夜は終わらない

複雑に入り組んだ現代社会とは没交渉

FF14 今から黄金のレガシー間に合うかな!? 挑戦日記

1年半くらい前にPS5を購入し、FF14フリートライアル版をDLしてヒカセンになりました。

が、これまでもブログに何度かぼやいていたとおり、うちのPS5の運用環境が良くないのでなかなかはかどらず、槍術士ララフェルはLv22くらいでサスタシャを前にモチベーションがグズグズになっていました。


問題点は…全部「おま環」と思い込みが良くないのですが。
・モニターから自分の定位置が微妙に遠くて画面が21型だと文字が小さくて見づらい。
・久々にやると酔う。食べたもの次第だけど食後だと酔う。
・ララフェルは可愛いんだけど自分だと思ってロール・プレイしてるとちょっと違う気がしてきた。あれは中がおじさんだと可愛い気がする。私はおじさんではない。おばさんとも言い難い。どっちかというと小5男子。


じゃあモニター見えやすいようにすればいいじゃんってなりますよね?
ふー…この日曜日に見えやすいように、1メートルくらいの場所に置きました。これをやる気になるまで何ヶ月かかった?


ララフェルは幻想薬をひとつもらえるようになるまで使えばいいじゃんって思ったのですが、いざ先に進めて私の主目的たるエスティニアンの相棒になることを考えたら、槍じゃないほうが良くない?って思って、遠隔DPSがいいわと、弓術士に色気を出し始めて、ついでに相棒なら私はエレゼンになりたい、これはという受け顔でエスティニアンに出会いたいという、めったに出てこない二次的な腐女子発想が芽生えてうずうずと、うずうずと、作ってしまいました。エレゼン!男!弓術士!


どうせメインクエストの段取りもうろ覚えだし、ぶっちゃけジョブクエストやサブクエストのシナリオも覚えてないのでいちからやり直したほうが良くない?と行き着いて、姿を記録するだけじゃなくてもう最初からやりなおすことにしたんですが、推奨されたDCがElemental、サーバーがカーバンクルで、確か私の推しの配信者さんが同じくカーバンクルだったような気がするので、これはもうやるしかないと後押しされました。


序盤のメインクエストはサクサク進めているんですが、弓術士なのでおなじみのグリダニアでメインクエストの内容も同じなのでおさらい気分、ミューヌさんってボクっ娘なんだと初めて気づいて(どんだけモニターが遠かったん)いや性別なんてわからんしどうでもいいわと流して、いまはクエストの進捗もわかりやすいから捗るわーと(どんだけモニターが遠かったん2度目)森へ向かいながらも、遠隔DPSって脳筋プレイの自分にはちょっと不向きで、遠隔いいながら近いやんけとぼやきながらヒットアンドアウェイを繰り返しながら取り回しに指が慣れていくのを実感しています。


もうちょっと頑張ればカヌ・エ・センナ様に会えるかな!?そうしたらわりとあっという間にサスタシャに行けるはず、ギャザラークラフターで寄り道をしなかったら。あれで何時間も溶けるよね!


そのへんはその時の気分で、私はとにかく早めにイシュガルドに行きたいんやという気持ちでいきます。
あとのオンラインならではの細々したことは製品版を買ってからかな!
先日の60%OFFのときに買っておけばよかったんですけどね、いろいろあって踏みとどまってしまった。いつ買おうかなー…


PS5はいつまでも使い慣れないのでスクショも慣れず、ここぞというときに撮れず変なときに撮れることが続いています。ロールプレイも下手ならスクショも下手。
これからよほどの壁にぶち当たらないかぎり、長期的にFF14を攻略していきたいと思います。よろしくお願いします。

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うっすら笑う気持ち悪い自キャラ。

「光る君へ」16話 「華の影」感想

今週もめちゃめちゃおもしろかったですね!そして一条天皇美しかったですね!!!

さわさんが道綱のおバカのせいでコンプレックスをたくさん刺激されて拗ねるんだけど、変なプライドがなくて僻みと怒りと悲しみをぶつけるところが素直で性格が悪くない、まひろが非オタに気遣うことなくうっかりオタクが推しと話していることでテンションが上ってしまったばかりに。

藤原道綱母にああやってファンがキャッキャ言うのはまひろに限った話しではなかっただろうからその中からおバカで可愛い息子がおいしくいただいたことがあったのかもしれないなーなんてしょーもないことを考えてしまう。せっかく楽しかった女の子同士の関係が水を差すのはお馬鹿さんで空気を読まないボンボンなのよ…でも道綱好きだけどな!!!

 

ところで、家にいるときの為時、無位無官だけどそんなに困ってなさそうというか、浮世離れしてるというか、高潔さがあるよねと思っていたら今回その持ち味がとんでもなく活かされることになりましたね。

とうとうまひろが執筆してる!

お、紫式部日記書いちゃう?ってワクワクしました。

和泉式部日記は持ってるけどこちらは持ってないので気になってまいりました。

 

994年

隆家せいじんのすがたが初登場。こちら、不祥事で代役を務めることになった竜星涼さんが演じていらっしゃるんだけど、そーいえばアンナチュラルの葬儀屋さんとクソがのふたりだ!!!アンナチュラルのときの謎めいて顔が小さい葬儀屋さんに惚れ込んだので嬉しい。

 

が!隆家、出たその瞬間からこいつ不遜というより自分以外を馬鹿に思っているような感じ悪いというか生意気なのが表情に出ていて目を奪われましたね。すごい表情。私、もともと演じるはずだった永山さんも好きな俳優さんだけど、彼はわりと汚れてない役のイメージがあったので、ここでこの役を演じていたら面白いことになっていたかもしれないので残念ではある。いやもう竜星涼さんがピッタリかも。兄が三浦翔平さんで弟が永山さんだったら顔立ちが濃いめで画面がうるさかったかもしれないしなー…ややあっさり目で細身で顔が小さいので収まりがいい。

そしてキョウリュウレッドとキョウリュウグリーンであるよ!!!

