26ヶ月

今日で1歳2ヶ月となった息子近況。既にお祝いムードはなくなっているところが若干申し訳ないのですが、確実に「赤ちゃん」から「こども」へ変移しているので、そのへんは致し方なかろう。最近の特徴と奇行の数々。

  • アーニーとバートではアーニー派
  • 首から上は布団、首から下は畳
  • 鉄琴は全力で乱打
  • 白山陶器の箸置きを食べる。
  • 父のTシャツをめくり、脇腹を舐める。
  • テレビの液晶画面を舐める。
  • 全ての自動車が好き(指差し)
  • 全ての鳥は「ガッガ」
  • いたただきますとごちそうさまはちゃんと手を合わせる。

特に私が寝転んでいると、ずいずい寄ってきてTシャツをめくり、白い脇腹に口をつけてぺろぺろされるのには、悶絶と爆笑の中で「一体誰の遺伝子がこんなことをさせるのか」とうっすら涙が出てきます。
その他には『0655』がフェイヴァリット。毎日5本以上見ているのではないでしょうか。「朝が来た!」にあわせて「ごーごー」とかたまに言ったりします。「いばれるの歌」に出てくるブサ山飛び助のことも大好きで、興奮して画面を舐め、最後には必ず拍手。『0655』を編集したDVDを父は作り続けております(もうすぐ5枚目)。
ではここで、息子お気に入りの絵本をいくつかご紹介しましょう。
じゃあじゃあびりびり (まついのりこのあかちゃんのほん)
「じゃあじゃあびりびり」
いろんなものが擬音とともに紹介されているファーストブックらしい本。
かなり早い段階で「カンカンカン…」と腕で遮断機のジェスチャーつきで踏切の真似をしたときには驚きました。ほぼ全てのページをマスターしたけれど、余程調子が乗らないと全て披露はしてくれない。

のりものいっぱい
「のりものいっぱい」
現在ヘビーローテーション柳原良平さんなのに700系新幹線まで登場するのりもの絵本。大好きすぎてしゃぶったり、破ったりでボロボロです。やはりすべてののりものが見開きパノラミックに勢揃いするところにググっとくるようです。


「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」
高野文子さんのこどものとも。親が読ませたいものばかり読ませてすまないねえ。擬人化布団や夜の物語などが、気になり始めている様子。まだ単行本化されていないので、大事にしてください。


「だれかしら」
佐々木マキさんの近作。ワニとの出会い。最近リクエストが増えてきた。

先月は毎週何らかの感染症にかかり、とばっちりも受け随分往生しましたが、梅雨明けとともに元気にすごしています。つかまり立ちが余裕になり、身長も伸びて、テーブルの上や流し台にも手が届くようになって来て戦々恐々としています。脚に手を伸ばして立ち上がり、股間のあたりから見上げられると「今がいちばんかわいいときだな」と思います。

いつのまにか

5月の連休最後の日です。なんだか年度が変わってからこっち、どのタイミングでどういうことがあったか、めまぐるしくって記憶が欠落している部分があちこちにあります。
4月になって、息子は保育園に通い始めました。クラスメートは5人。入学式にも参列し、みんなの顔をみましたが、なんだかみんな「へちょん」としててまことにかわいい。入園前は我が子はどちらかというとヘタレの部類だと思っていたのですが、なかなかどうして思いもよらぬ積極性をみせていたのが意外です。体だけは早熟な私の遺伝子。月齢はみんな同じなのに、どしりとしてお兄さん的ポジションの模様。預けるときはさすがにふにゃあと泣きますが、若くて美人の先生に鼻の下を伸ばしている模様。家と同様に、よく食べよく眠る。
そして通過儀礼。園でパワフルな風邪を貰って帰り、一家罹患。生活サイクルの変化に体がついて行かず、家族まとめて疲れが吹き出したのでした。私自身も高熱にうなされ、風邪を1週間以上引きずり(通院3度)、パニック発作まで出る始末。息も絶え絶えで連休を乗り切ったところ。
けれど風邪が収まった途端、また一段階ぐっと進化を見せる息子。言語コミュニケーションの片鱗をみせ、伝え歩きを覚えて体格がスリムに幼児体型に近づいてきました。
今週、いつのまにか1歳を迎えます。

