プライベートモードにすると非表示画面はアンテナに反映されないんだな。
初めて知りました。昨日からここで書き始めています。
最近の生活がとても穏やかなので、そしてこんな暮らしがいつまで続くか
分からないので、とりあえず記録しておこうという気持ちです。
均整 http://onesidegame.hatenablog.com/


彼女は酔ってもないのにいきなり普通にしゃっくりし出すし、
目にゴミが入ると「わー!とってー!」と言いながら泣いて
立ち止まるし、回転寿司の注文パネルをやたらと触りたがるし
本当に本当に子どもみたいなんですが、怒ると急に理路整然と
してくるので、何かで叱られる度に「えっ?えー?」という
気持ちになる。そこにギャップはいらない。

1年で6kg太った


毎日車に4時間くらい乗ってて全然運動をしていない上に、昼食は全部
外食でオーダーの最後には決まって「大盛りで」って言ってしまうので
本当にブクブクになって、この間もお客さんに「そういえばimokawa君
太ったよねえ!」って指摘されたし、シルエット的に「痩せぎす」とか
言っていられない感じになってきてるんですが、その分社会の風に
吹かれて精神的にけっこう痩せてきてると思うので、もうちょっとこの
ブログのタイトルはそのままにしておこうと思います。ので、みなさん
このブログを思い出すときには頭に(心が)と付けて頂けたらと思う。
心が痩せぎす。ちょっとこう、都会の人みたいですね(偏見)。


先月の終わりに24になってから歳をとるということについてずっと
考えています。24歳(まだ全然若いけど)、来るとこまで来たなと
ぼんやり思うのは、父が母と結婚したのが24のときだったからです。
僕もまあ一応結婚を考えるような相手には恵まれているけれど、誰か
自分と全く違う環境で育った人と家族になって、一緒に暮らすと
いうのはまだ、僕の中ではけっこう途方もないことのように思えます
(色々あってご両親にはまだ挨拶にいけてません)(……)。

留年という、社会人になるにあたって満足なステップを踏んでいない
状態から定期的な収入を得させてもらえるようになったことについて
今の職場には非常に感謝しています。しかし、それにも関わらず
ちょっとなんか仕事に身が入っていない、入らない。「まだ若いし
(もし今の職場を去ることになっても)なんとかなるよなー」という
青い考えが常に頭に浮かんでいるからだと思います。

これから25・26・27と歳を重ね、どこかのタイミングで所帯も
持って、「まだ若いし」と虚勢すら張れなくなる時がいつか、きっと
来るでしょう。僕は今からそうなることが、とても恐いです。
人生が収束する瞬間、というか、若さに胡坐をかけなくなる瞬間
(こういう話をするといい年のおじさん、時には同年代の人々までも
「まだ若いのになに悲観的になってんだ」みたいなことを言います。
だからー、その「まだ若いのに」すら言えなくなるのが怖いんだよ)。

「歳を重ねること」について考えるとき、僕がいつも思い出すのは
去年の会社の忘年会でたまたま席が隣り合った、既に定年を迎えて
いるものの、技術を買われて会社に残っている社員さんのことです。
酔っぱらった社員さんはずっと、東京で働く息子さんの話をしていて、
「東京!すごいだろ」、みたいなことを何度も言っていました。

そのとき僕は、ぼんやりとこの人はもう人生の主役のバトンのような
ものを既に息子さんに預けてるんだな、と思いました。僕もいつか
自分じゃない誰か(それが例え血の繋がった息子・娘だとしても)の
業績をまるで自分のことのように語るときが来るのかな、と。それは
きっとすごく幸福なことなんだろうと思います。でも僕は社員さんの
話に「すごいですねー」なんて相槌を打ちながら、だんだん虚しさに
取り込まれていくのを感じました。

「この人の人生の主役はもうこの人自身じゃなくなってる」。
幸せでも、それは、なんか嫌です。僕が老いを、若さを失うことを
恐れるのはここら辺に根っこがあるからかも知れません。

