パイディア・ディスコグラフィー

コンピレーション・アルバムの収録曲は、パイディアについてのみ記す。

  • Gilles De Rais "Sanatorium" / Phaidia "楽園" (7" ソノシート
    • 『Marquee Moon』第6号(1981年10月号?)付録(マーキームーン社)
    • Marquee Moon M.M.0002, 1981
    • 収録曲(1曲):楽園
  • V/A『精神工学様変容 -PSYCHOTRONIC METAMORPHOSIS-』(LP)
    • LLE Label PM-1001, 1981 or 1982
    • 収録曲(2曲): 無為, カード
  • V/A『無幻夢』(LP)
    • LLE Label LLE-1003, 1982
    • 収録曲(1曲):奇妙
  • Phaidia『Future Days』(7")
    • タイトルをセルフタイトル"Phaidia"としている資料もあり(表ジャケットには「Phaidia」以外の文字の記載がない)。
    • Amblilinks AN-3001, 1983
    • 収録曲(2曲): Future Days, 影の街

以下5作は吉田達也&河本英樹(ex-Ruins, YBO2)参加作とされているもの(ただし「In The Dark」には河本参加せず)。なお、クレジットされている名前には異同がみられる(Gilly氏以外の演奏者クレジットを記す)。

  • V/A『R.B.F. 1984』(8")
    • R.B.F. Records RBF-201, 1984
    • 収録曲(2曲): Change Mind, 何かが道をやってくる(いずれもライブ・バージョン:Live recorded at Jam, 7.11.83.)
    • Drums: 吉田達也 / Guitar: ヒデキ / Bass: ロン / Keyboards: トーイ
  • Phaidia『地下室の悪魔達 / Dancing Death』(7" ソノシート
    • タイトルを"地下室の悪魔達"や、セルフタイトル"Phaidia"としている資料もあり(表ジャケットには「Phaidia」以外の文字の記載がない)。
    • City Rocker Records CR-00J, 1984
    • 収録曲は表題の2曲(いずれもライブ・バージョン:7.Oct.1984, live at Loft.)
    • Drums: Tatuya / Guitar: Karrin / Bass: Masa
  • Phaidia『Dancing Death』(7")
    • Amblilinks AN-3002, 1985
    • 収録曲(4曲): Dancing Death, 呪縛, あやつり人形, 黒装束の女
    • Drums: Tatuya / Guitar: Karrin / Bass: Ron
  • Phaidia『In The Dark』(LP)
    • City Rocker Records CR-00K, 1985
    • 収録曲(10曲): Dark Side, 邪悪な影, 地下室の悪魔達, 戦略, 闇の時刻, Darkness Rain, Dead End Love, 死神, Madness Area, あやつり人形
    • Drums: Tatsuya / Guitar: Naliquis / Bass: Masa
  • V/A『Devil From The East - A Decade Of Yoshida Tatsuya』(CD)
    • Bloody Butterfly ZIKSBB-014, 1994
    • 収録曲(1曲): 呪縛(ライブ・バージョン:Live at Shibuya Yaneura '84)
    • Drums: Yoshida / Guitar: Kawamoto / Bass: Ron

パイディア・ディスコグラフィー

(2015/07/27追記)こちらのページに詳しくまとめました(サイトは試験稼働中なので、アドレスは変更される可能性があります)。 http://kurimuzo.sakura.ne.jp/mgb/discography/phaidia

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吉田達也氏がキャリアの最初期に在籍していたバンドPhaidia(パイディア)のディスコグラフィーをまとめてみました。情報源は、すべてインターネット上のものです(音源は『Devil From The East』のみ所持)。

吉田氏の加入は、おそらく1983年ですが、バンドの活動はそれ以前、少なくとも1981年には始まっていたようです。バンドの主宰はヴォーカルのGilly氏でした。

音源の種別としては、アルバム(LP)が1作、7インチが4作(ソノシートや4曲入りミニアルバムを含む)、コンピレーション・アルバムへの参加が4作(うち1作は、後年吉田氏が自身のキャリアをまとめたもの)、この9作がすべてだと思われます。

Phaidiaとしての初音源は、音楽雑誌『Marquee Moon』第6号の付録ソノシート。A面にGilles De Rais(ジル・ド・レイ)の「Sanatorium」を、B面にPhaidiaの「楽園」を収録したものでした。ソノシートの色は黒と青の2種類があるとか。なお、Gilles De Raisは、1990年代にエクスタシー・レコードやメジャーレーベルからアルバムを発表していたバンドとは同名異バンドのようです。

その後、2枚のコンピレーション・アルバムに参加。うち1枚はインターネット上でジャケットが確認でき、メンバーやクレジットも読み取れます。当時のGilly氏はMad Jimmyと名乗っていたのかな? →http://mutant-sounds.blogspot.com/2007/04/va-psychotronic-metamorphosis-lp-1981.html

1983年には、初の単体作品となるシングルレコード「Future Days」を発表。ただ、クレジットによるとGilly氏がひとりでほとんどの楽器を担当しており、ほかに演奏者としてクレジットされているのは、後の作品にも関わっているToy氏のみとなっています。

なお、このシングル、表ジャケットには「Phaidia」以外の文字の記載がないため、タイトルを「Phaidia」としているものも多いですが、後に発表されるソノシートも同様の表記であるため、ここではタイトルを「Future Days」としておきます。

バンドの再編に着手したGilly氏によって集められたメンバーは、ドラムに吉田達也、ギターに河本英樹(ex-Ruins,YBO2)、ベースにRONの3氏。ギターの河本氏は作品によってクレジットが異なり、「ヒデキ」、「Kawamoto」のほか、「Karrin」とクレジットされているものもあります。もちろん、可能性としては別人ということもありえますが、確かめるすべもないので、ここではすべて同一人物として扱います。

