ブルノ・デュシェン オダン 2021

バニュルスの偉人・奇人!海と太陽とブドウ畑ラベルのナチュール。
ヴェガ・アイシャーラから購入した 3 品種を全房 1/3 と除梗 1/3 は醸し後プレス、残り 1/3 は直接圧搾しステンレスタンクで発酵、半分は古樽・半分はアンフォラで熟成し果実の日に瓶詰めしました。
黒みを帯びたガーネット色、カシスやプルーン、スモーキーで土っぽい黒胡椒の香り、プチプチとしたガス感にジューシーで豊かな果実味としっかりしたタンニンが溶けこみ、長いアフターを楽しめます。無濾過・無清澄・SO2無添加

夕飯は、ホットプレートでの焼き肉およびジンギスカン。ヨーカドーのチラシでラム肉を推していたのに乗った。
ワインはあるあるBOXのうちの1本。無濾過ということで、最初から澱が混ざっている。口当たりは甘めだけど、しっかりしていてタンニンもある。肉の脂身の甘さにはマッチしていたと思う。

将棋カメラマン: 大山康晴から藤井聡太まで「名棋士の素顔」(弦巻勝)★★★☆☆ 4/20読了

将棋界50年の秘蔵写真・秘話が満載
いまでこそ藤井聡太ブームによってオープンな印象を与えるが、50年前の将棋界は伝統と格式を重んじる“閉鎖的な世界”だった。

そんな将棋界の魅力に惹かれた筆者は、棋士たちの懐に飛び込むスタイルで信頼を得て、棋士のプライベートにも密着。鋭い眼光で勝負に臨む姿だけでなく、名棋士たちの「生き様」を写真に収めてきた。

大山康晴中原誠米長邦雄ら伝説の棋士、天才と呼ばれた谷川浩司羽生善治、そして今秋には史上初の「八冠」に手が届くと目される藤井聡太──。彼らの貴重な写真と弦巻氏だけが知る秘話は「将棋界の貴重な記録」でもある。

2023年夏に将棋連盟の新会長に就任した羽生善治氏との特別対談も収録。

将棋関係の読み物も結構好きで、昔からかなり読んでいるので、話としてはほぼ知っていた。ただ、カメラマンからの目線での将棋界の話をまとめて読むのは興味深かった。

マルコ デ バルトリ ソーレ エ ヴェント 2022

シチリア南西にある小島、パンテレーリア島のジビッボ種とマルサーラ・サンペーリ地区に植えられたグリッロ種から作られます。ファーストヴィンテージは1997年でステンレスタンクで7ヶ月熟成され、年産約2万本作られます。すっきりとした軽やかな辛口で新鮮な魚介料理などと相性が良いワインです。

夕飯は、タラじゃが。金曜日の晩にはワインが飲めるというのが、平日のモチベーションになっている。
ワインはトスカニーで購入。これはfaloで飲んで美味しかったので購入した。ミネラル感がすごいね。塩水飲んでるみたい(それじゃ駄目なんだけど)。これは魚介料理にはバッチリじゃないかな。

転職ばっかりうまくなる(ひらいめぐみ)★★★☆☆ 4/15読了

20代で転職6回。
「圧倒的成長」をしたくない人のための、ドタバタ明るい転職のすゝめ。
こんな会社ばっかりの世の中なんて終わってる--。

個人誌『おいしいが聞こえる』『踊るように寝て、眠るように食べる』が異例の売れ行きを見せるひらいめぐみ、書き下ろし最新作。
生涯年収やキャリアプランよりも大事にしたいことがある人、転職に悩む人、働き方に悩むすべての人たちに送ります。

表紙買いだったのだが、興味深く面白く読んだ。世の中には色々な人がいるし、色々な働き方があっていい。誰もが著者のようには生きられないだろうけど、参考になる人もいるんじゃないかな。

ゼナート バルドリーノ キアレット 2022

明るいパープルの輝きを持つコーラルピンク色。花やラズベリースグリなどの新鮮な赤い果物の香りがフレッシュを際立たせている。繊細でバランスのとれた味わい。アペリティーヴォとして最適。プリモピアット、湖魚や白身肉とも好相性。

