フランスのテロ事件とその後について考える事

フランスのテロ事件とテロに抗議する大規模デモなど、欧州を嵐が吹き荒れていますね。

発端となったのはフランスの週刊紙シャルリエブドが、イスラム教の預言者ムハンマドを風刺するイラストを紙面に掲載した事です。

その事に怒ったイスラム教過激派がシャルリエブドを襲撃し、更に場所を変えて立て篭もり事件を起こしました。

銃撃戦に発展し容疑者は射殺、人質は殺害、警官も死亡するという大惨事に発展しました。

最終的には犯人を含め12人が死亡したようです。


このテロに抗議するデモに欧州のみならずイスラム圏からも首脳が参加したようです。

参加者の数は160万人といわれていますから、日本では考えられないような大規模デモですね。

それだけ注目を集めた事件だったし、多くの人が衝撃を受けた事件でした。


その後、欧州各国でイスラム排斥運動が展開されているようですが、この活動については今後も拡大しそうなのでまだまだ全体像は掴めません。

残念なのはフランスでイスラム教施設が爆発・放火事件が相次いだ事です。


テロに抗議するのは当然だし、テロに屈してはいけない

如何なる理由があるにせよ、テロ活動を容認する訳には行かない。更に無辜の住民を対象にした武力行使など言語道断だと強く非難します。

私は如何なる理由、如何なる方法のテロも断固非難します。


シャルリエブドの風刺画について

事件の発端となったシャルリエブドの風刺画ですが、この風刺画に問題が無いとは思えません。

私自身は風刺する事を悪い事とは思いませんが、シャルリエブドの風刺画は風刺の域を遥かに超えて、ただのヘイト表現になっていると考えています。

党ダイアリーに画像を掲載する事さえ憚られるような下品極まりないイラストです。

シャルリエブドは風刺週刊紙と紹介されていますが、あれはそんな生易しいモンじゃないようです。

画像検索結果のURLを掲載する事すら避けたくなるような画像群ですから、見たい人は「charlie hebdo muhammad」で検索してください。

これほど他人を侮辱するイラストが許されるとは思いません。

私はシャルリエブドのヘイト表現を激しく嫌悪するとともに、掲載した事を徹底的に批判します。


イスラム排斥運動について

欧州各国は移民政策でイスラム圏からの移民を国策として受け入れています。排他的な日本より一歩進んだ政策だと思いますが、まるでイスラム教徒が全員テロリスト予備軍であるかのような排斥活動には賛同出来ません。

さらに信者が拠り所にしているモスクなどに放火するなど以ての外です。

私は、欧州各国で展開されているイスラム排斥活動を強く批判します。


シャルリエブドの最新号について

シャルリエブド紙は最新号にもムハンマドの風刺画を掲載するようです。

さすがに少々抑え気味なイラストではありましたが、過去のイラストが余りにも侮辱的であった為、イスラム教徒に容認されるとは思えません。

テロに屈しないという事を表明するという意味があるのでしょうが、なぜ他者を侮辱することがテロに屈しないという表明になるのか?私には理解出来ません。

テロに屈しないどころかテロを誘発するような挑発行為だと思います。

民間人を巻き込んだ事件の発端になっておいて、なぜまた挑発行為を行うのか?

犠牲になった人が居るのに、なぜ喪に服す事が出来ないのか?

欧州には喪に服すという文化がないのかも知れませんが、犠牲者が出ている以上、自粛する必要があるんじゃないかと思います。

またシャルリエブド紙は100万部を予定していたが、300万部に増やして発行するそうです。

私は、シャルリエブド紙とその購読者を強く批判します。


他人を傷付ける自由など認めない

シャルリエブド紙の発行について、「表現の自由」を主張している人も居るようですが、私は他人を傷付ける自由など認めません。

うっかり他人を傷付けてしまう事は誰にでもありますし、その事を責める事は出来ないでしょう。しかし他人を傷付ける事が目的ならば絶対に許すべきではないと思います。

他人を傷付ける為に「表現の自由」が免罪符になるというのであれば、そんな自由は必要ありません。無秩序に暴走したメディアの詭弁に過ぎないからです。

私は他人を傷付ける自由など絶対に認めない。


最後に

長くなってしまいましたが、最後にまとめたいと思います。

私は如何なる理由があろうと他者を傷付ける自由など絶対に認めないし、全てのテロ行為、シャルリエブド紙の風刺画、欧州でのイスラム排斥運動、シャルリエブド紙の購読者を強く批判します。

