俺は写真を撮られるのが好きなんだけど、どうしても写真を撮られる時にはそれを強く意識してしまう。
言い換えれば、レンズの前で格好付けてしまう。
だから結果として出来上がった写真は「写真を撮られている人」っていう印象の強いものになる。
ちょっとうまく表現できないんだけど、観光地でVサインをして映る風景から浮いた異邦人、つまり典型的日本人の写真そものだと言ったら、ニュアンスは伝わるかな?


そういう訳で、ちょこっとモデル業に興味と憧れを持ってたんだけど、おそらく俺にはモデルの才能はないんだろうなぁと思ってしまった。


じゃぁ、どういう人がモデルにむいてるんだろうと思った時に、大学時代の友人を思い出した。
彼は、不思議と写真を撮ると「絵」になる男だった。
それほど多く彼の写真を見たわけではないけれど、大部分の写真において彼は自然体で、風景からも乖離せず、それでいて存在感がある。
こういうのがモデル向きの人が持つ才能なんだろうなぁと、そんなことを仕事帰りに車を運転しながら考えていた。

祝!連覇

最終節までもつれたプレミアリーグの優勝争いは、アウェイJJBスタジアムでウィガンを0-2で破ったユナイテッドが見事優勝!

BS1で観戦してましたが、正直かなりドキドキの試合展開。特に立ち上がりは押し込まれる場面も多かったし、カークランドがノッてたこともあって、ユナイテッドはゴールが遠い…。
前半30分過ぎにPKからC.ロナウドが待望の1点目をあげ、ようやく少し安心できたものの、その後も展開自体は変わらず。
そんな中、後半に入って2位チェルシーもシュエフチェンコの得点でボルトンに勝ち越したとの情報が!
チェルシーが勝利し、ユナイテッドが引き分け以下でゲームを終えると優勝を逃すこともあって、このままでは怖いなぁと思い始めたところで、途中出場のギグスが待望の追加点!!
サー・ボビー=チャールトンの持つユナイテッドの最多出場記録に並んだその日に、優勝を決定付けるゴールを決めるギグス!さすが役者が違う。
結果、無事逃げ切ったユナイテッドが17度目のリーグ制覇を果たしました。

ところで、このゲームとその後の優勝セレモニーを見て思ったことをつらつらっと。
ホイスッルが鳴った後、サポーターの前で優勝を祝うユナイテッドのメンバーの中にロナウドいましたか?
少なくとも俺は見つけられなかった…。
この試合が始まる前にスポ・ナビで移籍の噂が出たこともあって、来シーズンを思って少し不安になる。
そして、ロナウドの移籍報道とも少し関係してくるんだけど、優勝が決まるホイッスルが鳴った瞬間、ピッチ上にいた生え抜きのユナイテッドの選手はギグスとブラウンの2人のみという事実が将来のユナイテッドを思った時に少し哀しくなりました。
今のユナイテッドはベテランと若手がうまく融合して非常に素晴らしいチームになっていると思うけど、今若手と呼ばれる選手の何人が、ベテランと呼ばれる年齢になった時にユナイテッドにいるだろうかと思うと、現在の若手に生え抜きのレギュラーがいないことが、少しこわい。それは今心配する問題じゃないし、全くの杞憂でしかない事だけどね。

さぁ!けどまだユナイテッドのシーズンは終わったわけじゃない。
これからいよいよCLの決勝が待っている。
21日にはモスクワでビッグイヤーを掲げるマンチェスター・ユナイテッドの雄姿を目にして、将来の不安も吹き飛ばし、2冠の喜びに浸りたいと思います!

2006年が暮れる。

いろいろあって、もがいたりあがいたりしてみたけど、結局は流れに流されるまま終わっていく1年だったような気がする。

ある意味で、俺の人生の転換点になるかもしれなかった年。

俺はそこで踏ん張りきれなかった。

全てが中途半端なまま終わる。

それは、これまでの俺の人生を象徴しているのかもしれない。