実録・健康診断




A「せんぱいせんぱい、いやーっ、健康診断ってすげえっすねえ。ひとってこんないっぱいいるんすねえ。おれびっくりしちゃった」
B「な、すげーだろ?」
A「もうすげーっすねえ。でもいちばんびっくりしたのは、おれって今32歳だったんすね。おれ自分で33かと思ってた」
B「ほう、おまえ自分の年わかってよかったじゃねーか」
A「うん、よかった」
B「でもな、もっとびっくりすることにな」
A「うん」
B「それ来年もう1個増えるから」
A「えっ、マジで!?」
B「マジでマジで」
A「マジかーっ!すげーなー!」









実録・健康診断 〜視力検査編〜




看「それじゃあ視力診ていきますんでね、この山型の開いてるほう言ってくださいね」
A「はい」
看「それじゃあ右眼からいきますね。…これは?」
A「…」
看「これは?」
A「…」
看「これは?」
A「…」
看「…あの、どれも見えませんか?」
A「いや、あの…」
看「はい?」
A「おれ、あんたの言ってる意味がぜんぜんわかんねえ」
看「…はい?」
A「山型ってなに?なにが開いてんの?」
看「…あーあー、なるほど。つまりですね、ここ覗くとこういう形が見えると思うんですけども、この向きが上、で、これが下。わかりました?」
A「うん、わかった」
看「じゃあ右目からやり直しますね。…これは?」
A「右」
看「これは?」
A「下」
看「これは?」
A「下」
看「これは?」
A「上」
看「じゃあ右目1.5ですね。じゃあ次左目でーす。…これは?」
A「…」
看「これは?」
A「…」
看「これは?」
A「…」
看「…あのー、さっき説明しましたよね?」
A「うん」
看「じゃあ、さっきみたいに答えてくださいね。…これは?」
A「…」
看「これは?」
A「…」
看「これは?」
A「…」
看「あのー…」
A「あの、おれさっき言わなかったんだけどさ」
看「はい」
A「あの、おれ…」
看「はい」
A「左目ぜんぜん見えねんだよ」
看「…」

なんでもみなさん今年の自分のエントリーを振り返りがちとの噂ですのでアテクシも振り返り振り返りしてみたところやはりアテクシ今年最高のエントリーは「精神疾患をモチーフとした新ライダー」かもしくは「温野菜と冷野菜が今初めてガチで向き合っている」、ではないかと思いましたが、つか、今おもいだしたんすけど、アテクシ今年、時効成立直前で捕まっちゃってて、まさかまさかの収監生活、そして、まさかまさかの番号で呼ばれる生活、って、そんな生活で「今年最高のエントリー発表します」って、なに!?つか、このアテクシの話、世間に届いてんの?馴染みの職員通じてインテルネッツ的全世界に発信されてんの?アテクシそれだけが気がかりだわん

 えー、皆様のおかげをもちまして、このたび「日本フリル大賞」を受賞する運びとなりましたこと、厚く御礼申し上げます。また余談ではありますが、先日の「モンドセレクション金賞」とのW受賞ということで、私の胸は今感動に打ち震えております。(会場拍手)
 思えば半世紀前にフリルと出逢って以来、綿・シルク・シフォン、果てはベルベットや新聞紙・段ボールなどの素材と日夜格闘して参りました。去年度は「フリルの銀牛賞」ということで、人知れず悔し涙を流したわたくしですが、今回の大賞、すなわち「フリルの金獅子賞」受賞に至りましたのも、フリルそのものにこだわり続け、また長年たゆまぬお洒落を積み重ねてきた結果の賜物、と、かように自画自賛する次第でございます。(会場半笑い)
 近年では、既存の素材だけでなく、新感覚のもの、たとえば「ポリグルタミン酸」のフリルに注目しております。「ポリグルタミン酸」とは皆様もご存じのように、納豆の糸であります。皆様も、朝食の時などに日の光を浴びて輝く納豆の糸を一度はご覧になったことがあるかと思いますが、わたくしはこの輝きを紡ぎ上げ、そして立派なフリルとしてみたいのです。ただ、これにはいくつか難点がございまして、まず、「臭い」。それから「ねばねばする」、というところにあります。まあこの2つの問題点を解決するくらいなら、いっそのこと納豆の糸など使わなければいいのに・・・と考える向きもございますでしょうが(笑) (会場失笑)
 いずれにしましても、わたくしはフリルの無限性と可能性を信じ、これからもこの道一筋で精進して参りたいと思っております。皆様におかれましても今後のご指導ご鞭撻、変わらず暖かい声援、そして潤沢な資金提供など、喜んで頂戴したく存じます。本日は誠にありがとうございました。(会場まばらな拍手)

