日のおすすめ

 たまには漫画でも薦めようかしら、ということで今をときめく中村光先生の荒川アンダーザブリッジがじわじわ面白い。

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

 『今をときめく』と書いたのは、別著「聖☆おにいさん」があちこちでべた褒めされてて、書店に1巻がなにかと平積みされてるので、早耳なネットピーポーはみんな知ってるかなーと思い。ちなみにこちらの2巻は明後日発売ね。楽しみ。
 さて閑話休題荒川アンダーザブリッジの方に話を戻す。
 とりあえず公式サイト
http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/introduction/arakawa/
 からあらすじをひっぱってきましょうか。

とっても不思議な人々が住む場所、荒川河川敷。そこで一つの恋物語が始まります。人に借りを作れない青年と自称金星人のホームレス少女。そしてそれを見守る本当におかしな住人たち。彼らの愉快で笑える日常を描いた、一味違う電波系ラブコメディー!!

 ・・・とりあえずどたばたしてそうなギャグ漫画なのはわかるけれど、で?って言われると、まあ、うん。まあね。魅力伝えづらい。
 公式サイトのキャラ達を見てると、とりあえずドタバタしそうな人たちが揃ってるナーってのは気付いてもらえると思います。言うなればパプワくんバリの濃そうなメンバー。実際パプワくんばりにドタバタもしてます。
 しかしそれ以上に有り余る魅力としてがっちり心捕まれるのが、名台詞の数々。たとえばね。

『ハートブレイクは分かるわ・・・心が痛いのは仕方ないわ・・・けど何が「失恋」じゃい!1ミリの望みもなくたってこの思いは失わんのじゃ・・・!』

 何だろうこの暑苦しいけれど言葉遊びと哲学に充ち満ちた台詞。これがサッと自然にちょっとしたネタコマに使われてるのよ。良い台詞の無駄遣いにもほどがある。
 そんなギャグ意外に、本筋でもキュンキュンと。「人に頼らない」ことを徹底して教育されてきた主人公リクと、電波でありながらも、そんな考え方を急に悟ったように解きほぐしていく橋の下人々(主に恋人のニノ)とのやりとりが、「人間っていいな」と思わされる強いものに充ち満ちている。
 ある意味「人間不信」のリクが、ドタバタに巻き込まれて楽しそうにしている様は、BUMP OF CHICKENやらRADWIMPSを通った「人付き合い」に何かとまじめに悩むパラノイド・アンドロイドな世代は、もうごっそりとこの辺の言葉回しに心ほだされるんじゃなかろうかコマでいっぱいです。詳しくはぜひ本誌で。まずは立ち読みでいいから。


 しかし、なんでこの人の漫画にこんなにひかれるのかなあ、と色々思ったんですけれど。今の「ギャグ漫画」て『希望』みたいなキレイなのがあんまりないよね、と思うのです。
 例えばジャガーさんとかおいらも大好きすぎるのだけれど、あれはダメな人のダメな部分を徹底的にダメダメ描いてぐずぐずして楽しむモノじゃないですか。それを「まあ、ダメでもいいじゃん!」て希望に捕らえて楽しむこともできるのだけれど、堕落の縁にそこから登るためのロープも何もないっていうか。希望的なものが見えても、「まじめ、かっこわるい!」て笑う、そういうものじゃないですか。
 変な話、そういうのって、一見さんに自信を持って「これいいよ!」て貸せないわけです。某漫画日和みたいに、極端に突拍子もないものもしかり。好きだけどね。そればっかりじゃダメだと思う。


 そういう点で、逆に人にさりげなーく、いいよ!て勧めたいとすごい思うのが、「荒川アンダーザブリッジ」。きれい事が押しつけがましいのが嫌いな人には、あんまりかもしれないけれど、話の落としどころがイチイチちゃんときれい(褒め言葉)。
 突拍子もない話が多いギャグマンガってジャンルだけれど、こんなに常に「あ、なんかいいかも」と思わされるギャグ漫画少ない。これだけ読後感が悪くないって、本当結構すごいことよ。で良いことよ。


 ということで、なんかグダグダ難しそうに理屈を描きましたが、もう単純に言いたいのは面白いよ!荒川アンダーザブリッジ!ニノかわいいよニノ!てことですよ。うん。それだけ。たぶん。

上半期お世話になった音楽(追)

Youtubeの映像つけて、ちょっとだけ追記するよ!


上半期で一番大好き!大好き!言いながら聴いたのは、たぶんこれ。

『a punk』vampire weekend
古い匂いのするガレージブームも、踊れるニューレイブブームも一段落ついて、イギリスの人たちが「じゃあ次は何を好きになろう」となってる真っ最中だと思うのだけれど、たぶん「垣根のないポップス」によくもわるくも収束してくんだろうなあ。というかそうなったらいいなあ。そういうのが一番好きだから。
そんな中垣根無し世代の中で、一級ポップで可愛いロックンロールを産み落としてくれたのが彼ら。のこの曲。言い出せばキリがないほどに小難しい「ステキさ」が詰まっているのだけれど、そういうの抜きに単純に「好き!」てキュンキュン言わされてしまうからたまらないねえ。
「秀作」というよりは、あからさまなほどに「寡作」入賞なのだけれど、こういう音楽がちょいちょい心をウキウキさせてくれるから、まだまだ新譜を聴くのはやめられない。やっぱこれ音楽に恋してるんだろうね。


『viva la vida』coldplay
恋といえば、コールドプレイさんの新譜にも恋に落ちてしまった。ひねくれもののワタクシメとしては、コールドプレイさんみたいなどメジャーな方には何かと一歩ひいてしまうのですが、でもこのアルバムにはときめいてしまった。
arcade fireあたりから変わりはじめた「賛美歌としての多幸感の音楽」みたいなムーブメントを、すごく真摯に受け止めてて、かつメジャーバンドとして直球で投げるために消化してるからすごいかっこいい。マジメだと思ってた子がちょっとイメチェンにつながるような、ふと魅せた違う仕草にほれてしまう。これもきっと恋ね。


『ハンマーソングと痛みの塔』BUMP OF CHICKEN
あと上半期は、去年の終わりに出たバンプさんばかり聴いてました。なんかネガティブとポジティブを行ったり来たりして色々見たり聴いたりして考えてたら、結局またバンプさんに戻ってきた。
二個下の記事にも関係してくる気もするけれど、世の中にチキンさん達はみんな彼らの胸を借りて泣けばいいと思うよ。本当に。彼らの歌みたいに、そんなに都合よくは行かないかもしれないけれど、彼らの歌を聴いて、同じ熱い涙を流している人がこの世にはいっぱいいることを思い出したらいいと思う。
しんどくても、まあそれは仕方なくて、でもそれでも、たぶんこの世の中は案外捨てたものじゃないやもね。と、バンプさん聴いて何かと思う上半期でした。

上半期お世話になった音楽

ふてくされずに十代も過ぎ、分別もつかずに年を取り。
なんやかんや言うても今年も色々聞きました。
特にお世話になったの、とりあえず列挙します。
発売日・発売形態不問。
タイトル後に★がついてるのは中でも一段とよく聴いたもの。