orbit

最初に書いておくべきでしたが,
現状,問題なく,怠惰でのんきな生活を送っています.


昨日は,金星と月が,地球から観て近くにあったので
撮ってみました.
満月やハンパに欠けた月齢ではなく,
ペーパームーンというのが,より一層情緒を増していました.


BGMには,“月” 花*花 (アルバム:“11songs”収録)を,お願いします.
11songs は,“月”の次の曲,“空の青”とのつながりもまた
大変秀逸でございますので,通しで聞きたいところ.


アルバムは,通しで1作品です.シャッフル厳禁.





【作成中】


軌道が異なっているならば,
いくら急いで,いくら待って,
その結果,たとえ,ふたたび出逢えたとして,
すぐにまた,遠ざかってしまうんですよ.

2010/05/16 19:44:44
Canon IXY DIGITAL 930IS
4000 x 2248 pixel
焦点距離: 125mm(ライカ版換算)
シャッタースピード: 1.0s
f/5.9
ISO 200
手持ち
フルサイズは,hatena fotolifeに.


記憶色にレタッチ済み.(トーンカーブ修正のみ)
Image Stabilizerに助けられていますが,
この程度の手ぶれで押さえられる程度には,
アル中は抜けてます.


【追記】
記憶に依ると,缶ビール一本飲んでから,
親の運転で母方の実家に遊びに行った時の写真でした.
アルコールの手ぶれ防止効果は絶大ですね.

“究”

このことを,書いていて,ふと思い出して,書き留めておきたかった.


たぶん,高校時代.
漢和辞典か,なにか,漢字の本を眺めていたときの記憶が鮮明に残っている.
研究の“究”という漢字には,“極める”という言葉の意味があり,
それは,“終わること” と,書いてあった.


研究することは,“終わり”を目指すこと,なのか?
研究職として,私がやってきたことは,終わりへ向かって,突き進む行為だったのか?

わたしと,"Flowers for Algernon"


わたしが,“まごころを君に”に出会ったのは,
当時聴いていた,NHKのFM番組“青春アドベンチャー”だったとおもう.
番組名が,中二病真っ盛りの当時としてもイタイタイトルだったが,作りはガチンコです.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%81%AB%E8%8A%B1%E6%9D%9F%E3%82%92#.E6.98.A0.E7.94.BB
jp Wkipedaでは,決定版的とまでかかれている.
当時の未熟な私の感性・知性では,その全部を感じることは出来なかっただろうが,
音声のみで伝えられた,1日15分の枠が,いまでも,いとおしく感じる.
BANANA FISHにもここで出会った,“私は真吾”が一番好きですが)

アルジャーノンに花束を


そして,わたしは,どうしようもなく手がつけられなくなるまですすみ,
大きくつまずき,会社を休職した挙げ句,閉鎖病棟に入院するに至った.


そこで,私の思考はこれ以上なく クリアで先鋭になった.
多くのことに,気がついた.
そのほとんどは,この日記に書いてきた.


書くことで,より一層,思考が整理され,視界がクリアになり
頭の回転速度が上がっていった.


そして至った結論は,

今までの私として,今までと同じものを求めることは不可能


求めるものを変えるか,自分を変えるか,
どちらかを変えなければ,私(望む世界)は,成立しない.


自分が,Dead end(袋小路)に居ることは,もうわかってるんです.


母には,そう伝えた.
事実そうなのだ.
もうそのことは,わかっているが,次の一手を打てないで居る.


次の一手は,容易ではない.
自分自身を変えるか,自分の欲するものを変えるか.




入院しているという事実は重く,目を背けようがなかった.
突きつけられた事実に,私は目を背けることなく向き合えた.
あの入院は,価値があった.ただし,常人にはお勧めしない.
でも,安易に新新興宗教に手を出すよりは,やすくて安全.
(今日,カードの引き落とし警告がきた.約9万円/16days)



Flowers for Algernon


アルジャーノンに花束を”では,
主人公のチャーリーは,脳外科手術によって,特異な思考能力を持つようになり,
自身のこれまでを理解する一方で,感情と知性とのバランスで苦しむ.
さらに,自身と同じ手術を先に受けたアルジャーノンの異変により,
手術自体の欠陥を自ら発見し,その対処方法を研究する.
知的能力を失い,退行することを,食い止めることが出来ないという,結論に至る.
(私は,映画を,そう解釈した“『まごころを君に』(原題"Charly")、アメリカ、1968年”)


私を,チャーリーと重ねるのは,あまりにチャーリーに失礼だ.
ただ,他人にこの心境を説明しようと思ったときに,ふと浮かんで,
ほかに比べて,適切だと感じた.


そして,チャーリーと私との違いは,大きい.私は,大きく恵まれている.

  • チャーリー:不可逆な脳外科手術を受けており,天才となった自身も認めるように退行を防ぐことが出来ない
  • 私:人格に起因するもの,人格,もしくは,求めるものを変えることが出来るのであれば,この先へも,進むことが出来るかもしれない


この先,私がどうなるかは,相当希少な,この日記の読者と,関係者が
自身の目で観ることが出来るでしょう.
一つの,娯楽的観察対象としても,今後もごひいきに.