伊周隆家が不遜で傲慢で勘違い野郎くさい雰囲気を出しまくっているのに対比して従兄弟にあたる一条天皇はひたすらキラキラしていて妻大好きで美しくて…画面が華やぐよね

隆家の表情だけで視聴者の私のざわざわした気持ちを一気に払拭したあとにぶっこまれる行成の古今和歌集を見る美しい一条天皇

香炉峰のくだりを実写化してくれてありがたい。しかも完璧な配役と演技で。あのドヤ顔サマー少納言本当に私を高ぶらせてくれるわ…

伊周の直衣姿がどういうことかというのは、これまでの兼家、道隆で察することができるのも語り方がうまいよね。しかし、隆家(この時数えで16歳)急に出てきてその態度というかキャラ、これまでの短い間にどういう育ち方したんだ…

 

行成が帝に惚れ惚れするのはわかるけど、道長推しなのが公任と金田にもふつーに把握されているのびっくりした。でも道長気づいてないよね!?

公任の話し方、台詞回しが本当に好きなんですよね。この方も不遜ではあるけど、でも弁えているというか品がまだある感じがする。伊周は時々ボロが表情に現れるからなあ。目がガンギマリになる。

 

ここで更に驚いたのは、まだ道長が彰子様を入内させようとかまったく思っていないところ。倫子様もまったくそういう野望がない。自分もそういう縁談を嫌がったものね。

でも未来を知っている吾、ここからどうやって…と思いながらチラつく詮子様(兼家そっくり)。

 

中関白家VS詮子様の様子を見ちゃう道綱!怖いお母さんを見てると居心地が悪くて悲しいけどそんな表情も美しい一条天皇というシーン、隆家の態度の悪さと伊周のガンギマリの目にハラハラ、ちょっとイライラする中で道綱がここを見ていたことでついでに話しちゃう石山寺のことで100点満点の当て馬ムーブを見せてくれるので、道綱が道綱で良かったと思ったのでした。

 

ま ひ ろ !この言い方、半角空白がよく似合う!

あの道長の表情見た!?

 

ついぞ見かけぬいい女=まひろという評価にも驚いたんだけど(私的に作中で平安的に一番美しいのは倫子様でいい女、という表現が合う人はまだいないと思っている。まひろはいい女かもしれないけれど、まだ若いからなあ)話しちゃう相手が本当、フィクションサイコー!ってなるよね。

さわさんと間違うというドジを踏まなかったらどうなってたことやら…

自分の失敗談を陽気に語る道綱本当に可愛いよね!!!!今回は良くやった!

 

さわさんに文をガン無視されるの、まひろも前に道長にやってたからその気持ちわかっていそう。ちゃんと助言する乙丸はいい従者なんだよね。

そこからの美しい一条天皇と定子様の閨!というくだりで放火事件発生。

すっかりオトナな雰囲気の一条天皇と定子様(一条天皇14歳!)ですが、この放火事件ってカタがつくのかなあ。あの時代って何でも化け物のせいとか呪いのせいにしちゃうけど、それを詮子様(女院に敬称つけない)のせいと匂わせる隆家、叔母になにか意地悪されたん?道兼のように汚れ役の立ち位置に配されているわけでもないだろうになあ。

でも妬まれることはいいことってそれわかる!って思っちゃった。嫉妬されることはステイタスだものな。

光が強ければ影が濃くなるというセリフ、影が同じ方を向いてると話していた道兼を思い出しました。

 

美しい一条天皇は疫病で苦しむ民を憂い、寄り添おうとしているのは後々の子孫のお姿を思い起こされるなあ。それにしても美しいな…いちいち見とれてます。美しいばっかり言ってごめんなさい。

でもこの作中で一番美しいことになっているのは道長だと思いますよ。つまり倫子様と道長は顔面が強い。平安最強の顔面夫婦だと思っています。

初めての大河とは思えない佇まい、優しく聡明な表情から民を憂うより皇子を作れとやんわり言われたときのやや切り離された感じの差異がいい…何回も書くけど私、塩野瑛久さんがこの役を演じなかったらこの作品を見ていなかったので!!!噛み締めてるんですよ!

 

そして伊周が10代で内大臣に。親バカにもほどがある。出世させすぎやろ。兼家だってそこまではやらなかったぞ。不遜さもピークに極まり、実の叔母に向けたようなガンギマリの目を今度は叔父の道兼に向けるんだけど、おまいの悪事知っとるんやぞという匂わせぶりが性格わっるう…って

疫病に対するスタンスもその時代ってそういうもんだとは思うけどありえねー根拠の正常性バイアスで(まだ罹ったことないけど)コロナを経た視聴者の私、眉をひそめてまう。

これまで道兼に対しては下がったりちょっと絆されたり下がったりひどすぎて笑ったり下がったり下がったり、やれやれ…って感じだったけど、ここで甥っ子になめられてるのを見たり、ちょっとあとで死亡フラグが立ってる週刊少年ジャンプのライバルキャラみたいな佇まいとセリフを見せられると一気に絆されるよね。伊周の鼻っ柱ぶん殴っておしまい、ってなるよね。たぶん鼻っ柱をぶん殴るの彼の役目じゃないんだけど。

 

そこから勢いよく襲い来る悲劇、可愛い子どもが亡くなってしまうことをちゃんと映像にする作品はもう名作の風格が出てますよね…節子思い出しちゃった。

コロナを経たわたし、「乙丸がいちばんうつりそう」と真顔で思う。清明がやったことはロックダウンだったしな。つーか道隆も罹ったらヤバい。

時代劇で江戸時代の医者がマスクみたいなのをしているけど、古くからあの習慣はあったのか、とマスクを見るとホッとしてしまうし、マスクをしない、覆いもしない、素手で触れるまひろを見てヒヤヒヤする。コロナで鍛えられた視聴者は面構えが違う…という気持ちで見た人、私以外にもいたでしょうね。

