kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

驚きの蓮舫出馬。衆院東京15区補選から東京都知事選へ、これほどまでにも速い流れでも読めてしまう仕掛人がいるのではないか。私には歯が立たないが。

 引き続き蓮舫の件。

 蓮舫出馬を知った時の私の反応として、一番近かったのは下記政治おじいちゃんお化け氏のXかもしれない。

 

 

 おそらく多くの方々と同様、私も蓮舫出馬のケーススタディは一応はしたものの「まさかそれはないだろう」と思っていたのだった。

 しかし、下記の立民学生党員さんのXを見ると、党内の首謀者からごく近い関係にある人の間では、この情報は前夜には流れていたらしいと推測される。

 

 

 これは5月26日午後11時28分の発信。蓮舫出馬の話が漏れ聞こえていたのでなければこんな表現はできないのではないかと私は思った。

 

 

 現在コロナで「寝ている」という高野勇斗区議。確かに今、少なくとも江東区では間違いなくコロナが流行っているのだが、彼のボスは蓮舫だ。だから高野区議の筋から学生党員さんにそれとなく蓮舫出馬の情報が示唆されていたのではないかと私は勘繰っている。

 そういえば昨年12月のやり直し江東区長選への酒井菜摘区議(当時)の出馬表明といい、もちろん本人の決意もあったのだろうけれども、政局の流れが私なんかよりずっとよく読める仕掛け人がいて、それが次々と当たりつつあるんじゃないかなとも思っている。私など、日頃は泉健太は悠長に過ぎるとか言って笑っているくせに、酒井菜摘の衆院補選への擁立は無謀だと思って当初は反対したていたらくだ。しかしこれほどまでにも速い流れでも、読める人には読めるようだ。真に政局に強いブレーン(それは例えばよくヘマをやらかす手塚仁雄のような人ではあり得ないだろう)がいるのではないかと思わせる*1。残念ながら私には全く歯が立たない。

 下記は泉健太支持者であるらしい方のX。

 

 

 確かに蓮舫出馬表明の経緯は衆院東京15区補選への酒井菜摘出馬表明のそれと酷似している。大きく違うのは両者の知名度だが、区長選で名前を売った候補を衆院補選に出したという点で、発想は共通しているといえる。補選では小池百合子陣営が乙武出馬を明らかにすると、同じ日にそれを狙いすましたかのように酒井氏の擁立を発表した。そして知事選では小池出馬表明の日程(29日)が先週末にマスメディアがリークされると、月曜日に東京新聞のスクープの形(いうまでもなく実際にはリーク)で蓮舫出馬が発表された。

 酒井菜摘は仮に負けても7月の都議補選と来年の都議選本選があった。蓮舫にも仮に負けても衆院東京26区からの出馬がある。

 ただ違うところもある。私の見る限り酒井菜摘は立民支持層の右側から非常に激しいバッシングを受けたようだが、蓮舫には彼らまでもが乗っかった。しかも共産党までしっかり押さえている。こんな状況で社民が離反することは絶対にあり得ない。「左」側で唯一対応がわからないのは元号新選組だ(もっともこの「組」は「『右』も『左』もない政治勢力と表記すべきだが)。しかし組のシンパたちの反応を見る限り、新選組とて思い切った手は打てないのではないだろうか。

 一方、右側からは何らかの動きが出るだろう。右側からの「反小池」は決して少なくないからだ。

 私が何より驚いたのは、昨日の朝にポストされた蓮舫の下記Xのカウンターの数字がみるみる増えていったことだ。

 

 

 上記ポストのビュー数は80万強。そしてその後ポストされた下記Xは170万強に達した。

 

 

 私は8年前の時点で既に小池百合子は十分過ぎるほど邪悪だったと考えているので、その点では蓮舫と考えが合わない。

 ただ今回の仕掛けに関してはこれしかなかったと思う。

 予定の時間を既に過ぎているのでそろそろ切り上げたいが、その前に宮武嶺さんから蓮舫への投票を促されていることをまずお伝えしておく。

 

blog.goo.ne.jp

 

 それからsuterakusoさんからのコメント。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

宮武嶺さんの記事も見てきたのですが、そういえばと思ったのが、宇都宮氏はどうするのだろうか?ということです。宮武さんはタイトルで「蓮舫氏しかいない」と言っていますが、それは宮武さんの芸風だから気にならないとはいえ、宇都宮氏が出るとなるとどうするのだろう?とは思いました。あと、記事で引用されていた

>改革するのが私の政治の原点であり、改革の果実を政策の財源にあて、弱い人や格差で日があたらない人に振り向けたい

という蓮舫の言葉に、「弱い人や格差で日があたらない人に」ということには期待したいけれども、「改革」が先にきているところがやはり気になりますね。蓮舫だけに。

いちおう、これまで何度か言ったこともまた言っておくと、私はなにより、あの二重国籍騒動の時に、結局、蓮舫は圧力に屈して、保身のために自分と同じような境遇の人を売り渡すようなことをしたことが、この人の本質だと思っています。もちろん、阿部知子はじめ、民主党内の圧力をかけた連中は、それよりさらに上のレイシストですが。

