どうか私を

どうか私を
こんな小さな体の檻に閉じ込めないで



あなたが
絵はがきほどの小さな画面にしがみつき
世界とつながるスピードが速くなったとよろこんでいる時



私は
宇宙とつながり
新しく生まれた星
銀河 彗星 時空を
感じている



銀河の回転と
ともに踊り
彗星と一緒に
歌っている


心臓の鼓動は
宇宙のリズム



耳を澄ませば
その瞬間
あなたは鼓動の彼方の
宇宙につながる



体は
体ですべてだと


どうかそんな小さなものを
体だとは思わないで



体は
魂のごく一部



カタチに現された喜びそのもの



例え
思考が 地獄にいると信じている時も



私は
そこで私にできる
すべてを尽くす


だから
私に絶望はない