この疫病は天然痘なのでジェンナーの話しが頭をチラつく吾。ついでに「ヨコハマ物語」も頭をチラつく。大和和紀先生つながり。

 

道隆がちょいちょい糖尿病っぽさを見せながらイキってるのが気になるんだな…

自分の政治の才能のなさを棚上げして道長パワハラする道隆と顔がわりとゼロ距離なの、昔だったら緊迫感あふれる構図なんだけど、出川さんと上島さんのやりとりを何度も見ているわたしには…(察して)

 

上の兄貴が感じ悪くて凹んでいたら、それまで虐待してきていた二番目の兄に優しくされるという…優しくされると人は優しく出来るという好例。ここの道兼はかっこいい。ここへ来て急に挽回するのがエグい。どちらもこちらの感情を揺さぶってくる演者さんが素晴らしい。

 

で、汚れ=穢れも厭わない兄が悲田院に向かうんだけど、ここ、副音声と道兼にご注目ください。もうストップ高なんですよ!!!

これ死ぬでしょ…ってなる。

そして成り行き上放っておけなくてボランティアに身を投じるノーマスクまひろと道兼が遭っちゃう??ってスリルがある中で、数年前に見た気がする医療従事者の疲弊が落とし込まれているかのような悲田院の窮状がリアル。

やっぱり穢れを気にしない道長(「死ぬ気がしない」って戦上手の英雄が言うセリフだよね)が合流しちゃう、まひろもまた穢れを気にしない人だものな!直秀の死、本当に意味強すぎ!

 

道兼道長、百舌彦が口と鼻を覆うのはウィルスに対する防御じゃなくて臭かったんじゃないかなと察してしまった。上流貴族とその従者だから、普段は絶対嗅がない臭いがしていたのでは。

 

そこからのいきなりの再会、いいところを見せようとしてるのに置いていかれる道兼のことがちょっと気になりながらも、みちまひ派の吾、もう少女漫画的シチュに振ってきたこの流れに乗っちゃうよ!あ、ちゃんと付き合い続けた乙丸が一番えらい!ってのは書いておこう。

 

まひろの実家に正体を明らかにしながら、昨日今日の関係ではございませんって匂いを振りまきながら親も女房も追い出しふたりきりでつきっきりってもう、熱い!!!

いとが道長を知らないってのもリアルだし、なんで大納言!?って困惑してる為時もリアル。だって父がアレで兄がアレで…ねえ!!!

でも道長と昨日今日の関係ではございませんという感じなのを察した父の振る舞いが最高でした。言葉に直接出さないけど娘のことをよく理解しているし、道長のこともちゃんと慮った結果の言葉がけ。自分の都合より相手と娘の立場を考えられる立派な父でした…

 

うなされるまひろにいろんな声をかけていたけど6年くらいまともに会話をしてなかっただろうから積もる話しやかけたい言葉もそらあたくさんあったことでしょう。でもいまがヤマ、ってしんどいときに生きる意味を問うのはしんどすぎるからやめてあげて!

(百舌彦と乙丸コンビはやっぱり並ぶのがいい)

 

峠を越えて持ち直したまひろの手を(親がいるから)握れなかったのがなんとも切ない。握ってもよかっただろうに、将来を約束できない間柄であるし相手の父親にこれ以上にない配慮をされると握れないものかな。そのへん分別があるんだなあ

 

そしてそのままウィルスを持ち込んだ状態で土御門殿は帰ってきた道長がソーシャルディスタンスを守るところ、アフターコロナの見方をしてるなあ。これコロナ前だったらこういう見方をあんまりしてないかも。

超大好きな女の看病をやりきった感をにじませながら素っ気なく引っ込んじゃう道長を見て妻の勘が冴える倫子様(with 小麻呂?と赤染衛門

、確信を得て笑っちゃうのは、ああいう場合笑うしか平常心を保てないものなんだろうな。ものすっっごく怖かったです。先週見た予告よりずっと怖かった。これ、相手がまひろだと知ったらどうなるんだ…!?

なんか為時が新潟に行くのが絶妙なタイミングのような気がするんですよねー

 

道長「ん」はなんの感情も乗ってないんですよね。あれこれからも気にしていこう。心の声で話しかけるのもまひろ相手の時だけじゃないかな。

 

そこからの次回予告、もうなにが起こるやら…金田がサマー少納言の胸を揉んだことと詮子様のターンと、久しくなかったね、驕り、ってのと、あとなんだっけ、来週も大変なのはわかるわい。

相変わらずあっという間に終わるし、内容に圧倒されてなんとか紀行は頭に入ってこないしで。毎週おもしろいし一条天皇は美しいし。ありがたいことです。

このドラマで道隆演じる井浦新さんはかなりの演技の幅を見せてくれましたが来週がクライマックスっぽい。楽しみです!三男の長男!

ボイド・テラリウム2 攻略日記 クリアしちゃった

久々にむちゃくちゃ頑張ったぞ

EP28がトリコちゃんの病気やミッションの勘違いなどあって結構時間がかかったけど(1日1潜りしばりしてたし)冷静に病気を治すことを最優先にし、(しかし治したとたんまた罹るのがトリコちゃん)EP29はあっちゅーまに終わり、ラスダンが出てきたので一気に終わらせました。

全部で57時間くらいかかったみたい。合間合間で放っておいた時間もあるから、50時間くらいかな。

 

ラスダンはまさに運ゲーで、スモーク系を踏んでもダメージがない状態にしてアシッドスモークをたくさん持ち、状態異常の敵はクリティカルがかかるようにLVアップボーナスをつけて。バフのかかるPOTをいくつか持ち込んだらLv42程度で武器が60台、シールドが80台くらいでラスボスに楽勝でした。そこまで行くほうが大変だった…

 

運次第のところがあるけど、アシッドスモークを活用した戦法が何につけても有効です。

 

VR依頼のレシピはそこまでこなしていないし、探索でもそんなに手に入らず、生命の中核がなかなか手に入らないのもあって基礎パラメータはATKが+44、DEFが+43、HPが+65くらい強化しておりました。

そして…なんと…面倒なので(!)クリアするまでアクティブスキルを使いませんでした!!!