 

 「江東市民連合」代表でもあるらしい宇都宮健児氏は、今回は蓮舫を推す側に回っていると推測されます。そのことは、8年前に小池百合子蓮舫代表率いる民進党との「連携」とやら(それが実現したかどうかは寡聞にして知りません)に「ワクワク」していたブログ主が運営する『日本がアブナイ!』の下記記事から読み取れます。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 昨日27日、立民党の蓮舫参院議員が、都知事選への立候補を表明する会見を開いた。(++)

 

 蓮舫は、立民党、共産党、様々な市民団体などで作るグループから、都知事候補として出馬して欲しいとの要請を受けて決意したこともあり、今回は無所属で出馬するという。<反自民、非小池ね!(・・)>

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/31532337/

 

 つまり蓮舫は、最初の仕掛けの段階では間違いなく衆院東京15区補選で酒井菜摘擁立を仕掛けたのと同じ人たち(宇都宮氏はそのグループの中心人物の一人です)の誘いに応じたと推測できます。

 このあたりを激しく警戒しているのが、例の「軍師」氏です。

 

 

 上記Xなどは非常にきな臭いと思います。

 ただ今のところは仕掛人の方が上手(うわて)を言っていて、今回は「野党共闘」とは言わずに「オール東京」と言っています。これは明らかに「オール沖縄」の発想から来ています。

 これが奏功するかどうかはまだわかりません。乾坤一擲の戦いはこれから始まるわけですから。

 でも現時点では、右は立民支持層右派から左は共産党まできれいにまとまっているのは事実です。仮に本当に勝負になるなら、例によって(菜の花なら良いのですが)「鼻を摘んで」という具合にしかいきそうにはありませんけど、私も蓮舫に投票することになるんじゃないかと思っています。

 まあ先月の東京15区補選みたいに燃えることはできそうにもありませんけど。

*1:あるいは高野勇斗区議本人か、または高野区議に近い誰かではないだろうかとも憶測している。というのは、一連の流れは酒井菜摘現衆院議員の江東区長選出馬から始まったように見えるからだ。それは江東区在住者による思い込みに過ぎないかもしれないけれども。

立民・蓮舫氏が東京都知事選に出馬へ 27日にも表明 6月20日告示、7月7日投開票(東京新聞)

 蓮舫都知事選に出馬って本当かよ。コメントをいただいてネガティブな返事を書いたばかりだったから驚いた。

 以下東京新聞より。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

立民・蓮舫氏が東京都知事選に出馬へ 27日にも表明 6月20日告示、7月7日投開票 

2024年5月27日 06時00分

 

 立憲民主党蓮舫参院議員(56)が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に立候補する意向を固めたことが26日、関係者への取材で分かった。27日にも記者会見して表明する。参院東京選挙区の選出で知名度のある国会議員の蓮舫氏と、3選を目指す現職の小池百合子都知事(71)らが争う構図となれば、激しい選挙戦が展開される見通しだ。

 

 立民や共産党、市民団体などは、小池氏に対抗する統一候補の擁立に向けて選定委員会を2月に設置し、非公開で協議を重ねてきた。27日に選定委を開いて、蓮舫氏を統一候補とする方向で検討する。

 

 小池氏も無所属で立候補する意向を固めており、29日開会の都議会定例会で表明することも視野に調整している。自民党は独自候補の擁立を見送る方針で、既に都議会自民党は小池氏が立候補したら支援する方向性を確認。連立与党の公明党も都議会で小池氏と良好な関係を維持しており、支援に回る可能性がある。

 

 4月の衆院東京15区補欠選挙では、立民の公認候補が小池氏の推す候補らに勝利。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件などによる政権与党への逆風が続く中で「仮に小池氏が自民の支援を受けて出馬しても、蓮舫氏なら互角の戦いに持ち込める」(党重鎮)との声が上がっていた。

 

 蓮舫氏は青山学院大卒で報道キャスターを経て、2004年参院選旧民主党から初当選し、現在4期目。09年からの旧民主党政権では、公開の場で行政の無駄を洗い出す「事業仕分け」で注目を集めた。行政刷新担当相や首相補佐官民進党代表などを歴任した。

 

 都知事選には、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)らも立候補を表明している。(大野暢子、山口哲人)

 

東京新聞より)

 

URL: https://www.tokyo-np.co.jp/article/329568

 

 今朝最初に公開した下記記事のコメント欄より。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 帆船

蓮舫が出馬するとの話があるみたいです

 

 kojitaken

帆船さん>

蓮舫ですか。この人は小池が都知事になった頃、同業者としての過去を回想して「小池百合子さんの背中を眩しく見ていた」と言ったことがあります。エピゴーネンが本家本元に勝てるとはあまり思えないのですが‥‥

 

 うーむ。どうなることやら。正直言って投票用紙に蓮舫の名前はあまり書きたくないのだが‥‥

 でも小池百合子は論外であって、私にとっては絶対に落としたい人間の筆頭格だからなあ‥‥

西村康稔前経産相、地元飲み会で怪気炎 「珠洲は原発に反対した」と被災地を逆なでする発言も【録音データ入手】(AERA dot.)

