テレビ番組などで、台本がないフリをしながら、実はあらかじめ決められているスケジュールにしたがって進行させること。「やらせ」の表記もある。
「一般視聴者」が局の“仕込み”だったり、クイズの答えが事前に配布されたりといったような演出の範疇のものもあるが、あたかも現実に起こっているドキュメントのように撮影されたにも係わらず、実際には事前の打合せや演出がなされているといったやらせは情報操作のひとつであり、近年大きな問題となっている。
1999年フジテレビ「愛する二人別れる二人」での偽夫婦の演出、2002年テレビ朝日「スーパーモーニング」での暴走族のドキュメンタリーで、テレビ局スタッフが暴走行為を依頼した疑惑が繰り返されることなど。