あの日。いちばん熱かった夏。




 深夜、仕事にくたびれ果てて帰宅。食卓の上には「チンして」、と、殴り書きのメモ。最近では「食べて」と最後まで書かなくなった。シャワーを浴びたあと、発泡酒をかたわらにあたためたカレーを食う。2本目の発泡酒に手が伸びるが、「ビールは1本まで」と、常々口うるさく言われていることを思い出す。「これ『ビール』じゃねえよ」と思う。
 寝室に入ると、妻はもう深い眠りについている。いつものようにこちらに背を向けており、軽いいびきの音が聞こえる。起こしてしまわぬよう静かに隣のベッドに潜り込み、ゆっくりと目を閉じる。ところが、体は疲れきっているはずなのに、いつまでたっても一向に眠気が襲ってこない。妻のいびき。いまだ冴えたままの頭でいつしか仕事のことを考えている。仕事は以前とくらべれば、今はわりとうまくいっている。大きな不安はない。だが小さな不安は数々ある。その小さな不安ばかりが頭によぎる。老後のことを思うといっそう胸が締め付けられる。目が冴える。妻のいびき。ついに閉じていた目を開け、闇に包まれた天井をぼんやりと見上げる。そして、なぜか、それほど遠くない過去のことをふと思い出す。




「・・・20万人・・・か」




そう思わずひとりごちる、そんな夜もあるじゃない。そんなTERUもいるじゃない。

某エロゲスレで叩かれて「俺のことかーーー!」と激怒したんですよ。そしたら、なぜか伝説の超はてなダイアラーとして覚醒しちゃいました(しゅいんしゅいん)。なんか全身金色のオーラに包まれちゃって(しゅいんしゅいん)、目つきもいつもより悪くなってる(しゅいんしゅいん)。髪もとうぜん逆立っちゃってるし金髪だし半世紀生きてきてはじめてのそしてまさかの金髪ですよ(しゅいんしゅいん)。30過ぎて金髪なんかただのドキュンじゃねえか(しゅいんしゅいん)。内妻の連れ子ぎゃくたいしちゃうぞこのやろう(しゅいんしゅいん)。と、こころなしかなーんかやさぐれちゃいますよなぜか(しゅいんしゅいん)。でもまあこうやってせっかく伝説の超はてなダイアラーになれたわけだし、なんかメリットあるんじゃないかしらん(しゅいんしゅいん)。そう思っていろいろ調べてみたんですよ(しゅいんしゅいん)。たとえばポイントが倍増してるとか(しゅいんしゅいん)、メアド晒してないのに女子高生からの「抱いて」メールが殺到してるとか(しゅいんしゅいん)、あとなぜかビートルズが再結成しちゃったとか(しゅいんしゅいん)、でもそーゆーのなーんもねえのな(しゅいんしゅいん)。超はてなダイアラー前後で変化まったくなし(しゅいんしゅいん)。ただ金色になっただけ(しゅいんしゅいん)。準決勝が劇的にオモロくなったでもないし、超はてなダイアラーになってもひとっつもメリットなんてないことがわかりました(しゅいんしゅいん)。なにが「伝説の」だ(しゅいんしゅいん)。ただ、タイピング速度が異常に速くなって、ここまでたった0.8秒で書いたんだけど(しゅいんしゅいん)、でもそれって別にメリットじゃないよなあ(しゅいんしゅいん)。あと、みなさんも気になってると思うんですけど、さっきからオーラの音がしゅいんしゅいんうるせえ(しゅいんしゅいん)。