 私の大嫌いな「いかがわしい西村康稔」が地元で暴言を吐いたらしい。

 AERAドットコムより。

 

dot.asahi.com

 

 以下、当該部分を引用する。

 

珠洲原発に反対したんや」

 

 参加者の雰囲気が少し変わったのは、今年1月1日の能登半島地震について触れたときだった。被災地を気遣った支援者が、「大変な被害だった」と水を向けると、12月中旬まで原子力発電所を所管する経産相だった西村氏は、能登半島の被災者をないがしろにするようなことを口にした。

原発反対したんや、珠洲原発に。反対したんや。(被災地に行くのに)金沢市から2時間半くらいかかる」

 

 能登半島の先端にあり地震津波で甚大な被害を受けた石川県珠洲市には原発の建設計画があったが、住民の反対運動などにより、2003年に電力会社が計画を凍結した。西村氏の発言は、原発に反対したから交通アクセスが悪いままになっている、さらには、原発に反対したから復興が進まないという趣旨にも受け止められる。

 

 支援者から、「(原発を建設していれば地震で)ヤバかった?」と疑問の声が出たが、

能登半島地震は1000年に1回や。なんべんもくるもんやない、1000年に1回や。原発作ったらええ」

 と、原発計画凍結を悔しがる様子だった。

 

 前出の支援者は、こう話す。

珠洲原発を建設していれば、地域も発展して金沢市から2時間半もかかる過疎の町にはならなかったという趣旨の話を自慢げにうそぶいていた。つい数カ月前まで原発の担当、経産大臣やっていた人だが、いくらなんでも、そら暴言やと思う」

 

 西村氏が「珠洲原発に反対した」からと、震災と結びつけて発言したことについて、珠洲市原発誘致に反対していた被災者は憤る。

「1000年に1回だから、原発を作っておけばよかったなんて、実にひどい話だ。珠洲市能登半島も、日本全体も、私たちがここで原発に反対して、建てさせなかったから、地震だけの被害ですみました。もし原発を誘致して事故があれば、とんでもない事態だったかもしれません。市民も『原発がなくて本当に助かった』という人ばかりです。つい去年まで経済産業相をやっていた人は、今も被災地に原発を建てたいのか。珠洲市地震後、多くの集落で電気もない、水もない、携帯電話も通じないという日々。よくもそんなことが言えますね」

 

AERA dot.より)

 

URL: https://dot.asahi.com/articles/-/223487?page=3https://dot.asahi.com/articles/-/223487?page=4

 

 これはひどい。西村には人の心の持ち合わせがないことがよくわかった。これがこの国の「エリート」の実像なのかと寒心に堪えない。

 記事についたブコメより。

 

西村康稔前経産相、地元飲み会で怪気炎 「珠洲は原発に反対した」と被災地を逆なでする発言も【録音データ入手】 | AERA dot. (アエラドット)

淡路島の料理屋での10人ほどの宴席の会話が録音されてライターの手に渡っちゃうってすごいな。人望、組織運営力、危機管理能力、倫理観や責任感すべての欠如を物語ってるので政治家に向いてない

2024/05/26 17:55

b.hatena.ne.jp

 

 「人望、組織運営力、危機管理能力、倫理観や責任感すべての欠如」って、本当にその通りだな。灘高での友人関係はどんなものだったんだろうかと、思わず西村の同級生だったらしい宮武嶺さんに聞いてみたくなる。

 

西村康稔前経産相、地元飲み会で怪気炎 「珠洲は原発に反対した」と被災地を逆なでする発言も【録音データ入手】 | AERA dot. (アエラドット)

支援者と思って油断し過ぎ「珠洲原発を建設していれば、地域も発展して金沢市から2時間半もかかる過疎の町にはならなかったという趣旨の話を自慢げに嘯いて。つい数カ月前まで原発の担当、経産大臣やっていた人が」

2024/05/26 16:00

b.hatena.ne.jp

 

西村康稔前経産相、地元飲み会で怪気炎 「珠洲は原発に反対した」と被災地を逆なでする発言も【録音データ入手】 | AERA dot. (アエラドット)

飲み会に帯同するほど近しい支持者すら今の状態に我慢の限界が来てるってことだよね、こんな風に録音を取られてリークされるなんて

2024/05/26 18:11

b.hatena.ne.jp

 

 いや、これはもう本当に想像を絶する状態だよな。自民党の本格的な崩壊はもう差し迫っていると弊ブログにずっと書いてきて、半年前に「ホップ、ステップ、5年後の政権交代を目指す」などと悠長なことをほざいた立民代表の泉健太を嘲笑し続けてきた私でさえ、事態がここまできているとはと呆気にとられた。

 

西村康稔前経産相、地元飲み会で怪気炎 「珠洲は原発に反対した」と被災地を逆なでする発言も【録音データ入手】 | AERA dot. (アエラドット)

こういう話が表に出ちゃう程度には見限られつつあるということだろうか。モードが切り替えられていない人扱いされているんだろう。

2024/05/26 20:19

b.hatena.ne.jp

 

