20090706:

  • 教育開発研究所 編『教育の最新事情がよくわかる本』教育開発研究所2009.7
  • 今井康雄 編『教育思想史』有斐閣アルマ2009.6
  • 辰野千壽『科学的根拠で示す学習意欲を高める12の方法』図書文化2009.5
  • 友枝敏雄 編『現代高校生は何を考えているか』世界思想社2009.6
  • 堀和郎,柳林信彦 共著『教育委員会制度再生の条件』筑波大学出版会2009.6
  • 田中統治,根津朋実 編著『カリキュラム評価入門』勁草書房2009.5
  • 田中智志『教育思想のフーコー勁草書房2009.6
  • 赤堀侃司,綾瀬市立綾北小学校『授業デザインの方法と実際』高陵社書店2009.6

だいぶ放ったらかしてました

 教育らくがき書庫として,蔵書からご紹介したり,新着本をご紹介することを目指して開設していたこのブログも,気がつけばかなり放ったらかしにしてありました。

 ぼちぼち再開しようかと思います。東京暮らし中に買い込んだものや,最近もあれこれ新刊本を入手しますので,まずはそうしたものから適当に並べてみることにします。

20060812:

 約260年間続いた江戸時代。教育について一般に知られているのは「寺子屋」である。確かに寺子屋は江戸を代表する学びの場であった。そして,これは庶民の学校だった。身分制度がはっきりとしていた江戸時代には,武士のための学校も別にあった。また,この時代は「文書社会」とも呼ばれ,識字率の高さについてもよく話題にされる。そのため,読書文化も豊かだった。


 戦後の日本を考える上で切り離せないのが「アメリカ」。資本主義と消費文化は,すっかり私たちのデフォルトになってしまった。けれども実際,私たちはアメリカのことをほとんど知らなかったりする。いったいアメリカってどういう国なんだろう。ブッシュやケビン(タレント)みたいなのが真の姿なのか。あまりに多様すぎて掴み所がないようでいて,ものすごく単純に思えるときもある。


 日本のジェスチャーを英語で紹介するのは興味深い。そうなのだ,私たちは少しずつでも自分たちのことを海外の人々に知ってもらう努力が必要だし,それは結構楽しいことでもある。英語ができる一部の日本人が訳知り顔で説明したり,理解の浅い外国人が紹介するのに任せず,たくさんの人たちが自分なりの発信をすることが大事になってきているように思う。
 それにしても『にほんのしぐさ70 70 Japanese Gestures (ラダーシリーズ Level 4)』は面白い。取り上げたジェスチャーがユーモラスである。一般的なものは当然として,途中の「おしりぺんぺん!」は可愛げがあるものの,なぜか「ぱんつーまるみえ」を収録し,仕上げは有名なギャグで締めるのだから…。そしてモデルのMr.Takafumi HAMADAには敢闘賞を差し上げたいと思う。洋販ラダーシリーズ(→ yohanstudy.com)は最近人気が出て好調のようだ。


以上

20060809:

  • 石井,五味,笹山,高埜 他『詳説 日本史』山川出版社2006.3
  • 佐藤,木村,岸本 他『詳説 世界史』山川出版社2006.3

 神田神保町は危険な街だ。本好きは,財布を空っぽにするか,後ろに予定を入れるか,それなりの覚悟がなければ近寄っちゃいけない。気がつくと一日が潰れるし,必ず片手か両手に紙袋が増えていることになる。だから,上京したのに訪れていなかった。
 ところが,仕事の会議場所が神保町のど真ん中に変更。定期的に訪れることになりそう。ああ,神様。これは何かのイタズラですか。それとも克服すべき試練なのでしょうか。貧乏指数が跳ね上がりそうです。今日も誘惑にあっさり負けて三省堂へ吸い込まれ,教科書を購入してしまいました。

 神田神保町。この街は危険な街だ…。


以上

20060808:

 正直なところ「3国共通」と銘打っている割りにはバランス感覚が感じられない内容の本である。それは,執筆陣を見て納得した。旧版の書評(→ amazon)を見れば,その辺が分かる。まあ,こういう語り方もあるのだなという資料として。
 それにしても,歴史関係について勉強し直したいと思って書店の本棚を眺めてみても,適切な本がどれなのか選ぶのが難しい。複数の文献をいろいろ漁って,比較する中で勉強するしかないような感じだ。それが王道とはいえ,手軽さが薄れるのは歴史の勉強を遠ざける原因でもあるなぁ。


以上

久方ぶりの更新:


 新しい土地に移り,慌ただしい日々が過ぎる中で,こちらの書庫の更新にまで手が回らなかった。文献購入資金もいままで通りというわけにはいかないのが苦しいところ。もっともその現実を忘れて,本屋から手ぶらで帰ってくることができない日々は続く。


 最近は,少しずつ歴史について興味が湧くようになった。それから世界情勢とか…。ちびちび読んでみるが,なかなか奥が深い。もう少し早く興味が湧いてりゃよかったのに…。