スティルハウスの書庫の過去ログを振り返る
スティルハウスの書庫というブログを2009年から2015年まで書いてたのだけど、はてなダイアリーからはてなブログにお引越しした。昔の記事を読んでたら懐かしかったので、思い出深いものをまとめてみた。
書き始めたきっかけがApp Engineだったので、前半は appengine ja night やApp Engineにまつわる記事がとっても多い。でも後半は #fpgax やハード系の記事が増えてる。あと、ちょこっとポエム系。
FPGA系の記事
FPGAをがんばって勉強してたころの記事。ちっちゃい32 bit MIPSを作って、フィボナッチのコードが動いたのですごく嬉しかった。
これも勉強になったな。Maxelerすごい。
株の売り買いっていうアプリ層のロジックを物理層でやっちゃう発想は大いに刺激を受けた。
App Engine系の記事
松尾さんがスター付けまくってくれたおかげでバズって、こういうの皆読みたいんだなぁと気づいた。俺の人生を変えた記事。
FirebaseとSpanner (Firestore) でいいんじゃね?
Cloud Inference API って名前が紛らわしすぎるけど、こっち系だと思う。CEPなかなか流行らないね。
ポエム系
俺の人生を変えたST-80への熱い想い。
このアイディアについて、こないだRyosuke-sanに熱く語ってしまった。まだこういうの出てきてないと思う。
FPGAエクストリーム・コンピューティング第6回が終わりました
詳細はここを参照のこと。
(終わったのはずいぶん前だけど、ここにリンクを張るのを忘れてた)
gcp ja night #29 が終わりました
gcp ja night #29、今回もフリークアウトさんのおしゃれな会場をお借りして開催しました。
皆さんのまとめ
詳しいまとめはこちらに:
- yukotanさんのtogetterまとめ:2014.12.12 gcp ja night #29 #gcpja
- youheimutaさん:gcp ja night #29
今回のおしながき
- トレタのBigQuery / Google Apps Script活用術 by @masuidriveさん
- Kubernetesの機能とデモ、開発体制について by @yuguiさん
- ログだけじゃない!BigQuery使おうぜ!とGCEも使えるよ。by 株式会社セブン&アイ・ネットメディア オムニチャネル推進事業部 中村悟さん、若林正裕さん
- GCP最新動向まとめ by @kazunori_279
masuiさんのセッション、チャットで勤怠管理するツール「みやもとさん」でのGoogle Apps Script (GAS)の活用事例、そしてトレタ社内でのBigQuery事例のお話でした。GASは何気に便利で、じつはいろいろなところで地味に便利に使われてますよね。BQと組み合わせると、サーバーまわりの面倒をまったく見る必要のないログレポーティングのシステムが簡単に作れたり。
yuguiさんのセッションでは、Kubernetes (k8s)の概要と、その背景にある考えや開発体制について踏み込んだお話がありました。k8sはまだ実運用には早いけれども、かなりのスピードでissueが解消されている現状を見ると、来年にはk8s事例がどんどん出てきそうですね。
7&iネットの中村さん・若林さんのBQのお話。これは残念ながらライブ配信できなかったのですが、確かに一般公開は厳しそうな濃い内容でした。。7&iさんの業務でがっつりBQが浸透している様子、現場で「神」扱いされているBQ+GASによるスプレッドシートなどなど。そして中村さん・若林さんの熱いBQ愛が伝わってくる良セッションでした。
私のセッションでは、GCEのLocal SSD、Google Container Engine、Google Cloud Networking、GCPでのFluentdサポート等の最新動向をお知らせしました。
Beer Talk
BeerTalkはこんな内容。
- @stanakaさん Monitoring Kubernetes
- @soundTricker318さん GCPユーザーグループ「GCPUG」設立のお知らせ&GCP Advent Calendarの話
stanakaさんのBTは、k8sにおけるモニタリングの仕組みを解説。heapster + InfluxDB + Grafanaによるモニタリングが標準で提供されている様子が解説されました。さんとりーさんは「GCPUG」設立のお知らせ。確かにgcp ja nightは最近巨大化しつつあり、もっと小規模なGCP meetupが増えるといいな〜と思っていましたので、私としてもGCPUGの活動はフルサポートしたいと思います。
運営など
今回もGoogleのtomomiさん&noriさんにsuper coolなDJをやっていただきました。あざす!! そして運営を担当していただいたVoice Researchの皆さん、会場をお貸しいただいたフリークアウト安倉さん、この場を借りてお礼を申し上げます m(_ _)m
Google Cloud PlatformのDeveloper Advocateになりました
Googleに入ってもうすぐ4年になります。過去2年半はGoogle Cloud Platform (GCP)のSolutions Architectとしてお仕事してきましたが、12/1をもってGCP担当のDeveloper Advocateとなりました。
これまでのSolutions Architectとしては、ソリューションペーパーやサンプルを書いたりAPAC地域の大手顧客への技術コンサルティングがメインのお仕事で、ブログを書いたり勉強会を開いたり発表したりといったコミュニティ支援や#マ活動は個人的な20%プロジェクトでした。しかし最近はGCPの利用が急速に広がり国内やAPAC地域のコミュニティも立ち上がりつつある中で、デベロッパーやコミュニティの支援にフルタイムで専念したいなーと思い、SolutionsチームからDeveloper Relationsチームへの移籍を決めました。
今後はgcp ja nightやDocker Meetup、GCP User Group等の国内やAPAC地域のコミュニティ、イベントの支援に本業として取り組んでいきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします!