西村康稔前経産相、地元飲み会で怪気炎 「珠洲は原発に反対した」と被災地を逆なでする発言も【録音データ入手】 | AERA dot. (アエラドット)

支援者の中にスネークが居たのか。珠洲原発があったら福島原発並みの大事故になっただろうと想像もつかないのか。

2024/05/26 17:33

b.hatena.ne.jp

 

 西村はもののみごとに「寝首を掻かれた」形だな。

 こんな人間は次の衆院選で落選させなければならない。

都議会目黒区補選で小池百合子が推した自民党候補が落選

 静岡県知事選挙には私はほとんど関心がなかった。

 というのは、当選した鈴木康友をスズキの鈴木修が推していたからだ。鈴木修といえば弊ブログが昔目の敵にしていた自民党の極右政治家・城内実の支援者だから、そんな鈴木修に推される候補に肩入れする気など起きず、かといって自民党が推す候補も論外だからだ。

 それよりも、小池百合子が推す自民党候補が立候補していた都議会目黒区補選(定数2)に注目していた。結果は自民党候補の落選である。定数2だったのに負けた。ざまあ。これで小池百合子は目黒区長選、衆院東京15区補選に続いて3連敗となった。

 とはいえ、今週小池が出馬表明するとされる東京都知事選で小池を倒すのは簡単ではない。東京都知事選は1999年以降ずっと鬼門で、あれが行なわれる度にろくでもない候補者が勝って自民党の支持率が上がるというのがパターンになっている。

 今回もそうなれば、というよりそうなる可能性がかなり高いと思うので、岸田文雄にとって解散のチャンスが増す。岸田にとっては本当のラストチャンスだし、さしもの小池も都知事に3選されたばかりなのに辞職して衆院選に立候補するわけにもいかないだろうから、その点でも岸田にとってのメリットがある。

 つまりこの秋に天下分け目の衆院選が行われる可能性が高いと私は考えている。

立憲民主党の議員のパーティ開催。ケンタの富士山登山料。皆さんがキツいと思うのは、どちら??(もんくま氏のXより)

 私は立憲民主党の支持者ではなく、同党の右半分は嫌いであることを表明している。中でも泉健太は大嫌いなので、そういう「激しく偏った」立場からの意見表明を続けている。以下はその前提に立った上での議論。

 泉健太野口健に乗っかった右翼排外主義的なXをポストした件、ネットでもごく一部でしか騒がれていないようだが、リベラル側からの異論はかなり出ている。

 これまでに取り上げなかった例として、弊ブログがよくリンクする政治おじいちゃんお化け氏のXがある。

 

 

 

 私は、あれは「たまたま出てしまった地金」などではなく、こんなポストをしても支持者がついてくれるかを試す意図を持って行った狡猾なポストではなかったかと推測している。これについては、私と同様の感想を持ったと推測をされる方のポストをのちほど示す。私が泉健太のポストから連想したのは小池百合子が先の衆院東京15区補選で乙武洋匡を推した一件だった。あれも、昨年12月の江東区長選で小池が推した大久保朋果現区長のような隙のない能吏タイプの候補者でも立てておけば酒井菜摘に勝つことは難しくなかったに違いないが、小池はおそらく「仮に補選で負けても本選で手堅い候補を立てれば酒井なんか簡単に落とせる」と計算して乙武を推してきたものと思われる。だから今後はその小池のふざけた野望を許さないための、さらなる困難な戦いが待ち受けているというのが現在の私の認識だ*1。泉も同様に、仮にあのポストで批判を受けても十分取り返せると計算して観測気球を揚げたものではないだろうか。

 

 

 埋め込みリンクに表示されない部分は下記の通り。

 

期待値が低いが、消去法で残っていくというのは決して悪いことではない。

 

まあ、もうちとしっかりしてくれとは思うが。

 

 裏を返せば、泉の狙い通りだったともいえる。それはある面では「決して悪いことではない」のかもしれないが、決して良いことでもないと私は思う。その理由も後述する。

 議論の核心部に入る前に、先の文章で酒井菜摘の名前を出したので、先の補選でその酒井氏を応援した立民の学生党員さんのポストを示しておく。

 

 

 「アレ」か。阪神強いねえ。佐藤輝明や青柳晃洋や伊藤将司を二軍に落としても、大山悠輔をスタメンから外しても、読売の戸郷翔征にノーノー食らっても、次の試合には必ず勝って首位をきっちり固めてるものね。どれだけ選手層が分厚いのだろうかと感心する。しかしそんな阪神でも監督が矢野の頃は結果を出せなかった。球団が満を持して岡田彰布を監督に選んだのはやはり正しかったのだろう。

 しかし国政における立民には現在の阪神タイガースのような横綱相撲がとれる地力はない。参考になるのは1998年に38年ぶりのリーグ優勝と日本一を成し遂げた横浜ベイスターズではないかと思う。横浜はその前年の1997年に2位になって優勝したヤクルトに一時肉薄したが、その躍進に功績のあった大矢明彦監督に代えて、それまでは中日の人脈だった権藤博を監督に据えて優勝した。当時私は、大矢ではベイスターズの飛躍は望めないと思っていたところに権藤を持ってこられたので、これは横浜は本気だなと思ったものだが、権藤は横浜を本当に日本一にしたのだった。その権藤も4年間の監督生活で結果を出したのは1年目だけだった。とはいえ「新たな顔が必要な時に入りました」との認識には共感する。

