北へ

8月19日 水曜日
乗せてもらった台数:1台

昼過ぎに実家を出発
さんざん、飛行機で行けだのなんだの言われるが、チートだろそんなの。

新宿で買い物をして、電車で川口へ。都内じゃつかまらなそうだし、首都圏は電車安いしね。
東北道のインター近く、渋滞している道で「青森まで」と書いた段ボールをかかげて車待ち。
15分ほど待ち、そろそろ少し歩こうか、と思っているところにブシュッと観光バスのドアが開いた。
「のんなさい!」
ありがとうございます!といってバスに駆け込む。
「いやあ暇つぶし暇つぶし、福島までだけどいいかね」
もちろん、悪いわけがない。
観光バスを独り占めとはなかなか豪勢じゃあないか。

4号線を北上し、約5時間かかって福島県、白河に到着。
「いいとこ、ついたどー。あっちが川で、あっちにゃコンビニがあるし・・・この目の前にあるのが市場だかんな、朝、誰か乗せてくれるだろ」
おっさんに野宿はどういうとこでしてんだ、と聞かれたので、川の橋の下とかですねえなどと話したので、川のところで下ろしてくれたのだ。

観光バスのおっさんにお礼を言って、川岸で野宿。
野宿は川岸が一番落ち着くんだよなあ。

長い一日

8月16日 日曜日
乗せてもらった台数:3台
庄内川の河川敷から春日井のインターまで徒歩で移動。途中、親切なカップルにインター前まで乗せてもらい、飯までおごってもらった。
俺の方が年上っぽかったので
「何歳?」と聞かれて24歳と答えておく。

春日井インターの前で車待ちしていると、犬を乗せたオバサンが、舐めるようにこちらを見てきて、ここじゃ乗せてくれる人なんていっこないから、どこそこまで乗せてくれるという。
犬の毛だらけの汚い車内でオバサンの話を聞いていると、明らかにヤバい人と判明。
ババアはヒッチハイクの旅がいかにばかげているかを俺に聞かせ、弟がいかに薄情なのかを語り
「あたしはペ・ヨンジュンのSPなの」
などと言う始末。は、はあ・・・・そうなんですか。
「だからお金持ちなの」
はあ・・・。

そして「あたしの家この辺なのよ、どうせ一人だし泊まって行きなさいよ、うんそうしよう」
などと言い出した。
え、おいババア、俺なんにも言ってないのになに一人で決定してんの。
てかあれ?なんか今、結構やばい状況だよね、レイプフラグ立ってるよね?たすけてアグネス!
「この辺にあたしの店があんだけど・・・ちょっとコーヒーでも飲もうか」
「まあ、あたしの店っていうか・・・あたしの店じゃないんだけど、常連なのよねvipってやつ?」
ちなみにその店は、そのへんにあるチェーンのコーヒー店である。ああ、このババアは虚言性人格障害なのだなと思った。そりゃ弟も縁切りたくなるわ。
車が止まった隙に、貴重品を取り出すから、とバックパックを下ろして急いで逃げた。

いやー・・・日本は平和だと思ってたけど、ヤバい人もいたもんだ。
一瞬、古谷実の漫画の世界に足を踏み入れてしまったかと思ったよ。日常に潜む恐怖!あのままついていったらどうなったものやら・・・。

それほど遠くまで移動していなかったので、歩いて再び春日井インターまで戻り、ババアが追ってこないか警戒しながら車待ち。
すぐさま、キャンピングカーに乗ったおじさんが乗せてくれた。19号線を北上して、土岐市というところまで送ってもらう。

そろそろ野宿しようか、と辺りを物色してから、暗くなるまで車待ちしていると
「八王子までいくんだけど、途中まで乗せようか」
とお兄さんが声をかけてきた。
彼女がこの辺りにいるそうで、会いにくるのに片道3時間かかるそうだ。よくやるなあ。
諏訪のパーキングエリアで下ろしてもらうか、八王子まで行くかで迷ったが、ついでに実家にでも寄るか、と思い八王子まで乗せてもらう事にした。
約4時間後に八王子到着。
駅まで送ってもらい、そこから電車で実家に到着。

時間は午前2時。
長い一日だった!