私に出来る事はこれらの悪意を批判することだけですから、粛々と批判し続けたいと思っています。


今回の騒動の中で一つだけ素晴らしい事を見つけました。

アルバニア首相の「胸ポケット」が称賛の的に…世界の首脳40人が参加したパリのデモ行進

アルバニアの首相のさり気ない気遣いに心を打たれました。

被害者に寄り添うってこういう事だと思います。こういうさり気ないけど力強い支援が出来る人間でありたいと思いました。

フランスの人たち(もちろんイスラム教徒を含む)が、この悲しい事件を乗り越えて平和で明るい生活を取り戻せるよう心から応援し祈りたいと思います。

個人的な佐賀県知事選の評価

佐賀県知事選が終わりました。

自民党公認候補が地方選で3連敗という結果でした。

私個人としましては樋渡氏の改革路線は嫌いじゃなかったし、ツイッターで樋渡氏に煽られた事も無ければ「ひまじんうんこ」という有難くない称号も頂いた事が無かった。彼に対しての嫌悪感は全く無く、ただただ改革者としての姿勢を県政に持ち込んで頂きたいと願っておりました。


保守分裂選挙とはいわないだろう

今回の佐賀県知事選はメディアを中心に保守分裂選挙と呼ばれておりましたが、その表現が正しかったかどうかは甚だ疑問です。

樋渡候補は自民・公明の公認を得ていましたが、彼はどっからみてもネオリベ新自由主義者)であり、とても保守とは言い難い人物です。

安倍首相も小泉・竹中ほどではないにせよ、ネオリベの色合いが強い政治家です。歴史認識などから保守のような印象を持っている人も少なくは無いでしょうが、安倍首相が経済政策に重点を置いた新自由主義に傾倒しているのは恐らく間違いない。だから樋渡候補の公認をしたんだと思います。

たいする山口候補も元総務官僚という事で、佐賀県知事選は元総務官僚同士の一騎打ちだった訳ですが、今回の知事選は投票率の高い佐賀県の選挙とは思えないほどの低投票率でした。恐らく投票率は52〜53%だったのではないでしょうか?

実際に佐賀県内では知事選が盛り上がっていませんでした。

佐賀県内の有権者にとって、山口候補だろうと樋渡候補だろうと県政には大きな変化はないという認識だったのではないでしょうか。

山口新知事がどういう行政を行うのかは未知数ですが、樋渡氏ほどの強権的な改革はやらないでしょう。山口新知事の支持母体は農協ですから、急進的な改革は嫌うと思います。

農協が樋渡氏の急進的な改革路線を嫌うのは当然といえば当然なんですよね。農業は1〜2年毎に方針転換出来るような産業じゃないんですから。

逆にサービス業など比較的方針転換が容易な産業だと、樋渡氏のような急進派に改革を急いで欲しいという願いもあったように思う。


各地域で違いが明らかになった選挙戦

今回の佐賀県知事選の特徴としては、地域ごとに投票傾向が違ったという印象です。

農業中心の地域では山口候補へ、二次・三次産業中心の地域では樋渡候補が得票した。

例外は最大の票田である佐賀市が三次産業が多いにも関わらず山口候補が圧倒した事と、玄海原発を有する玄海町で山口候補が圧倒した事くらいです。

佐賀市に関しては、県内の三次産業が集中している印象がありますが、市街地から少し離れれば広大な佐賀平野で農業が行われています。有権者数は農業従事者が多かったのかも知れません。

玉ねぎやレンコンの生産地として知られる白石町や広大な田園風景が広がる小城地区では山口候補が圧勝していますし、観光業が主要産業の唐津市では樋渡候補が圧勝しています。

交通の要所である鳥栖市では樋渡候補が勝っているし、樋渡候補の地元・武雄市では樋渡候補が圧倒しています。

また武雄市長選では、樋渡元市長の秘書だった小松候補が当選していますし、少なくとも武雄市民にとって樋渡市政は受け入れられていたんだと考えられます。

実際に楽天トラベルの調査ではこんな結果が出ています。
あなたの地元はどうだった?2014年総まとめ!都道府県別 年間注目エリアランキングTOP10
年間注目エリアランキング1位:佐賀県