gcp ja night #28 が終わりました
gcp ja night #28 、今回はフリークアウトさんのおしゃれ会場をお借りして開催、200名ほどの参加がありました。これまでで最大規模ですね。。GCP来てる感あります。
皆さんのまとめ
当日のようすを知るにはyukotanさんが速攻upされてたtogetterまとめがベストですね〜。
- togetterまとめ gcp ja night #28 #gcpja by @yukotanさん
- gcp ja night #28 Hangout on Air動画
- gcp ja night #28 に参加してきたので色々まとめるよ by @a_knowさん
# @a_knowさん、BQの一時テーブルにはコストはかからないはずですが、確認しますー!
→かかりませんでした。
今回のおしながき
- Managed VMのDocker対応とKubernetes最新動向 by Brian Dorsey, Developer Advocate, Google Inc.
- Google BigQueryの概観とユースケース by @naoya_ito
- GAE/GoとManaged VM by @ymotongpoo
まずはBrianのManaged VMの話から。Managed VMはGCPのPaaSであるApp EngineとIaaSであるCompute Engine (GCE)を統合するサービスで、App Engineではこれまで使えなかった任意のバイナリやライブラリをGCE上で動作させつつ、App Engineと同様のお手軽デプロイ&管理を実現するもの。BrianのSudokuデモではOpenCVによる画像認識が実演されてました。このManaged VMが近々Docker対応する予定で、Dockerイメージを指定するとそれをApp Engineのお手軽管理で運用できるようになります。現在はLimited Previewですが、GAが楽しみな機能です。
一方のKubernetes (k8s)は、App Engineとは関係なくGCE上でのDockerと組み合わせて使うジョブスケジューラです。まだまだ出たばかりで昨日も実績もそれほど多くはないですが、Brianによるデモではyamlファイルで宣言的に記述したラベルとコンテナ数を元にk8sがDockerコンテナを死活監視&再起動したりローリングアップデートしたりしてました。こちらも、Managed VMとは別のオープンソースベースのアプローチで、App Engine的なスケーラブルなお手軽運用管理環境を目指してますね。
naoyaさんのBigQueryの話、BQ内部の仕組みをはじめ、KAIZEN PlatformにおいてBQをどのように使っているかをとても具体的に解説されてて貴重な発表でした。naoyaさんがメンテナをされているfluent-plugin-bigqueryを使ってnginxログやアプリログを直接BQにストリームインポートしたり、性能や効率をあまり考えない富豪なクソクエリwでも問題なくKPIを引っ張れたり等々。インポートしながら即クエリできるのはBQのいいところ。
tongpooさんはビールが入ったいい感じのノリでGAE/Goの話。40msでコンテナが立ち上がるPaaSって、世の中にGAE/Goしかないような。こんな環境でGo使ってWebアプリ書くのが最強な気がします。ExperimentalからGAになってくれないとvvakameさんやsinmetalさんにきつく抱きつかれそうで大変困るのでGoogleさん早いとこお願いします!
BeerTalkおしながき
GoogleのtomomiさんによるsupercoolなDJを聴きつつ皆さんよっぱらったところでBeerTalk:
- @tagomoris: BigQueryと俺とFluentd
- @voluntas: terraform + GCE
- @a2c: BigQueryで大規模投票サイトを作った話
- @hakobera: はじめてのBQ GAS
もりすさんのニーズを満たすようなビールは高いんですよ〜。fluent-plugin-bigqueryのためにかなり手を入れていただいたとはありがたや。。感謝の気持ちをぜひお寿司で表させていただきたいです。Vさんのterraform話、terraformってなんだろ?と思ってましたが、AWS/DigitalOcean/GCEで共通のインフラ構築スクリプトが書けるというところがばっちり分かる内容でした。あつしさんの投票話はおそらく国内でいちばん大規模にBQとfluentプラグインを活用した事例で、BQの性能を生かして多重投票も含めてBQに入れてしまって後で重複排除する使い方が印象的。また恐ろしい量のデータをインポートしつつクエリ性能が変化しないという実例にもなってます。最後のhakoberaさんのお話はGoogle Apps ScriptとBQの組み合わせで、ログ分析からグラフのPDF作成や自動メール送信まですべてを自分でサーバーを立てずに自動化する事例でした。GAS+BQはとても強力なので私も仕事でよく使ったりします!
