やがて君になる 1〜7話 感想ツイートまとめ
2018年も平成ももうすぐ終わりますが、
最期にバケモノみたいなアニメが来たので久々にブログ更新。
『やがて君になる』
原作は未読で、公式HPがオープンした時に見に行ったんですが、その時点で作品の雰囲気が何となく感じられるし、キャラクター紹介が絞られていたので期待していましたが想像以上でした。
あとシンプルなデザインも格好いい。
キャラクターは侑の「好きがわからない」というキャラクター像がとても新鮮だったのがまず印象的だった。
演出は一人称視点のカメラワークを多用してきたりして、とても凝っている。
暗喩表現もとても豊富で、見ていて何度も発見があるし、背景美術の丁寧さも白眉。
というわけで、色々つぶやいているのをまとめてみた。
やがて君になる1話の細かすぎて伝わりづらいとても可愛かったシーン pic.twitter.com/PYOaiM1IAy
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
1話の最初の方だったんですが、細かい所へのこだわりがなんか尋常じゃないぞと感じた最初のシーン。
この表情もよい pic.twitter.com/csxM8N72Uz
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
やがて君になるの1話クライマックス、あえてドキドキという心音を使わずにティーカップの脈打つような揺れとBGM音量で表現したり、ここまでで何度も繰り返した足元描写を入れたり、「先輩は私と同じじゃないんですか?」という問いに「ううん、違う」という二重否定のセリフを入れてきたりしてて、最高 pic.twitter.com/UP89E57oWp
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
「ううん、違う」という二重否定は、
単純に「 同じじゃない」という意味とも、
「同じじゃないんですか?」という疑いに対して、「違うよ同じだよ」と言っているという意味にもとれる。
なので、小糸ちゃんも視聴者も「この先輩の事がわからない」となる。
やがて君になる2話の例のシーン、踏切のベルだったり遮断器だったり色々と隠喩表現できっちり視聴者の感情を盛り上げてくれて楽しい。中でも、電車の「ゴトンゴトン」が高鳴る心音の様に聞こえる事。踏切ベルの音を一度絞ってあるから間違いなく狙ってて、気づいた時これ凄いとなった。 pic.twitter.com/29sQfOZcJf
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
やがて君になるの間の取り方、これ凄くないですか。 pic.twitter.com/zb8ZocTFVK
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
逆に間が短く被せている所 pic.twitter.com/kAMApA0PFK
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月24日
このアニメは「間」の取り方が本当にうまくて、
「あ、このキャラクターいま何か感じたな(あのことを考えたな)」と自然と感じさせてくれるように作られている。
この細かい間がとられているおかげで、息づかいのようなものを感じる。
随所で間がうまく取られているので、気づいていなかった人は意識してみて欲しい。
やがて君になる、EDで「赤い糸」をモチーフにしていいたりして、線(ライン)を演出にたくさん組み込んでいる(気がする)ので注目していきたい。 pic.twitter.com/2R5yXO1JGy
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
関係性を表すような影のライン pic.twitter.com/zXCxfIgDNX
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
小糸ちゃんはよく線の上を歩いている印象があって、綱渡りをしている様にも、あっち側とこっち側の境界線上にいる様にもみえる。 pic.twitter.com/WQEML8AKX8
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
2話の頃、ラインの上を歩く侑。橙子とはまだそれほど深い関係にはなってない。6話、橙子の抱える過去と問題を知って悩む侑。絵的にもかなり奥深くまで進んで左右の分かれ道の上にいる。 #やがて君になる pic.twitter.com/wQC0MmAkrj
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月18日
3話で印象的だった「線」。何となくだけど、橙子の側に余裕がないような印象を受ける。 #やがて君になる pic.twitter.com/CewCth9hPm
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
線を使った演出も多い。
ここで紹介した以外にもたくさんあるので、探すと楽しいと思う。
足元の描写が入念に繰り返されているので、ラインをまたぐ何気ない描写や「いつか恋を知ればふわふわになれるはず」みたいなセリフがいい感じに効いてくる。 pic.twitter.com/yVks3lYSWW
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月17日
この足元の描写は原作漫画1巻でもされているシーンが多いですね。
しかしアニメ独自の一人称視点などで、少し増えているシーンもあります。
アニメ独自の演出なのか、原作からのインスパイアなのか、答え合わせをしながら見るのも楽しいですね。
この作品は、直球の感情表現をできるだけ避けているように思います。
おそらくメインキャラクター達の多くが、自分の感情にそこまで自覚的ではないから。
一番自分のことを分かっていそうな佐伯沙弥香ですら、何故自分が橙子を好きなのか、7話で店長に聞かれるまできちんと具体的な形としては自覚していない。
だからこそ、『やがて君になる』と言うタイトルなのでしょう。
3話の手その3 #やがて君になる pic.twitter.com/YfkHM4dIfl
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
特に3話は、橙子の「手」の感情表現が多い回でした。
どれも、無意識下での橙子の感情の動きを如実に表わしている様に見えますね。
手の描写がとても多かった3話で、1話の手の描写を回想させるのも上手い。 #やがて君になる pic.twitter.com/8L3txnHbrl
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
足元も引き続き描写されていて、個人的に注目している「線」も目を引く。あと、道路の美術が地味にいい仕事をしていてすごい。 #やがて君になる pic.twitter.com/7npu9x2PPn
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
背景、本当に雰囲気を醸し出していて良いです。
いい感じに枯れたりくたびれた感じが出ているのも、日常の風景の中にいる人物を際立たせ、彼女たちの実在性が感じられます。
会話の「間」をうまくとれるのも、隠喩表現が冴えているのも、この素晴らしい背景があるからですね。
手持ちの小銭が無くてジュースを断念した小糸ちゃんに飲みかけのジュースを渡すまでは先輩ムーブっぽさもあり橙子が攻め。でもふつーにリアクション無しでぐいっと飲んじゃって小糸ちゃんが返り討ちにする。(でも微妙に二人とも浮足立っている) #やがて君になる pic.twitter.com/Eon5LUGeat
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
とにかく、さりげない描写(芝居)が多い。
目的地の本屋が自宅という事をネタバラシした時の顔がいたずらするネコみたいで、直前に写った野良ネコがリフレインする。 #やがて君になる pic.twitter.com/dQ0VQumK9J
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
ココに限らず、猫っぽい動きの多い侑。
しかし、好奇心は猫を殺すと言いますが大丈夫ですかね……。
ぽっかりと穴みたいに暗い背景、並んでいる男女のマーク(トイレ)、待ちぼうけしてる女性、ゴミ箱、このシーンの背景はアカリちゃんの状況を知った後で見ると何やら隠喩まみれの様にも見える。 #やがて君になる pic.twitter.com/MkeA8uT90I
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
感想ブログなどを見てもあまり言及されていないシーンなんですが(このあとの涙のように溶けるアイスへの言及が多かった)、個人的にはとても好きなシーンです。
小糸ちゃんが隣で練習して、ため息までついてるのに全然反応しない橙子。こういうなにげない描写が本当に上手なアニメだ。 #やがて君になる pic.twitter.com/OzY93NVPb6
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
うまくやらなければならないと、いっぱいいっぱいになっている橙子の様子を暗に表現しているシーン。
小糸ちゃんが「ちょっと外に出てきます」って言った時の捨てられた子犬みたいな顔。 #やがて君になる pic.twitter.com/dir02YUiXk
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
ココはわかりやすく寂しそうな顔に見える。かわいい。
過去を問われた時、一度小糸ちゃんを掴んでいた手を離して自分を抱く橙子。「特別な自分でいられなくなるくらいなら、一人でいい」と思っていた橙子だったけど、そこに小糸ちゃんはすかさず踏み込んでいって、全部許してくれる。これは惚れるのも仕方ない。 #やがて君になる pic.twitter.com/rTIeVwlpYX
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
自分で自分を抱きしめて、「特別な自分でいたい」という橙子は、侑の事を一瞬ここで諦めて、一人でどんなに寂しくて辛くてもずっとやっていくんだと覚悟(諦観?)している様にみえる。
侑は一方的に手を離されて、しかしそれをすべて許した。
演説シーン、生徒の様子ではなく、体育館の照明を映す。Aパートで見上げていた簡易プラネタリウムの星空とリフレインする。そしてどちらのシーンも、星を見上げながら考えているのは橙子の事。 #やがて君になる pic.twitter.com/cNDCn3WDRk
— i-za蔵 (@139RA) 2018年10月23日
橙子にプレゼントされたプラネタリウムの星空の下。何故橙子が自分の事を好きなのかを考えながら。
橙子につれてこられた体育館の星空の下。橙子が頼れるのは自分だけなんじゃないかと考えながら。
やがて君になる6話は2話と対になる様なシーンが多かった気がする。
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月17日
#やがて君になる pic.twitter.com/7nyq5EsU2d
2話では好意を示す橙子に、「ずるい」と侑が憤りを感じる。
6話では好意を示しかけた侑に、「死んでも言われたくない」と橙子が拒絶する。
2話では好きを知った先輩に置いていかれる事を憤りはしても静かに諦めて、受け入れる事のできていた侑。追いかける事もしない。6話では先輩に拒絶されて置いていかれる事にひどく恐怖して、その後で追いかけている。
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月17日
#やがて君になる pic.twitter.com/3h37XtbPM0
大きな柱と影の圧迫感から、夕焼け空への開放感。しかし足元にはやはり川が流れていて危うい。二人の立つ場所、歩み寄ることで距離は近くなっても同じ所では決してない。
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月17日
#やがて君になる pic.twitter.com/9Q5KymctFA
純粋な美しさと危うさが同時に存在して、視聴者の心を動かす。
この作品を象徴する風景。
このシーンで高揚した熱が、日が暮れた後に二人で帰るシーンで徐々に冷めていく。
そこで橙子の侑への感情が吐露される。
「好きは相手を束縛する」「どうか侑、私を好きにならないで――」という独白によって、奇妙な余韻が心に残って幕を引いて終わる。
映像、背景美術、演出、脚本、そして演技。
6話は本当に全てが完璧で、美しかった。
・沙弥香の密か?な反応
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月17日
・橙子のマジかこいつって表情
・槇くんがピクリと反応
・侑のいつもどおりフラットな感じ
・カメラから見切れつつも肩から力が抜けて安心する橙子の様子
短い時間にキャラの魅力と関係性がいっぱいつまってて、7話の中でお気に入りのいいシーン
#やがて君になる pic.twitter.com/wvbT7Rsez2
「告白しないの?」と聞かれた沙弥香が、「それは無理です」と言いながらカップの縁をなぞる。先生と店長との関係に気づいた飲み口と同じ所。カップと唇が触れていた所に残ったもの(気持ち)を指で拭き取るかのような動き。 #やがて君になる pic.twitter.com/qB01NCGcVr
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月21日
いろんな所で解釈談義がなされているコーヒーカップの雫。2粒あるのが気になる所。文脈からすると「一番の友人で良い」という気持ちと「それ以上の関係になりたい」という相反する2つの気持ちを今はまだ見えないよう隠してしまいたい(だから自分でコップを傾けた)という表現?
