はてなダイアリーは、ブラウザから簡単に更新ができるウェブ日記=ブログです。
はてなダイアリーはブログだ、と書かれています。では、このブログって何なのでしょう?ブログはもともとウェブログ(Weblog)つまり「ウェブ日誌」のことです。その短縮形としてブログ(blog)となました。ブログと呼ばれるウェブページ/サイトの必須条件は、次のとおりです。
こういうタイプのサイトっていろいろありますよね。What's New(更新情報)もそうですし、日記はもろんそうです。個人ニュースサイトもその部類に入りますし、テキストサイトにもそういったサイトがありす。ただ、その中でも特にブログ的なサイトは、以下のような特徴を備えているようです。もちろん、これはおおざっぱな目安にすぎません。
日々書きたいことを書けばいいです。制約は特にありません。ダイアリーだからといって日常の日記を書かなくてもいいですし、ブログだからといって無理にリンクをつける必要もありません。長さも自由ですし、ひたすらリンクだけを書き連ねてニュースサイトにしてしまってもかまいません。ヴァーチャルネットアイドルも可能でしょう。
ブログには「時事・評論的なブログ」「専門分野についてのブログ」「日記的なブログ」があるといわれます。また、ウォーブログ(特にテロ戦争/中東戦争関連)、日記ブログ、知識ブログ、ニュースブログ、専門家ブログ、技術ブログ、グループブログ、モブログ(携帯電話で投稿/閲覧)、ビデオブログ、オーディオブログ(声主体のブログ)、フォトログ(写真主体のブログ)、法律ブログ、ダイジェストブログ(ブログ読みブログ)など数多くの種類があります。
一人でやっているブログが大半ですが、複数の人でやっているブログもあります。なお、海外ではSlashdotが多人数参加型グループブログの代表とされますが、日本では掲示板とみなされています。
一般的なブログというと語弊がありますが、日本ではそれなりにユーザーの多いMovableType系の「ブログらしいブログ」と、はてなダイアリーの違いは、以下のようなものが挙げられると思います。
1993年6月:NCSAの「What's New Page」ウェブページは、主にウェブ上の新興ウェブサイトをリストアップしていた。ブログの原型。
1994年1月:“Justin's Home Page”アングラリンク集。最古級のブログサイトの一つ。
1997年4月1日:Dave WinerがScripting Newsを公開開始。ブログの始祖の一人。
1997年12月:Jorn Bargerが最初にweblogという言葉を使った。ブログの始祖の一人。
1998年:マット・ドラッジの「ドラッジ・レポート」が発端となって、クリントン大統領のルインスキー・スキャンダルが広まる。
1999年:Peter Merholzは言葉遊びで「Web Log」を「We Blog」と言い換えた。これにより「我々はブログする」という動詞表現が生まれ、同時にウェブログは「ブログ」と呼ばれ始めるようになった。
1999年:Bloggerなどのウェブログ作成ツールが登場。一気に広まる。
2001年9月11日:世界貿易センタービルへのテロ攻撃。現場レポートしたブロガーたちの情報発信力が注目される。その後、ウォーブログと呼ばれるブログが続出。
2002年夏:ブログ作成ツール"Movable Type"がトラックバック機能を搭載。多くのブログツールに採用されるようになる。
2002年秋:このころから日本でもブログツールを使う「ブロガー」が増え始める。ブログと日記・テキストサイトは何が違うのかという論争が勃発。はてなダイアリー始動。
2002年12月、アメリカのロト上院議員がブログで激しく批判され、辞任に追いやられる。
2003年3月:はてなダイアリー正式版リリース
2003年春:イラク戦争においてバグダッド・ブロガー登場。
2003年6月:ニューヨーク・タイムズ記事捏造事件で、ブログの攻撃により編集長と編集者が辞職に追いやられる。
2003年夏:ブログ入門書が相次いで出版される。
2003年冬:NTT Data(DoBlog)、Nifty(ココログ)が相次いでブログホスティングサービスに参入。