 

Bluesky

EP28以降の攻略のぼやきはblueskyですがこちらのツリーに書いてました。

 

エンディングはファクトリーAIに感情移入し、セリフはないけど精一杯動き回るロボットの仕草とトリコちゃんの笑顔に目頭が熱くなりました。

せつないけれど、こうなるしかないんだろうなあ。

ファクトリーAIがトリコちゃんを普通の人間にもどすかどうかをロボットと話し合っているときの本音がすごく好きでした。

ラスダンと危険区域だっけ、無限に潜れるやつで心が折れかけていたんだけどクリアできて良かったです。

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ロボットにお花のかんむりを作ってかけてあげるトリコちゃん

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切ないけど心温まるラストでした。不思議のダンジョン系が守備範囲にあるならぜひ遊んでほしい。EDの音楽がとても美しいので必聴です。

 

 

 

天官賜福3巻(日本語版) 読んだ人にしかわからないネタバレありメモ代わり感想40章〜50章

じっっっっくり読んでいます。魔翻訳したときのイメージを思い出しながら初見の時の印象と日本語版を読んでのつぶやきです。

読んだ人にしかわからないでしょうけど一応ネタバレありなので気をつけて。

読んだ人はウォッチパーティー感覚でどうぞ。魔翻訳で6巻まで読んでいるので、先のこともわかったうえで、でも先のことは伏せて書いてます。きをつけてね!!

 

40章

慕情が名前の割に非情

風信に薄情と言われてるー

安定の、いてほしくないところにいて足手まといになる戚容

ここの太子像って伏線になってるけど、ここではあまりに悲惨な展開なのでもうやめて、殿下のHPは0よ!と思った以外そんなに気に留めていなかったかも。

 


41章「永志不忘永志不忘」

このタイトルに日本語タイトルがつけられるのをどれだけ心待ちにしたことか。あーこれ花城(というか少年兵)の言葉でしょ、ってひと目でわかっちゃう。

アニメ版天官賜福貳最終回の最後のセリフはこちらからのものなんです。

そらー私、泣くわ。

2巻から続く悲惨さのクライマックスだし。戚容が絶妙に最悪だし。戚容って本当、おバカなのよ…

 

よく国の威信を賭けてデカい箱物が作られがちですが、それが倒れる=国が滅びるというのは象徴的。

殿下に供えられた花でまた私は泣くのですよ。

いや、泣くっしょ。

その瞬間もわりと近くで少年兵は見てるんですよね…

皇極観を守る少年兵に暴漢が悪態をつくんだけど、それがガチなのは作者先生のコメントを振り返ると知っちゃうのですごくシリアスなシーンなのにちょっとニヤついてしまう。

少年兵がここではまだ腕前がおぼつかないのが可愛らしいと思ってしまう。風信の評価ぶりが、後々反目し合うと思うと可笑しいのだけどそりゃあ嬉しいよね。

慕情の反応は、慕情が少年兵を知っていたからなんだろうな。

ここからの花城というか少年兵の決意表明、長い時間をかけてやりとげることを思うとそりゃー泣くって。

3巻の冒頭から泣かせて来るでしょう。

泣いた泣いた。41章だけでこれだけの感想が出ますよ。あーすごかった。

しかもここ、作者先生は彼が誰かと一言も書いてないのに読者にはわかっちゃうのすごいよね。この語り方大好き。

 


これで過去編終わり。

 


第三巻百無禁忌が始まります。

 


42章

原書を読んでいた時も思ったけど戚容への脅し方が「お父さんに言いますよ」っぽいんだよね。この場合のお父さんは花城なんだけど。

美男で美丈夫だけど裴茗はこれからどんどんしょっぱい受難が続く…文字通りしょっぱい目に遭ってるね!


壺のくだり、ここの風師殿って魔翻訳で読んだ時にどゆことって思ったけどそのものズバリだったのか…神様すごいな

 

中秋の宴の席どこに座るか問題、すみっこにいる地味めだけど可愛い子を躊躇いがちに気にかけたらスクールカーストてっぺんにいる女子がこっちおいでよーと誘って辟易した男子が立ち去っちゃうというどこかの少女マンガで読んだやりとりみたいでおもろいんだな


鬼市って「おにいち」じゃないんや!!!

一真くん出たーーーー!大好きなんですよ!コミュ障食いしん坊物理系神様!


順番が回ってきて欲しくないレクってあるよね、殿下の居心地の悪さすごく共感できる。

裴茗と霊文の薄い本が原作の戯曲が上演される。解像度上がるかと思ったけどこれって人形劇なのかなんなのかがちょっとわからんのよね

霊文が女性の神ってだけで人間からセクハラじみた信仰?を受けていたと。男相になったら一気に信仰されるようになったから男相の方が強いんだっけ。酷い話。

水師と風師どのの男女設定薄い本は聖闘士星矢の一輝と瞬みたい…

一真くんの劇はどういう意味があるのかは後々にわかるけどそりゃあ風師どのはいい顔しないだろうな。殿下の超人的な計らいかっこいい。

一真くんが怒ったのは自分のことじゃなくて相手を悪く醜く描かれたからだろうな

 


43章

こういう展開だと殿下にお鉢が回ってくるのがお約束だよね

まあ、アルハラなんだよね!

殿下の罰ゲーム?の戯曲は花城先生原作じゃないの?

殿下が親密すぎると落ち着かなくなる戯曲を書ける花城先生絶対いるっしょ!

半月関の再現戯曲、殿下は花城にお姫様抱っこされたりしたんやろうなあ

南風と扶瑤の所在を訊ねる殿下、ちょっと意地悪で可愛い

 


長命灯による総選挙がもう!

