家庭で不要になった薬をどの様に廃棄するか?
Study: Trash Old, Unused Drugs
http://women.webmd.com/news/20120518/study-trash-old-unused-drugs
面白い記事だったので、要約。
家庭で不要となった薬を処分する方法としては、ゴミ箱に捨てる、トイレや流しに流す、焼却するといった方法がある。
1.モルヒネやオキシコドン等の特に危険な薬はゴミ箱に捨てると、子供やペットが誤飲する危険があるためトイレや流しに流すべきである。
2.ホルモン剤や抗生物質はトイレや流しに流すと環境への影響が懸念される。
3.”Take-Backプログラム”と言う不要な薬剤を薬局等の医療機関が引き取るプログラムがあるが、輸送に起因するCO2の排出を考えるとかえって環境への負荷が大きいのではないか。
4.特に廃棄方法の指示の無い薬に関して、FDAは次の様な廃棄方法を推奨している。
「使用済みの猫砂やコーヒーの豆カスと混ぜ、ビニール袋に入れて、他の家庭ごみと一緒に廃棄する。」
患者さんに不要な薬は廃棄するように伝えても、その廃棄法まで考えたことが無かったです。皆さんは患者さんにどの様に説明されていますか?
ジェネリック薬をめぐる議論が興味深い
ジェネリック薬品をめぐる東京都保険医協会と、日本ジェネリック製薬協会双方の意見を読むと大変に興味深い。
最初に東京都保険医協会のポスターを見たときは、なんだこれ??と思ったが、その後の反論を読むと、実に的を射ている(痛いところを付いている)と思う。
特に薬剤師として痛いのは、「薬剤師は実際ジェネリックを使ってみた時の効果がどうだったかってよく知らないでしょ?それなのに適切なジェネリック薬の選択できるの?」と言う所。
今までに医師に採用薬をジェネリックに切り替えてから効果が落ちた気がするとか、副作用が増えた気がすると何度か言われたことがあるが、そう言われてしまうと薬剤師としては反論する材料が無いのが現状。
以下にこれまでの議論を載せておきます。
日本ジェネリック製薬協会から再反論を期待したいところです。
発端は東京都保険医協会のこのポスター
http://www.hokeni.org/top/download/pdf/2012generic_a4.pdf
このポスターの重要な指摘は2点
1.先発品とジェネリック薬品では効果に差があり、ジェネリック薬品同士でも効果にばらつきがある。
2.薬局で必ずしも効果のあるジェネリック薬品に変更してもらえるとは限らないので、ジェネリック薬品に変更するときには、薬剤師ではなく医師に相談して欲しい。
これに対し日本ジェネリック製薬協会が反論
http://www.ge-academy.org/img/iken120326.pdf
1.ジェネリック薬品は生物学的同等性試験が行われており、先発品と効果に差がないことが保証されている。これはジェネリック薬品が頻用されている欧米でも同様である。
2.効果に差がないので、薬局で薬剤師がジェネリック薬を選択しても問題ない。
この反論に対して東京都保険医協会が更に反論。
http://www.hokeni.org/top/public/generic/2012/120416generic.html
1.ジェネリック薬品と先発品が同等ではないと考えられる実例を提示
2.処方薬の臨床的な効果について」は薬剤師が具体的には知り得ない部分も多い。医師が後発医薬品変更後の効果についても患者さんと話し合いながら評価をするのが妥当ではないかと。
薬剤師でも出来るiPhoneアプリ開発(下ごしらえ編)
ちょっと刺激的なタイトル付けてみました。
ここのHPのタイトルに感化されてます。
「C言語すら知らなかった私が2ヶ月でiPhoneアプリをリリースするまでにやった事。」
こんなタイトル付けておきながら、自分ができなかったら・・・
ゴメンナサイ・・・
とりあえず、自分ができたところまで書いておきます。
ここからは、初めてのお使い的なノリで進めていきます。
さてさて、前回の続き
今回はiPhoneアプリを作るのに必要なものを集めてみます。
必要なのは
◯ Mac OS X v10.5(Leopard)以降を搭載した
Mac本体(インテルのCPUを搭載したもの)。
これだけ!
