ふたり

物語は事故死した姉の年齢を妹が超えたところで終わる。
年齢を超えるまで姉はいつまでも姉であり、妹の頭の中でアドバイザとして生きていた。
年齢を超えた時点で妹は姉をイメージできなくなり、姉依存症を克服する。
しかしこの後、妹と姉の関係がどうなるのか、ずっと気になっていた。
この後
姉はどこまで思い出として残るのか。
姉の分まで人生を背負って生きるのか。
姉の人生は何だったのか。
人生とは何なのか。
この本は敢えて触れていない。
ずっと気になっている。