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月21日
#やがて君になる pic.twitter.com/lHBL7Rg1BX
雫を橙子と沙弥香に見立てて、2つに分かれているけれど、最後は一つになれれば良いなという沙弥香の願望の発露にも見えなくもないし、
隣り合った2粒の雫(自分と橙子)を、コップを傾けて一つにしようとしたら思いがけず離れてしまった。
しかも雫は大きな溜まりに飲み込まれて、もはや取り返しがつかない。というマイナス方面の解釈もできる。
(過去の先輩との顛末の暗示にも見えなくもない)
沙弥香の複雑な感情同様に、色々な解釈ができる素敵なシーン。
沙弥香の顔が映って揺れるコーヒーで、心の揺れと自分自身の心がぼやけてるのを表現してるの、普通に良い演出。その直後に台拭きで水滴(=紗弥香の涙・心の澱み)をサッと拭いているの、めっちゃ格好いい演出。
— i-za蔵 (@139RA) 2018年11月17日
#やがて君になる pic.twitter.com/g9aRG4Ugxw
「いい子」と繰り返し言ってくれるのは、自身を「悪い子」だと思っているであろう沙弥香にとって大きな救いになった。
(側にいるために本当の気持ちを隠すのが卑怯な行いだと思っている)
救われた沙弥香は、もう一度コーヒーカップに唇をつけて、コーヒー(自分の想い)を飲み込む。
「やがて君になる」の特徴のひとつとして、とてもポップなEDがあげられると思う。
最初、もっとしっとりとしたEDの方が良いんじゃないかと思ったけれど、7話時点ではこのEDのおかげでアニメを見た後の軽やかさが本当に心地よい。
TVアニメ「 やがて君になる 」エンディングテーマ「 hectopascal 」
脚本の構成も、最期が重くなりすぎない様に原作漫画から上手に再構成されていて、
(例えば3話で、原作では話の途中にあったプラネタリウムを見上げるシーンをオチに持ってきてうまくつないでいる)
おまけのこぼれ話的なモノもうまく差し込まれているし、1つのエピソードでどう視聴者を満足させるかを考え抜いて作られていると感じる。
という感じで現在、『やがて君になる』7話終了時点です。
ここからの後半戦も期待しております。
こちらの記事もおすすめです。
『やがて君になる』の映像的妙味は、どのように生まれているのか?――加藤誠(監督)インタビュー
「好き」の気持ちはどこへ向かう?――『やがて君になる』キャスト対談:高田憂希×寿美菜子(前編)
「好き」の気持ちはどこへ向かう?――『やがて君になる』キャスト対談:高田憂希×寿美菜子(後編)
「好き」の気持ちはどこへ向かう?――『やがて君になる』佐伯沙弥香役・茅野愛衣インタビュー
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TVアニメ「 やがて君になる 」エンディングテーマ「 hectopascal 」
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selector spread WIXOSS(2期) 11話感想・解釈などの自ツイートまとめ
11話感想・解釈などの自ツイートまとめと注釈です。
冒頭。「哀しい部屋がある」というモノローグから始まる。この「哀しい部屋」は、上だけ世界が開けていて繭が閉じ込められていた部屋のイメージと共に「繭・さなぎ」をイメージした物のようにも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/eKqFx6eHgF
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「繭で越冬する蝶類」を調べたら「イラガ」ってのが居たんだけど、そいつの繭の模様が「白と黒」で何か凄いものを見つけた様な気になってる。 #selector_anime pic.twitter.com/BebeEFD3GN
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 15
ちなみに幼虫時代は強烈な毒を持つ害虫。
あと外見がもふもふしてる(そこそこ気持ち悪いので、虫が苦手な人は検索しない方がいいかも)
「イラガ」は日本全国の木にいて、幼虫に刺された時の強烈な痛みや、葉っぱの食害による被害の大きさからか「名前がいっぱいある」。そんなところも繭・シロ・クロ・タマ・イオナ・ユキっていう色んな名前がある所とシンクロしている様な気がしてくる。
まぁさすがに偶然の一致じゃないかなと思いますが…(笑)
selectorの「棒」に関してはこれが相対的に見えるのが気になっている。右はるう子の想像の中で落ちてくる「棒」 #selector_anime pic.twitter.com/mBjplwelQI
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 17
この「棒」があの暗い部屋に落ちてきたらタマは「消えちゃう」のかな・・・という穏やかじゃない考えがよぎる。それプラス、夢の中で柱を受け止める巨大なタマというイメージが関係してきそうにも見える
ユヅキに、「どこまでした?」と訊ねられて「キス・・・くらい」と答えた花代さん。よく見ると目を逸らしているんだけど、以前の様子から見てどうも彼女は言いづらいことがあると目をそらす傾向があるらしい。 #selector_anime pic.twitter.com/dNW26pg00d
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
ユヅキ「キスとか、私もいつかしたかったし!」
花代「アンタ、ルリグになっても変わらないね。まっすぐで騙されやすくて・・・」
すごく意味深な発言に聞こえる。
本当はキスより先まで行ってるんじゃないかとか、キスだけど口づけとは言ってないよみたいな・・・。
るう子や一衣の反応を見るに、彼女たちはまだキスの経験は無さそうですね(安堵) #selector_anime pic.twitter.com/F8E0XxMFMW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
花代「香月の事も好きだけど、遊月の事も好きだから」この言葉を踏まえて、10話の「前の私と今の私、どっちが好き?」という台詞の意味を考えてみると、花代さんの苦悩が更に深く、混沌とした物に聞こえてくる #selector_anime pic.twitter.com/cbGt4sHLMu
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
多分コンビニかスーパーで買い出しした帰りの香月。10話の最後に訪ねてきたるう子達に「香月、忘れ物?」と言って花代さんは出てきたんだけど、コンビニ辺りだと流石に香月が戻ってくるの頭にあるだろうから、どこかに行ったついでに寄ってきたのかな pic.twitter.com/FczTG8OpTr
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
で、お菓子と飲み物を買って遊月(恋人)の部屋に来たって事はアレですよね。メリークリスマス!!
