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『怪獣8号』の重低音がすごいので、ぜひとも良い音響環境で見て欲しい

怪獣8号

怪獣8号

  • 福西勝也
Amazon
映像の作り込みが半端ない『怪獣8号』だが、音響面でも力が入っており、特に怪獣が登場するシーンの重低音がとんでもない。1話冒頭のシーンでは、怪獣が動くたびに重低音が鳴り響き、怪獣の重量感、存在感が強く出てくる。怪獣防衛隊の攻撃も負けずに重低音が唸り、そして最後ミナがトドメを刺す攻撃で最高潮になる。映像の素晴らしさと相まって何度でも見たくなるシーンであった。
先行上映会をするテレビアニメは増えてきたが、『怪獣8号』も1話2話を映画館で上映しており、さぞ迫力のある音響だったのではないだろうか。せっかくだから『ダンジョン飯』みたいに5.1chで作って欲しかったところだ。
一般的にテレビで放映される作品はテレビのスピーカーの性能を考えて、低音をあまり出さないのだが、テレビドラマより音響を作り込む作品が非常に多いテレビアニメ*1も低音を重視するようになってきていたのではないかと感じる。これは音楽もそうで、日本の邦楽はずっと低音が弱いと言われていたが、世界的には低音を強く出すミックスが流行っており、最近は米津玄師氏に代表されるように、邦楽でも低音を多用されている。
特に『怪獣8号』は、映画作品なみに重低音が出ており、テレビのスピーカーではこの低音を感じるのは少し難しい。音響を強化した環境でぜひ見てほしいが、重低音を出すには結構なサイズのスピーカーやサブウーファーが必要で少々ハードルが高いが、イヤホンやヘッドホンなら低音が出しやすいので、イヤホンやヘッドホンでの鑑賞がお勧めだ。音楽を担当している坂東祐大氏も良い環境での鑑賞を勧めている。
低価格でお手軽イヤホンとしてKZ EDX Liteがお勧めなのだが、日本のAmazonから出荷されるLinsoul扱いのものは在庫切れになってしまっている。
1000円台前半で楽しく音楽が聞ける中華イヤホンのKZ EDX Lite(現在10%OFFセール中) - ARTIFACT@はてブロ
スマホタブレットで見る人なら、最近教えてもらったUSB Type-C接続のヘッドホンであるオーディオテクニカ ATH-S120Cが良かった。スピーカーならウーファー口径が165mmのPOLK AUDIO SIGNATURE ELITE ES20がお勧めだが、なかなか大きいサイズなので設置が難しい。スピーカーの売れ筋はウーファー口径は130mmだが、165mmになると、サブウーファーなしでもかなり満足できる低音が出てくれる。スピーカーのスペックの再生周波数をやたらと気にする人がいるが、同サイズでの比較ならともかく、ウーファー口径が大きくなければ低音は出ないのだから、あまり気にする必要はない。サウンドバーを導入するのなら、サブウーファーが別になっているDHT-S517のような製品を選びたいところだ。予算が出せる人なら、ぜひともこんな感じで環境を揃えて欲しい。
『閃光のハサウェイ』のベスト視聴環境はLGの有機ELテレビとDENONのサウンドバーDHT-S517(予算20万円以内) - ARTIFACT@はてブロ

音響にこだわったテレビアニメ

Dolby Atmosで制作されている『ダークギャザリング』*2を見た時、ステレオでも低音がすごかったのを見て、重低音を多用しているアニメを探すようになったのだが、今のところ、それほど多くはない。『炎炎ノ消防隊』は戦闘シーンの重低音がすごく、作画も良くて、隠れた作画アニメでもあった。『アンデッドアンラック』はスタッフが『炎炎ノ消防隊』と同じ座組だからか、こちらも重低音が多用されている。
『ダークギャザリング』のようにサラウンドで制作されている作品も意外と多い。最近では『ダンジョン飯』はNetflixでは5.1chで配信されているが、Netflixでは5.1chが配信されているアニメが多い。『空挺ドラゴンズ』『TIGER & BUNNY』二期は放送時から5.1chだったが、放送時から5.1chで一番古い作品は『攻殻機動隊SAC』だろう。『エヴァンゲリオン』テレビ版や『魔法少女まどか☆マギカ』はパッケージソフトで5.1ch化されており、それが配信されている。『スプリガン』『PLUTO』などNetflixオリジナルアニメはほぼ5.1chである。
www.phileweb.com