8月17日、18日
ひたすら実家で寝る。よくもまあ、こんなに寝れるもんだと自分でも思うくらいに。

旅立ち

8月14日 金曜日
暑さにかまけて、だらだらと出発を延ばしていたら週末になっていた。
ようやく準備が整い、いざ出発。
このくそ暑い京都を抜け出して北海道に向かうんだ!
京都駅までバスで向かい、
ちょっとした買い物などを済ませていたら、周囲が暗くなっている。
だれだーーーーッ!!
ラナルータ唱えた奴はーーーッ!!!

……。帰ろう。
いや!電車に乗ろう!
徒歩とヒッチハイクだけで移動しようと思ってたが、このままでは京都から出られん!

電車で名古屋まで移動。
夜10時。ゲストハウス音速別荘にて宿泊。
ここで、依然京都で会った海とあすかに偶然再会。
地下のバーで朝方まで飲む。

8月15日 土曜日
前日飲み過ぎたせいで、起きたのは昼過ぎ。
「もう一泊していくんじゃろ?」
っていわれたけど、二泊する金も無いので夕方、出発。
帰り際にあすかに手ぬぐいをもらった。すごく有り難い。
ヒッチを試みるもつかまらず、
暗くなったので川岸で野宿。

周りで花火をやってる音が聞こえる。

ド新年

あけましておめでとうございます。
昨年中はつまらんクソ日記にお付き合い戴きありがとうございました。

今年は色々張り切るゾーッ!!

クアアアアアアーーーッ!!!(雄叫び)


今年の年賀状は型染めで作ってみました。
量産できないので、去年特にお世話になった人にだけ出させていただきましたよ。
やー、もっと大勢に配りたかったんだけれども。

京都に住むアパートも無事に契約して、今月から晴れて京都府民です。
31日は月光荘企画の年越しイベントで、呑みまくり食べまくりでウマーな年越し。
こんな充実した大晦日は久しぶりだったなあ。
俺も料理を持って参加。

丸一日かけて作った重箱料理も、血に飢えたゾンビどもにかかって一瞬で空き箱に。
食べられなかった人は残念でしたー!

旅の終わり際日記も結局書けんかったから、いい加減書かねばいけませんね。
旅で得た色々な経験もアウトプットして行くつもりです。
世の中は派遣切りとかあって、正月どこじゃない人もいっぱいいるだろうけど、そういう人達にもあえて旅に出ろと言いたいね。世の中思ったより広いし、面白いんだよ。

今年の目標はずばり
「起業」ッ!!
まあ、前から店作れば?とか言われてたけどほんとに作ります。
北海道もいかなきゃだし、年内は無理だと思うけど、やれることからコツコツ準備していきますよ。
それに加えて、本も書くし、宿も作っちゃうかもしれない。
今、生きてきた中で一番ぎらぎらしてるよ。今年もよろしくッ!!!

実は東京に戻ってきている。

11月23日に川崎の実家に無事到着しまして。
その次の日には彼女の誕生日を祝うため京都に直行。

(読まれてるのかどうか分からないけど)ゴール前後の日記はもちょっとしたら書きます。
特に期待しないで待て!

〜福島県白河市B

福島県二本松市福島県白河市
11月20日(木)
走行距離:79.41キロ

もにゃもにゃと寝不足の目をこすりながらふと窓の外を見ると、つ、積もってる!
雪がッ!!!
積もってるといっても2センチくらいだけど、タイヤも溝がほとんど無いので半端に雪の積もった道はかなり怖い。

幸いもうひと寝入りしていたら、雪は消えていた。
売店もガラガラとやかましくシャッターを開けて営業を始めたので、外に出てまた寝なおす。
夜。栃木県の県境近くの白河市に到着。
気温マイナス2度!
うっかりしてたら凍死しちゃうね。

[旅][宮城][福島]〜福島県二本松市

11月19日(水)
宮城県岩沼市福島県二本松市
走行距離:83.64キロ

夜になってから雪が降り出した。

積もりそうな雪ではないものの、
下手な場所で野宿して後で大変な事になるとも限らん。
無理をして、福島市から20キロほど離れた道の駅まで、雪の中頑張った。
やっと着いたと思ったら、キャンプ禁止、休憩所での仮眠禁止とか、随分しみったれたところだった。
とはいえ、寝ないわけにもいかないので、禁止の張り紙を無視してソファで仮眠をとる。
暖房があたたかい。
膝を丸めて寝返りを打った。