香月に触れられる時に怯えるユヅキから、カードイラストと化しているユヅキへの切り返すような描写。直後また花代とユヅキのやりとり。ホラーじみたルリグユヅキの絵が印象的で、激しい視点の移動なのに理解しやすい #selector_anime pic.twitter.com/wVMvVuvrba
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
香月に見られてしまった事と、香月に触れられる事に対するユヅキの乙女っぽい繊細な反応から、ベッタリとカードに張り付いたイラストとして描かれているユヅキへの切り返しが本当に残酷でホラーっぽい。
花代さんを追いかけようとする香月の腕を引き止める一衣。掴み具合や表情から、彼女にとっての異性に触れるギリギリ感みたいなものが現れていて面白い。 #selector_anime pic.twitter.com/zGV9fdvpaj
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「私を裏切ってもいいから、願いを叶え続けて!」というユヅキ。何気にユヅキと花代さんって凄く深い絆で結ばれているように見えますね・・・ #selector_anime pic.twitter.com/D6w8YzcKyU
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「大丈夫だよ遊月・・・」とカードを抱いてくれる香月に泣き出してしまう遊月。香月と遊月の絆と同時に、好きな人の胸に抱かれてもその温もりを感じられず涙もぬぐってもらえないというユヅキの現状も浮かびあがる… #selector_anime pic.twitter.com/rrwXbyYkfr
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「香月に聞いてもらってくれるかな? 私のこと好きになってくれたのか。私の姿をした、花代さんを好きになったのか」 『聞いてもらってくれるかな?』という言葉遣い、ユヅキの迷っている心情と中学生らしさが出てる #selector_anime pic.twitter.com/gplakuelmH
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
金網が張り巡らされていて、どこか「鳥かご」の様でも有り、何となく圧迫感のある背景描写。(鳥かごは1期EDで使われていたモチーフ) #selector_anime pic.twitter.com/LZIZ6KTHrP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
夢限少女誕生のシーン。このシーンで重なりあうタマとユキの描写を見るに、タマとユキの二人は元々1つであるのだから1期最終話の様に「入れ替わった」ので契約は厳密には切れてなかったという事かもしれないですね #selector_anime pic.twitter.com/rGHLatCh0F
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
仮に他のプレーヤーのもとで同じような事が起こっても、タマ=ユキの様な同一存在でなければこのような事は起こらないのかなと自分は解釈しています。
「繭は現実にも居るんじゃないか?」という発想は、ずっと現実側から遊月達のバトルを見守っていた香月から出てくるというのは登場人物の「視野の違い」みたいな物が感じられて面白かった。 #selector_anime pic.twitter.com/DrVPS5szMw
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「白窓の部屋」が「図書館」と似た雰囲気があるという一衣。確かに似ている様な・・・そうでもないような・・・? #selector_anime pic.twitter.com/It9E5qIRmz
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
とはいえ、一衣たちが向かったのはこちらの図書館ではないのですが。しかし何となく似ている様な気もします。
繭「ユキ・・? へーんなの! カードの中に閉じ込められてたら季節なんて関係ないのに!」
いい子のシロ、悪い子のクロっていう自分のネーミングセンスは棚に上げてへーんなの!と言う繭の可愛くも小憎らしい幼児性 #selector_anime pic.twitter.com/bRjgKMJyv3
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
るう子にズバリと悩みを言い当てられて何か赤くなっちゃってる繭。もしウリスが居なかったらこのまま押し切られてたんじゃないだろうか・・・ #selector_anime pic.twitter.com/2h4jawgtYU
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
繭の望みを窓の向こうに描いた直後に、その窓の向こう側で「繭こそ私の望んだセレクターよ!」と嬉しそうにウリスが大見得きってるという面白い対比。 #selector_anime pic.twitter.com/dF0olWoRSM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「さぁバトルしましょうよ! すっとぼけたアナタの顔を横殴りしたかったの!」ウリスの煽りというか悪態は本当に引き出しが多い。「へーんなの!」ばっかりな繭とはかなり対称的。 #selector_anime pic.twitter.com/SHfcQ4HwZz
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
ウリス自身も「悪い子のクロ」であるこの姿がしっくり来ているのか、表情もとても豊かでイキイキしている。
「るぅのバトルには心を動かす輝きがある!」ってキラキラした顔で言ってるユキさん。確かに「対戦相手」として戦ってた時めっちゃ心を動かされてましたね・・・ #selector_anime pic.twitter.com/WhpknmXgd1
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
ずーっとソロプレイばかりしてきたので想定外にめちゃくちゃ弱いという繭の名シーン。ここで繭に心を奪われた視聴者が結構居るらしいw #selector_anime pic.twitter.com/owPNC3Nhkh
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
飼い犬だったはずの晶に刺されちゃったり、自分の運命のセレクターだと思った繭がポンコツだったりと、人を見る目はあまり無い感じのウリスさん。まぁやっぱりこの子も基本的には「少女」だって事ですね #selector_anime pic.twitter.com/XXlsyxofO1
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「でも、繭負けないよ。そろそろだもん」ラスボスが必勝法で追い詰められたあげく、盤外戦で無理やり勝ちに持ち込もうとするってなかなか無いですよね・・・w #selector_anime pic.twitter.com/2qv8y9wy5c
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
「蒼井晶!」と気合いをいれて臨んでも黒タマ出されちゃったらあっさり負けちゃうし、ソロプレイしかしてない繭はラスボス補正みたいなものは全く無くて修羅場をくぐってきているるう子に圧倒されて負けそうになるし、このアニメはバトルの実力に関してとてもシビアだと思う。
るう子がバトルを放置して走りだすシーン(足速い)。まぁ最初から「私はバトルしに来たワケじゃない」と言っているし、タマを探しに来ているという面もあるのでこの行動は理解の範囲内ではあるんですが驚きましたw #selector_anime pic.twitter.com/h4KKBJ4LjM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
白窓の部屋は、バトルフィールドとつながっていて、そこはタマのいる場所でもあるという辺りは、とても上手く設定とシナリオを転がしている感じがします。
白窓の部屋の外部(?)。タマが居るらしいタワーだけが黒くなっている。墓標の様でも有り、「落ちてくる棒」の様でもある。 #selector_anime pic.twitter.com/pnU6hV0Bxm
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
るう子が足つっかけてるシーン、これどんくさそうな繭も絶対つっかけてるしあの子裸足だからヘタしたら小指ぶつけてるよなって思いました。 #selector_anime pic.twitter.com/2UDwHwFIM5
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
実際にはワープしてそうなので、おそらくは大丈夫だと思います。(一瞬ワープ忘れて追っかけてなければ)
ラスト、ウリスをグロウさせた時、一瞬だけ間があった後でユキがダメージを受けている。ちょっと分かりづらいけど、ウリスはバトルテーブルに戻る画像のような上下の動きを最後してるので攻撃は行われていると思う #selector_anime pic.twitter.com/IVVlVwuf3e
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 19
2期11話まで見てきて思ったんだけど、selectorの少女達は願いに関することを話す時などによく上空を見上げている。そしてルリグ達も、常にカードの世界の小さな窓からセレクターを見上げている。
繭も上空の窓を見上げて願いを吐露していたし、11話冒頭のタマも上(窓)を見上げている。そして11話の中では逆さまになって上からるう子達に話しかけている様な構図。(タマにとってはるう子達が上空)
ということで今夜、まもなく関東で最終回が放送です。
どういった結末を迎える事になるのか、楽しみです。
selector spread WIXOSS(2期) 10話感想・解釈などの自ツイートまとめ
selector2期10話に関する自ツイートのまとめです。
「宗教の勧誘とかですか?! それとも、ねずみ講的な?!」
記憶を無くしたちよりが発した言葉なんだけど、セレクターバトルのシステムはネズミ講的な側面があるのでズバリ言い当てている節もある。 #selector_anime pic.twitter.com/7zplz7Hl5A
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
メタ的な話をすると、selectorシリーズは前回繭が言っていた「クロは別の人になっちゃった」とか、繭の過去を聞いた晶が「そんなことどうでもいい!」と言ったりとか、視聴者への牽制球みたいな台詞が時々うまく挟みこんであって面白い
JC以外立入禁止みたいな風情もある背景描写 #selector_anime pic.twitter.com/lNofTHl9WM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
なかなか衝撃的なシーン。こういう所で予想を裏切ってくるというか、視聴者のなかで積み上がってきた設定に対する神秘性みたいなものを崩してくるのもこのシリーズの特徴かもしれない #selector_anime pic.twitter.com/I1L643bIeV