*1:実写と違い、絵だけのアニメは存在感が薄いので音響が重視される

*2:Dolby Atmosで配信されているのはU-NEXTのみ

集英社セールで短めに完結している漫画

なるべく5巻程度で完結している漫画を選んだ。

服福人々―ふくふくひとびと― (全4巻)

ファッションにあまり興味のない人間でも、気持ち良く読めるファッション漫画だった。それはファッションのルールを解説するのが目的でなく、服を着るのを楽しむ姿をしっかり描いているからだろう。登場人物に対するセクシャリティに対する気遣いが細やかさが印象的な漫画でもある。

アリスさんちの囲炉裏端 (全4巻)

囲炉裏をテーマにした田舎暮らし漫画。

たぬきときつねと里暮らし(全3巻)

秩父を舞台に人間に化けるたぬきときつねの少女と都会生活に疲れた女性の交流を描く。

ココロのプログラム(全4巻)

心を学びにきたロボットの少女と一緒に暮らすことになった少年。繊細な絵が美しい。

もえばな(全4巻)

華道をテーマにした珍しい漫画。

シャドウクロス(全5巻)

ダンス漫画

ペンションライフ・ヴァンパイア (全4巻)

最終巻のみセール対象外だが、ゆるゆる異種族百合として。

神々の山嶺(全5巻)

エベレスト初登頂の謎をテーマにした登山漫画。フランスでアニメ映画化された

恋は光(全7巻)

7巻とちょっと長いが、せっかくなので紹介。恋をしていると光って見える不思議な能力の持ち主の主人公が、幼馴染と一目惚れの間で揺れる。原作を読んだら、映画もぜひ見て欲しい。

LDAC対応でノイズキャンセル付きのイヤホンSOUNDPEATS Capsule3 Proが約4000円という衝撃(4/1 23:59まで)

前回の記事は「ワイヤレスイヤホンを買おうかなと思って集めた情報の整理」だったので、試聴はしているもののかなりコタツ度が高い記事であったのだが、Amazon新生活セールで結構安いものがあったので買ってしまった。ノイキャン付きのワイヤレスイヤホンは一つしか持ってないので、それが不調になった時用の対策!と言い訳をしながら。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro

ぼんやりとワイヤレスイヤホンが欲しいなと思っている人にぜひ勧めたいのが、SOUNDPEATS Capsule3 Proだ。セールで安い時は6000円ちょいというのが相場だったのだが、セールの割引+1500円オフクーポン+割引クーポンコード「CP3PDEAL2401」で、なんと4,266円で買えてしまうのだ。
SOUNDPEATS製品は音の良さで評判があるが、このイヤホンももれなく音が良かった。安い製品にありがちな音のこもりはまったくない。
ノイズキャンセルの性能が高いのも良い。ノイズキャンセルは音を消すというより、騒音の音量を下げる感じで、話し声などは完全に消える訳ではない。雑然とした音はかなり消える。
再生時間は最大8時間で、LDAC接続のノイズキャンセルONだと4時間。
CODECはSBCでも充分という声もあるが、Androidなら再生中にCODEC切り替えがでできるので試してみると、LDACとSBCでは空間の広がりの違いが大きい。ただ、AACとLDACで比べると違いは僅差であると感じた。
欠点はマルチポイント接続がないことと、この製品特有でなく、SOUNDPEATS製品全般に言えるのだが、操作のカスタマイズができないこと。特にノイズキャンセルと外音取り込みの間にノーマルモードというのがはさまっているのが困る。
同じSOUNDPEATSから出ているAIr4 Proと性格がかなりダブる製品なのだが、ハイレゾの対応CODECが、Air4 ProがAptX Adaptive、Capsule3 ProがLDACという違いと、Air4 Proはマルチポイントに対応しているのが大きな違いだろう。AptX Adaptiveは対応している機器が非常に少ないので、LDAC対応のCapsule3 Proの方が汎用性が高いといえる。どうしてもマルチポイントが欲しい人はAir4 Proがいいだろう。*1

