引き続き蓮舫の件。
蓮舫出馬を知った時の私の反応として、一番近かったのは下記政治おじいちゃんお化け氏のXかもしれない。
Really⁉
— ツイッター政治おじいちゃんお化け (@micha_soso) 2024年5月26日
立憲民主党が攻めの姿勢だ。https://t.co/b0XzF4bZ08
おそらく多くの方々と同様、私も蓮舫出馬のケーススタディは一応はしたものの「まさかそれはないだろう」と思っていたのだった。
しかし、下記の立民学生党員さんのXを見ると、党内の首謀者からごく近い関係にある人の間では、この情報は前夜には流れていたらしいと推測される。
東京都知事選、候補が待ち遠しいですね。色んな噂が聞こえてきますが。
— りっけん学生党員/パートナー🌈蓮舫熱烈応援📣 (@Rikken_CDP2023) 2024年5月26日
これは5月26日午後11時28分の発信。蓮舫出馬の話が漏れ聞こえていたのでなければこんな表現はできないのではないかと私は思った。
「高野、おまえいつまで寝てるんだ?」とどこからともなく聞こえてきて、ハッと目を覚ました。夢か。
— 高野はやと 江東区議会議員|東京15区 (@takano_hayato38) 2024年5月27日
今年の夏は、2つの意味で、観測史上最大の暑さになりそうだ。
江東区、いや東京都のみなさん、私高野はやとの活動や発信から目を離さないでくださいね。引き続きよろしくお願いいたします。
現在コロナで「寝ている」という高野勇斗区議。確かに今、少なくとも江東区では間違いなくコロナが流行っているのだが、彼のボスは蓮舫だ。だから高野区議の筋から学生党員さんにそれとなく蓮舫出馬の情報が示唆されていたのではないかと私は勘繰っている。
そういえば昨年12月のやり直し江東区長選への酒井菜摘区議(当時)の出馬表明といい、もちろん本人の決意もあったのだろうけれども、政局の流れが私なんかよりずっとよく読める仕掛け人がいて、それが次々と当たりつつあるんじゃないかなとも思っている。私など、日頃は泉健太は悠長に過ぎるとか言って笑っているくせに、酒井菜摘の衆院補選への擁立は無謀だと思って当初は反対したていたらくだ。しかしこれほどまでにも速い流れでも、読める人には読めるようだ。真に政局に強いブレーン(それは例えばよくヘマをやらかす手塚仁雄のような人ではあり得ないだろう)がいるのではないかと思わせる*1。残念ながら私には全く歯が立たない。
下記は泉健太支持者であるらしい方のX。
・知名度が重要な都知事選で知名度抜群の蓮舫さんを立てる
— まめぴっぽ (@C9SDV2hLnx67990) 2024年5月26日
・都知事選はスピードと勢い勝負のため告示まで1ヶ月を切った段階で表明
・対決姿勢を打ち出すため小池氏の直後に表明
・直後に衆院選、参院選もあるため比較的ローリスク
↑なかなかテクニカルだけど15区補選のやり方と似てるな。
確かに蓮舫出馬表明の経緯は衆院東京15区補選への酒井菜摘出馬表明のそれと酷似している。大きく違うのは両者の知名度だが、区長選で名前を売った候補を衆院補選に出したという点で、発想は共通しているといえる。補選では小池百合子陣営が乙武出馬を明らかにすると、同じ日にそれを狙いすましたかのように酒井氏の擁立を発表した。そして知事選では小池出馬表明の日程(29日)が先週末にマスメディアがリークされると、月曜日に東京新聞のスクープの形(いうまでもなく実際にはリーク)で蓮舫出馬が発表された。
酒井菜摘は仮に負けても7月の都議補選と来年の都議選本選があった。蓮舫にも仮に負けても衆院東京26区からの出馬がある。
ただ違うところもある。私の見る限り酒井菜摘は立民支持層の右側から非常に激しいバッシングを受けたようだが、蓮舫には彼らまでもが乗っかった。しかも共産党までしっかり押さえている。こんな状況で社民が離反することは絶対にあり得ない。「左」側で唯一対応がわからないのは元号新選組だ(もっともこの「組」は「『右』も『左』もない政治勢力と表記すべきだが)。しかし組のシンパたちの反応を見る限り、新選組とて思い切った手は打てないのではないだろうか。
一方、右側からは何らかの動きが出るだろう。右側からの「反小池」は決して少なくないからだ。