夕飯は、ブロッコリーとウインナーとトマトのシーザーサラダ風。パルミジャーノ・レッジャーノをどっさりと。
ワインはトスカニーで購入のロゼ。まあ、まずまずですかね。

風に立つ(柚月裕子)★★☆☆☆ 4/13読了

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。南部鉄器の職人としては一目置いているが、仕事一筋で決して良い親とは言えなかった父の思いもよらない行動に戸惑う悟。納得いかぬまま迎え入れることになった少年と工房で共に働き、同じ屋根の下で暮らすうちに、悟の心にも少しずつ変化が訪れて……。家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある。岩手・盛岡を舞台に、揺れ動く心の機微を掬いとる、著者会心の新たな代表作!

南部鉄器の職人として親子で働いている孝雄と悟の家に補導委託で少年を預かることになった。孝雄には悟が知らない過去があり、少年にも非行に走ってしまった訳がある。それらが何なのかをもったいつけてなかなか明かさずにやたらに引っ張るのだが、分かってしまえばそれほど意外な話でもない。かなり拍子抜けしてしまった。『孤狼の血』や『盤上の向日葵』には遠く及ばないね。

falo+(ピュウファロ)

2度目の訪問。17時過ぎの入店で、奥の4人客の隣に案内された。ここからだと窓から外がよく見える。向かいの厨房内は横前くんと竜矢くんの定位置で、今回はこの2人と色々話せた。
最初の泡はゼロ・インフィニート。濁りが美味い。塚本さんが代官山へ行っていたので、安井さんがワインを出してくれた。突き出しは長ネギ。前回酸っぱい系だったので、またその路線かと思ったら違っていた。

最初は「富山県ホタルイカとふきのとう味噌のクロスティーニ」。ふきのとう味噌が美味い。ふかしたジャガイモにぬって食べても美味いだろうな。具の量はこのままでいいからパンをもうちょっと大きくしてくれたらいいのになとちょっと思った。ワインは例によってお任せで。

次は今回食べようと思っていた「マグロ脳天とピスタチオ味噌のタルタル」。半生のマグロ脳天とかナッツとかの色々な食感と味が口の中に一気に来て、これが美味い。ナイスアイディアだね。ワインはダミアンのリボッラ・ジャッラとヴォドピーヴェッツのオリジネ。

次は「桜えびと青のりの落とし揚げ」のハーフ。falo+は揚げ物が少ないので、揚げ物があるといいなあという要望に応えてくれたようだ。ざっくりめの長芋がいい食感でこれも美味い。ワインはカンティーナ・マルゴのマグナム。

ポルケッタまでちょっと時間が掛かるということだったので、「豚のコッパのカツレツ」を追加。元々普通にコッパを出していたらしいんだけど、それをカツレツにアレンジしたとのこと。ワインはダリオ・プリンチッチのソーヴィニョン。

メインは「塊で焼いたピュウファロのポルケッタ」。前回はイノシシ肩ロースを食べたので、今回はポルケッタと決めていた。代官山のオリジナルは秘伝のスパイスががっつり効いているのだが、虎ノ門ではスパイスではなく、豚の熟酢で食べるので、ややマイルドな感じ。個人的にはこちらの方が好きかもしれないな。


予定外のカツレツを食べたのでお腹がいっぱいになってしまったので、パスタはハーフにしてもらった。これも決めていた「ギターで作った手打ちパスタ 自家製柚子胡椒と海苔のクリームソース」。青のりがふわっと香って、柚子胡椒がピリッと来る。想像した通り美味しかった。

ドルチェも前回はfalo+オリジナルはなかったのだが、今回は2つオリジナルがあった。そのうちの1つであるレモンソルベを頂いた。さっぱりして美味しい。最後はエスプレッソ。

ワインは今回初めて安井さんに出してもらったのだが、クリネッツ、ダミアン、ヴォドピーヴェッツ、ダリオの流れは素晴らしかったね。なかなかグラスでこの流れで飲めるお店はないんじゃないかな。今回来る前にあるお願いごとをしていたのだが、それにもちゃんと応えてくれた。料理もワインも最高でした。代官山も新メニューをどんどん出しているようなので、虎ノ門も負けじと頑張ってほしいね。次に行く日が今から待ち遠しい。