Donner Dobuds ONE

BA+DDのドライバー構成でありながら、5000円を切るDonner Dobuds ONEも買ってみたのだが、こちらはBAドライバーらしく高音がよく出ていて、すっきりした音だった。高音好きにはぜひ聴いて欲しい。女性ボーカル曲がいい感じで聴けるの。ただ、高音がシャリつくと感じることもあり、あまりそういう高音が好みでない人には勧めない。
あとノイズキャンセルの効きが悪いのも難点。モードの、切り替えもノーマルモードが挟まってしまっている。
ともあれ、最近の安価なワイヤレスイヤホンすげーなーと思った次第であった。

ワイヤレスイヤホンの価格帯別選び方

今使っているワイヤレスイヤホンのEdifier NeoBuds Proが2021年に出た製品でちょっと古めになったので新しいのが欲しいと思い、情報収集をしていた。入門記事で、あまり触れられていないことがあったのでまとめておきたい。
現在、Amazon新生活セールFINALでセール価格になっている製品が多いので、気になる製品は価格をチェックして欲しい。

LDAC接続は再生時間が短くなる

ワイヤレスイヤホンの再生時間は初心者にはわかりにくい。10時間以上の再生をうたうものはバッテリーケースを使っての充電を含めての場合を言っているものがほとんどだ。*1更にイヤホン本体のみの再生時間はノイズキャンセルON/OFFと使うCODECによって変わってくる。
「LDAC接続は高音質」みたいなことはよく書かれるのだが、この再生時間がかなり短くなることについては触れられていないことが多くて罠だ。ハイレゾのCODECであるLDACでの再生は消費電力が高く、再生時間が短くなる。スペックの半分ぐらいと捉えた方がよさそう。 再生時間を求める人はハイレゾ接続にこだわらない方がいい。特にiPhoneユーザーの人は外付け機器を使わない限り、AAC接続が最高音質となるので、ハイレゾ接続にこだわる必要はない。デジタルオーディオプレーヤー(DAP)でもLDAC接続はかなりバッテリー消費をするので、DAPを使っている人は注意を。
CODECによる再生時間の変化については 各メーカーの公式サイトでも触れてないことが多い。eイヤホンの販売ページではCODECによる再生時間の違いが表記されていることがあるのでチェックしたい。ノイズキャンセルを効かせて長時間高音質で聞きたいという希望は、高い価格帯の製品でないと叶えられない。

低価格イヤホンのノイズキャンセルは通話のノイズキャンセル

よく Amazonなどで売っている3000円程度の安価なワイヤレスヤホンにノイズキャンセルと書いてあることがあるが、そこで言われているノイズキャンセルは正確にはcVcノイズキャンセル と言って通話のノイズキャンセルである。*2余談だが、有線イヤホンでパッシブノイズキャンセルと書いてあることがあるが、これは単なる遮音のことを指している。
外の音が消えるノイズキャンセルはアクティブノイズキャンセルと呼ばれ、5000円以上の価格帯の製品でついてくることが多い。

アクティブノイズキャンセルはイヤホンの遮音性が高ければそれほど必要性はないが外音取り込みは便利

ずっとノイズキャンセルのないワイヤレスイヤホンを使っていて、Edifier NeoBuds Proで初めてノイズキャンセルのイヤホンを使ったのだが、ノイズキャンセルより便利だと思ったのは、外音取り込みだった。カナル型は遮音できるのが良いのだが、外で使う場合、音が聴こえないのはちょっと不安なので、外の音が聴こえる便利さに感心した。なので、初めてワイヤレスイヤホンを買おうと思っている人は、ワイヤレスイヤホンの便利さの一つである外音取り込みがある製品を買うのを勧める。

紛失が怖い

JBLPanasonicなど片方だけ購入できるメーカーも多い。これに関して、わかりやすくまとめている記事は古いものしか見つからなかったので買いたい製品のメーカーのサイトで情報を探して欲しい。

どの価格帯を買うのがいいの?

