*本

ダンナがうつで死んじゃった

ダンナがうつで死んじゃった

 
久しぶりに一気に読みました。
 
著者のご主人がうつ病にかかり、家族としていっぱいいっぱいになっていたとき、ご主人に冷たい言葉をなげかけてしまい、ご主人は自殺してしまったのだそうです。
 
著者の方の正直な想い(?)が、せきららに書かれていて、本当に考えさせられました。
 
何気に美談にしようと思えば、きっときれいな話にできたんだと思うんです。
でも、著者はそれをしなかった。
 
正直な想いを本という形にした。
 
私なら、こんな風には書けない。
 
精一杯、自分なりに看病をがんばって。でも、うつ病って、本人以外には本当のところがわかりにくくないですか?
いつまで続くのか、まったく先が見えなくて。
 
認知症の方の介護を想像してしまいました。
 
この本、図書館で借りたのですが、落書きがしてあるんです。最低とか罰があたるとか。
 
でも、本当にそうなのか?

著者の方は、患者の家族の方を救いたかったのかな?と勝手に考えていました。

けなげに看病して、精一杯看病して。そうやって頑張れる人はいいんだけど、イライラしちゃう人だっていますよ。ここにいますよ。あなただけじゃないですよ。って。
 
 
そんなに出来た人ばっかりじゃないんだって。
 
 
わたしも、疲れちゃう時はきっとあると思うんです。
めちゃくちゃ、考えてしまいました。

仕事先の健康診断がありました。
 
どんどん太り続けていることに落胆して、体重を量ることをやめていた私。
 
半年くらい前にも、嫌々体重を量った。
まぁ、増えているのは覚悟していたので、まぁこんなもんかと思った記憶があります。
 
 
で、前の計測から半年ぐらいなので、言うてもそんなに増えてないだろう。
 
もしも、よかったら、やせているかも?ぐらいに思っていたのです。
 
 
 
それが、とんでもない!
 
 
 
体重は夏から8キロも増えていたのです!
 
 
これはさすがにショック!
 
 
心がけをかえて、毎日体重量ります。
ダイエット開始です!

バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]

バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]

知り合いの人が映画大好きなんだそうですが、人生の中で2つだけ「わけわからん」という感想を持った映画があると言っていました。 
そのうちのひとつがこれなんだそうです。
 
なんとなく、興味がわいて、レンタルして見てみました。
 
私は、見て素直に面白かったです。はい。
 
コーリングユー」という主題歌も、あー。この歌、この映画の主題歌やったんかぁ。
と、知らなかったので、嬉しかったです。
 
筋がつまらないのかな?
特別に、筋で意外性があるとか、奇抜で面白いとかがないので。
 
こんなことでもなければ、みることのなかった映画だと思うので、見れてよかったです。
 
 東野圭吾、こんなのも書いてたんですね。
東野圭吾って、本当にすごいと思うんです。よくもまぁ、こんなにも、色々と思いつくもんだ!と
心底、感心しています。
 これも見たかった映画です。
小学生の子どもが、実は産院で取り違えられていたということがわかり・・・
 
男の人は、「血」ということに、すごいこだわりがあるんだなぁ。
女は、というか、私は、たとえ子どもが入れ替わっていたとしても、
実際、育てた子どもの方が可愛いと思います。
そりゃあ、血の繋がっているこどもがいるとわかったら、どんな顔をしてるんだろう?とか
自分や主人に似ているのか?とか、性格はどんな?とか気になると思います。
 
でも、だからといって、今まで育ててきた子どもを手放して、血のつながった子どもを
これから育てるという選択は、私にはできないと思う。
 
みんなそうじゃないのかな?
 
 
 
 
 

映画「サンシャイン 歌声が響く街」を見ました。
  
http://eiga.com/movie/79741/video/
 
ミュージカルが好きな人だったら、面白いと思います。
歌も、のりがいい曲ばかりなので、楽しめます。
感動して、泣く。なんてことはありませんが、元気が出る映画です。

ホテルローヤル

ホテルローヤル


直木賞受賞作ですよね。
 
恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、
「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、
舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、
親に家出された女子高生と妻の浮気に耐える高校教師、
働かない10歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、
ホテル経営者も複雑な事情を抱え・・・
 
 
こんな風に書かれていました。
 
 
色々な人生があるんですね。

けいどろ (小学館文庫)

けいどろ (小学館文庫)


泥棒しかしたことのなかった吉森。
出所したところに、刑事高山の出迎えを受けます。
 
 
なぜ?と不審がる吉森に、高山から意外な頼みをされます。
 
自分が死ぬに死ねず、生き恥をさらすような事態に
陥ったら、自分の命を絶ってほしいというものだった。
 
馬鹿らしいと取り合わなかった吉森だったが、
1年半ほどしてから、高山が脳卒中で倒れた事を知る。
 
現在の高山の様子を見ている内に、目が離せなくなっていく吉森。
 
近くのコンビニに勤め、高山を見守ることになる。
 
 
長年、真面目に働き、高山の様子を見守り続け、ある日
高山からの頼みを聞き入れることを決心する。

元泥棒の手腕を生かし、薬剤などの準備をすませて
あとは決行だけだというその日、予想もしなかった出来事がおこります。
 
 
派手な物語ではないですが、じーんとくる一冊です。

名探偵に薔薇を (創元推理文庫)

名探偵に薔薇を (創元推理文庫)

うーん、この本、面白いとは思うのですが、謎解きの部分がちょっとストレートすぎるというか、なんだか私の中では「おしい!」って感じです。

「小人地獄」という毒薬の設定なんか、とても面白いし、第2部での何回もどんでん返しを繰り返す部分なんかも、うんうん、って感じなんですが、なんだか物足りない。

何がどうってわからないのですが、「あー!おもしろかった!」とはなりませんでした。(-_-;)

うん、ちょっと残念!

嫌な女

嫌な女


弁護士になりたての主人公徹子。
遠縁の同い年の女の子「なっちゃん」に弁護を依頼されます。
まるで、結婚詐欺のような事案。しかも、だまされた側ではなく
だました側。
 
なっちゃんは、特別に美人というわけではないけれど、
ちょっと可愛い松竹梅の竹の上。
男の人からは絶大な人気を誇るのですが、
女の人からはあまり評判がよくないタイプの女の子。
自分が気に入らないことがあると、平気で意地悪をしたり、
自分の出生に関するエピソードもでっちあげ、
周りの人にいいふらします。
その場の雰囲気を盛り上げることに長け、
周りの男の人をとりこにします。
 
 
徹子も、最初は嫌な女だと思っていたのでしょうが、
なっちゃんと付き合っていくうちに、
それだけではない感情が芽生えてきます。
他人になっちゃんの悪口を言われると、
反感をもつような。
 
そんな自分が信じられなかったりするのですが。

とにかく、なっちゃんの周りにはトラブルが絶えないので、
長い時を超えて、関わっていくことになります。

 
 
いますよね。自由奔放な女の子。
多分、本人に悪気はなく、自分の気持ちに素直なだけ。
腹が立ったりもするんだけど、結構魅力的だったりもする。
 
 
私は、嫌いじゃないタイプかもしれません。