この結果には樋渡市長の戦略が大きく貢献したと思います。

図書館問題などで注目を集めた武雄市には、県内外の自治体から視察団が殺到しました。

そこで樋渡市長は「どんどん武雄に視察に来て!ただし武雄市内の宿泊施設を利用する視察団を優遇しますよ。」って事を公言しています。

結果的に武雄市の宿泊施設は武雄市図書館問題バブルの恩恵を受ける事になりました。

そりゃ全国から自治体の視察団が来るんだから、武雄市の宿泊施設および温泉施設がプチバブルになるのは当然です。


武雄市長選では樋渡氏の後継者が順当に当選しましたから、引き続き樋渡改革路線が続くと思います。

新しい武雄市長ははてなBlogユーザーなんですよね。

こまっちゃん、走ります!

新市長頑張って下さい。八幡岳の反対側から応援しています。


山口新知事と政府との関係

選挙は利権の奪い合いです。

自民・公明の公認を受けた樋渡候補が落選し、山口氏が新知事に選ばれた事の影響を考えなければいけません。

自民・公明の公認ではない首長に対しては、政府は露骨な冷遇をするでしょう。沖縄の新知事が冷遇されているのは間違いないですし、佐賀県沖縄県の二の舞になるのでは?という懸念を抱かざるを得ません。


しかし沖縄との違いは、新知事の支持母体が農協である事でしょうか。自民党にとって農業関連の支持は重要ですし、簡単に冷遇する事は出来ないでしょう。また佐賀からは選挙区で勝ち上がった古川康議員がいます。比例復活議員しかいない自民党沖縄県連と同じような状況にはならないでしょう。

しかし冷遇はされないまでも、優遇もしてもらえないでしょうから、今後の佐賀県には逆風が吹くでしょう。自民党佐賀県連は郵政選挙でも党本部に叛旗を翻しているし、今回も党本部との溝を感じる対応でした。自民党本部にとって佐賀県が厄介な存在だと認識されているであろう事は容易に想像できます。


山口新知事と政府の関係は現時点では微妙ですが、今後の対応次第では政府と佐賀県の確執が表面化するという危険性を孕んだ関係といえるでしょう。


まあ元々佐賀県中央政府の関係なんて、明治維新直後から微妙といえば微妙なんですよね。司法卿・江藤新平山縣有朋(山城屋事件)や井上馨(尾去沢銅山事件)を追及した時から確執があると考えてもいい。


それでも政府と良好な関係を構築しなければいけないので、山口新知事は難しい舵取りを続けなきゃいけないでしょう。

山口新知事が自民党に対して対立姿勢をとるか融和姿勢をとるかは未知数ですが、今後の県政に大きく影響する訳ですから慎重な判断を望みます。


ぶっちゃけ自民の負け戦

今回の佐賀県知事選に関しては、自民党にとっては戦前から負け戦決定だったんですよね。

仮に樋渡候補が当選していたと仮定しても、樋渡氏が大人しく自民党本部の言いなりになるとは思えない。どう考えても自民党に飼い慣らされるような人物じゃないでしょう。

樋渡氏を公認候補とした自民党ですが、樋渡氏が佐賀県知事になるとやり難くなる自民党議員も少なくないはずです。特に自民党内の保守勢力にとっては厄介な人物。

今回の選挙結果で一番ホッとしているのは農政族を中心とした自民党保守勢力なんじゃないでしょうか。ガッカリしているのは、自民党内のリアリストやネオリベ勢でしょうけど・・・


もし仮に樋渡候補が当選していたとしたら、自民党内で保守勢と新自由主義勢の対立が深まり、巨大与党自民党が内部分裂するというシナリオも考えられた訳ですから、余計な波風が立たぬだけマシだったのではないでしょうか。

