KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【執筆】自分の進みを可視化することと行き詰まりに対処すること


2024年3月25日(月)

『上手な教え方の教科書 実践編』の執筆はコンスタントに続けている。一日1,000字くらいのペースだ。字数が進むと、机に貼ってあるポストイットのマス目を塗りつぶす(写真参照)。ここまで4万字くらい書いた。全体では10万字くらいになる予定なので、道半ばというところ。

こんなふうに可視化することはとても重要で、マラソンで「◯◯km地点」というポイントが見えることが重要であることに匹敵する。人は自分がどの位置にいるかを常に把握しておくことによって、次のがんばりにつなげることができる。

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もうひとつの工夫は、一時期に2つの章を並行して書いていることだ。今だと「第5章 評価とフィードバック」と「第6章 大福帳を使う」を同時に書いている。

これはどういうことかというと、執筆していることに飽きないという効果がある。同じ章を書き続けていると、どうしても行き詰まって筆が進まないということが起こる。これは色々な原因がある。アイデアが浮かばない。流れが良くない(この場合は構成を変える必要がある)。単純に飽きていて、自分はつまらないことを書いているのではないかと疑う。などなど。

こういう現象は必ずといっていいほど起こる。したがって、そのときは、いったんその章を休止して、もうひとつの章の続きを書くことにする。そうすると、頭が切り替わってうまく進む。その章をしばらく書き続けると、やはり行き詰まりが出てくる。そのときは、元の章に戻る。そうすると、なんと不思議なことに、以前行き詰まっていたものが、まるで霧が晴れたかのように良いアイデアが浮かび、筆が進むのだ。

マラソンは素人から見るとただ走り続けることのように見えるのだが、走っている本人は色々な戦略と工夫を繰り出しているに違いない。本を書くときも同じということだ。ただ書き続けるのだが、そのプロセスでは色々なことが起こっている。

【ゼミ】2014年くらいのゼミ卒業生が新宿歌舞伎町に集まった

2024年3月23日(土)

2014年くらいのゼミ卒業生が新宿歌舞伎町に集まり、宴会をした。きっかけは2022年に博士を満期退学したリエコが、日本教育工学会論文誌に投稿した論文が採択されたので、そのお祝いをしようと私が言い出したことにある。当時のゼミ生、あーこ、まるこ、トモくん、モネ、すがやみつるさんが集まり、当時の話で盛り上がった。みんな全然変わらない感じだった。

このくらいのサイズの宴会は本当に楽しい。話題もみんなが共通して体験していたことだから、盛り上がる。退職後もこんな会が時々あるとよいな。