ネット上のサービスとして、ブログはほどほどに成功したものだけど、それが最終的なサービスではない

当たり前のことですが。
まぁ、「成功」という言葉をどういう意味で使うか・考えるかにもよるとは思いますが、「利用しているユーザーの数」かな? だいたい、単純にそれだと「検索サービス」がもっとも成功しているわけで。多分ブログ商売の100倍ぐらい、検索サービス提供しているところは儲かってます。
簡単な「自己アピール」の道具として使えた(簡単な、というところが重要)ツールが、アピールするほどの自己を持っていないたいていの人間の「堕日記・駄日記を書き散らすツール」として広まり、素人業者を含む業者の「広告媒体」のツールとして腐海に沈みつつある、と(←今ここ)。アフィリエイトもスパムも、中途半端に儲かるから、それ目的のユーザーがどんどん増えてたり。ということで、ブログは終わりです。はいはい終わり終わり。エロや邪悪な商売(違法ドラッグ販売とか)には規制はあるけど、コスメや健康食品販売ブログの規制まではできないわけで。で、そういうの規制すると多分もう、「はてな」みたいに利用者上限の壁がとても低いところになってしまうんでしょうね。
ブログ・サービスは、そのサービス提供のコストは安いけれど(比較の問題として)、すでに「堕日記・駄日記ユーザー」はほとんど利用している状況じゃないのかな。賢者ユーザーの知的薀蓄・刺激日記も含めて。
で、次の展開・企画は、ということになるわけですが。何だろうな。SNSもブログ・ユーザーによる利用で、寿命をほんの少しだけ延命しているような状況だと思うから、何とも言えない。Web2.0とか言ってるけど、お前らみんな本当にそんなにコミュニケートしたがってるのか? 近所や会社の人間、仕事を通して知り合った人間とかのコミュニケーションで十分じゃないの? ミステリーやSFのような趣味の本、ガンプラや鉄道といった趣味の世界について話し合う仲間を欲しがっているあなたに言っておきますが、「話し合う」ということは、相手の話を聞かなければならない、ということなんだぜ。自分の話しかしないお前らオタクにそんなことできるの? 楽しいの? コメントもトラバも受けつけないWeb2.0以前のブログ(みたいなもの)でアジテートしたり、自慢のプラモでも見せてたりしたほうが楽しいんじゃないの?
はてなの人は、Web2.0的世界を楽しむスキルに欠けているユーザーを相手に、大変なような気がします。
(と、あまり調べもせずにこういう抜かりの多いテキストを書くのは楽なのですが、「言及バブル」とか「ヒートアップ」とかいう言葉が頭の中にモワモワするので、週に1回ぐらいにしておきます)
ウェブ・サービスの新しいヒントとしては、「自己アピールをしたい人のために、ブログ以上に敷居が低いサービスを提供する」とか「もう自己アピールしたい人のことは忘れて、求めている情報がどこにあるかがわかるナビ・検索的システムを提供する」とか、本当に何だろうなぁ。もう少し考えてみたいです。