そういう自民党内部の問題から推測すれば、自民党本部が山口新知事の懐柔を図る可能性が高いような気がします。

いずれにせよ結果は出たんですから、我々佐賀県民は今後強かで柔軟な立ち回りが求められる事は間違いありません。

マクドナルドの異物混入事故が止まらない件について

さっさと書けよ!という声無き声に対応する必要が在るのかどうか判りませんが・・・

マクドナルドの異物混入事件が続いている。

マクドナルドの異物混入事件は、私の視点から見て2種類の問題に分けて考えるべきだと感じています。


ひとつは加工工場で起きた異物混入と、もうひとつはマクドナルドの店舗で起きた異物混入です。

この二つは消費者にとっては同じ異物混入事件なんですが、製造者の問題と提供者(マクドナルドの各店舗)の問題を分けて考えるべき案件だと思います。


工場での異物混入について

チキンナゲットの異物混入は、おそらく製造段階での混入でしょう。

チキンナゲットの中に入っていたビニール片は、チキンナゲットの製造段階で混入した可能性が高いです。

マクドナルドのチキンナゲットは東南アジアの製造工場で加工された商品です。タイの工場で加工されており、ビニール片が混入したのもタイの工場でしょう。

タイの工場でも、日本の技術者が出向して指導や監督を行っていると思いますから、製造設備や衛生基準などは日本国内の工場と大きな違いは無いと思います。

ただし工場で働く従業員は現地採用されているはずですから、どうしても日本ほど厳しい基準で製造・検査が行われているとは思えません。

日本の衛生や安全に関する基準が、世界中何処に行っても通用するはずが無いんですが、それを統一するという意味でFSSC22000が必要になってくるんですよね。

タイの工場がFSSC22000の認定を受けていたかどうかは判りかねますが、現時点で私が把握している異物混入件数を考えると、相当に厳しい基準は設けられていたように思います。


異物混入のクレーム件数を考えると、FSSC認定工場でも1〜9ppm(百万分の1〜9件)なら優秀な工場だと思います。

何百万個の製品を出荷して、1〜2件のクレームならかなり優秀な工場だと思います。しかもビニールの色分けをして混入工程を判り易くしている点で、ISO22000かFSSC22000を強く意識した工場だといえます。


残念ながらそれでも異物混入件数をゼロにする事は出来ないというのが現実なんです。

ただしマクドナルドの製品を製造しているタイの工場は、かなり優秀な工場でISO22000かFSSC22000を強く意識した前向きな工場だと思います。

異物混入クレームが1〜2ppmならばの話ですが・・・


消費者にとっては不快な事故ですが、製造段階での現場の努力は認められる。少なくとも私にはマクドナルドの製造工場を批判する事は出来ません。

それでも異物混入ゼロを究極の目標にするべきだし、そういう製造者の姿勢が重要だと思います。


各店舗で起きた異物混入

マクドナルドに限らず、飲食業の異物混入事故って多いんですよね。

今回明るみになっているマクドナルドの異物混入事故は、この店舗内で起きた異物混入事故が多い。


製造工場には厳しすぎる程の衛生・安全基準が設けられているのに、直接商品を提供する店舗には非常に甘いというのが現状です。

街の飲食業であれば、多少異物混入があっても大騒ぎにならないケースばかりです。

個人が経営する飲食店の中には、家庭の台所と大差ないような衛生状態の厨房も多いです。

それでも、毎年保健所が厨房や調理器具の検査を行っています。

私も食品衛生指導員をしていた時は、保健所と一緒に店舗を回り大腸菌の検査などを行っていました。

まな板や包丁などに付着した菌を採取して指導をしているんですよね。

役所としてはやるべき事はやっているのですから、家庭の台所よりは安心出来ると思います。まあ酷いところもあるのはあるし、保健所の指導など知らん顔してる飲食店も少なくは無いんですが・・・

個人的な見解になりますが、寿司屋や割烹など生ものを提供する飲食店は割と意識が高いですが、加熱を前提とした飲食店だと少々衛生に関する意識が低い傾向があるように感じます。

