「番組の著作権侵害動画はすべて削除します」ドワンゴ、「ニコニコ動画」の著作権侵害動画への対応策発表
[http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20369154,00.htm:title=「番組の著作権侵害動画はすべて削除します」ドワンゴ、「ニコニコ動画」の著作権侵害動画への対応策発表
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ニワンゴはテレビ局6社に対し、著作権侵害の動画削除を申入書を提出した。
ニワンゴは、運営する動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」において、著作権を侵害している放送番組の動画をすべて削除する方針だ。親会社のドワンゴが3月11日に明らかにした。
ニワンゴはテレビ局6社に対し、
1. ニコニコ動画内における既存の著作権侵害放送番組動画はすべて削除する
2. 新規投稿動画の監視を行い著作権侵害放送番組動画については直ちに削除する
ということで、これでニコニコ動画を通じてキー局のコンテンツが流行るというきっかけが失われる。ただニワンゴ側はもうそんなことは意識していないのかもしれないし、そもそもそんな調査結果もないのだろう。
ベータ版から公式に変わったのをきっかけに大きく動き出したようだが、ニワンゴは「困るのはそっちかもよ」とでも思ってるのかな。
どちらにせよキー局のコンテンツは海外の動画共有サイトにアップロードされていくんだろうけど。
ロイヤリティフリーとクリエイティブコモンズの違いって
昨日友人に「ロイヤリティフリーとクリエイティブコモンズって何が違うの?」と聞かれた。
ロイヤリティフリー(以下RF)って何???
話しを聞くとどうやら映像制作でいつも使用していた音源はRFらしい。私は知らないで使ってた…
で、違いは何?ということで調べてみたところ、
CCに比べRFは
初期段階で費用が発生する。(場合がある)
表示の義務が発生しない場合が多い。
かな。
基本的に権利を一度購入する必要があるRFに比べて、CCの場合は購入する必要がないということが大きな違いだろうか。
RFは使用許諾にもよるが、一度購入してしまえば、CM、放送番組、イベント、プロモーション、映像制作、などなどコストを支払った分 、営利目的も含め、使用できる範囲が広い。
ようするに大体の場合RFは著作権フリーの素材を購入するものであって、CCの提唱する共有地とは別物な気がする。
追記
RFに比べて、CCは細かい設定を表示することによって済ますことも違いの一つ。
情報教育とか
先月の後半に小中学生たちが一泊二日で映像制作に挑戦した。
私はそのイベントのTAとして参加した。
ウィンドウズ機は触ったことがあってもマック機の使用は初めての子どもたち。(ちなみにe-mac、編集ソフトはプレミアの6.5)
子どもたちはあっという間に操作に慣れ、教える側の私たちを驚かせた。
子どもたちにとって、PCの操作にウィンドウズもマックも関係ない。
出来上がった作品も大学生が始めて作った作品よりも面白い。
今回は制作までで終了したが、どうせならWebにアップするところまでできればと思った。(子どもたちの顔をWebにアップするのは色々と大変らしい)
(じょうほうきょういく)とは、情報を扱う能力を高めることによって、学習者が情報社会の中で主体性や創造性を発揮できるようになることを目的とする教育のことである。情報教育で何を扱うかについては、文部科学省などが「情報活用能力」を伸ばすことを提案している。
wikiから引用
私は、映像制作は情報の授業には中々良い教材だと思っている。
だが、まだこれといった情報教材のない今の情報教育の現状では、映像制作を授業に取り入れるにはコストがかかりすぎるためか普及していない。(教えれる人がいないというのもあると思う)
PCはあるものとして、カメラ、三脚、マイク、編集ソフト、その他のファイヤーワイヤーやDVテープなどの道具を一クラス分そろえると500万はかかってしまう。
音楽の場合はどうなんだろうか。
制作→アップロード→(他の学校と情報共有)まで子どもたちが学べるものをパッケージ化できれば面白いだろうな。
なんてことを考えながら映像を作った1泊2日間だった。
mixiとオープンソーシャル
オープンソーシャルを調べていて一点だけどうも腑に落ちないことがある。それはmixiがオープンソーシャルに賛同しているということだ。
日本で言われているSNSとはmixiの影響によって閉鎖的な意味合いが強い。それを作り上げたmixiが、正反対とも言えるオープンソーシャルに賛同した意味は何なのか。
ここでは、
・mixiとオープンソーシャルのWeb APIの親和性が高い。
・Web APIの標準化に貢献したい。
という理由が挙げられている。
これらは本当にmixiの本音なのだろうか?
考えられるmixiのメリットとしては、googleとの提携により得られる新しい何かなのは間違いないだろうが、それは何なんだろう。
何よりも一番気になることは「閉鎖的」なSNSを展開しているmixiが、オープンソーシャルに参加することによって、mixi内のコンテンツが外に排出される恐れがあるということだ。それに、いままで抱え込んでいたmixi内の広告だって横槍が入ってくる可能性もある。
オープンソーシャルはmixiにとって本当にメリットのあることなんだろうか。
利用規約といいオープンソーシャルといいmixiが今後どのような動きを見せるのかちょっと楽しみになってきた。
追記
もうmixiの見解が出てた…
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/28/news033.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/09/news095.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/02/news123.html
クリエイティブ・コモンズ デジタル時代の知的財産権を読んで
卒業も決まったし、これからCreative Commonsを改めて勉強していこう。
まず、この本を読んでみて(まだ途中だけど)改めて、プロでなくとも活躍できる場があるということを再確認できた。
本当にクリエイティブコモンズの共有ー改変自由という考え方は素晴らしい思う。
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20359336,00.htm
IT Mediaで伊藤社長の言う「ニッチなマーケット」とクリエイティブコモンズの提唱者であるローレンスレッシグ氏が言う「小さなクリエータ」これらの表現がおもしろい。
音楽もそうだが、映像、絵、その他もろもろの「ニッチなマーケット」に「小さなクリエータ」が存在する。
今後はそれら「ニッチなマーケット」を繋ぎ、「小さなクリエータ」たちが様々な形で表現をしていくのだろう。
だが、クリエイティブコモンズの考えだけでは、コンテンツの製作者である「小さなクリエーター」に「名誉」以外の何も還元されない仕組みになっているようにも思えた。
今求められているのは、いいコンテンツを作った人にきちんと「名誉と金」が還元される仕組みではないだろうか。
それを考えると、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/03/news071.html
の動きはおもしろい。
ポイントは「共有のその後」だと思う。
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今年の7月29日〜8月1日に札幌で国際会議「iSummit」が開かれるらしい。
参加できればいいなぁ。