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
selectorシリーズは結構設定やシステムに関しては雑に扱ってるというか、システムや設定には穴があるって感じに扱ってる気がするね。自覚的に。繭の過去に関しての答え合わせしてる最中にも「そんなことどうでもいい」って晶に言わせてみたりして。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
外界を見下ろしながら思い出を語るウリス。ボスの風格。対して晶は、影と窓の描き方の具合から「暗い場所からウリスを見上げている」風にも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/YxsJy8jDt2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
こういう所で本当に上手く視聴者の印象を操作していると感じる。
晶が自分とウリスについて語る場面。反転という隠喩表現や、水面に映った姿にも見えるし、底面の主みたいな風にも見える。いろいろ考えてみたけど、これだという考えには至れず、面白いけどまだよく判ってないシーン… #selector_anime pic.twitter.com/Hp5oPGvpAK
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
カメラワークは上からしたに落ちていくので、「相手が落ちていく様を見る事を望むウリス」という言葉とはリンクしていると思う。
「阿呆かと思ったけど、案外自分の事がわかってるじゃない」と言うウリスだけど、晶って元から自己評価自体はあんまり高くないと思うので、ここで阿呆じゃない答えに到達できたのは、晶自身についてじゃなく、ウリスの事を考えて理解できたからなんだろうと思う #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
で、ウリスの側はといえば、晶の望みを全くわかっていない(まぁわかるわけないんだけどw)。
晶は、ウリスの本性や、ウリスから自分へ向けられていた感情について完全に理解していたのに、ここでついにハッキリと「想いの差」が描かれてしまった。哀しい。
「この顔にアナタと同じような傷をつけるとか?」これも視聴者がさんざん思っていた、晶の望みの1候補をズバリと言った形だと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/3nJaNlLFIL
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
セリフ回しの巧妙さ。
2話と10話の対比。ウリスにされたことを晶は完全になぞっている。本当に晶はウリスに強烈に影響されているし自分の方を向いて欲しいのだという想いも感じられる。 #selector_anime pic.twitter.com/RSsgx0evoq
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
話の直後のウリスの様子。(左2話・右10話)一応それなりに想いは通じたのかもしれない。 #selector_anime pic.twitter.com/c1FU1Kr4Qs
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
晶「行くぞ! クソッタレがぁぁ!」クソッタレというウリスの決め台詞をここでも出してくる辺り、やはり相当な愛を感じる。 #selector_anime pic.twitter.com/przDETNGI2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
香月「あの店、シングルの品揃え良かったね」シングルというのはTCGのレアカードなんかを1枚でバラ売りしてる事。つまり香月は遊月(花代さん)とのデートにカードショップをチョイスしてるってことだ!!! #selector_anime pic.twitter.com/4Ypal1eePJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
車を避けた時に、香月の手が胸に触れている事(?)にハッとして、香月の手をやんわりと払って、「あ、お茶でも飲む?」と言う花代さん。香月が不信に思ったのはこの辺りの何気ない距離感への違和感からだと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/ZNnEYTQvkJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
恋人になるまではかなり一直線に攻めていっていた花代さんだけど、その後は戸惑いと不安がまだまだあるのだと思う。あるいは罪悪感か。
香月に「なんか変だよ」と言われた花代さんが苦し紛れに「前にも言っていたよね」と返しているが、ここでの「前」と言うのは、1期5話で願いが反転すると判明して遊月が花代さんと喧嘩している所に香月が来たシーン #selector_anime pic.twitter.com/dR81EjhhWM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
引き出しの中から花代さんは遊月と香月のやりとりを聞いていたので「この前も変って言ってたよね」と返せるんだけど、これは香月を無理にでも黙らせる方向に行ってしまっている。「香月と恋人続けるための手札」が彼女の中で尽きかけているんじゃないかとも感じる
フタセの「小説家にならなければならない」という託された願いは、ある程度は自分自身との戦いという部分が大きいから頑張りようもあるんだけど、花代さんの場合は相手がいる事でしかも恋愛で尚且つインモラル(!)なので持続させるのはかなり大変だと思う。
「前の私と、今の私どっちが好き!?」って「仕事と私のどっちが大事?」よりも答えようもない二択なんだけど、様子を見るに計算づくで言っているという訳でも無さそう。花代さんはかなり追い詰められてるんだろう。 #selector_anime pic.twitter.com/DhsU1I0chy
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
スピンオフかつ未確定なのだけど、おそらく人間の頃の花代さんはこんな感じで、そこまで色恋沙汰に強いわけでもなさそう。フタセが小説家として行き詰まった事と同じ様に、花代さんも行き詰まりを感じているのかも #selector_anime pic.twitter.com/vebLwo6Mk5
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
ヒトの中身がコロコロと入れ変わっててそれで生活大丈夫なの?って偶に言われるselectorだけど、「思春期の少女達って"そういう生き物"だよね」みたいな意識が根底にあるんじゃないかと。1期の頃から。今回の花代さんの台詞でもそういう事を言ってたし。
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
そもそも思春期の少女というものが色々な意味で移ろいやすい存在であり、自分自身の変化についても不安を感じているというのはリアリティがあると思うので、「前の私と、今の私どっちが好き!?」は、少女の発言としては全く正しい。この辺りの少女という存在を描く巧みさはselectorの特色であり美しさ。
だから、少女達は中身が入れ替わっても生活していけるし、伊緒奈ちゃんも元の生活に戻っていくことができる。
「浦添伊緒奈」に会いたければと指定された場所はデパートの屋上公園。チラチラと映る幼児用のプラスチック製の遊具が、コレまでのウリスとは違う雰囲気を感じさせ、幼さや優しさという物を示唆している風にも感じる #selector_anime pic.twitter.com/x9BpNdMK11
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
伊緒奈ちゃん(解りやすいのでこう呼ぶ)は、ルリグを「ルリグ」と呼んでみたり、ある意味で箱入り娘で幼さを感じさせたりして、シロ・クロと名づけたり豪華な部屋に閉じ込められている繭と実は似ている部分が多い。 #selector_anime pic.twitter.com/QygKhoEcqH
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
高校入試のための本を移動中に読んでいる伊緒奈ちゃん「周囲からの期待によって息が詰まりそう」というのは「孤独すら分からずに孤独に押しつぶされそうになっていた」という繭とは対になっている風にも思える。 #selector_anime pic.twitter.com/OxJyIBHq5M
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
ちなみにここでの背景はトンネル。圧迫感と閉塞感。 #selector_anime pic.twitter.com/bp6J3mEcwc
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
伊緒奈ちゃんに自分の願いを全否定された形となった繭がパニックになっているシーン。直前に伊緒奈ちゃんは「全てを知ることになった」と言っているが、恐らく何を言っても暖簾に腕押しだったから色々といつもより繭が喋っちゃったんじゃないかと思う pic.twitter.com/6u5CKt7bN3
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
「わかった? 怒ってる?」と繰り返し訊ねている辺り、繭は結構頑張って説明したんじゃないかなあと…w そしてそれに対する答えが「そういうのは別にどうでもいい」という伊緒奈ちゃんの果てしない諦観だったので繭はキレちゃった。
実際に繭は二言三言声をかけるだけで絶望していた遊月を相手にしているときなどは凄く余裕ぶっている。
繭にとっての「怪物」みたいな少女であるところの伊緒奈ちゃんが、自分の半身であるクロから送り込まれてきたというのは皮肉でもあり運命でもあると思う
伊緒奈ちゃんのキャラ付けは「繭キラー」だったり「晶がイラツキそうな子」だったりするのだけれど、それが今までに明かされた伊緒奈ちゃんの境遇(全てを持ちえている財閥の娘)と凄く自然に接続されているように感じられて、かなり上手く作ってあるなと感じる(メタな視点)。
伊緒奈ちゃんの「私は、私の事も、他人の事も、どうでもいいって思ってたけど」という言葉に一瞬顔を曇らせるるう子。これは、一衣達と出会うまでのるう子が「願いも無く友達も別に要らない」という子だったからだろう #selector_anime pic.twitter.com/yXQ6Jko0Xc
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
白窓の部屋の描写。ノイズ音と共に一瞬黒くなる。EDでは描かれていた描写だが本編では初。現在の繭の不安定さ、タマが黒化した事を表しているのだろうと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/zwf16ieIaP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
喧嘩をした親子の様な構図。下に水を描き込まれた水の影響で、見ていると何となく足元がフワフワとした不安定感みたいなものに襲われる。 #selector_anime pic.twitter.com/XMtzUhblwp
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
