2012年がはじまった

新年が始まってもう十日余りが過ぎているが、昨年を振り返り、今年を見通しておかねばなるまい。
昨年は大震災やEU諸国の財政危機とかで国内外問わずすごい一年だったが、私個人的にもすごい一年だった。生活のほとんど全てが変わってしまった。おかげで忙しくなってしまい、当ブログもいまだかつてない放置状態となった。いや、今までがヒマすぎただけなのかもしてない。ようやく人並みになっただけなのかも。
とにかくジェットコースターのような一年だった。いい一年だった。今年もその勢いは続きそうで、まずはめでたい正月からはじまった。次はうちの番だ。こりゃまた当分忙しいかも。皆さん、今年もよろしく。

生命の雄叫び

今日は休みだったんだけど,一日中雑事に追われて休んだ気がしない。夕方までなんやかんやで,晩ご飯食べたあとでようやくのんびり。本日最後の仕事ということで,賞味期限が間近に迫ってきた卵をゆで卵にして延命させることにした。どこにでも売っているゆで卵製造機(水を入れて卵を入れてレンジでチンするとゆで卵になるやつ)を取り出し,セッティングして電子レンジの庫内に鎮座させる。我が家の電子レンジは電子レンジ界に旋風を巻き起こした某有名メーカーの某スチームレンジである。多機能なのだがまだあまり活躍していない。ダイヤルを回していざ加工開始。卵は全部で5個ある。製造機は一回で2個作れるので,計3回の作業が必要である。一回の作業に7分半かかる。
チーン。第一期作業が無事に終了した。完璧な出来栄え。アツアツのゆで卵製造機にうろたえながら再セッティングしてダイヤル・アンド・プッシュ。…チーン。第二期作業では2個のうち1個に亀裂が入って白身が飛び出していた。これは明日の朝食べよう。このとき,この亀裂の原因を真剣に考えておけばよかったのかもしれない。
さて,これが終わったら風呂に入ろう,そして寝ようと思いながら最終作業に入る。最後の1個を製造機にセットして,いざマイクロウェーブ照射。マイクロウェーブってすごいねホントにね。あとは7分半が経過するのを待つだけ。テレビでも見ながら待とう。今日はSONGSプレミアムで長渕剛特集の第2週目だったな,これは録画しておいて週末に正座して見よう,そんなことを考えていた。

ボンッ!

「うおっ!」

ええ,野太い声でしたよ。やってしまった。3回も連続で7分半もの長時間加熱を繰り返したもんだから,ゆで卵製造機が過熱状態になって変形してしまい,それによって水蒸気がすべて外に逃げてしまって,卵が直接加熱される状態になり暴発。それでびっくりして,秋の夜長に三十路の男が野太い声で叫んじゃったわけ。
その後は一人粛々と某有名スチームレンジの庫内を掃除。侘しい,あまりにも。サラリーマン戦士の休日の締め括りがこれか。神様って本当に実在するのだろうか。シュヴァイツァーじゃないが,私も生命に対する畏敬の念はそれなりに持っているつもりだ。しかし身近な生卵がここまで牙を剥くとは。汚れたレンジは週末に改めてしっかりきれいにしよう。また雑事が増えた。

人間椅子

今日は月に数回しかない,メタル仲間であるDEATH師匠との面会日。ブラック・サバスが好きなら気に入るはず,とのことで人間椅子なるバンドを教授いただいた。なんとイカ天出身という大ベテランバンドであり,現役続行中。江戸川乱歩の同名作品をバンド名にいただいた彼らのディスコグラフィはやはり文学作品から拝借されたアルバム名でいっぱい。そして何より音楽性が面白い。

音作りはとてもクラッシックで,確かにブラック・サバスを彷彿とさせる。ドラムの音も古臭い。歪めた音でリフを重視する曲作りも懐かしい。一音半下げのチューニングが醸し出す重さは現代的と言えるかもしれない。見た目や歌詞も含めておどろおどろしいオカルト的な雰囲気作りはまさにサバスの神髄(ちなみにこの点だけはスリップ・ノットはブラック・サバスの隔世遺伝だと私は主張して憚らない)。
しかし何より興味深いのは「日本の旋律」(DEATH師匠談)を活用したメロディ。適当に拾い読みした限りでは津軽三味線(彼らは青森出身)の旋律を使っているようだが,確かに和風なのである。

1:05〜1:11でのリフでハッとさせられる。
英語風にも聞こえる歌詞づくりと歌唱スタイルは,日本語でもこれだけできるのかと感嘆せざるを得ない。言うほど簡単ではないのである。
メタルとは真に知的な音楽ジャンルなのだが,ここまで文化的に豊饒なバンドは珍しい。最近では時間も金もなく新しい音楽にトライしてみることができていない。わずかな時間で既に評価の定まっている古典的なHR/HMバンドを掘り起こしては自らを慰めるばかりのところで,こんな刺激的な情報をいただいて感謝するばかりである。
ちなみにこんなマニアックな動画もあった。

体育の日なので

理由あって昨日から一人暮らし。もう6〜7年ぶりだろうか。おかげで家事のペースが恐ろしく遅い。一応予定では4〜5ヶ月くらいなんで,その間にはペースも上がるだろう。
今日は体育の日だってことで,私も運動しようと思って久しぶりに自転車乗ってきた。最近忙しいだの体調が悪いだのとサボッていたのだった。とりあえず追い風に乗って太田川沿いを北上。筒瀬のあたりで引き返そうと思ったら弟に遭遇。もう一つ向こうの吊り橋までおしゃべりしながらサイクリング。

帰りは予想通りの向かい風。キツイ。電動デュラエースが載ってるバイクに乗ってる人に会ったんだけど,向かい風をものともせずに加速していった。どうなってんの。今日は走ってる自転車多かった。体育の日だからね。

夢を見た

うわー、もう10月!あっちゅう間!毎日があっちゅう間!
今朝はとある夢を見て目覚めた。同僚たちと何かの用事でとある大きな街に来ていた。博多のようにも見えたし、大阪のようにも見えた。ラーメンが大好きなメンバーがラーメンを食べに行こうと提案し、わざわざバスに乗ってラーメンを食べに出かけた。バスは微妙な田舎に到着し、降車しようとすると、他のみんなは160円支払っているのに、同じ所から乗ったはずの私はなぜか610円支払わされた。抗議すると口論になり、なぜかバス会社の事務所まで連れて行かれた。そこでまたお偉い人と口論になり、結局もう一度その路線バスに乗って直接確かめようということになった。バス会社なのに値段がわからないなんておかしいなあ、と思いながら会社の人と一緒にバスに乗った。そして私は晴れて160円の運賃を証明したわけ。なんのこっちゃ。
その後もなんかあったのだが、京本政樹と旅をして温泉に一緒に浸かったことしか覚えてない。漂わせていた大人の色香が妙に印象的だった。
バスのくだりでずっとかかっていたBGMはWhite ZombieのSuperbeast。朝からテンション高すぎるよ。

dreamliner

新聞やらニュースやらでボーイング787の特集をやっていた。軽量ボディで省燃費なんだそうだ。その昔、空港でバイトしてた頃はまだジャンボ機が飛んでた。いまや飛行機も燃費の時代。この軽量化に成功した立役者が東レのカーボン技術だそうだ。自転車乗りにとって東レのカーボン技術はもはやお馴染。カーボンバイクのフレームに使われるカーボンシートはほとんどが東レ製。東レがなけりゃトレックもスペシャもルックもコルナゴもないのである。
そんなボーイング787、愛称はdreamlinerだそうな。「夢航路」。いいね。