このラインナップでの初音源は、1984年発表のコンピレーション・アルバム"R.B.F. 1984"に提供したライブ・テイク2曲。レコーディング日は「7.11.83.」と記載してあるようですが、7月なのか11月なのかわかりませんねー。

(以下、執筆未定)

もし、当方の間違い・勘違いなどありましたら、コメント等でご指摘いただけると幸いです。

磨崖仏リミテッド・リリース一覧

(2015/07/27追記)こちらのページで新たにまとめ直しました(サイトは試験稼働中なので、アドレスは変更される可能性があります)。 http://kurimuzo.sakura.ne.jp/mgb/releases/magaibutsu_ltd

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そういえばTumblr始めました。Twitterに書くには分量が多いメモとかを置いてます。まあ、エロ漫画のこととかも書いてるので、そういうのが苦手な人はご注意を。

http://kurimuzo.tumblr.com/

というわけで、Tumblrからの転載。

吉田達也さんが主宰の音楽レーベル「磨崖仏リミテッド」のリリース物の一覧を作ってみました(細部は未完成)。とりあえず、公式サイトに記載のあるもの+α。Tシャツとポストカードは省略。公式サイトの記述をそのまま生かしてあるので記述ミスもあるかと。バンド名は統一しました。なお、表形式なのでGoogleドキュメントを利用してみました。

磨崖仏リミテッド・リリース一覧

MGCがCD、MGCDVがCD+DVD、MGDVがDVD、MGPRがたぶんCD-Extra、MGRがCD-R、MGVがたぶんVHS、SGMG、TIMGとMGVOが海外リリースのものを磨崖仏レーベルから出すときに付けられた番号。

石窟寺院 参加コンピレーション

石窟寺院が曲を提供したコンピレーションがありました。オランダのTocado Records(http://www.tocado.com/)というレーベルから2008年に発表された、その名も「Bass and Drums compilation」というもの。いわゆる「ドラムンベース」ではなく、楽器のベースとドラムということみたい。磨崖仏のコンピにも同じコンセプトのものがありましたね。石窟寺院の曲は「Doienffokjied」です。

詳細:http://www.discogs.com/Various-Bass-and-Drums-compilation/release/1496624

ZENI GEVAのライブがネット配信されています!

http://3voor12.vpro.nl/speler/ondemand/42273196

前回もちょっとだけ書きましたが、ZENI GEVAが2009年に参加したオランダのフェスティバル「Festival BEYOND THE PALE at ROADBURN 2009」、ほとんどのバンドの演奏がオランダ国営放送のストリーミングサイトで配信されているようです。今年のものはまだ上がってないようですが、2001年のものから聴けますね。→http://www.roadburn.com/audio-streams/

個人的に興味があるのは、2007年のGuru Guru、2008年のAcid Mothers Guru、2009年のAmon Duul II、Angel Witch、Cathedral、Guapoあたりでしょうか。ほかのものもBGM代わりに流してみようかな。

さてZENI GEVAですが、メンバーは2009年版の岸野一之KK NULL)、田畑満、吉田達也のお三方。吉田さん復帰後の初ライブが2009年3月20日で、その後行われたヨーロッパツアーのラストが、このフェスティバルとなります。ZENI GEVAは4月25日の登場。ちなみに、前日の24日にはロシアのフェスティバル「Sergey Kuryokhin International Festival (SKIF)」に参加していたようです。

配信されているオランダのフェスティバルでのZENI GEVAライブの模様ですが、全8曲・36分。おそらくこれが全貌でしょう。セットリストがなかったので、聴きながら拾ってみましたが、CD「Alive and Rising」の前半とほぼ同じでした(下記参照)。1曲目から7曲目まで同じ曲順で、1曲飛ばしてCDでは9曲目の「Dead Sun Rising」がラストの曲となります。この曲順がライブでの定番なのかどうかわかりませんが、いつもほぼ同じオーダーで演奏しているのでしょうか?

演奏内容は、この3人にすれば平均点といったところでしょうか。細かいミス(?)が散見されます。また、録音の状況や配信のビットレートによるものか、CDに比べると音の迫力が足りないですね。とはいえ、演奏の迫力は申し分なし。CDをお持ちの方も一聴の価値がありますよ!

そうそう、MCまで収録されているのも嬉しいところですよね。基本的にはNULLさんがしゃべっていると思いますが、ほぼ1曲ごとに「サンキューベリーマッチ、ダンクウエル(オランダ語で“ありがとう”の意)」などと言ってました、それが、ラスト前には「サンキューベリーマッチ、メルシー・ボークー、ダンケシェーン……うるさくてスイマセン」となり、演奏終了後には、「ダンクウエル、ダンクウエル、フィーレンダンク、サンキューベリーマッチ、メルシーボークー、モルトグラッチェ、スパシーバ、アリガトウ」と数ヶ国語に拡大されていました(笑)

2曲目が終わったあとには、何かトラブルがあったのでしょうか、吉田さんがMCで間をつなぎます。「ライフ・イズ・インプロビゼイション……インプロビゼイション・イズ・ライフ。セラヴィ」と観客の笑いを取ってます(笑) 直訳すると、「人生は即興。即興こそが人生。これが人生さ」みたいな感じ? トラブルに関してのものと考えると、非常に趣きのあるコメントですね(笑)

セットリスト

2009年4月25日 Festival BEYOND THE PALE at ROADBURN 2009(オランダ)にて

  1. Alienation
  2. Disorganization
  3. Hate Trader
  4. Interzona
  5. 10,000 Light Years
  6. Implosion
  7. Blastsphere
  8. Dead Sun Rising


ALIVE AND RISING

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