ワイヤレスイヤホンをまったく持ってない人なら、5000~10000円前後の製品をAmazonセールの時に買うのが一番いいのではないか。国産メーカーの安心が欲しいのなら1万円台で。
オーディオの世界は沼と言われるが、ワイヤレスイヤホンはハイエンドモデルの大半が3万円ちょい(もちろんもっと高い背品はあるが有名メーカーの製品の中ではという意味)というのはオーディオの世界でいうと超激安なので、後悔をしたくないという人は3万円台の製品を買うのを勧める。これより上はないというのは精神衛生上良い。

※今回記事を書くのに参照したワイヤレスイヤホンまとめ記事。カジェログはイヤホンやヘッドホンについてレビューを中心に多量の情報があり、参考になる。

1000~3000円

この辺りの価格帯はAmazonで中華イヤホンが大量に出ている価格帯だ。見知らぬメーカーではなく、Xiaomi Redmi Buds 4 Liteのように、下記で紹介した知名度のある中華メーカーの安価な製品を買うのがいい。Redmi Buds 4 Liteはカナルでなくインイヤーで接続CODECがSBCのみなのに注意。

Amazonギャンブルは嫌だが紛失が怖い、でもとにかく低価格で欲しい人は1100円と安いダイソーのワイヤレスイヤホンがある。ただし非防水なので注意。
怪しい製品の避け方として、「令和最新版」みたいなフレーズが有名だが、「型番などの製品名をしっかり表示してない」というのが挙げられる。製品名があれば、他の通販サイトでも扱っているような製品かどうかわかり、Amazonでしか扱ってない製品は避けたい。無名メーカーのワイヤレスイヤホンは結局製品名はなんなんだよ!というものばかりなので、最終的にBluetooth接続名で呼ぶことが多い。
自分がAmazonギャンブルで買ったのはEynewというメーカーの製品で、値引き率が異常に高い製品だが、こんなチープな製品が2万円を超えるなんてことはなく、中華製品あるあるなので気にしないこと。このメーカーの有線イヤホンの音質が良かったので買ってみたのだが、低価格帯製品の中では、あまり音がこもっておらず、低音に迫力があって割と良かった。非常に軽量なのと充電が数字で確認できるのが良い。防水をうたっているが、壊すのが怖くて防水性能は未確認。Bluetooth接続名は「E3」だった。

5000円前後

この辺りになってくると中華イヤホンといっても、ある程度の知名度があるメーカーの製品が増えてきて、アクティブノイズキャンセル機能がついた製品も出てくる。アクティブノイズキャンセルはなく音質重視のモデルか、アクティブノイズキャンセルがついている多機能モデルか、のどちらかを選ぶことになる。

アクティブノイズキャンセル付き

ゲオのワイヤレスイヤホンのOEM元であるQYCが自社で出しているのがQCY ArcBuds(QCY HT07)QCY HT05はHT07と比べると音質が良いそうだ。*3
Edifier X5 Proは最近出た新製品Donner Dobuds ONEはこの低価格でハイブリッド構成のドライバーを積んでいる。

5000~10000円前後

ワイヤレスイヤホンはもともと製品サイクルが激しいジャンルでもあるが、特にこの価格帯は今一番の激戦区だ。なので、2022年以降に出たものから選ぶ方がいいだろう。具体的にはEarFun Air Pro 3 / EarFun Free Pro 3 / SOUNDPEATS Air4 Pro / Xiaomi Redmi Buds 5 Proが挙げられる。Anker Soundcore Life P3はこの価格帯だが、2021年に出た製品なのでちょっと古い。Redmi Buds 5 Pro以外は試聴したことがあるが、どれも不満はない音質だった。細かい使い勝手に関しては試聴で評価はできないので触れないが、この価格帯の製品はレビューが多いので、使い勝手やマルチポイント接続、ワイヤレス充電など、自分が欲しい機能があるかどうか確認して欲しい。また、操作のカスタマイズができないなど、機能面で意外な落とし穴もあることも。この価格帯の製品に限らないのだが、マルチポイントとLDACの併用はできないものが多い。