 なお小沢一郎は功績よりも害毒の方がはるかに大きかった、というより凄まじいばかりの害毒の強さだった。私は全く買わない。

 

 

 上記は、山岸一生衆院議員の友人として、立民の内部情報をもかなりの程度知る立場におられるらしい「もんくま」氏の下記Xに返信したポストだ。

 

 

 私は、政治資金パーティーの方にはいろんな意見があり得ると思う。だからそちらには反応してこなかった。

 だが「ケンタの富士山登山料」は絶対にダメだ。

 もんくま氏もその意見で、その立場から多くのポストを行っている。私が今回の記事を公開しようと思ったのは、その一連の氏のポストを読んだからだった。それを以下に紹介する。つまりここから本記事の本論に入る。

 

 

 私も上記ポストに全面的に同意する。

 

 

 東京9区の自民党候補予定者が現在のまま衆院選が行われるなら、次の衆院選では山岸氏は間違いなくゼロ打ちだろう。その人は何しろ前回は東京15区で4位の大大大惨敗で、維新の金沢結衣にも負けた弱っちい人だ。自民党柿沢未途と天秤にかけられて公認が得られなかったためではあるが、その人はその前には愛知10区で自民党公認を目指したが果たせなかった。なぜそんな人物(極右人士)を自民党は東京9区の公認予定候補にしたのか不思議でならない。でも現状ではそのような楽勝が確実視される選挙区だからか、山岸一生陣営からはリベラルの立場からのかなり思い切った意見発信がなされているように思われる。今回紹介するもんくま氏の一連のポストもその表れだろうと私はみている。

 逆に東京15区の方はまたぞろ小池百合子がリベンジのために公明や民民を巻き込んで何をやらかすかわからないので全く予断を許さない。

 

 

 とのことなので、必ずしも立民支持者ではないものの東京15区の補選で立民公認候補に投票した人間として意見を表明した次第。繰り返すが「きつい」のは圧倒的に「ケンタの富士山」の方だ。

 

 

 

 「山岸一生」を「酒井菜摘」に、「9」を「15」に置き換えれば私も同じ意見。

 

 

 

 埋め込みリンクには表示されない下記の部分が重要だ。

 

しかし「国籍」で分けるのは合理性が見出せません。

 

私見では、ケンタについては擁護は困難だと思います。

 

謝罪・撤回一択。

 

 ここでいう「ケンタ」が富士山登山に関する外国人差別を指すことはいうまでもない。

 

 

 これについては、国政選挙の比例票に「立憲民主党」と書いたことが一度もない私としてはなんともいえない。

 

 

 泉健太はこういう点では玉木雄一郎とそっくり同じなんだよね。

 

 

 

 そうそう。だから秋には代表を代えるべきなんだよ。

 

 

 これには賛否両論があった。

 

 

 

 

 ふーん。私なら「馬場と足立なんか、どっちも選んではならない」としか思えないけど。馬場は論外だが、足立みたいな人に甘い顔をするのが立民の政治家や支持層の悪いところだと思っている。もんくま氏と山岸議員のお二方がいかなる意見をお持ちかは存じ上げませんが。

 

 ところで、一連のもんくま氏のXで一番共感したポストは下記だ。

 

 

 そう、泉健太はこの件を党に所属する議員や候補者や、それに支持層に至るまで「踏み絵」にしてるんだよ。

 自らへの同調圧力をかけていると言い換えても良い。

 だから私はそんなことを平然とやる泉がどうしても許せない。

 私見では、こういうことを平気でやらかすのが権力志向が強い人間の習性だ。

 

 

 26日って今日だよな。

 

 

 じゃあ村上宗隆はダメだな。阪神の佐藤輝明もそれで二軍に落とされたんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 このあたりまでくると、もんくま氏も切れ気味のようだ。

 

 

 

 

 

 結局議論は物別れに終わった。

 

 

 上記ポストから私が連想したのは「民主集中制」とか「全体主義」とかいう言葉だった。党規約でそんな縛りはないのだから、これは某氏が(別の陣営の人たちに向かって)いうところの「セルフ民主集中制」というやつなのではなかろうか。

 

 

 ついに捨て台詞に至った。

 

 

 

 リンクを見に行ったら笑ってしまった。

 

 

 素晴らしい盛況だ。

 そういえば去年だったか、産経の世論調査で立民の若年層の支持率が高かったことが一度あったらしくて、泉がそれを誇らしげにXにポストしていたことがあったようなおぼろげな記憶がある。あれはいったい何だったんだろうか。

 

 現時点で、もんくま氏は下記ポストがトップで表示されるようにピン留めしている。

 

 

 埋め込みリンクに表示されない部分は下記の通り。

 

>【ケンタの主張に賛同する「旧立憲民主党」組は】という表現の酷さを理解すべき

 

理解できていなくて申し訳ありませんでした。

 

