非常勤先の「補講」

お金が出るわけではないのだが、非常勤先の授業で作った冊子の製本を依頼しに非常勤先の生協にいく。70ページくらいの冊子だが、学生にとっては冊子として完成したことが感動的だったようだ。
しかし、本文の印刷は院生の研究室のカラープリンタで印刷したからいいけれども、紙代も製本代も全て持ち出しである。なんとかならないものか。
大学は生協とかあって、生協でなんでもできるから便利だ。高校も高校生協とかあったら便利なのに。

大学院進学のご相談

それで、学生と院生の研究室で作業をしていたら、大学院進学を希望する学部生が相談に訪れて、ドクターの学生と話をしだした。
こうゆう話に首を突っ込むのは大好きなので、
「あぁ。大学院いきたいん?」
「はい。」
「やめといたほうがええで。このご時世でもこの学部出るだけやったらちゃんと就職できるんやから。私見てみ。37歳やで。パーマネントの職についたん去年やで。まぁ。いつ首になるか知らんけどな。」
などと話をして、院生に振って、ひとしきり話が進んだあと、
「あんた。勉強好きか?」
「はい。」
「ほな。何も考えんと大学院いって勉強したらええねん。それでその先野垂れ死んでもそれが人生やと思うこっちゃな。」
などと言ってみたりする。
ドクターの院生には、「kahachiさん。何あげてさげてしてるんですか?学生、とまどうじゃないですか。」
「けど。どっちもほんまのことやからな。」
などと答えてみた。人間何が幸せかは死ぬ時までわからんですから。

本が出るらしい

ずーっと前から共著の話がある。
それが、昨年から急に動き出して、なんと3月下旬に出るらしい。「本当の締切はいつですか?」ときいたら、本当の締切も3月下旬なんだそうだ。
手元にいろいろ分担が回ってきているが、書くのが苦しい。
本当に、3月下旬にでるのだろうか。「本当の本当」という締切はまだ隠されているのではないか?

今年度中に終わらない。。。

口語文法は、標準では今年度中に終わることになっているのだが、どうも終わりそうにない。
残りは、あと2回。時間を無理に詰めてもあと3回、無理だろうけれども、やって4回。4回あれば、ざっと流す感じでできないこともないとおもうが、3回では難しいなぁ。
生徒も特にいやがる内容なのに、来年度に延ばすのもいやだなぁ。

法隆寺に行く

どういうわけか、法隆寺にいく。
学生の時に行ったのが最後だったと思う。
こんなに広かったかな?というのが最初の感想であった。書写山にいったときもそうだったが、30も後半になると、歩くことの意味が変わってくるのだろうか。それとも空間認識が異なってくるのだろうか。
東室とかそういうものに目がいったというのは、少しは賢くなったものじゃと思う。
さて、門前の手水の横に立っている「東院大伽藍 是ヨリ東三町」という明治40年に奉納された案内の石碑の施主に「宇宙霊界中住人 吉村長慶」という名を発見する。写真を何よりも念を入れて撮影する。こういうものに導かれるというのは、至るところに至ってしまったと思う。
「吉村長慶」なる人物であるが、安達正興『宇宙菴 吉村長慶』(奈良新聞社、2011年)という本が出版されているらしい。著者のHPによると、宇宙教の創唱者で、各地の神社仏閣に個性的な石造物を多数寄進している人物のようだ。行ったことのある寺社も多い。今まで「遭遇」できなかった不明を恥じるばかりである。
早速、購入した。