私が何より驚いたのは、昨日の朝にポストされた蓮舫の下記Xのカウンターの数字がみるみる増えていったことだ。
蓮舫です。
— 蓮舫💙💛RENHO🇯🇵 (@renho_sha) 2024年5月26日
今日14時から会見をします。
いまの、私の考えと想いを語ります。
上記ポストのビュー数は80万強。そしてその後ポストされた下記Xは170万強に達した。
夏に予定される東京都知事選挙に立候補します。
— 蓮舫💙💛RENHO🇯🇵 (@renho_sha) 2024年5月27日
伏魔殿自民党と闘うと都知事に挑戦した8年前の小池さんは格好良かったですが、直近の八王子市長選、江東区長選、目黒の都議補選は自民候補を応援。
自民返りの姿勢は理解できません。
政治とカネと自民党、自民党の延命に手を貸す小池都政をリセット pic.twitter.com/dOfMHXtY41
私は8年前の時点で既に小池百合子は十分過ぎるほど邪悪だったと考えているので、その点では蓮舫と考えが合わない。
ただ今回の仕掛けに関してはこれしかなかったと思う。
予定の時間を既に過ぎているのでそろそろ切り上げたいが、その前に宮武嶺さんから蓮舫への投票を促されていることをまずお伝えしておく。
それからsuterakusoさんからのコメント。
「江東市民連合」代表でもあるらしい宇都宮健児氏は、今回は蓮舫を推す側に回っていると推測されます。そのことは、8年前に小池百合子と蓮舫代表率いる民進党との「連携」とやら(それが実現したかどうかは寡聞にして知りません)に「ワクワク」していたブログ主が運営する『日本がアブナイ!』の下記記事から読み取れます。
昨日27日、立民党の蓮舫参院議員が、都知事選への立候補を表明する会見を開いた。(++)
蓮舫は、立民党、共産党、様々な市民団体などで作るグループから、都知事候補として出馬して欲しいとの要請を受けて決意したこともあり、今回は無所属で出馬するという。<反自民、非小池ね!(・・)>
つまり蓮舫は、最初の仕掛けの段階では間違いなく衆院東京15区補選で酒井菜摘擁立を仕掛けたのと同じ人たち(宇都宮氏はそのグループの中心人物の一人です)の誘いに応じたと推測できます。
このあたりを激しく警戒しているのが、例の「軍師」氏です。
都知事選は、市民と野党の共闘選挙になるのか、候補者同士のたたかいになるかが分かれ目ですね。記念写真撮影会共闘になるかどうか。
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) 2024年5月27日
上記Xなどは非常にきな臭いと思います。
ただ今のところは仕掛人の方が上手(うわて)を言っていて、今回は「野党共闘」とは言わずに「オール東京」と言っています。これは明らかに「オール沖縄」の発想から来ています。
これが奏功するかどうかはまだわかりません。乾坤一擲の戦いはこれから始まるわけですから。
でも現時点では、右は立民支持層右派から左は共産党まできれいにまとまっているのは事実です。仮に本当に勝負になるなら、例によって(菜の花なら良いのですが)「鼻を摘んで」という具合にしかいきそうにはありませんけど、私も蓮舫に投票することになるんじゃないかと思っています。
まあ先月の東京15区補選みたいに燃えることはできそうにもありませんけど。
宮武嶺さんの記事も見てきたのですが、そういえばと思ったのが、宇都宮氏はどうするのだろうか?ということです。宮武さんはタイトルで「蓮舫氏しかいない」と言っていますが、それは宮武さんの芸風だから気にならないとはいえ、宇都宮氏が出るとなるとどうするのだろう?とは思いました。あと、記事で引用されていた
>改革するのが私の政治の原点であり、改革の果実を政策の財源にあて、弱い人や格差で日があたらない人に振り向けたい
という蓮舫の言葉に、「弱い人や格差で日があたらない人に」ということには期待したいけれども、「改革」が先にきているところがやはり気になりますね。蓮舫だけに。
いちおう、これまで何度か言ったこともまた言っておくと、私はなにより、あの二重国籍騒動の時に、結局、蓮舫は圧力に屈して、保身のために自分と同じような境遇の人を売り渡すようなことをしたことが、この人の本質だと思っています。もちろん、阿部知子はじめ、民主党内の圧力をかけた連中は、それよりさらに上のレイシストですが。