05

■スタジオに入って1週間。連日の一日稽古でややくたびれた。疲れるとものごとを合理的に解決しようとしはじめるからだめだ。硬い生真面目さに居心地のよさを感じるようになったりしてだめ。それはおもしろくない。今日は家で寝た。

■これまで再演のときは新作並みに書き直していたが、今回はもっと原型を尖らせていく方法だ。初めてやる作業。最近は物語の公式の面白さで遊んでいたけれど、わるくちは手に負えないカオス作品なので、ただ公式をあてはめたりベタに裏切っても面白くはならない。

■数や文字の認識方法って人によって全然違うのはあたりまえなんだけど、最近、思ってた以上多様性あるってことを思い知った。なにこの世界、誰がつくったの、っていうくらい。

04

■青山のスタジオに入って稽古。今日は男性編の稽古だった。こっちのチームは案の定部活ノリになりつつある。円形の空間のことを数日考えていたけど、まあ、方法はみえたのではないだろうか。気のせいかもしれないが。小さめの小屋でコンセンサスのとれた俳優と芝居を練り上げてくっていうのは、小劇場ならではの贅沢だ。もろもろ世知辛い事情が顔を出してくるから、拡大路線を引き返せなくなるわけだが。せめてプロセス重視でいたいもの。

■作品は、意図するまでもなく2編別様の作品に生長しつつあり。

■「ニッポンの思想」読了。

■稽古場に導入されたアマダナのSALが相当便利だ。帰りの電車で録画した今日の稽古をみたりする。

03

■昨日は井の庄というラーメン屋の支店が近くにできたので食べにいった。ラーメンとは毒を食らう快楽、死に触れる行為だとは思うが、あまりのオイリーさに体がやられ、朝になっても具合が悪い。悪い夢まで見た。自らの性器を切り落とし、ビーカーに入れてプールの集まりにむかう俺。誰かに言われたから切り落とした性器だが、「多分もうくっつかないよなあ、まずいなあ」っていまさら気付くところで目が覚めてほっとした。

オバQ入手。初期のQ太郎の不細工さといったらない。不気味ですらある。幽霊なのだからむしろ正解なのだろうが。話の方は、オバQに想像していたより特殊能力があり、無能かつ大食のマイナス査定キャラがいかにストーリー上の問題を解決していくのかという当初の興味は裏切られた。クツにしか化けられないんじゃなかったのか。オバQが完全な分業による合作だったのは知らなかった。へー。

■映画、なんとか初稿を提出。まあ、これから。ずっとほったらかしにしている映像の件、そろそろまずいなあ…。

02

■外は雨。「わるくち」の作業諸々。あと映画の台本。書けば書くほど、メディアの違いをいちいち発見する。メディアごとに向いている表現内容というのがある。一日パソコンの前にいる。来週の月曜に全集の一巻として発売されるというオバケのQ太郎に過剰な期待を寄せている。劇画オバQ読んだらオリジナルが読みたくなり。

■ベランダにビオトープを作りたい。ボウフラジェネレーターとなろうとも。