木の家ヨガ 宝塚市仁川

宝塚市の自宅ヨガサロンの開催情報、ブログ

演奏家のヨガ

今日レッスンに来られた方は
木の家仲間で、伊丹のご自宅で素敵な音楽コンサートを企画される@_uraran_さんだったので、

演奏する身体にとって
深い呼吸がどれだけ出せる音、表現に影響するか、
という話も少しできました。

この話はいずれ詳しく掘り下げて書きます。

写真がまた関係なくって、
お昼ごはんを仁川の#BookcafeDOOR で食べる子ども。黄レンジャーです笑

呼吸をアシストしながらSNSのための写真を撮るなんて、できないんだよなぁ。
レッスン中の撮影がなかなか💦



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ガーゼマスク

 

https://www.instagram.com/p/B9QIu9Lll4V/

ハンカチと輪ゴムでマスク代用を試してみたのですが、少し息がしづらいね、と話していたら友人が手作りガーゼマスクをたくさん届けてくれました。繰り返し洗って使うことでガーゼの目が詰まってより細かい侵入物を防げるようなので(子たちによると使い捨てマスクのときより痒くない!) 写真は一部でほかにもたくさんありますので希望される方に実費でお分けします。木の家ヨガクラスに来られない方でも取りに来られる方にお取り置きします。大人用 500円子ども用 300円よろしくお願いします🤲✨#木の家#宝塚市#西宮市#ヨガ#ヨガ教室#花粉症対策#ウイルス対策#ガーゼマスク#休校の過ごし方

 

8年ぶりはてなブログ、テスト中

2019年12月から宝塚市仁川の自宅で

ヨガ教室を開きました。

開催情報、日々の雑感などをアップします。

 

8年前の過去ログも記録として消さずに置いてみます。3月は親子ヨガクラスも開催。f:id:koff:20200304181821p:image

 

 

乳と卵 (文春文庫)

乳と卵 (文春文庫)

世界クッキー

世界クッキー

川上未映子、2007年芥川賞受賞作「乳と卵」
をその年は紀伊国屋の店頭で手に取って
冒頭を読み頁をめくることなく元の棚に戻したのだった。

それが五年後の今、ふと再会し開いてみるとみるみる読み進む面白さ、
眠る赤子を隣に置いて夜中、暗めに調整した枕元灯の下で、目を痛くしながら、
鋭い表現にため息をつき鼓動を高めながら読通した。


2007年大学院生、いったんそれに背を向けて会社勤めを始めた頃で 
大阪弁の混ざった口語体の、長めの一文、
言葉を使って表現することへの執着、愛が明らかに溢れている様子、
ミュージシャンと兼業というプロフィール、美しい容姿、そういった魅力の全部が、
インターネット上のキャッチコピーをつけるやの
社内ではクイックレスポンス必須やの言動の生産効率やの
今改めて思うとすごいいい訓練をさせていただいたとはいえ
あまりに振り回されてしゅんとなった自分と並べて直視したくなかったのだった。

言葉というものはこんなにも、こちらの都合によって拒絶されたり侵入してきたり、
いえばモノの善し悪しなんて手前勝手なものよと感心している、今。


川上さんの文体を真似てみると、正直に語る、という姿勢を少し思い出したよう。


自分の本気に近づこうとすればするほど、
言葉は複雑になったりあっけなく単純にしかならなかったり、
その間のよきバランスを求めて往来していると何かものすごく大事なことに気づきそうになる。

バルテュスのタブローが置かれる美術史の文脈に焦点を当て
前後のヨーロッパの思想状況と結びつけて論ずー」
なーんて格好つけてから語りだすのもまた愉しいけれども、
それがほんとうに愉しいのは川上さんのエッセイのとおり、
ある種の言葉で語るとき初めてそこに現れる、ほかにない芳醇な世界、
おそらく日常では忘れられているものすごく素敵な時間、を
読み手と書き手がその言葉たちを介することで共有すること。


