第1節終了[公式サイトからの転載、カッコ内は勝ち点]

東芝ブレイブルーパス 17(4) - 10(1) NECグリーンロケッツ
ワールドファイティングブル 22(0) - 33(4) セコムラガッツ
ヤマハ発動機ジュビロ 29(4) - 18(0) クボタスピアーズ
コカ・コーラウエストレッドスパークス 19(0) - 28(5) 日本IBMビッグブルー
福岡サニックスブルース 10(4) - 16(1)リコーブラックラムズ
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 10(0) - 31(5) サントリーサンゴリアス
三洋電機ワイルドナイツ 20(1) - 23(4)トヨタ自動車ヴェルブリッツ
去年の順位が近い同士の試合なのでさすがにミスマッチはなかった模様。神鋼を1トライに封じたサントリーは一気に優勝候補に上がって行くのか?

9/1(金) 東芝ブレイブルーパスvsNECグリーンロケッツ[LIVE:国立競技場19:00]

東芝17-10NEC

2006年度ラグビートップリーグいよいよ開幕。
ひさびさの更新で、更新方法あやうく忘れそうになりました・・・。
例年トップリーグ(というか社会人ラグビー)は9月半ばから開幕でしたが、今年は9月頭から。
国立のナイター開幕戦は、運良く仕事が立て込んでなくて定時上がりで行けたので、十分楽しめました。全体に会社帰りの人(特に両社関係者)が多かったみたいだったけど、仕事後に”ラグビーが観られるビヤガーデン”に行ってるみたいで、こういう雰囲気は結構好きかもです。
さて試合のほうですが・・・。このカードお決まりのロースコアでした。後ろのおじさま集団(多分東芝関係者)の一人が「NECは相手が攻めることによってできる穴を使わないと攻められないチームで、それを東芝も分かっていて無理に攻めないからこういうロースコアになる」
というのを解説していた。なるほど。
見所としては、まず帰化して日本人枠”侍バツベイ”デビューの東芝のルアタンギ選手。スターターで相変わらずのハンズオフは健在だが、NECのディフェンスを前にはさすがになかなか。あとは、SO先発の吉田大樹。もっと後ろのポジションが本職なので「サプライズ」的な起用。ただそれゆえの?ゴール前ハイパント→トライが見られたのは良かった。昨シーズンで引退した日原世代から後継へのバトンタッチという点ではいつまでもは”遊べ”ないとは思うんですが、今季他のカードでも是非こういう試みを見られたらと思う。
もっとも最後の1トライはあげてはいけなかった。(後で気づいたらこれでNECに勝ち点1をあげていることになるんだった!)
NECのほうは、昨シーズンほとんど試合に出られなかったヤコついに復帰!のびのびとプレーしている感じなので余計にいやらしいのよ。途中からの出場だったが、先発でマーシュと一緒に出ていたらもうちょっとプレッシャーがかけられたと思う。

リポビタンDチャレンジ 日本代表vsイタリア代表 @秩父宮

試合結果はこちら
今季初観戦、というよりも監督がエリサルドさんになってから初めての観戦だったのです。
天気は雨。やっぱりイタリア代表は強かった。日本代表は監督が変わっても日本代表のままだった・・・ほとんど力負けでしたねー。
やっぱり代表のモチベーションが今ひとつだったのかなぁ。トップリーグの上位チームの伸び盛りの選手を取り揃えてはいるのだけど、15人合わさってそれ以上の力が出そうな気配がないんだよね。そのへんが、今日の天気のせいもあったのかもしれないけれど、もう少し”がつがつ”行くことを期待します。もっとも、最後尾で頑張っていた#15武井(NEC)に対して、「ここで頑張り過ぎて骨折とかしちゃって、トップリーグに出られなくなるのは心配だなぁ。これまでスタンドで見ることの方が多かったからなぁ」と思ったあたしも同罪なんだけど・・・。
サッカーのワールドカップ、始まりましたけど、サッカーみたいにファンがもっと、こんなフィフティーンの試合が観たいとかあの選手はあっちのポジションがいいとか、ネットの掲示板含めてもっといろんなところで舌戦が繰り広げられるといろんな可能性が見えてくるんじゃないかなぁという気がします。

そうそう、平原綾香さんが試合前の国歌斉唱と、World in Union改めJupiterをハーフタイムに歌ってました。

東芝府中 とりあえず三冠おめ!

最後なので、サクサクっと箇条書きで行きます。

  • とりあえず三冠、なんていう書き方をすると三冠というタイトルと我らがBRAVE☆LUPUSに失礼だけど、NECとの決勝戦は6-6という引き分け同点優勝で幕を閉じたから。
  • いかんせん雨の中の試合。バックスで展開するにも、足元手元ともにトップスピードでボールを受け取れない状態なので、なかなか先に進められない。だからといってモールやラックのサイドを突いて突破しようにも、この両チームのディフェンスなら止めるのは比較的容易。さらに風も強かったらしく、タッチキックも思うように飛ばない。そんな感じで結局PGのみのノートライドロー。
  • 東芝トライチャンスがあったとすれば後半33分頃から。ボールの争奪戦にはなくてはならないマーシュがシンビンで退出した場面だろうか。しかしNECもしっかりディフェンスで粘り、しまいにはロスタイム中の東芝ゴール際の攻防ではシンビンが解除されて復帰してしまった。*1判定するならば東芝がやや優勢勝ち!?、という感じだったけれどね。
  • とりあえず今季の自称私設応援団は今日で解散。先週の早稲田戦に続いて今日は雨天での試合と、座席争奪戦のあるカードで早く来て場所取りをしてくれたYくん、群馬から試合を楽しみに来たT君には感謝であります。
  • 東芝府中BRAVE☆LUPUSvs海外のチーム、今年こそ実現させて頂きたいものです。協会御中。
  • ちなみに1試合目は三地域対抗戦、九州代表61-7関東代表。関東代表にはトップリーグ所属選手も半分ぐらい?いるのだがこの結果。隣のおじさんの分析によれば、九州代表のほうが、CCWJ・サニックス・九電といった、九州トップでレベルの近いチームのメンバーが中心なので戦術的にもまとまりやすかったのではないかとのこと。