 
とにかく売れているEarFun Air Pro 3で、以前はこれを買っておけば間違いないと言われていたが、下記で紹介する近い性能と価格の製品が出て、選ぶのが難しくなってきた。EarFunの中で選ぶ場合、再生時間重視なら、Air Pro 3で、音質重視ならFree Pro 3という評だった。 
去年9月に出たEarFun Free Pro 3。EarFunはイヤホンカラーで値引き率が違うので注意。SOUNDPEATS Air4 Proを買おうと思ったのだが レビューを見ると、外音取り込みとノイズキャンセルのモード切り替えの間に全ての機能がオフになっているモードが入っていて、変更が効かないそうで、それが気になってしまい、購入を見送った。今年頭に出た新製品のXiaomi Redmi Buds 5 Pro。レビューが少なく、通販のみで店頭展示がないため、未確認。

1万~2万円

1万円以下の多機能な中華イヤホンに押されて影が薄い1万円台の製品だが、この価格帯では国内メーカーが多機能なイヤホンを出している。

Technics EAH-AZ40M2は、小さくて装着感が良い、アプリの細かいところに気が配られたアプリ、それなりのノイズキャンセル性能など色々な点が優れており、お勧めだ。難点は再生時間の短さで、eイヤホンの販売ページによれば、ノイズキャンセルONでLDAC接続の場合、3.5時間だという。なおEAH-AZ80は4.5時間だった。*4
AVIOT TE-W1は4月に出る新製品だが、本体のみで16時間という再生時間がすごい。これはノイズキャンセルなしでの再生時間だろうが、ノイズキャンセルONのLDAC接続でも半分の8時間、誤差を考えても6時間は再生できそうだ。Edifier Neobuds Pro2も音質とノイズキャンセル性能の良さで評価が高いのだが、再生時間が短い。公式ではノイズキャンセルONで5時間となっているが、これはSBC接続だろうから、ノイズキャンセルONでLDAC接続だと3時間を切るのではないか。また、2023年の製品なのに、マルチポイント接続、ワイヤレス給電(個人的には気にしないのだが)ができないのも気になる。この価格帯では、Anker Soundcore Liberty 4 NCもあるが、最近ワイヤレスイヤホンの世界は進化が激しいため、Ankerは以前ほど価格性能比が良いとはいえなくなっている。

Edifier NeoBuds Proの後継をこれぐらいの価格帯で買おうと思っていたのだが、この価格帯は機能はいいのだが、音質面で満足できなかった。NeoBuds Proの音質はワイヤレスイヤホンとしてはかなり良くて、ノイズキャンセルもそこそこ効いている。後継機のNeobuds Pro2は再生時間の短さとマルチポイント接続がないため、買っても、体験があまり変わらないと判断して見送った。音質だけ求めるのなら、ワイヤレス化した中華イヤホンで良いし、音質と機能の両方を得たいのなら、3万円台の製品を買うしかないようだ。

2万円以上

多機能と音質を兼ね備えた製品が多い価格帯。比較レビューが多い価格帯なので、詳しくは検索してほしいが、SONY / Technics / Sennheiser / BOSE / Apple といった定番製品のどれかから選ぶことになるだろう。

自分が試聴した中では、Technics EAH-AZ80の印象が良かった。音質、ノイズキャンセル、装着感などすべてが高いレベルで、完成度が高い。SONY WF-1000XM5も良かったのだが、音質は音の繊細さ、クリアさがあるEAH-AZ80の方が好みだった。MOMENTUM True Wireless 4は評判いいのだけど、自分的には音質がそれほど良いとは感じず、価格的にかなり割高だと感じた。HUAWEI FreeBuds Pro 3の評判が良かったが、これまたNeobuds Proを超える音質とは思えず。AVIOT TE-ZX1はとにかく音は良かったのだが、大きいので装着感がよくなかった。