受賞のことばから抜粋しておこう、あんまり素敵だったので。
こういう心持ちで自分も音楽や文章を作っていこうと思う。


「言葉にできるものとできないもので満ちたこの巨大な空のした、いろんな気持ちで泣きそうである。この震えのようなもの、覚悟のようなもの、それらはすべて文章と読んでくれる人のためにある。なんとか、なんとか、読んでくれた人の空のような部分に、燦然と輝いてときにはその人を少しでも勇気づけるようなそんな言葉を投げることができたら、見あげれば明日も生きていけるような、そんなものを作れたら。一生をかけてやってみたい。」


以下メモ
・ことばの食卓 武田百合子
・いちばん美しいクモの巣 アーシュラ・K・ル・グウィン
・溶ける街 透ける路 多和田葉子
・おともだち 高野文子
・みみお 鴻池朋子

・穴が開いちゃったりして 隅田川乱一
・転校生とブラックジャック 永井均
・銀の鬼 目覚め 茶木ひろみ
・国のない男 カート・ヴォネガット
・短歌という爆弾 穂村弘

雑感・学生時代のこと

*[回想]

趣味はクラシックピアノという高校生だった私が
大学では探検部なんてサークルに入ったので、周囲の人は驚いたけれど、
入った理由はひとつ、見て回ったなかで一番雰囲気が知的だったから。
その空気を作っていたのは数人の先輩だったが、なかでも特に私が気になったのは女性のSさんだった。


たくさんの仲間が長期休暇に外国へひとり旅をした。
インド、ニュージーランド、カナダ、行き先と動機は皆違ったけれど、
探検部だけにそれぞれ、観光目的の旅行ではなく、
自分にとって未知のテーマを追求する旅を計画して、語り合っていた。

2回生の春休みにフランスへ行って美術館を巡ると決めた私を
「T(私の旧姓)はおフランスなんや」と冷やかすSさんに
「ヨーロッパのものが一番成熟してると思うんです」と答えると、
真剣な表情に変わって「へぇ・・Tはどうしてそんな風に思うようになったの」と尋ねるので
正直に、フランス哲学の学者である父の影響が大きいんです、と答えると
「そうなんや。いいねぇ、Tは。私はアジアにまず目がいくのが当たり前やと思ってるけど」


このときのSさんの、自信に満ちていて、未熟なお嬢さんを貶すような言い方で、
私は考え込んでしまうことになった。
その春パリに2週間滞在して時間の許す限り美術館を見て回ったのは手応えのある経験ではあったけれど、
何か自分がいるべき場所はそこではないような気分が晴れなかった。


Sさんはその後、民族音楽についての論文を書いて高く評価されたり、
台湾の映画祭運営に関わったりしてずっと私の視野の先にい続けた。
今は台湾映画の研究者として某大学に務めていらっしゃる。


その頃のことを、娘と過ごしピアノを弾き始めた日々のなかで思い出した。
ピアノを弾くことは自分にとってホームであり戻ってきた場所だ。
やっぱりこれを続けていかないと、と思うと同時に、少しアンニュイになりもする時間。
音楽のなかに旅をするようでもあり、ピアノの前からほかには動くことのできない時間。
Sさんにとって今の映画研究の仕事は、旅をして辿り着いた、ホームではない場所なんだろうか。


今、ピアノの前と実家の書庫以外に旅をするべき場所のない私は、
いつかまたSさんと会って話がしたいな、と思っている。

nina simone 2枚手に入れて繰り返し聴いています。
秋晴れの静かな午後に、とてもよく似合う。
秋刀魚とお酒、の夕餉にもよく響きました。

特にand piano は、中学生のときに出会っていたらよかったなぁ。
毎日弾こう。もっと上手になろう。

Nina Simone & Piano

Nina Simone & Piano

Tomorrow is my turn はシャルル・アズナブルのカヴァーなんだ。

Everyone's gone to the moon で感涙。
Rich girl も入ってる。

フリー・ソウル クラシック・オブ・ニーナ・シモン

フリー・ソウル クラシック・オブ・ニーナ・シモン