錚々たる顔ぶれの神官たちがランクインして美しい灯りが立ち上るなかあくまで他人事として楽しんでいた殿下が一位を掻っ攫う様子とそこに潜む(潜んでない。溢れてる)トップオタの思いがデカすぎて日本語で読むと涙出てきた。

裴茗はここでは意地悪で言ってるんだよね、花城が殿下を攫ったのは表向きは悪意からだってことになってるからね。

この間ずっと風師どののフォローがあって本当にいい人なんだよね…

トップオタの輝きが殿下を元気づけたのだけど、花城はどこにいてもじわじわとあっためてきますよね。

 


44章

殿下が道観の名前を千灯観と名乗って顔が火照るって描写でなんかニチャアと笑ってしまう。

殿下ちょいちょい無意識に恋する人なんだよねえ

また女装する殿下笑

女装に慣れてる殿下笑

日本語で読むと胎霊ちゃんの悪どさが良くわかるなー

ヤバい霊が体に入っても剣を飲めばいいと平気で思っちゃう殿下がヤバい

でも窮地は窮地なのでそんな時に現れるのはそりゃあね。

魔翻訳で読んだ時に目を疑ったよね。は?なにが起こったの?まさか!マジで?って。

 


45章 

日本語の題名がいいな…

殿下は相手が花城だとわかると大人しくなっちゃうところが凄くいい

そうそう、この時の花城は姿がさらに大人びて美しいんだよね。美しさの描写にめちゃめちゃ力が入ってんの!

狼狽えた殿下が可愛いんだなあ!

花城も気持ちが言葉遣いに出ていておもろい。信徒になっとる。

そういえばこの巻で初めての二人の絡みなんですよね

ここで出てくるのは温柔郷ちゃんかな

殿下が自分が狼狽えてる理由を考えてるのが的外れでかわいい

一人称三郎はいいよね…

百万回くらい惨殺されてる殿下が花城の手当ての時は痛がるのいいよね

殿下の自己犠牲という悪い癖にちょっと腹が立ってる花城とお腹が空いちゃう殿下の可愛いやり取りにこの章で何回可愛いって思った?ってもだもだするわし

殿下、花城から服を借りてて魔翻訳してた頃は彼シャツとキャッキャ言うてたけどこれどちらかと言うと殿下が家に来たら着せたいと用意していた着替えでは?もういつ来てもいいように満を持して用意していたやつでは?

ここの鬼市の様子がダークファンタジーみがあっていいんですよね。鬼市の住民が組長に群がるチンピラみたいでおもろい。

勃たないと言ったことはこともなげだったのに花城に知られると狼狽える殿下可愛いし殿下相手にずっとニコニコしてる花城はいいのでこれは面白おかしいデートですよね!

花城の誠意はこれ本当にそうなんだよね…読者の私は噛み締めちゃう。

揶揄われて追い詰められた殿下がやり返すところでこの章は終わり。

 


46章

トップオタが推し活を推しの前で恥いるのをこの作品で見るとはなあ!花城、見た目はあんなにイケイケなのにトップオタのムーブがすぎてもう好き!

花城の言い訳が嘘なの私は知ってるぞ!

花城の唯一の弱点につい殿下が笑ってまうこのやり取りの平和さがいいよね

巫山の詩でサラッと気持ちを書いてるけど悪筆で全く伝わらないけどこれを引用できる作者先生の教養ったら…

ここで殿下の書く詩がまさに殿下の心情なんだよねえええ!ああ、これよ!ありがとう日本語訳…!

これは花城にとって夢の時間だろうな。800年待って噛みしめるよね…

殿下、騙された自覚あったんや!

花城の小さな悪ふざけが一個一個可愛いよね

 


47章

あの「花」は全部同じ種類の花なんだな。殿下を象徴する花なんだろうけど、それが過去から殿下の心を救ってきたのを私は知っているのでこう言う些細な描写でも目頭が熱くなるのであった

出来上がった書に対する花城の扱いがまさに推しとの共同制作を手にしたトップオタ。たぶんしばらくというかずっと右手を洗わないと思う。

殿下の妻ムーブその1

グラジオラスさんvs名探偵謝憐+名探偵花城(あのお名前、魔翻訳で「グラジオラス」って表示されるんですよ)

様々なホラー表現を見てきたけど大量の虫と胎児のお化けがいちばん精神に悪いよね

700年か200年かってえっらいサバ読みだな

これ、誰が関わってるか私は知ってるのでノーコメントな。

…知ってるだけにある人物の一言にザワザワする吾

三毒が仲良くて面白いんだなあ

 


48章

ここから作者先生の殿下いじりが面白いんだな!

君吾のズコッが見られる珍しい回ですよ

ここの各神官の女性に対する態度が面白い。特に権一真くんが面白い。

風師どのの加勢が殿下への信頼度が高くて本当に好き。

いまはミニマリスト殿下

風師どのの天然の気遣いが…!大勢の神官を前に殿下の経験を明らかにしてしまう!!!笑

君吾って変な剣を持ってるものですね!!

あるくだりでスンッとなる吾

殿下が菩菁観を栄えさせそうと懸命な描写はどれも微笑ましいですよね

そんな菩菁観はトップ信者によって綺麗になっておりました☆このシーンホッとする。

厄命ちゃーん!!

 


49章

これ、厄命ちゃんは殿下が帰ってきたのが嬉しくて飛びついたんだろうな。

いつもウルウルしてるの可愛い

日本で草を口に咥えてると言うとドカベン岩鬼ナリタブライアン…つまりやんちゃ可愛い

谷子には優しい花城は推せるよね

戚容=ゴミと殿下も思っちゃうとこ笑

若邪と厄命ちゃんの絡み大好き

殿下のヘルズキッチンだー

若邪のドヤ顔の活躍が可愛い

あー厄命ちゃんも可愛い可愛い可愛い

戚容が珍しく花城を讃えてる

花城の愛がハンパない中、戚容にとっては拷問なの可笑しい

 


50章

モテモテ三郎その1

殿下は自分の創作料理に素敵な名前をつけるよね…

殿下の道観主としての行動一個一個が健気…

風師どのの仰り様はほんとそれ。つーか風師が知らない間にもこの二人一緒に過ごしてるんですよ。仲良いでしょ?