*1:こういう展開の試合こそ、どこからでもゴールを狙えるトヨタの広瀬のような存在が大きかったのかもしれない。後ろの東芝ファン集団が「バツベイとかケプじゃなくって、ドロップゴールが狙える島崎入れろ〜」とつぶやいていた

日本選手権準決勝 東芝府中43-0早稲田大

早稲田はトップリーグに入ったら、普通にMS杯出場できるレベルだぞ・・・って、先週4位のトヨタに勝ったんでした。先週は早い球出しで展開してディフェンスを突き破り、ゴール前に来たらラインアウト→モールごり押しでトライまで決めてしまった早稲田でしたが・・・、やっぱり東芝にはそこまで通用しなかったな、というところ。前半は互角にやっていましたが、今季の東芝なら、得意のボール争奪戦、フォワードの選手が徹底的に当たって接点でプレッシャーをかけていれば後半にボディブローのように効いてきて、後半20分ぐらいには足が止まってしまうだろうなという予想は当たったな、というところです。しかしさすがに、先週トヨタに勝ったのはまぐれではなく、トップリーグに入っても日本選手権に出場できてしまうレベルだなというのは感じたところ。ゴール前まで攻める場面は結構あったからね(PG狙える場面なのに、あえてスクラムを選んだりとかしていたから*1)。東芝は細かいミスは多かったけど、ラインアウトはよく研究していたし最終的にノートライに押さえ、外国人選手も加えて初めてチームとなるトップリーグの頂上レベルを学生ラグビーファンに見せるには十分な出来だったと思う。

*1:清宮監督は来季から東芝の宿敵サントリーで指揮をとるので、その参考資料として、選手に試させていたのではないかという深読みをしていたふちゅうの☆おっさん

早稲田大28-24トヨタ自動車

最後まで目が離せない接戦でした。隣で観ていたおじさん、書類と新幹線だかの時刻表をにらめっこしつつ、最後ノーサイド5分ぐらい前に名残惜しそうに席を立っていきました。
今日は自由席のいつもの社会人の試合では封鎖されている端っこのスコアボード側で観戦。日当たりはいいんだがスコアボードが見づらいという諸刃の剣。当然周りは早稲田ファンばっかり。観察だけするならNHKでも中継はあるのでそれで十分ですもんねー。
しかし早稲田は社会人並みの強さですわ。チームとしての意思統一がよく出来ていると思う。セットプレーも社会人のプレッシャーに負けずに正確だったし、プレーの迷いも少ない。ランででトヨタのディフェンスのギャップを突いていくのも上手い。モールも押せるし(東芝に出稽古にでも行ってきたのかな?)。個々の力の強さと戦術はあれこれあったんでしょーけどそれがあまりプレーに結びつかなかったトヨタに対して、持っている実力を余す所なくプレーに反映させている。しかもそれが後半までしっかり維持できたからねー。トヨタは、学生相手ゆえに逆にギリギリのプレーに挑まなかった(挑めなかった?)のが敗因かなと思う。大学のラグビー部相手というよりもU23日本代表と試合するぐらいの気持ちが必要だったかもね。
見ものだったのは28-24になってから残り15分ほどの攻防かな。トヨタは勢いでゴール前まで攻め、ひたすら1発逆転のトライを早稲田がなんとかしてライン際で凌ぐ場面。トップリーグで得点を稼いだ広瀬のキックという伝家の宝刀(1代だけだっちゅーの)が、早稲田の声援を聞いているとここまでも無力に映ってしまうとはねー。3点だから1発逆転は無理だから。とにかく1本蹴ってみたら結果は違ったのかもしれないけれど。
単純にラグビー歴と考えると、社会人>大学という図式になる。でも仕事とか家庭のこととかを考えずにラグビーに飛び込める、ラグビー以外に考えなければならないことが(良い意味でね)社会人より少ない、ということを考えれば、大学ラグビーというのはラグビーをやるにはとてもよい環境なのだと思う。それ以外のハード的・ソフト的練習環境に恵まれていれば。”ダイヲタ”みたいなことをいうけれど、大学ラグビーって、結構いろんな可能性があるのだと思う。1日に必要な練習時間ってどのくらいなのか分からないけれど、本来の各自の専攻の勉強時間というのを差し引いても、時間はいっぱいあるからねー。
しかし意外な展開になって、帰りは「来週のチケット買わないと」と言う人が大勢いました。あたしは、「来週は早く行かなきゃ座る場所なくなっちゃう」という心配だけど(チケットは後援会で入手できるから・・・でも、割り当て枚数少なくてギリギリだと入れなかったりして・・・)。
ちなみに、早稲田出身の東芝関係者はどっちを応援する人が多いんでしょ〜?

NEC69-24コカコーラウエストジャパン

前半はやや互角。NECがややCCWJのペースに合わせてしまった感じ。後半で引き離す。得点は離れてもCCWJの集中力が最後まで途切れていなかったのは評価したい。どうでもいいけど松尾健という選手が両チームにいた(NECは「たけし」でCCWJは「けん」)。