「まだ若いから」が言えなくなった後に生き甲斐として縋るのが
結局自分より若い人間だなんてちょっと虚し過ぎると思う。最後まで
主役で走り切って、誰にも託さずゴールするには、ほんと、どうすれば
いいんだろうな。みたいなことが、このところずっと頭を巡っている。


最近は見る夢全部が面白すぎて睡眠が娯楽の域に達しています。
今日は真白い森の中で美しい鹿とたくさんのフクロウに出会ったりする
とても幻想的な夢を見たんですけれども、いくらファンタジックな夢の
中でも僕は僕なので、本当に綺麗な鹿を見ても「うわーマジでやべえ
見た? あれ見た? すっげ。すっげー綺麗やべえ。うわー」とか
自分で思ってたより語彙がめっちゃ少なくて寝起きで凹みました。

広島西条酒祭り


大学時代の先輩に誘われて広島の酒祭りに行ってきました。

東広島市にあります西条は古くから日本酒の醸造地として栄えており、
10月上旬に開かれるこの酒祭りには全国から毎年20万人の規模で
お酒好きが集うとのこと。5000人の居酒屋や酒蔵見学体験ほか、
街のいたる所で行われる催しや歩道いっぱいに軒を連ねる屋台には
お客さんたちにしこたま酒を飲ませてやろうという明け透けな気概に
溢れていて、非常に活気づいておりました。

会場に着いた僕らが一も二もなく向かったのが「酒ひろば」です。
そこは入場料1500円で日本各地の地酒が延々飲み放題に飲める
夢みたいな広場なのですが、再入場制が一切敷かれていない点が
「出られないなら仕方ないしもうとことん飲むしかない」という
酒好きの心理を本当に上手くくすぐってきて、とても良かったです。
基本的にお酒はいつも美味しいですけど、もう入っちゃったしなー、
仕方ないよなーって言いながら飲むお酒はもっと美味いからね。

広場の中では入口で貰える酒祭りオリジナルのお猪口に適宜日本酒を
注いでもらうシステムなのですが、去年から参戦している先輩の
提案で事前に小さいサイズの枡を用意していたのが大正解でした。

お猪口になみなみ注がれたお酒も枡で受ければこぼれないし、何より
見た目がすごい粋。SAKEを飲む上でスタイルが粋か否かというのは
結構大事なことだと思います。通りがかりの外国人にも6回くらい
「その箱どこで買ったの?」って訊かれたし(「外!」って言ったら
全員本気で悲しそうな顔をして「oh…」って言っていた、英語圏
人は悲しいと本当に「oh…」って言う)。

最初のころは3人でフルーティさがどうの、甘口だの辛口だの後味が
どうだの評論家気取りで語っていたのですが、お猪口で15杯くらい
煽ったあたりからもうどうでもよくなって、周りの人と適当に乾杯を
していく乾杯テロルを展開させることになりました。外国人相手には
チアーズかボトムズアップって言っておくとどうにでもなるそうです。

最初の乾杯テロルを仕掛けた相手が女の子で、いい感じに頬を染めて
いたし僕もへべれけだったしで、少し話をしました。

「おいくつですか?」
「今年24歳になります。っていうか、今月」
「同い年だ。僕も今月誕生日です」
「奇遇ですね、おめでとうございます」
「こちらこそ。誕生日いつですか? 同じ日だったら結婚ですよこれ」
「あはは、ほんとですね。誕生日は24日です」
「(…! マジで…?)」

お酒というのは本当によく分からない巡り合わせをもたらすもので
まさか乾杯1発目が生年月日ドンピシャ一致の人だとは。
そんなこんなで、閉場の間際にはここは本当に日本なのかと思うほど
アットホームでフレンドリーな空間が広がっていました。

でかい黒人男性にハグされたまま振り回されたり全然しらない人の
集合写真に引っ張り入れられたり、とにかく無法地帯で最高だった!
来年も必ず行こうと思います。結婚もしないといけないし(というか、
結婚といわず無難に連絡先とか聞いておけばよかった…なんというか
こう…まさに後の祭りというか…いや…なんでもないです)。