花城、殿下の作ったものをどう思ってるんだろうな。客人をもてなしために食べさせようとしたとは思えないんだけど…嫌がらせに使ってる?笑

 

以上50章まで。あーーー楽しい。

読むために今日有給休暇を取ったんですが、このとおりじっくり読んじゃってるから1日では読み終わらないですね。それでいいんです。

続きはまたあとで!

 

あとはパラパラめくったんですけど、本当に見事に台湾版と分冊が同じなんですね。続きは4巻なんです。

 

火曜BLトーク (小説)人渣反派自救系統 分冊版21 (小説)ハーフライン 分冊版41 その他漫画感想他

今週の「さはん」分冊21水牢回1話。

キツそうな女子の新キャラが登場、物語の設定上では氷河の嫁の一人ということになっていますが、師尊が転生しちゃってる世界線ではそんな感じはもちろんなく、ただただ師尊が物理的にいじめられるのだけどその様子がなんというか、永井豪作品の女性みたいな虐げられ方で、誰が喜ぶんじゃい、そらあ氷河しかおらんやろ、ってね。


虐待を止めた氷河とふたりきりになるも、被害者モードの師尊は目に見えてわかる氷河の雰囲気からますます被害者気分になり、氷河は氷河で師尊にビビられ、魔族として蔑視され(てると思い込んでい)るのが腹立たしく溢れ出す思いがずっと空回り、読んでいて楽しいけど氷河が可哀想。ラッキースケベから上着をかけてやる主人公ムーブに師尊が戸惑うのはこっちは笑う。


師尊がずっと気にしているあのきのこ、なんでそんなに気にするのか思うでしょ?
読者に忘れないように注意喚起する演出でしょうね。魔翻訳中だと忘れてた。なんに機能するのかずっと言及しないでしょ。でも必要なんですよね。


とにかく氷河と対峙するときも、筋書き通りに動かないほかのキャラクターたちにも師尊はずっとメタ的なツッコミで忙しい。どこかふわっとしているのに本人は身体的にはいろいろ痛い目に遭っている最中なのが興味深いですよね。あまりそういうのを気にしないタイプなんですよね。自己犠牲も平気みたいな。


水牢回これからどうなるんだったっけ…これからちょっと先にもっと笑える展開があるはず。早く日本語で読みたい。

 


今週の「ハーフライン」分冊41

ワールドカップの結果は伏せるんだろうなと思ったら伏せなかった!
ムギョンがいればそうなりますって結果だった…アジア勢にとっては夢のような話。

公式Xで公開されたあらすじどおり、ハジュンが許すなら1日中やりたい!という熱いご褒美の希望がされるという展開なのですが、わたしはスティーヴン・キングの「ジェラルドのゲーム」のあらすじを読んで以来怖いと思っていることが行われそうです。
もともとそういうのが好きなんでしょうね。束縛したい人ですからね。
でもいざというときの保険は用意しとけー!?って上記の作品を読んでいたら思います。あらすじ読んだだけで怖いから読んでないけど。
だから展開的に甘いかもしれないけど、私は妙にそわそわするのでした。

 


チェリまほアニメちょっとだけ
あ、そこまでアニメ化するんだ…と思った。
作画がきれいだし、キャラデザが岸田さんで、本当にスタッフすごいなと思いながら見ておりました。メディアミックス化に恵まれた作品だなあ…スクエニさん偉い。(すぐスクエニさんを褒める弊ブログ)

 


読んだ漫画
以前読んだ作品の続編です。

前作では攻めのほうが回りくどいというかちょっと厄介さんだし受けの人もアラサーあるあるで?こじらせているから言葉の受け取り方がややこしく、ちゃんとコミュニケーションを取らないとこじれますよと教訓になる作品でした。
画風がざっくりしているようで実は顔の描画などは美しい、体の描写はとても肉感があってでもあくまで漫画って感じで絶妙なんですよね。だからこの作者さんの作品はちょいちょい買っちゃう。ウワーッとは追いかけないんだけど、買って読んではじわじわくるというか…


今作では当て馬みたいな人は出てくるけど二人の関係性がしっかり出来上がっているので変なこじれ方はせず、こじれそうだったらこう対処すれば美しいんやってモデルになってる気がしました。

こちらが前作。前作は前作で私は好きなんですよ。


さて。「ちるちるBLアワード」が発表されましたね。
3冠1位

私もこの作品が大好きなので(年末のまとめでも推しました)そうでしょう、そうでしょう!って気持ちですよ。メガネ!年下!攻め!シゴデキかわいいおじさん受け!萌えしかない!!!


はー…「アバウト・ア・ラブソング」が1位じゃなかったのは作中では致さなかったからやと勝手に分析してますが、この結果は満足です。


小説部門は疑いようがなかった作品が1位になりました。

そうでしょうそうでしょう!
来年も1位取れるでしょう。3巻こそ取って当たり前でしょう!ええ!


他にも読んでる作品が多くランクインしてましたが、知らない作品もあったのでまたお財布と相談しながら読もうと思っています。
(つーか木下けい子先生の作品ってなんでどれもノミネートもされないの?教えてくれる有識者いないかな)


「天官賜福」3巻は別枠で、たぶんネタバレありとネタバレなしで記事を作ると思います。めっちゃ力入ってます。まだ買えてません。

 

二哈和他的白猫師尊は英語版を5章まで読んでます。

テンセント系列のサービスで英語版が3巻まで無料で読めるということを知ってわしの買った英語版の立場よ…となってますが、挿絵が綺麗だからまあいいか…?

webnovelってサービスでアプリではスクショできません。ブラウザ版ならできるけども。

まあ、あくまで参考程度の情報ってことで、リンクは張りません。私は偶然見つけました。英語だと無駄に細かく調べてしまうのでページ数が捗らないっすね。まだまだ序盤で主要登場人物紹介代わりに事件が起こっていくという感じです。

 

「光る君へ」15話 「おごれる者たち」感想

990年→993年

道隆がぶいぶいいわせて怖い詮子様を遠ざけて更に盤石に。

途中で2年時間が経ち(道長とまひろが別れて6年)一条天皇が塩野瑛久さんに成長されました。待ってた…!

