BL作家って…

 TLで話題にもなっていたようだけど、BL作家って少数の常連作家が量産しているようにも思える。
 それとも、ごく少数の作家のみが目立っているのだろうか?
 BL小説と思われるレーベルなどからピックアップして、復刊や限定版を区別してISBNの違いをカウントしてみます。大雑把ですが…
 部分的ではありますが手元の資料では、愁堂れなの140冊を筆頭に上位6人が3桁。
 藤崎都の50冊までに計41人、20冊以上出しているか出す者は131人と成りました。
 1冊以上出しているか出す者は、728人をカウントしました。1冊のみは195人、2冊までは299人、5冊までは436人のようです。
 調べた、BL小説と思われる13240冊分のデータからです。上位6人がその内718冊です。
 各々のキャリアの長さにも拠るでしょうが、結構偏ってませんか?

 研究してみたい方がいれば、タイトル・著者・ISBNの揃いは供出できますよ。
 腕に覚えがあれば、AWSからでも他の関連データを抜けるはずです。
 楽のしすぎは良くないですしね。

読書メーター

 試しに、読書メーターを始めてみました。

{無限|夢幻}の舘

 内容的には、Facebook等のミラーっぽくなるかもしれませんが、刊行情報ネタ周りの呟きをしているはずです。
 試験中なので立ち消えるかもしれませんが…
 お気に入られの人数次第でしょうか?
 読書メータをご利用の方が居られれば、覗き見頭巾してみてください。

アニメ放映に合わせて再読中

 今秋のアニメはいくつかあるけど、その内川上稔の『境界線上のホライゾン』について。
 8話当たりは原作小説I〈下〉のまん中当たり。

 大体32章当たりまでだろうか。
 1クールで、Iの上下2冊分を納めると見たけど、原作小説を読むと尺の絡みだろうがかなり省略されているところもあるようだ。
 方や文学方や映像で文字を全て絵に起こすまでもないかもしれないが、映像から小説に振り返ればかなり判ることもある。
 逆に小説から映像を見れば、焚書のいくらかを映像に変えて、全体としてかなりテンポ良く見せているとも思う。
 小説からのアニメ化によっては、これは小説のダイジェストかと思えたり、同人誌のように換骨奪胎もやり過ぎで良く似た別の物かと思えるような物もあるが、これはどうして原作小説の方を向いていると思う。
 コミックからのアニメ化を含め、原作を緻密に踏襲しているとは言えなくてもアニメとしてそれなりの味を出している物もあるので、必ずしも原作を忠実にアニメ化するばかりだけがよいとまでは言えない。
 ひどいのは、原作をないがしろにしつつアニメとしても見ていられない物だろう。
 それらに比して、本作は原作を上手くトレースしつつアニメとしても良い出来に仕立てていると思う。
 アニメのディスクメディア化は、どうやらDVDの方は出なくてBDだけらしい。

 初回版には、原作小説家の書き下ろし小説も付くようだ。
 載せられた気がしないでもないが、検討してみようかと思う。

魔法科高校の劣等生(3)に関する覚え書き

 取り敢えず、今月出たばかりの『魔法科高校の劣等生(3)』を読了。

魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編(上) (電撃文庫)

魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編(上) (電撃文庫)

 おそらくは誤字に気付いたので書き置きしておく。
 同書、初刷16P13行目当たりに…

位が十ポイント、アクセル・ボールとアイス・ピラーズ・ブレイクは四位から六位までの順位が決まらない

…とある内、「アクセル・ボール」が該当する。
 Web版では確かに「アクセル・ボール」だが、電撃文庫版では「クラウド・ボール」に改められている。
 他にも同様の箇所があるかもしれないが、この巻頭の競技説明の書き出しは書籍化の際に改めて記述されたかと思うが、その後の名称変更の際に改訂し損ねた分と思われる。
 前世紀の肉筆で原稿を書いていた頃なら兎も角、今時のデジタル原稿なら、一括して置換するか少なくとも念の為検索してみるくらいはしても良かったかと思う。
 小説本文ではない為チェック漏れもあったのだろうが、自分だけで記述して上梓するWeb小説ならいざ知らず編集者や校正もいる出版社が出しておいて何事かと言いたい。
 ―言いたいが、単語がこのシリーズ独自の用語である為、校正も見落としたのであろうなという内部事情は推測できる。
 入稿がギリギリでもあったのか、編集が気付かないのも、うっかりさんであるとし見なかったことにすべきだろうか?

 いずれにせよ、増刷時には直っていることを期待する。そう思えば、初刷は貴重なのか?
 夏に出た1・2巻目の上下編は、部数を絞りすぎていて直ぐ増刷が掛かっていたようだが、今回は直ぐになくなったようでもないようだ。少なくとも、購入したその手のショップでは発売開始後1週間を経ても平台に幾つかの山を作るくらいには残っていた。

 400ページ越えとどちらかと言えば厚い方だが、平行して「境界線上のホライゾン」を読んでいる所為か、薄いと感じてしまうのはどうだろうか。そう書き記すのは、後書きを読んだからではあるが…。