<ツイッターへの投稿の再掲デス>
東野圭吾「予知夢」#読了
第一作「探偵ガリレオ」につづく短編集。
一作目は科学的機械トリックを駆使したものであり、個人的には大満足とは行きませんでした。ところが本作は、オカルトと科学を絡めた傑作ぞろいです。そしてガリレオ湯川のやさしさも印象的でいい味を出しています。
こんど部屋に人がやってくるので、緑色を手に入れた。
ゴムの木。そしてこれからは、新緑の季節。
第21回(2024年)本屋大賞が発表になりましたね。
www.hontai.or.jp
宮島未奈「成瀬は天下を取りに行く」(新潮社)。
個人的な話になりますが、私は21回を数える同賞について気にしたことはありません。今回生まれて初めて注目していたのです。
その理由はといえば、こちら。
kerodon.hatenadiary.org
そう、ツイッター(現:X)で知って、すぐに単行本を購入して読んだからなのです。書籍やら何やらで置き場所が困ったことになっているので、単行本の購入は控えているにも関わらず、すぐに読みたくて。
ーーー
さて、本屋大賞。どうも胡散臭くて注目していなかったのですが、なんでかな?という思いがこちらに書かれていました。
本屋大賞ホント糞。早く終われ
すこし引用してみましょう。
もともと売れている本が、さらに売れるだけの糞賞。
前述「成瀬」も大賞以前(もっといえばノミネート以前)に売れまくっていました。新聞の「**書店の売れ筋ベスト10」みたいなところには毎週のようにランクインしていました。しかも第二作目の「成瀬は信じた道を行く」と同時ランクイン。先の引用ももっともですね。
書店員の多数決という糞システムを採用しているので、同じような作家ばかりがノミネートされる
選考の仕様に詳しくないのですが多数決というのがどうも(他に選考方法をあげろ!と言われたら困ってしまうけど)。つぎのようなサイクルが生まれるのではないかな?すなわち、売れている→目立つ→書店員も読む→投票の偏向が生まれてしまう。
私も売れるから売れて大賞に近づくみたいなことに違和感を抱いて、いままで避けていたのかもしれません。
でも今回の大賞作品「成瀬は天下を取りに行く」は元気の出るスマッシュ作品ですよ。
ーーー
書いた。
kerodon.hatenadiary.org
第22回(2022年)本格ミステリ大賞。大賞作品は米澤穂信「黒牢城」です。こちらの賞と作品については、受賞作品に感情移入していたからだけではなく、ほんとうに根を詰めるほどに注目していました。実質的にツイッターを始めたばかりのときだったんだけど、久しぶりにF5の乱打で結果を待っていたな。
こちらの選考方法は、本格ミステリ作家クラブ会員による投票。それにしても先述第22回の大賞の得票総数が「15」ってショボすぎやしないかい?
本格ミステリ大賞 - Wikipedia
さておき、今年も同賞がどうなるのか楽しみ。
honkaku.com
(本稿以上)
少し前に撮った近所の桜道です。
まだ満開前のときでしたね。
エントリを一つ消した。理由は、フェイスブック(FB)上でのやりとりを書いたものであり、ここに「メモ」しておくのもそぐなわないと思って。
あらためて思ったのはFBというのは自分に合わないなあ、というもの。自分は、ブログをずいぶん長い間書いてきたので、それに慣れているというのもある。しかし、そんなにキャリアのないツイッター(現X)でも楽しくやっている。
このちがいはなんだろう?と考えると、FBの後二者に比べたところにある内向きさなのだと思う。見知らぬ人にメッセージを届けるのではなく、気の合う仲間の人間に対してそれを届けるという根本理念が苦手だということ。内輪受けっていうのかな?
インターネットの良さというのは、(たとえ文字列だけにしろ)まだ見ぬあなたとコンタクトを取るものだと、すくなくとも私は考えている。
今回の件で、FB、ツイッター、そしてブログのあり方、捉え方について学んだものだよ。
(参考)
膳所から世界へ!