おひさしぶり。

一年半ぶりにここに書いています。
前回ここに書いたのははどうやらTBU!2010のエントリーの頃のようです。
すでにTBU!2011を終えて2012の仕事がスタートしています。
さっきTOKYO BOOT UP!のFBをリンクするアカウントをmixiに作ろうとトライしたら、携帯アドレスがスマホのひとははなっからスマホで登録せねばならんらしい、いまどきなにそれ?ってわけで断念。
http://www.tokyobootup.jp

ミュージシャン求む!

僕もスタッフをしているTOKYO BOOT UP!2001がミュージシャンのエントリー受付を開始しました。

9月3-5日、新宿のLOFT, MARZ, Marble,Motion、西新宿のStudio DEEでのショーケースライブをメインイベントに、音楽とリスナー、音楽業界がより楽しく出会えることを目指すイベントです。

タイムテーブルやバンド資料を片手に回遊して好きな音楽に出会い楽しめる3日間です!

詳しくはTOKYO BOOT UP!のWebsiteから!

http://www.tokyobootup.jp/

伊藤銀次さんどうかな

なんとなくいまマイスペをブラウズしていて思った事を書きます。意味はなくグダグダです。

音楽業界って2層化していると思いますよね。
一方は:
 ライブを勝ち上がって客を取れるようになって自分とお客の力で磨き磨かれて売れる形になるのを見守っていく作業。
他方は:
 ある程度作るべき、なるべき音や姿に合わせて楽曲やバンドなどをしつらえて行く作業。

後者はなんちゃっての場合もあり、でも後者の世界の中にも様々な葛藤や競争があります。
成長や進出にはお金がかかるから、それを表現者の持ち出しで自力でやっていかせるのが前者。時間がかかるけど実は周囲は待っていれば良い。だけど花が咲くとはかぎらない。でもしっかりと根付く可能性がある。

モデルにCD出させるのは後者。僕がベネッセの子供教材の曲を作るのも後者。ちなみにこれら後者が激減しているのです。メジャーって意味ではないけど、要するにお金ありきだから。

たぶんバンドなどがメジャーにいくと、前者から後者の手法にある程度切り替わってくる。
「十分世の中もわかっただろう、演奏もまあまあできるようになっただろう。そろそろ少しは狙って作ろうか。ヒットに完全なルールはないけどすこしの法則はあるもんなのだよ」とか言われるのかもしれない。

ロックが(音楽が?)もっとシンプルだった頃は様式も、正解も、だれが神様か、出典もとか、等
を語り易かったでしょうね。でも今はそうではない。いけないことではないけど神様は不在か、わざわざ聖書も読まない時代。

絵画や建築の世界では必ず押さえるべき基礎技術があるけれど、ロックの世界でのそれははA-D-Eのコードなのかな。それだけなのかな。音楽って最も観察力と記憶力に頼るべき「静止化できない表現物」でもあり。理性にゆだねられる部分が大きいと思う。
僕たちにできるかどうかわからないけど、Rockの学校が何を教えているのか知らないけど、もう一度「音楽を作る、組み立てる、かっこよくする」そう
いうことを「ノリ」でやるのではなく系統立ててできる「ミュージシャン脳」みたいのをアップしてあげられないのかと思うです。

寿司屋の丁稚奉公だって時には一流の親方が丁寧に教えてくれるもんね。

僕なんかだと大御所のJAZZの先生の譜面を音源化させてもらったり、録音を見せてもらったり、してやっぱり意識が上がったと思う。大滝さんとちょっと話しただけでいままで気づかなかった音や言葉やたくさんのことが理解できるようになった思う。

ああ、そう考えると面倒見のいい素敵なプロデューサーの良い話が聴きたくなって来た。もちろん我が愛しのケンさんの話も聴きたいのですけど。

あ、そうだ、伊藤銀次さんとかなにしているだろう!

イベントが大好きで、いつも自分でバンドをあつめて、丸太で客席を作ってライブをやってたって前にききました。我がハヤシマンのように!大阪に随分通ってウルフルズを連れてくるのを観ていました。音楽を作る事、バンドをやること、バンドを育てる事、僕たちのようなイベントについてのいろんなことを語ってくれるかも。特別講義。