 

町田公任が頭中将になったのも嬉しい。

道兼に付きまとわれたときの公任のどーしよ…という表情が本当にどーしよ…って感じだった!

道兼の様子の副音声「濁った目でわらう」本当に濁ってるような気がするからすごい

ここでわりと真心を込めて道長が道兼の更生に努めるのが意外なほど偉いなと思ってしまった。子供の頃から八つ当たりの的にされて、まひろの仇でもあるけど兄なんだな?本当に?(兼家のいままでの企みを見てきているからあのお家の人達全員信じられない坂田)

 

そこから道兼が更生し、美しい一条天皇がお出ましになったので私はそんなのどうでもよくなりました。

 

お祝いに琵琶ってお祝い感ないけどお祝いにギター引いてくれる姉ちゃんと思うとなんか幸せに見えました。

 

はー一条天皇うつくしー…

「定子を見つめる帝の澄んだ瞳」

ええ、ええ…

 

宮中の女房の悪評を、中宮がちゃんと運営すれば抑えられると采配した貴子が賢い。

実は道隆、貴子、道兼が亡くなる年を見てカウントダウン入ってるんだけど貴子は惜しいね。

 

私は昔からわりと枕草子が好きだったので、この度のききょうと定子様の出会いのシーンが嬉しい。ききょうが本当にいい顔するし、定子様の眼差しの向け方が本当に美しいからききょうの「美しい…」が説得力あるの。

貴子がききょうのプロフィールについて間違えるのをその場で指摘するの本当ききょうって感じ!私は好きだけど空気読まないよねーーーー!

 

一条天皇が定子様に向ける笑顔がキラキラして眩しい…もっと浴びたい…

 

宮殿の設えに膨大な費用をかけるのは良くないというのは、洋の東西を問わず、時代を問わず、嘆かわしいことで国が傾く原因になりやすいと描かれがち。割と最近もこういう問題どこかで見たな。

 

そこに苦言を呈されてのらりくらりと躱す道隆なあ…

伊周は登場シーンから生意気だったけどますます不遜になっていくので今後どこかでへし折れるのが楽しみであるよ

 

道長は弓の名人という設定があるけど勝負なんぞやっとれん感が出ていて道長は向いている方向が違うんだなと改めて思いました。

副音声「ど真ん中」

ちょっと狼狽する伊周は中の人の演技が良かった。

 

明子女王が妻らしくなって引いた吾

だって先週の姿見ちゃってるから

子供の性別はどちらでもいいから体を大事にしろって言ったのはこれまでの道長の感じからどちらでもいい=どうでもいいにも取れるんだなあ。人としてそれなりにいたわったり必要な情はあるかもしれないけど、愛ではございませんみたいな線がありそう。つーかありますよね。

 

左大臣様がお亡くなりになりましたが、丁寧に描かれていて良かったです。道長の出世をちゃんと出来なかったことを詫びる辺りに人徳かある。「不承知」って言いながら亡くなっちゃった…

これから数年のうちに主要登場人物が何人か亡くなるけどどんなふうに描かれるんだろ…

 

さわさんが家の居心地が悪いからの石山寺詣で、休憩中の老後一緒に暮らさないか(って赤毛のアンのマリラとレイチェル・リンドみたい!)って話し合うのに和んでいたら、これまでまひろの口から何度も出ていた蜻蛉日記の作者が現れてまひろテンション爆上がり!

さわさんの「飽きた…」が現代っ子みたいで好きでした。

あとまひろが恋愛の辛さがわかることに「およ!?」って表情になったのも見逃せなかった。

道長を思い出しちゃうまひろいいぞ!!!

蜻蛉日記の作者から天啓をうけとり、これが源氏物語へのヒントになるのだと視聴者に示唆するのいいな…こうやって実際あったかもなかったかも知れない出会いの積み重ねがあの作品になっていくという語り方が好きだな

 

で、ここで道綱よ。副音声で聴くと道綱はまひろばっか見ていたらしい。

さわさんは道綱を見つめていると。

これはさわさんが冴えない。同情するのも申し訳ない。それまでの家での立場のなさ、まひろといっしょに暮らそうと関係性がさらに良好になるエピソードを見せておいてまひろと人違いされて迫られて承諾しても断られ、名前まで間違われるのはひどい。

でもここでええいままよとやっちゃわずに逃げちゃう道綱、誠実なのかなんなのかよくわからんが、そこまでしょーもないやつでもないのがいいような気がするし、兄弟で同じ人に好感を持つ(道兼も別に下心はあったにせよある程度まひろには友好的に接していたし。道隆はなかなか感じ悪かったけど、頭が良いことを買いはしていた)のままあることだなと思いながらここで道綱がドジを踏まなかったらどういうことになっていたんだろーとニヤつく吾であった。これも空蝉オマージュかね。

 

しかし前回の次回予告のふたり、細かく見てもさわさんと道綱に見えるなー、なんでだろうと思ったら見事にあたっていてそんなに強引な展開でもなかったので大石静先生の語り方の上手さにうなりました。

次回もその上手さに唸ることになるのでしょう。どうも疫病に罹っちゃったらしいまひろをどういう流れで道長が保護するのか私にはわからん!

倫子様が怪しみ(後ろに赤染衛門いる!?)、枕草子香炉峰!ありの、道兼が週刊少年ジャンプ死亡フラグが立ちそうな感じの佇まいなのも、いろいろと見逃せませんなあ!

 

今回はタイトル通り、おごれる者が悪目立ちした感じでしたが、みちまひ推しの吾、サマー少納言推しの吾、来週が楽しみでございます!