深くお詫び申し上げます。

 

全て、私の無知蒙昧の責任です。

 

理解できていない私は立憲民主党支持者失格です。 失格の私は、立憲民主党に関わらない方がいいですね。

 

URL: https://x.com/199894nerurest/status/1794352694683205781

 

 もちろん、この文章を文字通りの意味で読むことはできない。明らかな反語である。

 野党第一党の党首と、同じ党の衆院議員の関係者にとの間には、このような緊張関係がある。

*1:そのためにも東京都知事選が重要になるが、誰を立てれば小池に勝てるかという妙案は、残念ながら私には思い浮かばない。もちろんネットの一部で騒がれているなんちゃら伸二などは論外であって、そもそも私はつい最近まであの人物の名前も知らなかった。選挙では泡沫候補で終わるだろう。

【特集】第26回参院選(2022年)立憲民主党――政権交代のプレリュード(三春充希氏のnote)

 今日は三春充希氏がnoteに公開した下記記事を取り上げる。

 

note.com

 

 これは有料記事だが、途中までは無料で読める。弊ブログのいつものやり方に従って、無料部分のみ紹介する。というより、今回の記事で紹介したい部分はほとんどすべて無料部分に書かれている。

 以下引用する。引用に際してグラフの引用は省略するので、興味のある方は直接上記リンク先をご覧いただきたい。

 

それは半年前に始まった

 

 今年の4月28日に行われた3つの衆院補選では、共産や社民などの支援を受けた立憲民主党の候補者が全ての選挙区で勝利をおさめました。このことをうけて立憲の支持率や比例投票先は上昇を見せています。けれどもそうした傾向は、実は補選の半年前から始まっていたことをご存じでしょうか。

 

(グラフの引用省略)

 

(略)2023年の後半に(立憲民主党の=引用者註)政党支持率のトレンドが上昇に転じていたことが読み取れます。このことは比例投票先ではさらに明瞭です。

 

 半年前から起きていたこの上昇は何に由来すると考えられるのでしょうか。

 

略)第49回衆院選(2021年)から第26回参院選(2022年)にかけておきた下落は、与党への批判や対決から政策の提案にシフトするという、いわゆる「提案路線」の失敗を物語るものです。

 

 第26回参院選(2022年)から1年あまり、立憲の支持率と比例投票先は低迷が続きました。それが上昇に転じた2023年10月は臨時国会の召集と重なります。国会の閉会からお正月にかけては微減となりましたが、通常国会が始まると再び伸びに転じ、予算の審議と採決を経て、衆院補選でさらに一段高い水準となっています。

 

 もっとも従来は、たとえ国会の会期中とはいえ、立憲の支持率や比例投票先が一概に伸びてきたわけではありません。図2からも、2019年から2023年の前半までは上昇と下降が混在していたことが読み取れます。それでは、なぜ今になって状況に変化が生まれたのでしょうか。

 

野党の前にあらわれた「新しい状況」

 

 次に自民党の支持率と比例投票先を示しました。主な下落が2023年の後半に起きていることに注目してください。

 

(グラフの引用省略)

 

 第26回参院選(2022年)以降、旧統一協会との関係などをめぐって自民党は信頼を失ってきました。けれども2023年の5月の時点で、その支持率と比例投票先は平均35%あり、これは過去にも見られた範囲の下落だといえます。しかし2023年の後半には、その水準を10ポイントほど割り込む下落がおこりました。これは自民党の政権奪還(2012年12月)以降で例を見ないような事態だったのです。

 

 ここで有権者の動きを考えるとき、支持率が変化していないということは、支持者そのものが変化していないことを意味するのではありません。あくまで支持をやめていく人と、新たに支持をはじめる人が同じ数だけ存在し、つり合っているということです。こうしたことは科学では平衡状態と呼ばれます。条件が変わってつり合いが崩れると、以前の平衡状態は新たにつり合うところまで変化していきます。政治では、時事的なできごとをうけて、支持をやめていく人と新たに支持をはじめる人のつり合いが一時的に崩れ、再び安定するまでに数週間から数か月ほどを要したのち、新たな平衡に到達します。支持率の上昇や下落は細かく言えばこのような現象です。

 

URL: https://note.com/miraisyakai/n/n263713183672

 

 このように、人間社会における有権者の政治的判断の統計的挙動を物理学の用語で説明するあたりは、さすがは理学部物理学科卒の三春氏らしい。

 ところで、2023年後半にこのような大きな変化が起きることを、弊ブログは2023年5月15日に公開した下記記事で予測していた。手前味噌ながらそれを紹介する。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 このように、立民と共産がともに自滅している状態で、かつ今後の数年間は時期が遅くなればなるほど政治への不信が強まって内閣支持率自民党支持率も再び低下に転じる可能性が非常に高く、そうなれば今後はなかなか上昇できない、というより上昇することはほとんど望めない、というのが現在の日本社会の状態だと私はみている。

 

URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2023/05/15/085033

 