運営を担当していただいたVoice Researchの皆さん、会場をお貸しいただいたフリークアウトさん、そしてすてきなDJしてくれたtomomiさん、many many thanksです!!
gcp ja night #27が終わりました!
appengine ja nightが名前を変えてgcp ja nightとなり始めての回がGoogleオフィスで開催されました。今回はGCEのセッションが多めということもあって200名を超える参加応募をいただきました。内容は以下のとおり。
<セッション>
- GCE vs 他社クラウド by Zeadle 長谷川祐介さん
- GCE を用いた大規模リアルタイム通信事例紹介 by anonymous さん
- Managed VM とその他 GCP 最新動向レポート by @shin1ogawa さん+ @sinmetal さん
<BeerTalk>
- @kazunori_279:Docker なら 10 分! Fluentd + Norikra + BigQuery + GAS でつくるラムダアーキテクチャ
- @soundtricker318 さん:15 分で始める Go Endpoint
- 吉積情報 吉積さん:GAEでの開発の実践と不思議な挙動
- @hagikur さん:Mobile Backend Starter + IDE非依存なAndroid開発
- @tagomorisさん:appengineとcompute engineで計7言語のWebアプリをデプロイした話
やはりgcp ja nightに変わって大きく感じるのは、GCEとGAEでテーマに差があるところですね。前者ではインフラ系のキーワードがたくさん出てくる一方で、後者ではManaged VM等GAE固有の話が中心。今後この両者がうまく組み合わされていく事例やセッションが増えていけばいいな〜と思います。
まとめなど
- yukotanさんのtogetterまとめ:2014.4.22 gcp ja night #27 & 「Google Cloud Platform セッション 最新技術と日本での展開について」
- yokotaさんのYouTube動画:gcp ja night #27
- tagomorisさんのblog:GCP ja night 27 いってきた&しゃべってきた
- susumuisさんのblog:gcp ja night #27に参加してきました。(+Google Cloud Platformとクラウドプラットフォームの今をおさらい付き)
次回
次回はI/Oの報告会あたりですかね!
FPGAエクストリーム・コンピューティング第5回が終わりました #fpgax
FPGAエクストリーム・コンピューティング第5回、今回もニフティでの開催でした。
- イーツリーズ・ジャパン 船田悟史さん:FPGAにネットワーク処理を実装してきた話と、これからの話
- @marsee101さん:ラプラシアンフィルタをZedBoardで実装(ソフトウェアからハードウェアにオフロード)
- @shtaxxxさん:PyCoRAM: Python-Verilog高位合成とメモリ抽象化によるFPGAアクセラレータ向けIPコア開発フレームワーク
- テクノロジージョイント 鈴木さん:Solarflare Application Onload Engine (AOE) 製品概要と開発キット(FDK)の紹介
イーツリーズ船田さんのFPGAによるTCP/IP実装の話、そのルーツはアマ無線のTCP通信とは! TCPの動きを音で理解したってエピソードはたいへんうらやましく思いました。TCP実装の詳細のところ、私はustの不調でどたばたしててちゃんと聞けてなくてとても残念。。しかしイーツリーズさんはベイエリアやNYCに進出すればあっという間に高値で買収されてもおかしくないオンリーワンなバリューがあると思います。
marseeさんのラプラシアンフィルタ実装事例は、ソフト実装とハード実装の詳細とその比較や、Vivado HLSによる高位合成の生産性の高さと可能性について、実例をもって示されていたとても貴重な発表でした。LinuxとFPGAのつなぎのところ、難しくて理解できてませんが、しかしたいへん興味深いポイントです。この辺りをちゃんと理解してソフト・ハード協調実装をトライしてみたい。
高前田さんのPyCoRAM、メモリアクセスを抽象化して、メモリ制御はPythonによる高位合成で書き、演算の部分はHDLで書く、という住み分けになるほど〜〜と唸りました。実際、私のような素人からするとバスだのDDRだののI/O部分の理解と実装がハードル高そうに思えるので、そのあたりだけを高位合成でお任せできるのは魅力的。一方で、演算の部分はやっぱりHDLで細粒度の並列性を記述したい。いいですねこれ!
鈴木さんにはSolarflareの概要を説明いただきました。印象としてはFPGA搭載NICの延長線にある製品で、現状ではネットワークキャプチャ等の応用が主なようすです。今後おそらく国内でも金融向け等の事例が増えそうで、どのような使われ方がしていくのか興味深いところです。プロジェクターの接続がうまくいかずご迷惑をお掛けしました。。
本当は最後にきしださんの高位合成ツールのお話を予定してましたが、プロジェクターのトラブルもあって時間切れとなってしまいました。ぜひ次回、お願いしたいと思います。申し訳ありませんm(__)m
まとめなど
なんだかustが調子よくなかった。。
会計など
次回も1000円でいけるかも。
- 前回繰越:33436円
- ピザ&ビール:55890円+9750円=65640円
- 集金:54000円
- 次回繰越:21796円
今回もニフティの岡田さんに夜遅くまでたいへんお世話になりました。また、ピザ&ビールの準備と集金ではharukoさんにお手伝いいただきました。ありがとうございます!!m(__)m