iTunesでiPhoneが認識できなくなったときに解決できた方法

もともとiPhone5を携帯電話として使わなくなってからも、メディアプレーヤー(音楽データ取り込み用)としてiTunesと同期をし使い続けてたのですが、この度iPhone13を購入したことで、ようやくiPhone5がお役御免になりました。

 

そこでiTunesの音楽データは全てiPhone13に同期をかけようとしたのですが、これがまぁ、認識してくれない。

Googleで「iTunes iPhone 認識しない」で検索をかけて相当調べたんだけれども、何をやってもうまくいかない。

エクスプローラー上では認識してくれるのに……

 

切り分けというわけではないんですが、ほぼ同時期に購入した妻のiPhone13 miniを、違うノートPC(かつて上記のiPhone5を接続し同期をかけていたことがある)に接続したところ、一発で認識してくれたので、こりゃパソコン側の問題だなというところまではわかったんだけど、ほんとに原因が分からなかった。

 

そこでもういいや、と思い、やけくそになりながらデバイスマネージャー上でiPhone関連のドライバーを全てアンインストールして、再起動後に再度iPhone13を接続したら、すんなり認識しました。

このことを書いているWeb上のアドバイスサイトなんてなかったんだが……2時間くらい格闘したよ……まじで何だったんだ。

 

1月に読んだ本のまとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2626
ナイス数:17

ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
本書に収録の「夏の硝視体」は数年前に読んでいたのだが、「蜘蛛の王」を読み終えたあとだと、なぜ本書に収録されている順番があえて最初なのか。なんとも憎いなあと思う。/「クローゼット」、最後の流れがホラーでゾワッとした。/正直解説を読むまで、表題作についてジェンダーな何かを想起するなんてなかったので、なるほどなぁと思った。ティプトリーを読んだことがないからなぁ。まぁそれはそれとして、傑作だった。/『グラン・ヴァカンス』を読んだ人は、本書も読まないといかんでしょう。
読了日:01月02日 著者:飛 浩隆
象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)感想
デュオが音楽SFとしてかなり良かったんだけど、やはり表題作かな。世界が反転するところが素晴らしい。そういうことか、と。/デュオ、初期作品だからなのか、後発と比べるとリーダビリティに若干の違いがあった。/呪界のほとり、こんなコミカルなものも書いてたのかと意外に思った。/夜と泥の、これ好きだわ。人類が宇宙に拡散していった時代の話が響いた。/神林長平とか野阿梓とかと近い時期のデビューと考えると、かなり80年代の国産SFっぽい1冊。というかそのものですね。
読了日:01月08日 著者:飛 浩隆
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
3回目の再読。サクサク進むスピード感が堪らない。
読了日:01月16日 著者:小川 一水
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
再読。やはり面白いな。で、羊飼いって結局どうなったのか、書かれてないよね。
読了日:01月18日 著者:小川 一水
天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)感想
再読。面白い。結局この時点ではクトコトの正体は分かってないんだった。プラクティスのその後も。
読了日:01月22日 著者:小川 一水
天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)感想
まさにスペオペ。ダダーとミスチフの因縁の一端が部分的に描かれている。
読了日:01月30日 著者:小川 一水

読書メーター

好きなSF小説、ミステリ小説、ラノベ一覧

SF小説

<国内>

1.兇天使

2.マイナス・ゼロ

3.果てしなき流れの果に

4.百億の昼と千億の夜

5.バビロニア・ウェーブ

6.マインド・イーター

7.虐殺器官

8.くるぐる使い

9.玩具修理者

10.新世界より

11.海を見る人

12.時砂の王

13.あなたの魂に安らぎあれ

14.遺跡の声

15.天冥の標

16.魚舟・獣舟

17.華竜の宮

18.戦国自衛隊

 

<海外>

1.星を継ぐもの

2.たんぽぽ娘

3.ハローサマー・グッドバイ

4.幼年期の終り

5.タウ・ゼロ

6.分解された男

7.鋼鉄都市

8.エンダーのゲーム

9.たったひとつの冴えたやりかた

10.ソラリス

 

ミステリ小説

<国内>

1.久生十蘭短篇選

2.古典部シリーズ

3.小市民シリーズ

3.七回死んだ男

4.生ける屍の死

5.十角館の殺人

6.丸太町ルヴォワール

 