 このさいですので告白しますが、ワタクシ今、いくつかのたいへん重い病にかかっております。まずは、「RPGを最後までクリアできない」病です。あまたの英雄が世界を救うために冒険し、やっとのことで最後のセーブポイントまではたどり着いたものの、ワタクシ自身のやる気がなぜかそこですっかり消え失せてしまうのです。おかげで彼らはそこから先に進むこともなく、ラスボスの姿も見ないまま寂しく余生を送っております。彼らがふたたび冒険を始めることはないでしょう。ただ、この病については、定期的に「あんた、もうゲーム買うのやめときや!どうせ最後までやれへんのやし!」と嫁にイヤミたらしく言われることにより、現在のところ快方に向かっております。病が治るばかりか、ありがたいことに経済的余裕も生まれました。
 次に、「あれ?いま携帯のヴァイブが鳴ったかもしれない」病です。でも、絶対に鳴ってません。液晶画面を見て気のせいだと気づき、小さくため息をつきます。ついた10分後にはまた「あれ?いま携帯のヴァイブが鳴ったかもしれない」と思います。でもやっぱり鳴ってません。つまり、これはもう神経性の病であるといえるでしょう。現実をしっかと見据え、「誰も俺の携帯になんて連絡などしてきやしないんだ」ときっぱりあきらめることも必要ですね人生においては。これについては、完治はまだまだ先のことになるでしょう。
 最後に、これは本当の意味で「病」と呼ぶべきものなのですが、ワタクシ実は臀部に「せつ」、つまりひらたくいえば、ツーケーにキーデーオーができやすい体質なのです。できるもなにも、ひとつが終わりを迎えるとすぐ別の「アギーレ/神の怒り」が膿まれ、「アギーレ/神の怒り」が終わるやいなや別の「地獄の黙示録/ディレクターズ・カット」が「ワルキューレの騎行」の調べに乗って始まりを告げる、という次第なのです。ただ、そのワタクシと「ディア・ハンター」どもとの戦いはなぜかたいてい1on1であり、常にワタクシの楽勝ないしは圧勝に終わるのですが、戦い自体は終わることなくこれからも続いていくと思われます。
 以上、ワタクシが抱える数々の重い病について、勇気を出してカミングアウトしてみました。あ、あの、でも、みなさんこれ知ったからってワタクシのこと助けようなんて思わなくてもいいですからね。駅前に立って募金活動したり、海外での治療の道をみんなで模索してみたり、そんなこともしなくていいですからね。ワタクシはワタクシ独りで、完治に向けてがむばりますから。

趣味の翻訳






マッハロッドでブロロロロー ブロロロロー ブロロロロー




訳:彼女、俺の真っ赤なマッハロッドを飛ばして海でも見に行かない?




ぶっとばすんだギュンギュギュン




訳:えっ!?ビッグ錠牛次郎が大喧嘩!?




魔人ドルゲを ルロルロロ




訳:ラーメンのスープは底3センチ程度でやめとくんが粋なんですわなあ・・・




やっつけるんだズババババー




訳:逆に、つけ麺のスープはすべて飲み干してしまうがよいわ!




バロムクロスでキューンキュン




訳:テクノでポップでコケティッシュ!おまけにアンフォゲタボー!




ふたりがひとり バロローム




訳:おれがあいつで あいつがあいつなら じゃあおれはだれ?




みんなでよぼう バロム ワン




訳:けっぱれガトームソン




必ずくるぞ バロム ワン




訳:けっぱれサトームセン




超人 超人 ぼくらのバロム ワン




訳:けっぱれ けっぱれ 土木課の佐藤さん!