読売新聞 2010.04.13 Thu 全国1面 “編集手記”

引用ここから:

編集手記


「鐵」という字を分解す
れば<金の王なる哉>。
「鉄」は<金を失う>。
金運に恵まれる「鐵造」
さんが「鉄造」さんでは
気の毒だ。よって<余は
漢字規制に反対である>◆井上
ひさしさんの長編小説『吉里吉
里人』(新潮文庫)で主人公の
三文小説家が力説する。漢字2
文字の対比の妙と、気取った口調
に思わず頬のゆるむ場面だが、
笑った後の胸には知らぬ間に
"宿題"がおかれている◆日本
語論に限らず、政治、経済、世
相、歴史――何を描いても徹頭
徹尾、読者サービスに努める井
上文学は、面白く楽しい。「あ
なた、どう思います?」という
宿題に気づくのはいつも,笑い
疲れたあとである◆かつて語っ
たことがある。「人間の愚かさ
が誰かに注意されて改まるなら
ば、悲しみや怒りではなく、笑
いによって注意を下されるべき
ではないだろうか」と。井上さ
んが75歳でなくなった。人間と
いうかなしさ、おかしい存在が
織りなす笑い、その笑いによる
世直しが『ひょっこりひょうた
ん島』以来の、生涯を貫く創作
哲学であったろう◆訃報ととも
に部屋の照明がほんの少し落ち
た、そんな錯覚の中にいる。

:引用ここまで
読売新聞 2010.04.13 全国1面 “編集手記” より,
“編集手記”全文,句読点,改行位置そのまま.




母は,私に,

親だからいう,ぜひ読んでほしい記事がある

と.


彼女にとっては,イチかバチかの想いだっただろう.

討論

その記事の解釈を巡って,
立ち話ではあったが,議論が生じる.


彼女(実母)は,私に,生き方を少し変えてみてはどうか,
考え方の幅を広げてみてはどうかと,提案してくれた.


実際のところは,“結婚しろ”プレッシャーの強化版でしかないのだが.
まだ,それくらいしか,彼女は求めていなかったのだ.


が,しかし,未だ変化していない価値基準と,アルゴリズムの私には

  • おまえの人格はおかしい

と,聞こえる.
“読ませたい記事がある”を聞いた瞬間に,自動的に変換されたよ.
そう聞こえました.ごめんなさい.


そして,とくとくと,

  • おまえは,これ以上ないくらいに愛されて育った
  • ポンと大きくなったと思うな
  • 他人に出会って人格は変わる
  • 特に子供は大きく変えてくれる
  • 愛された分は,返さなければならない

と,ありがたい,お言葉をいただけた.



そこは我々(私)が,2ヶ月(or 1余年)前に通った道だ!


私が,自分の内面に対して,興味を示したのは,いつ頃だっただろうか.




中学・高校の頃には,

  • 私の中には,悪魔が住んでいて,子供を残してはならない

と,自然と確信していた.
これは,異常に感じるかもしれないが,事実.
このことは,機会あって,母に話すことがあり,話してある.
その点が,ずいぶん心に重くのしかかっているのだろう.


また,自分自身が人付き合いが極めて苦手であることが,客観的に観測できるようになり
自分の周りから,人が自然と去っていくのは,私に問題があると,
中〜高校生になって初めて気がついた.
いわゆる,“手遅れ”という状況に陥っていることに気がついたのも,その頃.




(小学校などで,いわゆるイジラレ役として,笑いをとってでも,
自分のポジションを確保してきた人間が居たことに気がついたのは,そのもっと後だった.)




そして,私は,誰か,私の価値観を大きく変えてくれる人に出会い,
変化するんだ(それ以外に変化は訪れない),と,ほぼ確信的に,信じていた.


つまり,自分自身の力で,自分を変える努力を,その程度の年代で放棄してしまった.
もしくは,自分のできあがってしまった人格を変えることは,
もはや,自分自身の力では出来ないと,なぜだか,知ってしまったのかもしれない.




そして,私は自分の人格(性格)をすくすくと育成させてくれるような
単科大学に進学し,培養地のようなシャーレの上で,そのまま突き進むように
人格を形成していった.


より攻撃的に・鋭利に,

  • 気の合わない他人をの気を済ませてしまう位ならば,自分の側に失うものがあったとしても,相手も不幸にしてやる

と,思うくらいに.

Flowers for Algernon

自分のことを,不幸だと思っている人間は,
もう正直,どうしようもない・手がつけられないと思っている(いまでも).


いままで,自分のことを出来る限り不幸だとは思わないようにしてきた.
“幸せになりたい”と,心の中でつぶやくことで,代替えしてきただけだが.


それでも,今日は少し,自分のことがかわいそうになってきた.

宣戦布告

重い腰を上げて,電話をした.
やり残しは良くないし,約束は守る.

ピノキオ逃げんなよ

とまで,伝言して出てきて,
こちらから,逃げるわけにはいかない.絶対に.
10年以上ぶりに連絡をした,元看護大教授にも,
「バカは相手にするな,その力を別のところで活用しろ」
と,指導していただいたが,ここは,逝くところ.


場所は,

  • 2F 精神・神経科外来 外待合いにて,待つように

とのこと.


正看護師長,主治医,ピノキオが相手してくれるらしい.
よく逃げないでくれたものだ.