タマを探しているるう子達。横断歩道を渡らず(クロスせず)、脇道に逸れて奥へ奥へと迷いこんでいくような印象を強く受ける構図になっていると思う。信号も赤。 #selector_anime pic.twitter.com/1XWEdxSGH4
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
「悪い子のタマは、るぅの知ってるタマじゃない」バトルして勝つ事が悪い事だと言うタマ。黒化している事があるとはいえ、1期序盤の頃に言っていた事とは完全に反転している。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
「悪い子のクロ」だったイオナはタマに負けて良い子になりつつあり、逆に「良い子のシロ」だったタマはイオナやミルルンに勝って悪い子になりつつある。物語が佳境に入り、OPの歌詞の通り「光と闇が重なり」はじめている。
「タマが破っちゃった。るぅとの約束」と言った直後、「タマは、るぅのお願いを叶えなくちゃ」と言う。約束は守れないけど願いは叶えると決意したタマ。で、まず最初に伊緒奈ちゃんをカードから救った形になったのか #selector_anime pic.twitter.com/QUbxaExyUk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
タマも繭も、夢幻少女になったはずのウリスの事を全く気にしていない感じなんだけど彼女は一体どうなったんだろうか・・・
伊緒奈ちゃんはルリグとして地獄めぐりをした結果、自分が恵まれた環境にいるという事には気づいたけど(元々判っては居たのかも?)、結局は浦添伊緒奈としての生活に戻らざるをえなくて、「ごめんね」って言ってたのが辛い生活を押し付けたことに関してだったとしたら伊緒奈ちゃんこれから辛そうだな
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
伊緒奈ちゃん、自分の身体の事はルリグになったあとも気にしてただろうから、ちゃんとモデルとしてステップアップしていってるのを見てて「ありがとう、ごめんね」なのかな。「自分も他人もどうでもいい」って思って嫌になって押し付けたから余計に。
#selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
浦添伊緒奈はとくに気にしていなくても目についてしまう存在ではある。
別れ際に伊緒奈ちゃんは階段を昇っていく。この大きく長い階段は、彼女が浦添財閥の娘としてこれから昇っていかねばならない宿命を表しているように見える。(新宿駅の階段らしく、昇った先は迷路のようなのだとか…) #selector_anime pic.twitter.com/P6TIFKI6QR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
隣にエスカレーター(?)とか、もう少し細い階段あるけど、クソでかい階段のど真ん中を昇っていくっていう描写はこれからの伊緒奈ちゃんが頑張っていくしかない境遇みたいなものを隠喩しているようにも見える気がする。。
Cry 出口の無い迷路の街 鳴る鈴の音
I do 与えられた今を捨てて 歩き出すのさ
ってめっちゃ伊緒奈ちゃんだな
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 10
※2期EDの歌詞
イオナの新しい名前について提案をするるう子。直前までかなりシリアスな話をしていた所に急に差し込んでいるのが何とも女子中学生らしい印象を受ける。 #selector_anime pic.twitter.com/8q0TqBiAIC
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
繭と暮らしていた頃の「雪の思い出」について語っているシーンのBGM、寂しさと神秘性と盛り上がりの一連の演出を最高に引き立てていると思う。映像も「白と黒」で「雪と静寂」を表現しているのが印象的。
#selector_anime pic.twitter.com/dNMafvU3b7
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
ここのBGMの使われ方は本当に最高なので確かめられる人は確認してみてほしい。
ラスト、キレた繭に檻に閉じ込められたタマが闇に呑まれる。その後に渦の様な物が見えるが、これは夢幻少女が誕生する時と同じ描写のように見えるが果たして・・・。(右は遊月が夢幻少女になった時のもの) #selector_anime pic.twitter.com/KoQIZwFP2G
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 12
繭視点から見ると、10話は「ルール違反」が怒涛のようにやってきてるのが本当に可哀想だし面白い。
少女達からすると、繭の願いや定めたルールはすごく不条理なんだけど、
繭からしても少女達はせっかく考えたルールとか平気で破ってくるし願いは無いとか理解も出来ないし、ものすごく不条理な存在。
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selectorシリーズの背景描写について
このブログでずっと追いかけているselectorシリーズですが、このシリーズは背景へのこだわりをとても感じます。
キャラクター性を表していたり、キャラクターの心情や物語の雰囲気を暗喩していたり。
今回は私が気づいた部分を紹介してみたいと思います。
【橋のモチーフ】
アニメselectorシリーズにおける「橋」のモチーフ(2期8話終了時点)。「クロス」の暗喩からか意味深いシーンやその前後に採用されている事が多い。
【町並み】
都市伝説の様な味わいのあるselectorという作品において町並みの描写はとても重要。
この作品では、つねにどこかしら「薄汚れた感じ」が出ていて作品独特の雰囲気を醸成していると思う。
早朝の繁華街の「ゴミ袋まみれ」な背景を丁寧に描いているのは本当にこのアニメらしいと思う。そして、そんな場所をフラフラと歩いていくあきらぶりー。「退廃的かつ新しい朝」という現在の彼女の象徴的なシーン。 #selector_anime pic.twitter.com/w8z8N2jHpe
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
↑ウリスを刺したすぐ後のシーン
地下鉄出口の近く、工事中の袋小路。駐輪禁止(このアニメでは自転車がよく映る)という、あきらぶりーのために用意されたといった感じすらある場所(逃げられちゃうけど) #selector_anime pic.twitter.com/6CnGMSvHK8
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
地下鉄=猛スピードで地面の下(どん底)を走っている
工事中=現在進行形で何かが変わっている
袋小路=出口がない
駐輪禁止=停まることを許されない(しかし、自転車は漕ぎ続けなければならないという行き詰まり感もあるかもしれない)
赤信号で止まった所にウィクロスの宣伝車が通りかかる。行き止まりの様に感じていた世界に、「交差点」で「ウィクロス」と「接触(交差)した」という見ようによってはダジャレみたいな絵にも見える(笑) #selector_anime pic.twitter.com/OrEB12pljW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
この他にも、交差点や信号の描写は多い。
ウリスの過去。人間時代のウリスの心象風景。全てが腐り、退廃している様に見える。赤色だけが残っているというのは血のイメージだろうか。 #selector_anime pic.twitter.com/vkTQxaEnMw
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
【鳥のモチーフ】
EDで飛ぶ鳥を描写していたり、selectorは鳥に関しての描写も多い。
1期10話、ルリグとして一衣の下へときたユヅキ。
思い悩んでいる時に窓の外の枝に鳥が留まる。飛んでいない鳥は、停滞感=現在のユヅキの心境を表していると思われる。(キャプの左側)
そして、「やっぱり友達が欲しい」と涙する一衣を見たユヅキは決心(選択)する。そこで「2羽の鳥」が飛び立つ。(右側)
この2羽の鳥は、基本的には「ユヅキが一衣を導いて飛び立っている」というイメージだと思うのですが、
窓の外=隔てられた向こう側(selectorではそういう隠喩が多い)で飛び立っているという印象から見ると、2羽の鳥は「香月と花代」という風にも見えてきます。
「ユヅキが一衣のルリグで居ても良いと決意(選択)する」ということは、もう人間に戻る事を諦めるということで、ユヅキは、香月と花代さんには絶対に手が届かなくなってしまう=空へと飛んでいった2羽の鳥には手は届かない…という隠喩。
と、かなり色々な意味を解釈できる良いシーンだと思う。
9話の冒頭部。カラス・電線・街頭と、相変わらず都市空間描写に余念がない。カラスがあきらぶりーの真上で頭の向きを変えるのは風見鶏の様でもあり彼女の行く末がまさにここで変わったと表している風にも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/cjfWIQfxwV
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
※ウリスを刺したすぐ後のシーン
【ブランコのモチーフ】
中学生の少女たちがメインキャラということで、公園という舞台は彼女たちがまだ子供でもあるという事を示唆する良い舞台であると思う。
その中でもブランコは「揺れる」という動きが象徴的で、セレクターの少女たちの心境を上手く代弁している様に見える。
1期で遊月が香月への想いを捨てられずに泣いていた時も2期で文緒が落選して悲嘆にくれていた時もブランコというモチーフが使われている。揺れる心と揺れる遊具という対比。そして遊月の傍らにはフタセが書いた小説。 #selector_anime pic.twitter.com/N7xwN1GHYS
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 27
ウリス「遅いわよ。あきらぶりー」ちよりエルドラの哀しいバトルが冷めやらぬ内に、横合いからドカーンと殴りつけるようなこのセリフ本当にずるいw 背景に注目すると、ブランコの足は映るがブランコ自体は映さない。 #selector_anime pic.twitter.com/nPrfnKJBIa
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
心が揺れに揺れていた遊月や文緒とは違って、ウリスは勿論、このシーンでの晶は「揺れる心をもつ少女」ではないのだろう。だからブランコは絶対に映さない。という意図を感じる
【雷のモチーフ】
selectorシリーズは、雨の日に悲劇を描写する事が多いが、この雷雨のシーンでの雷はかなり凝った演出として使われていると感じる。
6話から引き続いての雷光表現のインパクトがとても大きく、会話劇に動きと緊張感をもたせている。ウリスの荒れ狂うような暴力性の暗喩という面もあるか。 #selector_anime pic.twitter.com/ELclfje6RD
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