実際THE EERALDSの欧介さんなどは非常に頭脳明晰で、ミュージシャンにそれがマストとは言わないけど、必要なことだと思うな。

あー、なんだかぼそぼそと書いてしまいました。みなさま素敵で実りのある一日になりますように。

「What is 音楽DIY?」を終えて

5月4日TOKYO BOOT UP! Music&Talk Live「What is 音楽DIY?」

渋谷の真っただ中でこんなイベントができたらいいな、という音楽+展示+トークのライブをGW中の4日に行うことができました。皆様ご来場ありがとうございました。
エントランスを入り正面にあるのは井上博司さんによる「聴覚発。視覚行」という写真展。あー、音楽ってかっこいい!と思いました。
アコースティックギターのKENTAさんはどこか知らない国から運んで来た風を会場にそよそよと吹かせるような音、ときにアグレッシブで強い音楽。MCの中でプロになることにしたときの、あの話の続きをしてくれました、背中を押してくれたのが岡本太郎さんの言葉だなんて素敵です。
国本武春さんはまさに名人芸、渋谷の公園通りのライブハウスで国本さんを観れるなんて感動!(ちなみに国本さん、ライブハウスでの仕事はお承けにならないのだそうです、ありがとうございました)ロックありブルースあり観客参加ありでしたが僕はやはり淺野長矩と部下との別れのシーンに感涙しました。
トークコーナーでは欧介さん(THE EMERALDS/THE RUBIES)を加えて海外でのバンド経験などを中心に話題が展開しました。もちろん、いかに目標を持って、持ち続けられるかが大切ですが、米国などには1000や2000か10000のバンドがライブツアーをまわれるだけのシステムがあるようです。みんな音楽が大好きで、うまいへたではなく音楽をやる、やってくれるだけで喜ばれて一緒に踊って歌うような文化があります。日本でやっているツアーは規模も小さいしそれで食えているバンドはほんのわずかでしょう、それはバンドの出来とはまた違う部分の課題。ミュージシャンもライブハウスもお客さんもこれからまだまだ育つのだろうと僕は思いました。
3人の演奏やトークを聴いて感じたことを欧介さんの言葉を借りて言うと「そろそろ名古屋に進出しようか、またはアメリカにするか」です。名古屋にはなんの罪もありません、そんな感じにえらんでやっちゃえってことですね。新しい場所での出会いは素晴らしいです(留学をしたことのあるひとはよくわかるでしょう)その場所にはだれかが自動的に連れていってはくれないし観光にいくわけではない、仕事にいくんですね。方法は簡単、格安チケットを探すことからですね。

舞台を組んでパンチやら大黒(おおぐろ)までで持ち込んで舞台を組んでくれたElvis(@elvis)、抜群な音響を提供してくれたSoundCarawayの伊藤さん、山田さん、公園通りクラシックスの後藤さん、スタッフ、ボランティアーズのみなさんに感謝致します。

さて次回のTOKYO BOOT UP! Preシリーズは5/19新宿LOFTにて「新宿BOOM!」と題してナチュラルハイテック・レコーズとのコラボでお送りします。Webサイト(http://tokyobootup.jp)でチェックしてくださいね!

5/4はイベントにおいでよ!

TOKYO BOOT UP! というインディペンテントな活動をしているアーティストを応援するイベントをやっています。9月には新宿あたりのライブハウス・専門学校などでたくさんのバンドが演奏し、音楽に関するセミナーなんかも開かれる予定。
そのプレイベントとして5/4に渋谷でライブ&トークイベントがあります。みなさん是非来てください!テーマは
What’s 音楽 DIY ?
「音楽DIYで海を越えるには? −− テン年代の越境者たちへ」
浪曲師でエンターテナー国本武春さん、バスキングギタリストのKENTAさん、日本からSXSWに最多出演のTHE EMERARDSの欧介さんによる演奏やトーク。三人の共通点は海外での音楽活動経験です。
詳しいインフォメーションはこちらにあります。
http://tokyobootup.jp/

ご興味おありなら是非渋谷でお会いしましょう。
音楽好きな人も、音楽活動をしている人も集合!

予約はこちらにお名前枚数をメール
hello.tbu[アットマーク]tokyobootup.jp

よろしくです!

ひとりになるな、コラボせよ!

いま、いわゆる大手に所属しない、またはどこにも所属しないで地道に活動していくアーティストを応援するプロジェクトをやっています。音楽が主ですが美術でも建築でもなんでも同じですね、自分自身もそういうひとりです。
PCが速くなってなかなかの音の作業も動画の作業も自宅のPCベースでできるようになって、高価だった専門家にしか買えなかった、ソフトも多く出回る事で随分と安価になり、20年前には大きなスタジオでしかできなかったことが実質自宅でできるようになりました。
しかしひとりのアーティストが作詞作曲演奏録音マスタリングをひとりでやるなんて寂しいですよ。実際世の中には惨憺たるクオリティーの音源が山のよう溢れ、メジャーに引き続きインディーズでさえ売り上げががんっと下がっています。
僕は「人を不要にするためにこの活動をしているのではありません」すこしコストを削って、もっといメソッドに出会っていくチャンスを得てほしいからです。
そのメソッドのひとつは出会いです。みなさんにお願いしたいのは「出会うことを忘れない」です。自分よりできる他人に仕事を頼んだりコラボする姿勢は作品のレベルはもちろんコミュニケーション能力をアップし、相互の人間としてのレベルもあげます。ご自分でマスタリングをする理由は「お金が無いから」ではなく「他よりもいい音になるから」であってほしいのです、それには努力してスキルアップすることが必要です、感覚はすぐには磨けません、才能も必要かもしれません。波形を真っ黒にするのがマスタリングではありません。
自分で楽曲を作ってCDとして流通させることはお金を出せば簡単にできます。でもポップとともに飾られて前面に置かれなければ売れるはずもありません。iTunesでも同じ事でしょう。大切なのはおおくの目に触れること。人が絡まないとどんなに新鮮で親切で優れた品質であってもなかなかどこにも届かない。それは不親切だとも思う。
何から何までひとりでやらないで、ちょっとそとに出てみましょう。憧れのバンドの録音をしているエンジニアに「1時間1000円で仕事してくれ」ってお願いしてみたらいい。「このスタジオ1時間3000円になりませんかね、じゃ、どうしたらなりますか?」って言えばいいと思うんですね、案外チャンスはあると思う。世の中には匠ってのがある、もうすでに確立している技術やセンスは使った方がいいと思うんです。
現在良いスタジオ、良い技術が余っています。余っているスタジオさんやひとは使われやすくなる工夫をしましょう、使いたい人はそれらにぜひアクセスをしてください。「いや、ぼくたちは君たちなんか相手にしないんだよ」って言われたら玄関にうんこしてきて、ほんとうに別れましょう。
ではみなさん元気を出して!

お肉いらない。

あたたたかいお蕎麦しました。
もうちょっと薄い色に仕上げたかったけど。
エリンギ、お麩、すだちの皮、カイワレ大根、ネギ、七味でちゃっと炒めたネギ。
お雑煮もこんなんでいいな。お肉いらない