<海外>

1.火刑法廷

2.幻の女

3.黄色い部屋の謎

4.樽

5.グリーン家殺人事件

6.見えないグリーン

7.Yの悲劇

8.皇帝のかぎ煙草入れ

9.シンデレラの罠

10.死の接吻

11.マルタの鷹

12.アクロイド殺し

 

ラノベ

1.ある日、爆弾がおちてきて

2.猫の地球儀

3.紫色のクオリア

4.円環少女

5.魔法科高校の劣等生

6.妖精作戦

7.龍盤七朝 DRAGONBUSTER

8.ブラックロッド

9.トリックスターズ

10.流血女神伝

11.戦闘城塞マスラヲ

12.ふわふわの泉

13.戦う司書

14.絶深海のソラリス

千の刃濤、桃花染の皇姫 感想

 ネタバレ無し。プレイ時間は24時間でした。
 オーガスト作品はこれで10本目。『穢翼のユースティア』と『大図書館の羊飼い』のファンディスクが未プレイです。昔はオーガスト信者だったので、初期作からやってますね。
 ちなみに直近では4年前に『大図書館の羊飼い』をプレイ済みです。

 あらすじとか各ルートとか、説明は省いて手短に。
 ざっくり言ってしまうと、良さよりも粗さが目立った作品でした。前半の学園ものと、後半の歴史ものっぽさがどうもこう……ミスマッチな感じが否めません。ルート分岐が基本、階段方式なので最後までプレイしないと核心部分については一切開示されないので、批評空間風に言うとオールクリアに価値ありの作品だった……というのは別段構わないんですが、いわゆるグランドルート以外の個別ヒロインルートの締め方、あれをやるくらいなら完全に1ルートに絞ったほうが良かったんじゃないかなと思いました。やはりこの作品で描かれていた戦争や政治、歴史といった題材については、書き手の力量に本当に左右されるなぁと率直に感じましたね。戦闘シーンの演出は、今までのオーガスト作品と比べると中々の出来でしたが、あくまで今までのオーガスト作品と比べると、というレベルです。
 グラフィックに関して。べっかんこうだけではない原画陣で、ただそれにしてもどうも違って見えるCGが多かったのもあまりいい印象がないですね。安定感がなく、結構なマイナスポイントです。対して音楽はサントラが欲しいくらいには良かったと思います。エロゲーでは聴く機会が少なめな印象の、和のテイストが好きですね。

 たとえば『大図書館の羊飼い』は、減点法でいくと限りなく100点に近い作品になってしまう、あとは好みの問題という評価で、それまでのオーガスト作品とはわりあい打って変わって手堅さが相当に良かった記憶があるんですけども、こちらは意欲作ではあるけれどもどうもそれまでに留まっているかなあと。
 いわゆる萌えだけじゃない、流血、血しぶき、残酷な描写などかつての作品と比べるとそういう要素は多いけど、ベースとなる部分は昔の傾向のまま抜け出せておらず、でも違ったこともやるんだという意識は先行していて、実際に蓋を開けてみてみたら「あれ、意外にそうでもない?」とでも言いましょうか。まだ途上にある作品でした。
 はてさて今後のオーガストやいかに。*1