加熱するから大丈夫という意識が強いんでしょうね。


マクドナルドも加熱が前提ですから、お刺身などの生ものを扱う飲食店より意識が低かったのかも知れません。

またマニュアル化されたルーティンワークを繰り返す仕事の事をマックジョブと呼んだりします。

素人でもマニュアル通りにやれば、それなりのクオリティーを保つことが出来る。

しかしマニュアル化されていない事に関しては、従業員のクオリティーは向上しないでしょう。

いま騒ぎになっているマクドナルドの異物混入事故は、マックジョブであるがゆえに発生した事故なのかも知れませんね。

マクドナルドは世界中に展開しているチェーン店ですから、個人経営の飲食店と違って騒ぎが大きくなるし、騒ぎになったら限りなく大きく拡大し続けるという事でしょう。

クレーム率として考えると、10件や20件ならクレーム率は1〜2ppm程度なんじゃないかと思います。

それでもクレームゼロを目標にするべきなんですが、マックジョブのアルバイトにそれを求めるべきかどうか?私には判断しかねる問題です。


マクドナルドほどの企業なら、本部に専門家がいるでしょうから「専門のスタッフが店舗の従業員に対して徹底した指導を行うしか無いのかな」と思います。

異物混入というクレームは「まさかこんな物が!」と、言葉を失うような信じられない物が混入する事も少なくありません。今回のマクドナルドの異物混入事故も信じられないような異物が見つかっていますね。


このような店舗で起きた異物混入事故に関しては、従業員の教育という方向から対策していかないといけないと思いますし、従業員教育なくして店舗内の異物混入対策は考えられません。

経験のないアルバイトでもマニュアル通りに働けば、最低限のクオリティーは確保されますが、食品衛生や安全という観点からはマックジョブというのは効果が期待出来ないシステムなのかも知れません。


まとめ

まだまだ情報が出揃っていないので、総括するのは難しいです。

マクドの他にも冷凍食品の異物混入事故も話題になっていますが、あとすこし様子を見て総括したいと思います。

冷凍食品の異物混入は、製造現場での混入だと推測しておりますが、まだまだ情報が足りませんし、野菜に付着した昆虫の除去などは更に難しい問題ですので、現時点では有効な対策等が思いつきません。申し訳ない気持ちですが、暫く時間を頂きたいと思います。

これって公職選挙法に抵触しないのか?

佐賀県知事選挙の最中なんだが・・・

はてなのブクマページで選挙違反っぽいの見つけた。



http://b.hatena.ne.jp/entry?eid=237665249

まあ増田で悪口を書かれるのは慣れっこなんだろうけど、記事下のGoogle広告に注目!

まあネガキャンなんだろうけど、広告費を使ってまでやるとはね。


ちなみにこれって公職選挙法的にはセーフなんだろうか?

Googleさんが勝手に配信してくる広告なんだから、防ぎようがないんだが誰が悪い事になるんだろ?

もし公職選挙法に引っ掛かるようなら、誰の責任だ?Googleさんが罪を問われる事は無さそうだし、はてな?それとも増田??


私としては、これが公職選挙法的にどうなのか気になるんだけどw


しかし安くない費用を使って、選挙違反のリスクを犯して、アドワーズ広告ってwww

これって広告出稿した人は捕まっちゃうかも知れないね。


追記 2015.01.13

id:ricenoodlesさんコメントありがとう。

Googleアドワーズ広告はWEBサイトを宣伝する仕組みで、広告の依頼者が他人のWEBサイトを宣伝する事も不可能ではないですが、費用がかかる事なので他人のWEBサイトを宣伝したりしないでしょう。

キーワードの設定が必要で、キーワードによって広告費や、配信する頻度が変化しますが、基本的には出稿者が設定してるといえます。

このエントリをアップした日の表示傾向から、キーワードは「樋渡啓祐」とか「佐賀県知事選」辺りだったのでしょう。これらのキーワードだったら広告の単価は安かったでしょうが、表示回数がやたらと多かったので広告費の総額は相当な金額でしょうね。


追記2 2015.01.13

id:yarukimedesuさん コメントありがとう

選挙期間は、政治政党の広告が沢山出稿されているけど、アウトだったんかな…。

ネット選挙は始まったばかりで前例がないから、判断が難しいですね。

今回の判断が今後の基準になるでしょう。


政党や候補者のアピールに関しては問題ないんじゃないかと考えておりますが、ネガキャンの場合は恐らくアウトになると思います。

これまでも選挙期間中のポスターへの落書きやネガキャンチラシ(怪文書など)の配布は有罪になっているから、ネガティブキャンペーンについては妨害行為とみなされると思います。