開発に必要なソフトはAppleから無償で提供されているので、
それをダウンロードすればよいらしい。
Appleのdeveloperのページ
iOS Dev centerをクリック
Xcode and iOS SDKをクリックしてダウンロード
→ファイルサイズが3.5GBほどあるので、お時間があるときにどうぞ。
ダウンロードする時にIDとPasswardを聞かれるので、
いつもiTunesで使っているAppleIDを入力すればOK。
(不足している情報があれば、入力を求められる。)
ダウンロードが終了したら、インストールして無事終了。
これで、iPhoneアプリ作製のための準備は整いました。
あとは実際にアプリをつくってみるのみ!!
(というかここからが本番・・・)
iPhoneアプリをつくろう!!(準備編)
以前からちょっと興味があったiPhoneのアプリ制作。
いや、やってみたいなぁと思う程度ですけどね。
こんな記事を読んだら、俄然やる気が湧いてきました。
「目指せ!iPhoneアプリ開発エキスパート」
さらにこんな刺激的なタイトルの記事が
「C言語すら知らなかった私が2ヶ月でiPhoneアプリをリリースするまでにやった事。」
俄然やる気が出てきました。
Twitterでもそんな話をしていたら
@kaepapa33さんからも
色々アドバイスいただきました。
参考になるHPも教えていただきました。
「もとまか日記」
教えていただいたHPを読んでいると、なんとなく自分でも出来そうな気がしてくるでしょ??
次は、アプリづくりに必要なものを揃えます。
ほんとに出来るようになるかなぁ。
ワクワク!
iPadで映画が見られるぞ!
ついに、iTunesで映画のダウンロードができるようになりましたね。
iTunesの画面右下に「映画」と言う項目が新たに追加されました。
販売の形態には「購入」と「レンタル」の2種類があるようです。
「購入」は視聴期間の制限無し、複数のデバイスで共有可。
「レンタル」の場合、ダウンロード後30日、視聴開始後48時間が
レンタルの期限で、複数のデバイスで共有出来ないようです。
ざっと見たところ、「購入」は1000〜2000円、
レンタルは500円前後のようです。
現在何アイテム位あるのでしょう?かなり充実しています。
旅行などの遠出のときに、iPadで映画見られたら良いのになぁと、
思っていましたがいよいよ現実になりました。
iPad持ってお出掛けしたいなぁ!
死の臨床研究会雑感1
先週末死の臨床研究会に参加してきました。
忘れないうちに気になった演題等について書いておきます。
事例検討:脱毛が嫌で民間療法を選択した患者の例
補完代替療法、特に俗に民間療法と呼ばれているものを
医療機関でどの様に扱うか、というのはとても難しい
問題だと思います。
民間療法に関しては仕事で色々聞かれることも多く、いつも頭を悩ませています。
今回参加して感じたのは、抗癌剤治療中に比べてホスピス・緩和ケア分野
では、患者が希望で民間療法を容認する傾向が強いように感じました。
他の患者に迷惑がかからない、医療者は民間療法に関与しないというのを、
容認の条件にしている医療機関が多いようです。
しかし、民間療法を患者が希望するからと容認していいのでしょうか?
本当に効果があるかどうかというのも重要なポイントですが、
それ以上に患者やその家族が、民間療法に関して正しい認識を持っているか
というのが重要なポイントだと思います。
事例検討の中でも話が出ていましたが、
患者や家族が民間療法以外に希望を持つことができないから、
民間療法に走ってしまうのだと。
何か、民間療法以外に希望が持てるなら、効果も実証されていない民間療法に
走ることは少なくなると思うのですが。
と、まぁ、現実はそんなに甘くないよね・・・
どんな状況でも希望が持てる。難しい、またひとつ悩みが増えました。