 

 

24007 24008 チョン・ウングォル「成均館儒生たちの日々」(上)(下)感想

まだ見てないドラマの原作なんだろうなあと思いながら手に取りました。

10年ちょっと前のドラマでソン・ジュンギさんとパク・ミニョンさんが出演されていますがソン・ジュンギさんは学友役。主役は元東方神起の人らしい。他のドラマでちらっと見たことがあります。この本を読んだらドラマも見るつもり。

女人禁制の最高学府“成均館(ソンギュンガン)”に男装して入学することになったユニ。
彼女は弟ユンシクになり代わり成均館に入ったはいいが、女性だとバレたらその罪は重いためドギマギしっぱなしの毎日はつづく。
小柄な美男子として評判になるユニを中心に、ユニへの気持ちに揺れる天才ソンジュンや粗暴だがユニには優しさを見せるジェシン、
ユニを女性だと疑う華麗なる女性好きヨンハ……王朝時代のF4たちのトキメキの日々が今、始まる!!

 

あらすじよりお話がややシリアスに感じるのはヒロインのユニがむちゃくちゃ困窮していて、世の中も両班(貴族)とそうでない庶民とでは人権の有無や生活の質に格差があり、成均館内部も朝鮮王国の内部も思想的な学派により軋轢や諍いがあるからなんでしょうけど、とにかくキャッキャウフフしてる感じはそんなにない、男子になりすまして寮生活を送る話はわりとよく見かけますが(寮生活とはいかなくても、男子になりすまして宦官になっちゃう話とかもありますね)、バレたら死罪なので現代のバレたらせいぜい退学よりはリスクが大きすぎるのでスリルも満点。

現代より衣服の重ね着が厚いので救われてるみたいな描写もあり、なんとか男になりすまして生活するのも無理がない状況ではあるのですが。

 

ヒロインのユニがやや肉食気味で受験から寮生になるまで一緒に行動することになるソンジュンが好きすぎていろいろ心情が忙しく、女を全然捨ててないし情念もその若さでなかなか濃いので、そんなメスっ気出しながらよくそこにいられるなあと、実際生き地獄を味わってるところもあるんですが読んでいるとこちらが心配になってくる感じ。

その時代の社会や学校の内部の派閥などの描写がとても丁寧で、良い時代劇の雰囲気もありながら恋愛にも重く力を入れているのでどっちに集中すればええねんと戸惑っております。

 

その時代は今より早婚だったらしいし、特に男社会だからかとにかく性的な事案がよく絡む。相手が同性でも(モラル的には認められてはなかったみたいだけど)構わないという人もいるような中でヒロインも性欲を交えた懊悩があるというか、まあ触ってみたいとかは思春期なら当たり前の欲求かも知れないですけどね、それと嫉妬心などがよく描写される上に勉強もしないといけない、家族のために日銭も稼がなくてはいけないというのでヒロイン、忙しいな…と

 

ヒロインが美人なのが特徴的かもしれない。男になりすましても女性からモテるし誰からも美しい(でも貧乏)と評価されていてお相手もグイグイ惹かれながらも相手が男だしという懊悩があり、そこは面白みがややあります。

お相手が有力政治家の長男で、美男で誠実でいい人なんですが、どこかミステリアスな部分もあり、スネ毛があります。

 

こういう作品でスネ毛が描写されるのは日本ではあまり見かけないので(西洋では胸毛の描写も多いよね!)脇毛とともに描写されていることに妙に心が沸き立ちました!うひょー!ってな。いまの韓国ドラマだったら男性もスネ毛剃ってるんじゃないかな…あんまり見ないよね。

 

そういう妙ななまなましさとヒロインの肉食のなまなましさが混ざっていて、この作品は対象年齢何歳なんだろう、ラノベじゃないのかな、と首を傾げているんだけど、下巻でセックスするらしいので(なんで知ってるんだろうねえ?)ね!

どちらかと言うと「テンペスト」的ななりすましに近いかもしれないですね。性的にあやうい。でも使命や仕事も大変。

 

戸惑いはあったものの、話自体は面白いし、こうやって頭を整理しながら感想を書いたので下巻が楽しみになってきました。とっとと読もう。

テンペスト面白かったなー。

 

 

2024/04/23 下巻読了

読み残したまま別の作品を読んでいると落ち着かないので、思い立って某喫茶店に1時間くらい引きこもって最後まで読みました。

上巻から変わらずヒロインが女性を捨ててないし生々しさもあるけれど、突き抜ければそれもまた味?本当に生きている人たちのように全員体温があって匂いがあって、よくも悪くも口臭もある笑

 

主要キャラクターの持ち味がそれぞれ活かされていってそれぞれがそれぞれに好意や仲間意識を持つようになるのが全く不自然でないので徐々に胸が熱くなる展開になっていき、クライマックスは手に汗握りました。

最後まで読んでよかったなあ。

韓国ドラマにいそうな卑劣な人達も出てくるんだけど、それぞれに救いというか、和解できる部分もあるのがいい気がする。

ヨンハがジェシンのことが大好きなのはどんな愛情なのかいまいちつかめないけどBL要素もややあるのが面白いかもしれない。しょっちゅう気持ち悪い言うのはどうかと思うけど、10年以上前の作品だしねえ。

 

続編も読みたいし、同じ作家さんの超有名な作品も読みたくなりました。ドラマ化されているんだけど、原作から入りたいかも、このときのために見てなかったまであるかも。

 

ラノベのような手軽さがありながらも、時代設定や歴史的背景、登場人物たちの背景などちゃんと考証されてあるようでしっかりしているんですよね。だからロマンスが濃厚でもそれありきじゃなくて読ませる部分も多い。彼らちゃんと勉強しているし。教養ある人が書いたんだなあと惚れ惚れしました。

 

おお!ホンチョンギの原作も同じ人なんだ!こちらはドラマを見よう、主役のお二人どちらも大好き。ユジョンちゃん可愛いよね…!全話見るならHuluかU-NEXTかFOD。一番お求めやすいのはFODかなー。