 弊ブログはそのさらに前の2022年10月には既に自民党の長期的な党勢衰退を予測していた。その3か月前に起きた安倍晋三銃殺事件が「玉手箱を開いた」とみたのだ。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 安倍晋三の銃撃死のタイミングで、日本社会は浦島太郎の玉手箱を開けたようなものだと私は考えている。これまでの虚飾の一切が急速に剥がされつつある。統一教会の問題も、同教会が資金繰りに破綻して政界への影響力を失うまで続く。自民党右派は今後何をアピールするかを必死に模索している。

 

URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2022/10/18/090250

 

 自民党(極)右派が手を染めそうな政策の一つが「減税真理教」だと当時私は診断し、現在も同じことを考えている。これは典型的な「小さな政府」の新自由主義政策なので当然のように維新も乗るだろうし、下手したらそれに乗りかねないのが山本太郎(と元号新選組)だとも何度か書いた。それに対して立民がやりかねないのが岸田文雄宏池会との野合であって、こちらも十分すぎるほど有害だと私は思うのだけれども、こともあろうに都会保守のブログ種が運営するブログ『日本がアブナイ!』などはそれを待望さえしている。まあこれは余計な話だ。

 三春氏の記事からの引用に戻る。

 

 2023年の後半に自民党の支持率と比例投票先が大きく落ちたことは、与野党の平衡に変化を与えました。しかしながら、与野党の間に無党派層がバッファ(緩衝となるもの)として存在することにより、この変化には一定の遅延が生じます。つまり、与党の支持率の低下はまず無党派層の増加となり、次に増えた無党派層が野党に関心を持つことにより、野党の支持率の増加をもたらします。これまで多くの論者が「与党の支持率が落ちたとはいえ野党が伸びているわけではない」という主張を繰り返してきましたが、このタイムラグにより、そうした誤認が起こるのです。

 

 無党派層が野党の支持へと転化するのは、それに値する何らかのアピールポイントがあった時にほかなりません。国会や補選が鍵となったのはこのためであると考えることができます。したがって、この新たな局面の中で、国会などの野党の活動を広く有権者に伝えることがいっそう重要になってくるといえるでしょう。

 

議員の闘いを、支え、伝える

 

 あらためて図2を見ると、第49回衆院選(2021年)から第26回参院選(2022年)までの立憲の後退には厳しいものがあったと言わざるを得ません。この後退は、与党への批判や対決から政策の提案にシフトするという、いわゆる「提案路線」の失敗と無関係ではなく、その結果として無党派層の票を大量に失い、一人負けの状態になったことをPART1の分析で論じました。この記事ではそうしたことを強く批判していますが、今となって図2の推移を見れば、支持というのはこのように動くのだという現実を伝えたかったことを多くの方に理解してもらえると思います。

 

note.com

 

URL: https://note.com/miraisyakai/n/n263713183672

 

 2022年参院選での立民の惨敗に関する三春氏の分析を弊ブログも紹介したことがあるが、当時立民惨敗という事実を直視できた立民支持者はほとんどいなかった。一度呆れたのは、立民の敗因を現Xで「アクシデント」と片づけた立民支持者がいたことだ。

 冗談じゃない。数千万人の(10の7乗のオーダーの)有権者が投票した結果が「アクシデント」、つまり「偶然や不慮のよくない出来事*1と片づけられてたまるか、偶然そんな結果になる確率がどのくらいだと思っているのかと思った。この手の支持者は「信者」というほかない。何も陰謀論を何の疑いもなく信じてしまう人たちばかりが「信者」ではないのだ。何千万人の人々がなした投票行動の結果を「偶然」と片づけることしかできない人たちだって「信者」との蔑称を受けることは免れないのである。

 今回の補選での立民全勝や政党支持率の上昇は、一昨年から昨年にかけて泉現執行部下で立民が経験した比例票の大量流失や政党支持率低迷、昨年春の補選での立民の4戦全敗の原因を直視できる人でなければ合理的に説明することはできないはずだ。そして、惨敗と躍進の両方の説明ができなければ、勝ち続けられる組織には絶対になれない。そんなことはあまりにも当然だろう。

 下記は無料部分の終わり近くからの引用。

 

 政権交代を望む層が多くなりつつある一方で、いまの野党に期待できないという回答もまた多いのです。けれどそうした人の中にも「期待できないが、こうなってくれれば」と思っている層がいるはずです。

 

 立憲はすでに一定の支持の拡大に成功したといえますが、それに上積みしていくためにはどうした姿勢が求められるのでしょうか。ここで参考になるのが日本維新の会の現状です。

 

 この一年ほどのあいだ、自民党の支持率が後退するなかで、なぜ日本維新の会は伸びるどころか低迷の一途をたどっているのでしょうか。その要因には万博の不振も挙げられるかもしれませんが、最大の要因は自身を「第二自民党でいい」(馬場代表)などとして、自民党への批判を欠いてきたからです。批判するべきものがあるのなら、批判しなければ支持は得られません。

 

 やがてくる衆院選にむけて緊張が高まっていく中で、いまだ高水準にある無党派層や、投票先の未定層が何者につくのか、判断される時が来るでしょう。自民党の支持率や比例投票先が低迷する現状からは、現在の与党への批判層がかつてないほど膨れ上がっていることが示唆されます。立憲は野党第一党としてそうした票を最も取り込みやすいポジションにいるのですから、自民党に対する明確な対立軸を打ち出していくことがいっそう重要となるでしょう。