雷光に照らされるタマとウリス。雷で視聴者に「バトル後の現在位置」を知らせると共に、雷の暴力性や光が強いほど影も濃くなるといった色々な暗示がこもった流れに見える。タマがウリスと同じ色に染まっている風にも… #selector_anime pic.twitter.com/KwU8hm9kUR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
ここでは話数をまたいでバトルフィールドに長時間いたことから、現在位置を判りやすく伝える必要があった。
バトル結果も衝撃的であり、ここでの雷光・雷鳴という演出は
現在位置を知らせるという必要な情報
バトルの結果を更に盛り上げるという付加的な情報
両方共を非情に効果的に表現している、本当に高度で見事な演出。
【窓のモチーフ】
「白窓の部屋」などから象徴されるように、窓のモチーフも多く用いられている。このアニメにおいては「隔てるモノ」として描写されている事が多いと思われる。
ウリス「現実の世界なんてクソッタレよ」
というウリスが見るのは「窓越し」の外界。この作品において繭を象徴とするような窓越しカットで世界はクソッタレだと評するウリスの言葉は何か意味深。 #selector_anime pic.twitter.com/W3wNu7xRlR
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
「イオナ、タマ、そして・・・るう」
と頬杖をついてバトルを見守る繭。わずかだが確実に「タマ」という時だけ愛おしそうに繭はつぶやいている。枠に関してもタマだけは「閉じるための窓」がない。イオナの枠にはトゲ
#selector_anime pic.twitter.com/9LfwG9Eins
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 21
【その他のモチーフ】
その他のモチーフ。本当に様々な背景を使って色々なモノを表現している。
「書くことをやめれば、うたかたと消える程度の虚ろな存在だ」という台詞は、作家としての話は勿論あるだろうけど、夢限少女の制約としての話にも聞こえる。そしてPCの画面がふっと消える描写がとても印象的 #selector_anime pic.twitter.com/VA19sJS2Ai
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「しばらく操作されなかったパソコン」が、自動的に「画面の電源を落とす」。
フタセがパソコンで創作活動を行っている事などから考えても、このシーンの情報量はとても多いと感じる。
ちよりの言葉に苛立って、机から献本を払い落とす。出版した証だし、言ってみればトロフィーのようなものだろうに、もはや苛立ちをぶつける先になっているという・・・ #selector_anime pic.twitter.com/QiHm2TMugo
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
ここでフタセは「現実は物語のようにはいかない!」と言って机から払い落としている。この献本は彼女が自ら紡いだ「物語の集大成」である事から考えると、色々な事を示唆していると感じる。
めちゃくそ汚い河を見ながら、今さっき知ったつらい現実について反芻するるう子。落下防止の柵まで汚い。 #selector_anime pic.twitter.com/FWxG6mBFQJ
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 14
「呪いまみれになりながらもセレクターバトルを求め、その流れにのって進むしかないフタセ」を、柵の向こうから見守ることしか出来ないるう子という心象風景を表したカットだろうか。
シロが寝ている隣でクロに己の宿命を刷り込む繭。夜中に子供が寝ている隣の部屋で密会をする親のようでもあるし、童話で呪いをかけられるシーンのようにも見える。とても印象的なシーン。 #selector_anime pic.twitter.com/tkUR5DoqhW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
何かのモチーフがあるわけではないが、童話や神話の一節のようでもあり、ただの家庭内の出来事のようでもあり、不思議で印象的なシーンだ。
「タマー! 後ろー!」と言いたくなる構図。ウリスの身体がいい感じに存在感を放っている・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/XLHjKGqRUk
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
イオナが話す繭の過去へと耳を傾けていた視聴者にウリスの存在を気付かせるかのように描かれている。
この後、ウリスの事を忘れてしまったかのように「希望」を感じて喜んでいるタマやイオナ、るう子達に対してウリスは「くだらない戯言はもううんざり。次は私のターンなんだけど!」 「キラキラしたあなた達を全員ブッ潰してあげる」 と声をあげる。直前のウリスの存在を感じさせるシーンの不気味さが後になって更に引き立っている。
【少女たちの住居】
selectorで登場した少女たちの家や部屋について紹介。こちらも家庭環境などから彼女たちの境遇などがスッと視聴者に理解できるように工夫されていると思います。
〜小湊家〜
るう子の部屋。ぬいぐるみや小物が多く、机もいわゆる「学習机」で、ついこの前までランドセルを背負っていたんだという感じが良く出ていると思う。「時間わり」が貼ってあるのもポイントが高い。
仕切りが少なく、開放感のある居間とコタツが特徴的。床暖房も効いてそうな感じがする。とても暖かそうな雰囲気があり、物語でも癒やしの空間として使われていると思う。
右は兄ちゃんの部屋。ピアノらしきモノがあるが誰かが弾いていたんでしょうか。居間にトロフィーや盾がいくつも飾ってあるので案外兄ちゃんがやっていたのかもしれません。
ブラウン管のテレビや少し古いゲーム機など、兄ちゃんは結構前に家を出た、もしくはあまり婆ちゃんに新しいものが欲しいと言わなかった(るう子もそういう所がある)ことが伺える。あとピアノを置いてある事で、今は部屋の主が居ない「物置き感」も出てるかも。
小湊家の脱衣所。洗剤や柔軟剤がたくさん種類があるので婆ちゃんはそういうのちゃんとやる人なんだろうな。洗濯機はかなり古そうな雰囲気。あと関係ないけどいい匂いがしそう。 #selector_anime pic.twitter.com/dhUfYSJrlw
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 27
この脱衣所は、「おばあちゃんの家」という感じがすごくする。
この家はるう子の婆ちゃんが一人で住むには広すぎる家で、その割にキッチン等が比較的新し目に見えるので、婆ちゃんがずっと住んでいた場所ではなくるう子の母親が育児放棄をしてしまった時に改めて買った(借りた)家だったりするのかもしれない。
〜紅林家〜
外観は地味めだが入り口は広くて豪華。管理人らしき女性もいる。
広めのリビングには大きな壁掛けテレビ。キッチンは対面式。黒色を基調にした脱衣所や、その他の家具からもスマートな印象を受ける。小湊家や植村家と比較すると「暖かい場所」という感じは少し薄いか。
何となく遊月と香月にはまだオシャレすぎて不釣り合いな雰囲気もある家ですが、二人は住み慣れた様子でリラックスしています。何となくですが、少し落ち着かない感じ。(紅林姉弟が「新婚夫婦」に見えなくもない?)
間取りは子供達に1部屋ずつと夫婦の寝室で3LDK? 都心だと最低でも4000万円以上しそう。
共働き家庭のようで、ご両親は割りと若そうな感じがしますね。
〜植村家〜
一衣の部屋、家が一軒家なのはともかく家具の高そうなこと・・・。机も学習机じゃないし(引っ越しで買い替えた?)猫足だし。ドレッサーも細工こしらえてあってめっちゃ高そう。大事にされているんだなぁ。 #selector_anime pic.twitter.com/5aOMG9LnuE
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 25
一衣の部屋追記。植物が好きなんだろうけど、全体的に趣味が成熟してる感じでOLの部屋かよ!?って感じもすこしするw #selector_anime pic.twitter.com/2P540NMm2E
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 25
植村邸リビング。猫足の家具や大きなソファ。机には花まで置いてある。絵に描いたような円満家庭という感じ #selector_anime pic.twitter.com/BdsFJgIf4n
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 25
とにかく恵まれた家庭という印象をうける一衣の家。
間違いなく一衣の優しさはこの両親から受け継いだものなんでしょうね(お母さんはちょっと過保護で心配性すぎるきらいも有りますが…)
そういえば一衣は最近引っ越してきたとの事ですが、新築なんでしょうか…。
〜サボテン〜
selectorの3人娘、皆サボテンを部屋に置いてあるんだけど、この年頃の娘さん達はサボテンを育てたくなるものなのか・・・?(ちなみに晶・フタセ・文緒の部屋にはない) #selector_anime pic.twitter.com/kwgdcw7IVr
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 27
サボテンの花言葉は「枯れない愛」「熱情」「秘めた熱意」「偉大」「暖かい心」「内気な乙女」など。注目して見ていると割りとチラチラと映っている。
まぁこんな小さなインテリアにそこまで意味付けをしているのかは分かりませんが、アニメーションは「描かれなければ存在しない」というモノである事も確かです。
〜蒼井家〜
あきらぶりーの部屋はペットボトル散乱してたりペヤングっぽい容器があったり。あと読モだからだろうけど服が山盛りになってる。でも収納とか机はあまりあきらぶりーが自分で「欲しい物を買った」という感じが無い #selector_anime pic.twitter.com/cVnHMyTUdl
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 25
ひきこもってた頃からカップ麺くってるし、多分晶は家庭環境の影響で即席麺を主食に育ってきたんだろうなぁ・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/XS105Op3lS
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 25
〜文緒・フタセの部屋〜
文緒の机はかなり整理整頓されているのに対して、フタセの机は割りと乱雑。性格やプロ作家の忙しさって事の他にも大荒れな文緒の両親の影響も大きそうかな…。あと、文緒はぬいぐるみ、対してフタセはエレキを持っていたりして割りと違いが多い。 pic.twitter.com/C8CyEadqCL
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 19
〜繭の部屋〜
繭の部屋の変化。一人ウィクロスで精神的な変化があったからなのか、あれだけあった玩具が綺麗に無くなっている。 #selector_anime pic.twitter.com/qW6l6K3upb
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 11月 28
物が減っていった後に、最後には真っ白な部屋となっており、「白窓の部屋」を思わせる。