前例が無く今回の事例が今後の判断基準になるという事で、特に今回は注目しています。

ある程度アドワーズ広告に関心がある人なら、「佐賀県知事選」「樋渡啓祐」などのキーワードで出稿したら、ネガキャンには効果が絶大だと判ると思います。

そのキーワードで出稿する人は他にいないですし、そうすると「佐賀県知事選」「樋渡啓祐」でググった人はほぼ全員があの広告を目にする事になります。

選管にアドワーズ広告の特徴を知ってる人が居るかどうかは疑問ですが、調べれば判る事だし選管が本気出すかどうかってところでしょうか。

選んだキーワードによって影響力が大きく変化するので、選管にとっては厄介な事案である事は間違いない。面倒だからスルーしちゃうって選択肢もあると思います。

前例が無く判断が難しい事なので有罪になったとしても刑罰は軽くなると思うけど、その辺も含めて選管の判断次第でしょうね。

永遠の0って朝日新聞が意図的に作り変えた映画だよ。原作と比べてみてよ!

永遠の0が映画化されたとき、実は私の周りでも少々話題になった。

公開されるのを楽しみにしている知人も少なくなかったが、私は「ツマンナイ映画になるんだろうな!」と思っていた。

私は原作しか読んでないから映画の事は判らんのだが、このエントリを読んで「やっぱりね」と思った。

映画『永遠の0』感想-the Tramp


なぜツマラナイ映画になると感じたのかは簡単である。映画化に際して朝日新聞がスポンサーになったからだ。

勘違いしてもらっちゃ困るが、朝日新聞がスポンサーになると全ての映画が駄作になると言ってる訳じゃ無い。

ただし永遠の0に関しては朝日が絡んじゃ駄目!


朝日が絡んじゃ駄目な理由

「永遠の0」の原作では重要な場面で、ある新聞記者が登場する。主人公の姉の恋人的立場の新聞記者である。

その新聞記者が特攻隊員の事を「〜そんな彼らは心情的には殉教的自爆テロのテロリストと同じです。」といって、「テロリストだと―ふざけるのもいい加減にしろ。」と元海軍中尉に怒鳴られるシーンがある。

リンクしたエントリの

「特攻隊は自爆テロリストと同じ、ヒロイズムに殉じていっただけの狂信者だ」と同級生から言われ、「違う!」と慎太郎が声を荒げるシーン

になるのだろう。


新聞記者が元特攻隊員の海軍中尉に怒鳴られるシーンが、同級生からの言葉に反応する主人公というシーンに書き換えられているのは明白だ。

なぜそんな書き換えを行ったかといえば、朝日新聞がスポンサーだったからだ。


原作に登場する新聞記者は、判る奴には判るというより誰が読んでも「朝日新聞の記者」を想定して書かれていた事が判るくらい露骨に描かれていた。

最初は「こんなに露骨に朝日新聞をDisって大丈夫か?訴えられても知らんぞ!」と思ったくらい露骨な表現だった。


それなのに朝日は訴えるどころか、逆に映画のスポンサーになったのだ。そんなモン何がしたいか誰にだって判るってモンだ。

朝日新聞は「永遠の0」を骨抜きにする為にスポンサーになったのである。

個人的には、元特攻隊員の海軍中尉が戦前から戦後にかけての報道のあり方を批判する部分が一番印象深かった。私が元々マスコミ嫌いだという事も影響しているかも知れないが、永遠の0で最も重要な部分だったと思う。

朝日新聞は裁判沙汰にするより、スポンサーになって物語の軸を歪めた方が得策だと考えたのだろう。

まだ朝日の慰安婦捏造問題が明るみになる前だったから、裁判沙汰は避けたかったいう事だろう。その後、朝日による捏造問題が明るみになり朝日が全方向からバッシングされた。もし「永遠の0」の件で裁判してたらもっと大きな痛手になっていただろう。

だから私は、知人には「『映画 永遠の0』は観る価値が無いよ」と言ったのである。


朝日が物語を歪めたのは事実だが、ストーリー自体にも問題があった

今更私が言うまでもなく、永遠の0はパクリだ。

私が学生の頃に読んだ坂井三郎著「大空のサムライ」や城山三郎著「指揮官たちの特攻」(城山氏が亡くなった時にまとめて読んだ中の一冊)などをの一部分をリライトした・・・いやリライトというより、コピーしたような印象が強い作品だ。


