あなたが誰かを殺した(東野圭吾)★★☆☆☆ 3/25読了

★★★ミステリ、ど真ん中。★★★
最初から最後までずっと「面白い!」至高のミステリー体験。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。

う〜ん。東野圭吾にしては凡作ですね。良くも悪くも、特筆すべきところがない。

ドメーヌ マルク クライデンヴァイス コスティエール ド ニーム グリモウド ルージュ 2019

アルザスを代表する造り手のひとりが南ローヌで手掛けた赤ワイン。 50%グルナッシュ、40%カリニャン、10%サンソー。樹齢50年以上のグルナッシュを中心に品種毎に収穫し、ステンレスタンクで発酵。品種によるが12~15日間のマセラシオン。マロラクティックからアルザス産の大型フードルで12ヶ月熟成。入りきらなかった分は一部古バリックを使用。

夕飯は鉄板焼き。新玉ねぎが甘くて美味しい。
ワインはワイン見聞録で購入。濃いめだけどまろやかさがあり、50%グルナッシュ、40%カリニャン、10%サンソーのアッサンブラージュの妙が感じられる。

イティネラ プロセッコ トレヴィーゾ ブリュット

シャルマ方式(ステンレスタンクで発酵)、輝きのある麦わら色。繊細で持続性のある泡が特徴的です。華やかの花の香り、心地よいレモン、アプリコットといった果実と、ハーブの香り。味わいは繊細でありながら、ミネラル豊かな風味があり、とてもバランスが良いです。

夕飯は、インスタレシピから、新玉ねぎのチーズ焼きと生ハムポテト。新玉ねぎのチーズ焼きはソースに味噌が入っているのがミソ。最近、マイクロプレインのグレーターを買ったので、自分の分にはパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりかけているんだが、妻はチーズが苦手なので、臭いと言われてしまうのが悲しい。
ワインはトスカニーで購入のプロセッコ。普通に美味しいんだけど、この手の泡って、あんまり記憶に残らないんだよな。

蛸足ノート(穂村弘)★★★☆☆ 3/21読了

胃カメラの飲み方を褒められ、似合わない服装に赤面し、おばちゃんの会話術に学ぶ。日常に予期せぬ笑いと魔法が絡みつくエッセイ集。読売新聞人気連載がついに書籍化!

新聞連載ということで、一編一編はかなり短くて読みやすい。相変わらず、ちょっと変わってるよなと思わせるエピソードが多い。妻が出てくる話も多くて、一冊通して、壮大な「のろけ話」だったんじゃないかと思えてくる。

777 トリプルセブン(伊坂幸太郎)★★★☆☆ 3/20読了

そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――

累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作
『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!

やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。

そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!

伊坂幸太郎は何冊か読んでいるけど、殺し屋シリーズは読んでいなかった。ただ、過去作品は読んでいなくても楽しめる。面白くて一気読みだった。これも映像化したら面白そうだね。

TANCA ELS ULLS MACABEU 2022

タンカ・エルス・ウルス(瞳を閉じて)はスペインの方カタルーニャ地方タラゴナのフランセスク・フェルナンデスの蔵元。大柄彼の印象とはまた違った、優しく、ミネラリーでエレガントなワインを生み出しています。タラゴナでも海から近いところに畑があるので、風が強く、健全なブドウが育ちます。また、山からも近く、標高が高いので気温が他よりも低く、白ワインだけを作っているのも特徴。父親から受け継いで徐々に自社醸造を増やしている段階でまだ生産量も少量。まわりにはハーブ、オリーブ、シリアル、果実などが栽培され、多様な自然体系が残るのも特徴です。マカベオは樹齢80年の古木。7日間マセラシオン、アンフォラ、タンク半分ずつで熟成。3000本

夕飯は、豚と白菜、白いんげん豆の蒸し煮。今回は肉の量を倍にして、玉ねぎもプラス、そして土鍋にした。
ワインはウィルトスにて購入。オレンジワインだが、そこまで色は濃くない。口に含んでから飲み干すまでの間に色々な味の変化が楽しめる。マカベオはあまり飲まないけど、美味しかったね。

カーテンコール(筒井康隆)★★★☆☆ 3/17読了

巨匠、最後の挨拶(カーテンコール)は25篇もの怒濤的傑作掌篇小説集!
著者曰く「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」(編集者「信じていません!」)。
筒井文学の主要登場人物が打ち揃う「プレイバック」をはじめ、巨匠がこれまで蓄積した技倆と思索の全てを注いだ、痙攣的笑い、恐怖とドタバタ、胸えぐる感涙、いつかの夢のごとき抒情などが横溢する圧倒的傑作掌篇小説集爆誕

面白いのもそうでもないのもあったけど、亡くなった息子が出てくる「川のほとり」は切なかったね。