背景というものは、そこまで大きく物語へ主張してくるわけではないのですが、積み重なる事によって作品の雰囲気やキャラクター達の心情が知らず知らずの内に視聴者の頭に入ってきているものだと思います。近年のアニメは全体的に作画レベルが上がっているので他のアニメでもこういったことはよく行われていると思いますが、selectorシリーズは特に背景演出に手が行き届いていると感じられ、見れば見るほど新しい発見があります。
今回、色々と紹介してみましたが、まだ紹介しきれていない所も多いです(2期8話のラストとか)
また、selectorに限らず他の作品でも色々な所で多くの表現が成されていると思います。注目してみていくと新しい発見が待っているかも。皆さんも自分のお気に入りの作品で探ってみてはいかがでしょうか。
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selector spread WIXOSS(2期) 9話感想・解釈などの自ツイートまとめ
セレクター9話に関するツイートまとめです。
9話の冒頭部。カラス・電線・街頭と、相変わらず都市空間描写に余念がない。カラスがあきらぶりーの真上で頭の向きを変えるのは風見鶏の様でもあり彼女の行く末がまさにここで変わったと表している風にも見える。 #selector_anime pic.twitter.com/cjfWIQfxwV
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
早朝の繁華街の「ゴミ袋まみれ」な背景を丁寧に描いているのは本当にこのアニメらしいと思う。そして、そんな場所をフラフラと歩いていくあきらぶりー。「退廃的かつ新しい朝」という現在の彼女の象徴的なシーン。 #selector_anime pic.twitter.com/w8z8N2jHpe
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
憑き物が落ちた様な表情のあきらぶりーと、まだまだ私は諦めないぞといった感じで適当に晶を応援してるミルルン。今となっては繭よりも底が知れない。 #selector_anime pic.twitter.com/oWSk0ZPvIK
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
繭の事は許せないけれど理解はできると言う一衣。家族には恵まれていて、しかし友達だけが足りなかった一衣と、何も持っていなかったという自覚も無かったけど友達だけは欲しかった繭。ちょうど裏表の関係。 #selector_anime pic.twitter.com/X5IapEMUkB
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
一衣が自分の幸福に気づくというのは勿論彼女の成長だけど、自分よりも富める者、貧しい者をみて自分の置かれている立場を自覚するという「グロテスクな現実世界」の掟そのものであるとも言える。そして繭にはこれは出来ない事。
繭が何故セレクターバトルをはじめて、少女をルリグにしたり願いを逆さにするのかというのは、多分繭が思いついた「ゲームがずっと続くルール」がルリグ化で、「思いついた罰ゲーム」が願いが逆さになる事なんだろうと思う。 #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
繭の大人っぽい外見を無視して少し引いた位置から見てみれば、「ルリグ化」も「願いが逆さになる」のどちらも子供が遊びの中で思いついたローカルルールの様にも見える。
ユヅキ「カードの中ってさ、ひとりぼっちなんだよね。本当の…ひとりぼっち…」この事を自覚したのはいつ頃の事なのか。一衣達と一緒にいるカットも描写されるが、香月と花代さんが一緒にいた所も彼女は見ている訳で… #selector_anime pic.twitter.com/27gOswwpVc
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
ユヅキの告白に涙ぐむ一衣とるう子。半泣きっぽい一衣の声が可愛い。そしてなんだかポカーンとしているイオナさん。ちょっと前だとこういうシーンを見ても「不愉快ね」とか言っていたのに、変わったなぁ…。 #selector_anime pic.twitter.com/oiBSI7ZKbW
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
視聴している側としても、何となく一衣達の話している事が、以前のファミレス等でイオナが不快感を示していた時とは違って、スッと入ってくる感じがあった。この辺りは演出やセリフ回しが本当に上手くやっているのだなと思う
イオナのカードを抱きしめ「イオナ……」とつぶやくるう子。これはイオナさんじゃなくても落とされるよね…。現実のお気に入りのカードでも出来るのでTCGクラスタの皆さんはやってみてはどうだろうか。 #selector_anime pic.twitter.com/SIbNqcESj0
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
繭「変なのっ…変なの! へーんなの!」ここの子供っぽい仕草が最高に良かったです。床?に八つ当たりしたあとクルッときびすを返して立ち去りながら捨て台詞。上を見たり下を向いたり。本当に「拗ねた子」感がすごい #selector_anime pic.twitter.com/Hz2p5ft6Ou
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
「絶対に勝てると思っていた遊び」で、手痛い負けを食らって、でもそれを認められずに「そんなの変だもんルール違反だもん!」的な事を言っている子供という感じにも見えます
一衣に対しては黒いカーテンを乱暴に閉めて。るう子には白いシャッター(壁?)を下ろす。パッと見た感じではるう子に対する拒否感の方が強い。 #selector_anime pic.twitter.com/UcBB26qXo3
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
「クロはもう違う人になっちゃった」と繭が苛立ち紛れに言った事で、個人的には視聴者からのイオナへの最後の引っかかりみたいなものが完全に外されたと感じる。短いながらも本当に凄いセリフ。 #selector_anime pic.twitter.com/vMqN8Y7Wgj
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
「クロはもう違う人になっちゃった」と、拗ねた繭がいきなりそんなことを直球で言ってくるもんだから視聴者としては「お前が言うな」的な事をつい思ってしまう。イオナが変わったというのは視聴者の認識でもあるのにひどく混乱させられる。
繭「セレクターバトルにはね、強い光と深い闇がないとダメなんだ」 ゲームマスター的な立ち位置に居る繭の言葉としては神の言葉のようにも見えるが、単なる子供っぽい自分ルールの押し付けという風にも聞こえる。 #selector_anime pic.twitter.com/lR62b8QVoP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
繭「使い物にならなくなった闇のルリグカードは燃やしてしまいましょう。ねぇ、シロ…」彼女が見上げる天井はもう、シロ・クロと一緒に見上げていたあの部屋のものではない。謎の文様は蝶の様にも槍の様にもみえる。 #selector_anime pic.twitter.com/YQVFKx4ObV
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
ウリスが入院した病院は、1期5話で一衣が担ぎ込まれた病院と同じ。 #selector_anime pic.twitter.com/MnKZajrQoC
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
めっちゃかっこいい外観。
タマ「るうに会いたいから生まれてきたんだって思った」
ウリス「そう…」
「そう」って言ってるのに「完全に全否定」してるニュアンスが伝わってくるここ。本当に釘宮理恵の凄みを感じる。 #selector_anime pic.twitter.com/RDcUid8EtN
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
「繭はゲロみたいなアナタを切り捨てたかったのよ。自分の中にカスみたいにこびりついた偽善的な光を求める気持ちが胸糞悪くて」ウリス先生にもそういう時期があったんでしょうか・・・。 #selector_anime pic.twitter.com/DWl595nUAB
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
ここの動きも何となくウリスの動きが「ぬるぬる」っとしていて、ホラーっぽさがある。 #selector_anime pic.twitter.com/EONOMZgfYv
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
ハンバーガーショップの隅っこ。ちよりの指定席らしく2期2話でもここに座って騒いでいた。2話ではルリグになれることを喜んでいたが(直後にウリスにバトルに誘われる)、色々と知ってしまった9話ではむくれている #selector_anime pic.twitter.com/9plYlLc3dX
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
地下鉄出口の近く、工事中の袋小路。駐輪禁止(このアニメでは自転車がよく映る)という、あきらぶりーのために用意されたといった感じすらある場所(逃げられちゃうけど) #selector_anime pic.twitter.com/6CnGMSvHK8
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
エルドラがあきらぶりーに「(バトル)やりましょやりましょ〜」と軽く承諾しているのが視聴者からすると凄く危なっかしく映るが、るう子達を含めてまだ彼女たちは「晶がウリスを刺した」ということを知らない。 #selector_anime pic.twitter.com/3sp4Pw2w7G
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
思い出される緑子のセリフ「お願いだからボクを捨てて!」これ、バトルを了承さえしなければ大丈夫なのに「捨てて」と言うのが、自分と一衣の色んな意味での「弱さ」を理解していた緑子さんという感じでいいですよね #selector_anime pic.twitter.com/Kf6ELPqQov
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
緑子さんは自分が一衣のような幸せな家族の元で暮らすという希望を捨てきれないし、いざとなったら一衣はバトルには応じてしまうんじゃないかという事を分かっているから、「捨てて!」となる。
一衣がちよりを三敗させることを決意した事に関しては引っかかる所ではあるんですが、セレクターバトルの願いの反転を「乗り越えられる」と一衣が思っているからなんじゃないかと思う。どんな形であれルリグにならなければ自分が助けると決意があるんじゃないかと #selector_anime
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
しかし、ちよりはエルドラにルリグの宿命を黙っていた事に関して文句をブツブツと言っていたのだが、彼女は本当に今でも「ルリグの世界に行きたい」というのが願いなんだろうか・・・?
もしも願いが想定外のものだったら……?