ちなみに当Blogでは百田尚樹氏の著作を読んだ感想を書いた事がある。

百田氏は時系列の組み換えは上手いんだよね。さすがはテレビの構成作家である。永遠の0ではそれほど感じないが、モンスターでは時系列を組み替える手法が冴えていた。というか、モンスターは時系列を組み替える手法じゃなきゃ駄目。あのストーリーを時系列で読まされたら鬱になる。絶世の美女の過去だから耐えられるが、時系列通りだと耐えられない。

話が脱線した。

これまでも多くの人が指摘してるように、永遠の0はパクリ要素が多い作品で文学とは言い難い一面を持っている。あんなに分厚い本なのにライトノベル扱いされるのはそのせいかも知れない。


空中戦について

この映画の見所と考えられていた零戦の空戦シーンだが・・・日本を代表するエースパイロットの空戦シーンを再現するのは不可能だと考えていた。

「永遠の0」の空戦シーンは原作だと割とリアルなのだ。なんせエースパイロットの文章をパクってるんだからw

しかし文章から空戦シーンを想像する事は出来ても再現する事は不可能。だって実際に岩本徹三氏、西沢広義氏、坂井三郎氏ら日本のエースパイロットの空戦を見た人は、もう生き残っていないだろう。


まとめ

「永遠の0」は朝日新聞がスポンサーになった時点で駄作が決まっていた。

一番大事なシーンが書き換えられていた。そのシーンがあれば特攻賛美という人は少なかっただろう。

ストーリーはパクリのツギハギなので・・・評価は低くて当たり前。

再現不可能な空戦シーンを見所にしようとしたのも失敗のもと。

繰り返しになるが重要なのでもう一度。朝日新聞がスポンサーになった時点で駄作になる事は決定していた。

まあこんなところだろう。リンクしたBlogの人は原作を読んだほうがいいと思う。朝日新聞が意図的に作り変えた駄作を見せられただけじゃ気の毒だ。

笑って消費するか2015年型ビジネスの暗示と思うかは貴方次第!

まさか輝ける2015年の初エントリがこんなエントリになるとは・・・


2015年も中国の躍進が続きそうだという予感

まずはこちらの新華社のニュースを読んでいただきたい。

米国女性、コンドームを武器に彼氏に怪我をさせる

他愛も無い夫婦喧嘩というかカップルの喧嘩なんですが「新年早々犬も食わないニュースを報道するなんて、新華社(正式名称・新華通信社)もネタが無いんだな。」で終わらせてしまって勿体無い。


みんな知ってると思うけど、新華通信社って中国の国営通信社です。そして紹介してる記事は日本新華夏通信社といって、新華通信社と日本語での正規配信契約をしている会社の記事です。

まあ年末・年始は政治的なニュースが少ないですし芸能ネタも少ないので、メディアはネタ不足で苦しい時期ですし、下世話なニュースでも話題になりそうならば報道したい心境だと思います。

それは我々ユーザーも承知しているのですが・・・・

この新華ニュースのタイトル部分に注目してみましょう。


タイトル上部には中国ビジネス情報をいち早く提供というテキストが書き込まれています。

要するに、この「犬も食わない」はずの夫婦(厳密には同棲)喧嘩でも、中国人はビジネス情報と捉えているのです。

この記事の何処にビジネス情報が含まれているのか判りかねますが、判る人間には判るんでしょうね。


日本では「夫婦喧嘩は犬も食わない。」と言いますが、中国では夫婦喧嘩もビジネス情報と捉えているのであります。

中国人の強かさを垣間見た思いです。

この強かさがある限り、中国の躍進は止まらないでしょう。


兆しは感じていた

いまさら書いても二番煎じになっちゃいますが、夫婦喧嘩がビジネスになるんじゃないか?って事は薄々感じてはいたんです。

先進国では離婚率が高くなり過ぎて、今では再婚ビジネスが注目を集めています。しかし離婚率を抑えるビジネスというのは余り聞いた事がない。

「もしかしたら夫婦喧嘩が離婚に発展しないようなビジネスには大きなチャンスがあるかもなあ。」なんて事は漠然と考えていた訳ではありますが、50近い独身男に夫婦間のトラブルを解決出来る道理がないので諦めていました。