  • OHP

千の刃濤、桃花染の皇姫


*1:そのうちユースティアもやらんとなぁ。

ノラと皇女と野良猫ハート 感想

 プレイ終了したので、感想を書きました。ネタバレなしです。

 まず、HARUKAZEというエロゲーメーカーの作品は初でした。ライター、絵師も初見。プレイ時間は19時間。ゲーム内でプレイ時間を計測してくれる機能がありました。

 話なんですが、異世界からヒロインがやってきて――という感じ。頭狂ってるんじゃないかこれってレベルのギャグをかまされるので、必見かと思います。

 各ルートですが、異世界キャラクターがその世界に馴染むまでの過程をまざまざと見せられる、という話はわりあい新鮮でした。とりわけパトリシアルートではそれが顕著で、価値観のシフトが次第に行われていく様、その過程で世界を鮮やかになっていき、心のなかにハートが芽生えてくる展開はなかなかに秀逸だったかと。
 黒木未知ルート。キスをすると猫になってしまう現象がパトリシアの魔法から離れて、想いが相手を変えてしまうところから、自分のかつて苦い過去からの脱却と、共通ルートであった告白の台詞がまさかこんなにも印象的に活きてくるとは……といった印象です。
 シャチルート。主人公とシャチ、そして二人の母親の過去から今へと続く関係を「気持ちが天気に現れる」という要素で表現したルートでしたね。家族でもなく、兄弟姉妹でもなく、一人の女の子として好きという告白シーンが印象深い。
 ユウキルート。自分が大切な人たちと一緒にいる居場所を守ろうとしたときに、大切な人たちが「それでいいじゃないか、守りたかったんだろ」と言ってくれるこの関係性、いわゆるアウトローな過去があるユウキというキャラが本当に周りに大事にされているんだなというところが実に良かったです。

 総じて、どのルートでもキャラクターの描き方が素敵な良作でした。まさしく「絶対キミと添い遂げる、臆病で勇敢なブレイブハートストーリー」だったかと思います。
 キャラクターの、キャラクターに対する想いと行動がとてもマッチしていて、単純なシチュエーションに留まっていないところが好みですね。


金色ラブリッチェ 感想

 全ルート+追加エピローグ+Extraまで見たんで、ぼちぼち感想をば。
 プレイ時間は31時間。下記、ネタバレありです。

 プレイ前の状況としては、
SAGA PLANETS作品は『花咲ワークスプリング!』のみプレイ済み。
・本作のライター・さかき傘の作品は、FLATの『ひこうき雲の向こう側』をプレイ済み。
 です。

 庶民である主人公が、ある出来事からお坊ちゃん・お嬢様学校に通うことになって――という話。学園生活におけるキャラクター同士の掛け合いは小気味よく、読んでいて楽しいものとなっています。
 最初から主人公にはかつて苦い過去があるという描写があるので、それを解決することで一定程度のカタルシスを得る感じなんだろうというのは序盤である程度想像がつきました。
 シルヴィア、玲奈、エル、茜ルートでは、各ヒロインの境遇や立場に合わせたストーリーが、「金色」「ゴールデンタイム」といった要素と絡んで進みます。ここまでは、まぁよくある学園モノ萌えゲーといったところでした。まぁそこそこ良く出来ているかな? 特別不満があるわけでもないというのが正直な評価。唯一違和感を覚えるとしたら、どのルートでも理亜というキャラクターが何かしら主人公と接点を持つ部分だったわけで……。

 そして、上記4人のヒロインルートが終わると、スタート画面に追加される「GOLDEN TIME」。ここからが本作の真骨頂、理亜ルートでありいわばグランドルート。主人公がファンであるマリア・ビショップという歌手と、理亜が同一人物だというのは、他のルートで明かされているので、ここまで読み進めているプレイヤーとしては周知の事実なわけですが、

・過去に主人公がシルヴィア、理亜と会っている、理亜以外の4人のルートで、主人公はその事実のキーポイントを概ね忘れている。しかし、シルヴィアは最初は鮮明に覚えている。
・理亜は金髪ショート、マリアは黒髪ロング。ここまで分かっているプレイヤー(もとい僕自身)は「もちろんウィッグなんだろう、金髪ショートだから黒髪ロングのウィッグなら隠せそうだし」と思う。

 他に忘れている要素があるかもしれませんが、この2点がプレイヤーにとってのヒントで、理亜ルートがいったいどういうストーリーなのかということ関しては実際に他の4人のルートでは一切情報が開示されず、だからこそ理亜の本当の姿については唖然としました。
 ルート終盤あたりではもう結末の予想がつくというか、実に王道な終わり方でしたが、何と言っても理亜の生き様でしょう。カッコいいということはかくあるべし、この一言に尽きます。


金色ラブリッチェ

金色ラブリッチェ

2018年1-2月の新作プレイ予定

  • 1月

 ありません。

  • 雑感

 大体毎月何かしら、少なくとも抜きゲー1作品であってもやりたいのがあるもんですが、今月は何もないですね。準新作、旧作あたりをプレイします。
 2月はお待ちかね、ランスシリーズ最終作と、おとぼく3です。前者について、つい先ほど公式のPVを見ましたが、実に楽しみですね。
 後者ですが、まさか3まであるとは思ってもいなかったので嬉しいです。とは言うものの、実は未だに2を1ルートもクリアできていなかったりするんで、近いうちにやらないといけないなといったところです。