晶から逃げてきたるう子達の足取りは、1期でラストバトルに臨む遊月とまったく同じ。 #selector_anime pic.twitter.com/cCItpMnSMr
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
またルリグになる事が願いだと話すウリスが、これでタマの願いも一緒に叶うでしょと語りかける。絆は浅いが利害は一致していて、しかもセレクターがルリグに利する形になっている。絆の深いエルドラが負ける事でちよりを救おうとしていることと対称的 pic.twitter.com/Xmqzh1eVT2
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
「そういう女子のお揃い心理キモいんスけどぉ〜」って回想で言っているエルドラ。どこまで本心で言っているのかはともかく、主人公組はシュシュでそれなりに友情の絆を感じてるんですが・・・w #selector_anime pic.twitter.com/TYUCvtOzJf
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
「エルドラとお別れになっちゃうー!」と泣き叫ぶちよりを見て、タマの事を思い出しているのか唇を噛むるう子。ソレをみて少し辛そうにするイオナ。 #selector_anime pic.twitter.com/jGhUhghQx5
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
るう子の心の傷の痛みを想えるようになったイオナ。るう子の小さな仕草からその心を感じ取れるという絆の深まりを感じられて、短いけれどいいシーン。
このバトルの終盤は、「ターンが回ってこないとチャンス自体が無いが、ターンが回ってくる事で負けも確実に近づいてくる」という、カードゲームの無常さをすごく良く表現したバトルだったなと思う。 #selector_anime pic.twitter.com/Bio8DLu0BU
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
ウリス「遅いわよ。あきらぶりー」ちよりエルドラの哀しいバトルが冷めやらぬ内に、横合いからドカーンと殴りつけるようなこのセリフ本当にずるいw 背景に注目すると、ブランコの足は映るがブランコ自体は映さない。 #selector_anime pic.twitter.com/nPrfnKJBIa
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
ウリスは勿論、晶もすでに「揺れる心をもつ少女」ではない。だからブランコは絶対に映さない。という意図も感じる。
「ちげーよ。今の私は蒼井晶。あんたを倒して、あんたを助ける。…蒼井晶」めちゃくちゃ格好いい。「助ける」という言葉がどういう意味を持つものなのかという話に焦点があたりそうですね。傷を治す事なのか果たして… #selector_anime pic.twitter.com/XoFUn5orBg
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 5
晶がミルルンに言っていた「傷を治す」とか、ウリスに言った「アンタを助ける」が心の傷だったりセレクターバトルからの救出だったりした場合は、すごくねじれた事になりそうですね……。
以上です。
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SHIROBAKOのキャラデザ 「まぶた線」のルーツを探ってみる
SHIROBAKOのキャラデザにおいて少し気になった部分があったので、軽く調べてみました。
よくまつげの上に描かれる二重のまぶたではなく、もう一つ上の眼窩?みたいな所を表している感じの線です。
表情の変化で現れる事は昔からよくあると思うのですが、SHIROBAKOにおいてはキャラクターデザインの時点で多くのキャラクターに採用されていて特徴的に見えます。
※どういう名前か判らないので便宜上「まぶた線」と呼びます。
SHIROBAKOのキャラデザってまぶた(?)的な部分が太い線で目立つ様に描かれてるのが特徴的な気がする。他のアニメだとあまり描写自体が無かったり影で表現されてる部分。眠そうな時や疲れてる時の表情が映えるようにかな #musani pic.twitter.com/hMcezagjEm
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
SHIROBAKOの宮森は表情がコロコロと変わるヒロインですが、この「まぶた線」がとても良く効いていると思います。
特に半目っぽい時に、目をそれほど小さくせず可愛さを損ねずに、でもきちんと目が座った感じが表現できているのではないかなと。
あと疲れや眠気みたいな表情を表現する時に、このまぶた線があるととても便利そうです。
寝不足やお疲れな人が続々と出てくるアニメ、SHIROBAKOにおいては特に必要な線なのかもしれません。
この二人のジト目っぽい顔は「まぶた」が凄く効いているのでいいなぁと思う pic.twitter.com/4qtM7lix9y
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
可愛さと半目の同居。いいですね。
一方で、興津さんには「まぶた描写」が無くて、パリッ、キリッとした表情に見える。 pic.twitter.com/RHPgEMHqbX
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
興津さんがクールビューティーであるという事を一目で示すというデザイン的な意味合いの他にも、就業時間をきっちり守る人で睡眠時間や休憩をきちんととっているからというのもあるのかも。
「まぶた線」の使い分けに関してもメリハリをつけて上手く成されていると感じる。
――で、気になったので、SHIROBAKOにおける「まぶた線」のルーツを少し探ってみることにしました。
と言っても、
水島努監督と
アニメーションキャラクターデザイン担当の関口可奈味さんの二人のこれまでをたどってみただけですが……。
(追加でぽんかん⑧さんも調べてみました)
ではまず、アニメーションキャラクターデザインの関口可奈味さん。
ちょっと調べた限りだとPA前作の『グラスリップ』ではそれほど強調されてないし、SHIROBAKOで取り入れられたっぽいデザインかな。あのまぶたは。 pic.twitter.com/OYn7NXLZOP
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
「ふたえまぶた的な部分」の線は結構ハッキリしていてまぶたがあるなという感じは受けます。
しかし今回取り上げている「まぶた線」に関してはSHIROBAKOの様にデザインされてはいない。
『SHIROBAKO』アニメーションキャラデザの関口可奈味さんが同じくアニメーションキャラデザを務めた『TARITARI』も「まぶた感」あるけど、SHIROBAKOの様に表情の表現に使われているわけではないと感じる pic.twitter.com/8FrwKKHGQO
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
グラスリップとそれほど変わらないか、それよりも少し薄い感じでしょうか(?)
関口可奈味さんがTARITARIの前にアニメ―ションキャラデザを担当した『花咲くいろは』では「まぶた」は影で表現されてる。 pic.twitter.com/0Rs5CzyUvI
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
TARITARIよりもさらに薄めに見える。
関口可奈味さんの『花咲くいろは』の前は『CANAAN』やっぱりまぶた線は無い。 pic.twitter.com/MJlQudLxgX
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
※キャラデザの元の絵柄が特徴的なので影響はあるかも
どうやら関口可奈味さんが好んで使う技法というわけでは無さそうです。
で、水島監督
水島監督の前作の『ウィッチクラフトワークス』はちょっとまぶた感がある。 pic.twitter.com/aCdK3HFocM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
関口可奈味さんの作品群よりまぶたがハッキリ描かれている気がしますね。
「まぶた線」らしきものもあります。
※原作コミックスがあるので、原作絵の影響もあると思います
ガルパンの秋山殿は「まぶた」結構がっつり描いてあるね。 pic.twitter.com/jbr5iu5Yse
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
今回取り上げている「まぶた線」らしき線があります。
いつも眠そうな麻子も「まぶた」が線で描いてある。 pic.twitter.com/LmvaGkX6bK
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
秋山殿もそうですが、「まぶた線」があると半目系が可愛く見えますね。
Anotherまで戻っても「まぶた線」だ。これは水島監督のこだわりなのかもしれない。 pic.twitter.com/19Wy2JeNPY
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
ガルパンと比べると少し薄い感じはするかもしれないです(?)
ブラッドCでは、サヤが殺すモードに入るとまぶた線が入る。今日もいい天気モードでは「まぶた線」が無くなって影になる。 pic.twitter.com/ZHgbQfaFsM
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
※軽く調べた所そう見えただけで本当に切り替えとして使っていたかは不明です
もしかすると、ブラッドC、ホリック継辺りで取り込んだ手法なのかもしれない。CLAMPは少女漫画だけあって「まぶた線」を多様してるし。原作は元の絵があるのでなんともだけど「おお振り」は原作の影響かまぶたの影はあまりない。 pic.twitter.com/3EKO7pO5vu
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
ブラッドCではCLAMPの方が脚本としてメインスタッフに入っているのでその時に…?(憶測です)
ハレグゥは判別不能だったというオチ pic.twitter.com/dwg5sO6bSb
— i-za蔵 (@139RA) 2014, 12月 4
他のキャラも線というほどのものは見えなかったです。
(原作のあるアニメだと制約がありそうですが)
【追記】ぽんかん⑧さんは?
SHIROBAKOキャラクターデザイン原案のぽんかん⑧さんの絵もpixivで少し調べてみました。
ぽんかん⑧さんのpixivアカウント
調べてみたところ、SHIROBAKO絵の直前のイラストには「まぶた線」が無く、
SHIROBAKOのりーちゃんの絵には「まぶた線」が有りました。
ぽんかん⑧さんがpixivにアップしておられる絵という狭い観測範囲での調査ですが、SHIROBAKO以外の絵だとあまり「まぶた線」みたいなものは見られませんでした。
【追記終わり】
――と、興が乗ったので調べてみましたが、所詮Googleで検索して出てくるレベルの調べ物なので全くの的外れだったりするかもしれないです。その点はご注意ください。(興味を持った人がいたら他の監督さんとかの傾向も詳しく調べてボクにこっそり教えて下さい)
【追記】
アニメーターの木村貴宏さん(ルルーシュ・ガオガイガー等でキャラデザを担当)が良く使っておられるそうです。
ということで、SHIROBAKOのキャラデザ時に誰が出したアイデアなのか実際には不明なんですが、
ただ、水島努監督が「まぶた線」を好んで使っている傾向はあるのかなと感じます。
「いわゆる萌えキャラ造形」での表情の幅が結構広がる気がするので、もしかするとこれからアニメ等で流行る事もあるかもしれないですね(ホントか?)
水島監督が手がけるアニメは勿論、他のアニメでもこの「まぶた線」に注目して見ると面白いかもしれません。
【追記】
眼窩の影・まぶた線を増やすと顔に凹凸感が出て、陰影や彫りが深い感じになり喜怒哀楽の表現の選択肢も増えると思います。なので劇画調なキャラデザのアニメだと「まぶた線」が割りと採用されているかもしれないです。
※あとで少し調べてみましたが、『Darker Than Black』 『UN-GO』 『コードギアス反逆のルルーシュ』等が「まぶた線」を多く採用しています。この中でSHIROBAKOと同系統の、「萌えキャラ的造形」寄りで採用しているのはDarker Than Black。
その一方で、影の少なさや一種の平面さが可愛さにつながっている「萌えキャラ的顔造形」と凹凸や影は相性が良くないんじゃないかと思われます。なのであまり「まぶた線」は採用されていない気がする(?)
SHIROBAKOにおける「まぶた線」は萌えキャラ的造形のキャラ顔が崩れない程度に、表情のアクセントを着けるために用いられている線……なのかもしれないですね。
蒼井晶の正体とは!?(ネタ記事)
デデッ デデッ デデッ デデーー!
街をつつむ Midnight fog
孤独な Silhouette 動き出せば
アキラ Leaving me blue
アキラ Missing you true
アキラ Only few memories after you
コブラじゃねえか!!