しかし2015年の始めにこのニュースを見つけたのは、なにかの暗示かも知れません。


2015年は離婚防止ビジネスが注目を集める!という暗示ならば、離婚防止ビジネスを考えてみるのも悪くないと思います。

まあ、一般の人は笑って消費しちゃえば良いんですけどね。ネットの情報はサラッと消費しちゃうのが望ましいです。


しかし2015年は中国の躍進が続き、離婚防止ビジネスが台頭する年に気がします。

2014年を振り返る

今年もあと数時間で終わりですね。

2014年はどんな年だっただろうか?

印象に残った出来事をあげてみよう。


ソチオリンピック

ソチオリンピックでは浅田真央選手のフリー演技に感動した。

フィギアスケートが好きって訳じゃないけど、あのフリーの演技は神がかってた。

採点方法などは詳しくないので、あの採点が正当だったかどうかは判りませんが、あの日の浅田選手の演技は今までみたフィギアスケートの中で最高に感動した。


ソチでは羽生選手が金メダルを取って一躍有名人になっちゃったけど・・・私は浅田選手の方が印象に残ってるんですよね。

ただし弊害もあって、あれ以来フィギアスケートの中継を見なくなっちゃいました。

心の何処かで「あの日の浅田選手を超えるような演技は見れない。」という気持ちが芽生えてしまったのだ。

それほど感動したし、本当に神がかっていたんですよね。


タイガースが日本シリーズ出場

永年阪神タイガースを応援していますが、タイガースはとにかくポストシーズンに弱い。

クライマックスシリーズがある限り、タイガースが日本シリーズに出場する事はないだろう。と諦めていたんですが・・・

弱いはずのポストシーズンカープジャイアンツに連勝!負け無しで日本シリーズへ。

日本シリーズでも1戦目は勝利!しかし、一度負けると止まる事なく連敗。

福岡ドームでは全く奮わず!


しかし日本シリーズに出場できたから良い出来事でした。


アベノミクス効果?

アベノミクスの効果でしょうけど、私は2014年に2回昇給というか時給がアップした。

それでも消費増税と円安による物価高で生活水準は下降気味でした。

個人的には、政府が民間企業の賃金に口出しするべきではないと考えていますが、一応賃金が上がった事だけは評価したい。

まあ生活水準の向上には全く寄与しておりませんが、賃金が上がった事だけは高評価したいです。


はてなダイアリー

長い間はてなダイアリーをやってますが、今年は年末にペヤングの件と蒲鉾の件で大量のブクマを頂きました。本当にありがとうございました。


食品業界の話題だったし、私自身は生産技術部門で育ったので、ぺヤングの件はスルーする訳には行かなかったし、蒲鉾に関しては小売業をやっていた時に蒲鉾も販売していたからコチラもスルーは出来なかった。


元食品衛生指導員という立場も多少は影響したんだと思います。

食品業界って構造も複雑だし様々な闇を抱えている業界なので、キチンと周知しなきゃいけないと思いつつ、積極的にBlogに書く事は無かったんですよね。

食品業界の事について書くなら、毎日毎日更新したとしても数年がかりになると思う。

そう考えるだけで憂鬱な気持ちになる。

だから今後も積極的に書く事はないだろう。必要を感じた時にボチボチ書けたらよいと思う。


全体的に・・・

2014年を振り返ると、あまりよい事は無かったように思います。

良い事って数える程度しかないんですよねwww

ソチオリンピックで感動した事とタイガースの日本シリーズ出場、賃金が上がった事、はてなダイアリーで大量のブクマを頂いた事くらいしか思いつかん。なさけない話ですが事実です。


悪い事は沢山遭った。それこそ数え切れないほど沢山あった。しかしネガティブな事を引き摺るのはよろしくない。

良かった事だけを2014年のまとめとして、2014年の当はてなダイアリー最終投稿としたいと思います。


読んでくれた人、ブクマや星をくれた人に感謝です。どうもありがとうございました。

それでは皆さん!よいお正月をお迎え下さい。