 

URL: https://note.com/miraisyakai/n/n263713183672

 

 泉健太は、ちょっと補選に勝ったくらいですぐに気を緩めたのか、富士山登山を巡る右翼は意外主義的なXをポストするなどして批判を浴びているようだが、既に立民が上潮に乗り始めていた「半年前」すなわち昨年11月の段階でまだ「ホップ、ステップ。5年後の政権交代を目指す」などと悠長なことを言っていた。その間、広島では千葉県からのリベラル系落下傘総支部長を「立民広島の独裁者」であられるらしい泉グループの参院議員の圧力があったかどうか、無名の保守系(?)人士に差し替える内向きの人事を発動していたと聞く。これなど、衆院選を戦う上ではむしろ不利な話ではなかろうか。

 それらすべては、秋の代表選で問い直されるべきだろう。真剣勝負の代表戦を望む。

"企業の「強欲インフレ」だった? 昨年度の物価上昇、賃上げに回らず"/"物価上昇しても賃金にほとんど回らず、大半が企業収益に GDP分析"(朝日新聞デジタル有料記事のプレゼント2件)

 昨日の下記記事のコメント欄より。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

これは少し関係あるニュースですかね。↓

企業の「強欲インフレ」だった? 昨年度の物価上昇、賃上げに回らず:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS5R25G4S5RULFA01CM.html

次のブコメをつけました。

>権力者とそれに飼い馴らされた者が、デモや組合などの社会的・政治的活動を忌避する価値観を刷り込み続けた成果だね。欧米もだから違うって? まあ、新自由主義の猛威だろうね。しかし、日本の賃金下落は異常だ。

かましいことを言えば、月もあと1週間ほどになってきましたし、プレゼントしてほしいなぁなんて思ってしまいます。

ただ、この記事、同じ人の署名による同じような記事が、同じ時間にもう一つ配信されているのですよね。↓

物価上昇しても賃金にほとんど回らず、大半が企業収益に GDP分析:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASS5R239FS5RUEFT007M.html

こちらの方が読めない部分が短いですね。(上の記事が1091字、こちらは460字。)

 

 suterakuso

1つ目の記事は、岩本菜々さんのコメントプラスにも興味があります。

 

 この記事ははてブでバズってたんだな。

 

www.asahi.com

 

企業の「強欲インフレ」だった? 昨年度の物価上昇、賃上げに回らず:朝日新聞デジタル

権力者とそれに飼い馴らされた者が、デモや組合などの社会的・政治的活動を忌避する価値観を刷り込み続けた成果だね。欧米もだから違うって? まあ、新自由主義の猛威だろうね。しかし、日本の賃金下落は異常だ。

2024/05/23 17:43

b.hatena.ne.jp

 

 下記は2件目。こちらもそれなりにバズっていた。

 

www.asahi.com

 

 私としては、下記ブコメがいえていると思う。

 

物価上昇しても賃金にほとんど回らず、大半が企業収益に GDP分析:朝日新聞デジタル

円安で儲かってる企業は賃上げしてる。問題は大半の企業は円安で物価が上がっても全く儲かって無いので賃上げ出来る原資が無い。

2024/05/23 19:23

b.hatena.ne.jp

 

 この人は、1件目の記事にも下記ブコメをつけている。

 

企業の「強欲インフレ」だった? 昨年度の物価上昇、賃上げに回らず:朝日新聞デジタル

円安インフレだよね?例えば野菜はやたら高いけど農家が強欲なのか?違うでしょ。原材料費や光熱費が毎月上がるのにどうしろと。

2024/05/23 18:38

b.hatena.ne.jp

 

 つまり全体の労働分配率よりも大企業と中小企業との格差拡大の方が問題だと私は思う。だからこそ円安の恩恵に浴することができない多数の日本国民が自民党政権を見離そうとし始めているのではないだろうか。

 「強欲インフレ」というが、そんな大仰な言い方をするまでもなく、企業が利潤を追求する集団であって、それに労組が対抗して賃金上昇その他を要求して労働三権団結権、団体交渉権、団体行動権)を行使するが政党であることなどは昔受けた学校の授業を思い出すだけでも当たり前の話であって、そんな中学だか高校だかで習うような常識が抑圧されてきたらしい、ここ30年だか40年だかの日本は本当に異常な国だとは私も思う。しかし、それらは業種間格差の問題とは別々に議論されるべきではないか。以上はまだ両記事をろくに読んでいない時点で私の予断だ。以下に上記2つの記事のプレゼントのリンクを張る。リンクを張った後に私自身も記事を読んで、それで考えが変わったら明日以降にまた記事を公開するかもしれない。今朝も時間がないのでここまで。

 なお1件目のリンクの有効期限は25日午前7時36分、2件目は25日7時39分。

 

digital.asahi.com

 

digital.asahi.com

 

 これで5月のプレゼント枠5本中4本を使った。

 それでは、また。