3.11、お父さんは心配症

緊迫と感謝の夜の備忘録です。

息子ちゃん生誕10ヶ月となる10日、翌週仕事で上京する私を置いて前乗りする形で妻子は東京へ。翌11日は同じ月齢の娘さんを持つお友達、Hさんと渋谷の「よつばと!ひめくり展覧会」を観た直後に、東急入口で地震に遭遇。

仕事中だった僕は実家からの母の電話で地震のことを知る。同時にYahoo!で確認。規模の大きさ驚き、すぐさまメールで無事を確認。電話して声も聞く。深刻さが伝わっているか怪しかったので、とにかく渋谷を早く脱出せよと強く言ったものの、電車が動く気配なし。義母へは僕から連絡。横浜の義妹にも連絡。横浜は停電で何が起こっているのかまるで理解できていなかった。自然と僕が情報の中継点になる形に。

16:53。まだ渋谷にいるというので、正直のけぞる。ただ、念のため息子の離乳食は数食分、加えておむつと自分たちの食料は確保したとのこと。Hさんと一緒に東急東横店のベビー休憩室に避難中。タクシー利用かホテル宿泊を視野に入れるように指示。

17:47。タクシー断念。ホテルも空室見つけられず。体が無事だったのはよいとして、街のパニックや寒くなって息子の体力が心配になり、焦りだす。「JRは終日運休」との情報。完全に「帰宅難民化」。うがー!(なんで即タクシーに乗ってくれなかったの!)となる。さてどうする。

このあたりからTwitterが威力を発揮。まずHさんのご主人もフォローしていたので、ふたりの無事を連絡。加えて、僕の携帯もお伝え。ご主人も足止めを食らいながら、どう互いの妻子を安全なところに誘導するか手を尽くす。auの災害掲示板など、情報の集約方法を模索。けれど東急が赤子連れを寒空に放り出すことはしまい。とある程度楽観していた。けど甘かった。

20:33。東急を出たふたりは携帯の充電も怪しくなり、まずアップルストアに避難。このころは渋谷の避難所としては渋谷区役所とか青学の体育館とかしか情報なし。Sさんから、ご主人の車でピックアップできるかもとの申し出。ありがたかったが、難しかったと思います。一方、Hさんご主人が渋谷近辺で泊めていただけるお友達を探してくださる。合流場所としてセルリアンタワーが提示されたものの、R246の混雑ぶりから考えると、それもいつになるか不安。
「いざとなれば朝まで面倒見てくれて、キャパシティに余裕のありそうな暖かい場所」
を探す。RTの洪水から使える情報を探すのに血眼。区役所はテレビでも案内されていたので、多数の人が殺到する不安。青学体育館は寒いのではないか、またわざわざ宮益坂を上って万一フラれた場合が怖かった。思いつくところをあれこれ、検索。代々木体育館はどうだ。国連大学は。こどもの城は。Bunkamuraは結構いいんじゃないか。

そんなときTLでCさんが「ユーロスペース」が受け入れ中とHさんに発信。ユーロスペースは、思ったほどの混雑はなく、スタッフの方には親切にしていただいたそうです。ありがとうございます。そこからは連絡は途切れ途切れ。そこへHさんのご友人、Kさんが車で救出に来てくださる。それが23:00。そのまま翌12日朝、電車が動き出すまで面倒を見ていただきました。面識のない私の家族に対してのご厚意に、心から御礼を申し上げます。

この一夜で改めてTwitterの威力を痛感したし、そこから繋がった好意の連鎖に感動しました。今になってみると、東急のベビー休憩室にいた他の母子たちはどう一夜を乗り切ったのでしょう。今さらながら心配です。
最後に、まる一晩ご機嫌で新米ママに手を焼かせなかったふたりのちびっこにも感謝。きみたちはとってもいい子です。

クヒオ大佐

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騙される方が悪い、と言われても仕方のない突飛な詐欺師。もっとスマートな手練の話かと思っていたら、結婚詐欺師がキャッシュフローの為に綱渡りをする物語。
新井浩文さんと対峙するファミレスのシーンがよかったです。
ちょうどこちらでは遅まきながら「モテキ」放映中なのですが、ここでもそこでも満島ひかりさんの力づくの演技に高感度マックス。グズだけどタフな役がよく似合う。

さんかく

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「あーあ、あららー」と言いながら楽しみました。本当に痛い改造車に乗り回す、客観性のないダメ男。妻は高岡蒼甫さんに何度も舌打ちをしていました。私は田畑智子さんが崩れていくのに笑いを禁じえませんでした。それから宮崎あおいさんのことが少し心配になりました。